電気シェーバーのトレンドは?
男性の美容意識の高まりを受けて、肌ざわりや美顔性能を売りにした電気シェーバーが増えています。
本記事では、安いエントリーモデルの電気シェーバーの人気製品をランキング化しました。
電気シェーバーの選び方は?
電気シェーバーのおすすめランキングを紹介する前に、電気シェーバーの選び方をご紹介します。
選び方1:ヒゲの質に要注意
まずは、自分のヒゲの毛質を知りましょう。ある程度伸ばしたとき、渦を巻くように伸びる人は「くせ毛」タイプ。太く真っすぐ伸びる人は「直毛」タイプです。
シェーバーには得意とする毛質があります。日本人に多いのは「直毛」タイプです。
くせ毛
くせ毛だと柔らかいので外刃で巻き取って押さえ込み、稲穂を刈る要領で剃る機構が最適です。おすすめは回転式になります。
▼薄めの癖ヒゲの方におすすめ
フィリップス
X5012/05
▼太い癖ヒゲの方におすすめ
フィリップス
S9697/31
直毛
直毛だと太く硬いので、自立します。しっかり外刃の穴に入ればハサミの要領で切り取れます。おすすめは往復式になります。
選び方2:肌の質にも気をつける
アレルギー体質や、敏感肌で肌荒れしやすい人、電気シェーバーを当てるとカミソリ負けをしてすぐに肌が赤くなってしまう人は、駆動方式が回転式のものを使ってみるのもひとつの手です。
▼肌が弱い方におすすめ
フィリップス
S7000シリーズ S7786/54
肌に触れる面積が狭く、さらに構造上、本体を回しながら剃るため、手の力が少し弱くなり、肌にやさしく剃れます。
ただ、キレイに剃るのには慣れが必要。最初はかなり疲れます。
選び方3:刃の枚数にこだわる
単純に刃の枚数が多ければ多いほど、剃り味も深剃り力も上昇していく傾向にあります。ヒゲが硬くて濃い人は、まずは刃の枚数で選択肢を絞りましょう。
ただし、刃が増えればそれだけ価格も高くなります。
選び方4:風呂剃りもできると◎
電気シェーバーは、乾いたヒゲを剃るのが得意ですが、風呂剃りモードを搭載した機種が増えています。朝のシャワーと一緒にヒゲを剃れて時短に繋がります。
電気シェーバーの比較方法は?
検証は、まず男性美容研究家の藤村さんと製品を触りつつ剃り心地や持ちやすさを評価。次に、人工毛を剃って剃り味や剃り速度を数値化しつつ静音性も計測しました。
最後に、編集部が機能を採点してランキングにしています。製品それぞれの特長を分析し、どのようなタイプの人に合うかを検討しました。
それでは、発表します!
【低価格帯】電気シェーバーのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、電気シェーバーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||||
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フィリップスX5012/05
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パナソニックラムダッシュ 3枚刃
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ブラウン密着シリーズ5 充電式シェーバー
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日立RMH-F470B
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【1位】フィリップス「X5012/05」
- フィリップスX5012/05
- 実勢価格: ¥10,562〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥12,850〜
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- 深剃り
- 剃り味
- 肌当たり
- キワ剃り
- 持ちやすさ
- 静音性
- 替刃コスパ
- 本体コスパ
- 使い勝手(充電)
- 使い勝手(重さ)
- 剃り速度
2023年2月に発売されたフィリップスの新たなエントリーモデル、フィリップス(Philips)「X5012/05」が、見事A評価でベストバイに選ばれました。
「グラデーションのカラーリングは他にはなく、インテリアともなじんで、オシャレでいい」と識者の藤村さんもお気に入りです。
薄めの癖ヒゲの方におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 超なめらかな肌当たり
- 細い本体が持ちやすい
- 替え刃コスパも優秀
- がっかりポイント
-
- 剃り味はやや惜しい
- 幅
- 60mm(約)
- 奥行
- 60mm(約)
- 高さ
- 170mm(約)
- 重量
- 161g(約)
- タイプ
- 回転刃
- 駆動
- 回転式
- 洗浄器
- -
- 水洗い
- ◯
- お風呂
- ◯
- 型番
- X5012/05
カラーリングが独特で所有欲が満たされます!
お洒落な見た目の筐体に見事な剃り味の刃を搭載
検証では、性能も折り紙付きだと証明されました。まずは何といってもコスパの高さ。
1万円代前半の価格ながら、使用時の肌当たりがとても滑らかで、同社の上位機種であるS7000シリーズ並に気持ちのいいシェービングを楽しめるためおすすめです。
替え刃も4000円代で購入できて2年間保つなど、トップクラスのコスパです。
日本人に多い直毛に少し合いにくい回転式なので、深剃りでは少し点数が伸び悩みましたが、日常的に剃るならコレで十分。
ヘアカーラーを使っての剃り味テストではあまりいい成績は出なかったものの、実使用ではそこそこキレイに剃れており、本モデルのほうが剃れるという人もいそうです。
ただ、どうしても剃りきれない部分が気になるならばT字カミソリと併用しましょう。
肌をいたわってヒゲ剃りをすませたい人へ
外刃周りの加工による肌当たりの柔らかさは上位機種に匹敵します。
刃の間の溝は、ヒゲをひっかける機構。形状が単純で、クセが強いヒゲは厳しいです。
キワ剃り
フィリップスの上位機種と異なり、キワ剃りはアタッチメントを付け替えて対応することになります。
キワが気になったときにパッとカットはできませんが、しっかりと付属しているのはさすがです。キワやもみあげを剃るのに最適です。
ヒゲと違い、キワを整えるのは、気になりはじめたときで十分なので、これでもOKです!
深剃り
点数だけを見ると深剃りは平均点クラスですが、実際に使ってみたところ、一部剃り残しはあったものの、日常的には十分なレベルで剃れました。パワフルな剃り味で深剃りも可能です。
使い勝手
自立するデザインになったことで、コンパクトな洗面台に置いておいても邪魔になりません。
かなり安定して自立するので、洗面台が狭いアパートや清潔感が気になる人におすすめです。
持ちやすさ
回転式は手首を回しながら剃る必要があるため、握って手に力が入りがちです。しかしこの細いグリップなら、手にしっかり収まるので無理な力を入れずに自然に握れます。
薄めのクセヒゲの人におすすめの理由
肌に直接触れる天面部には、1平方cmあたり最大10万個のマイクロビーズでコーティングされており、肌との接地面積を抑えて、摩擦を軽減しているとのこと。
実際に使用した際の肌当たりはかなり柔らかく、肌荒れしやすい人も抵抗を感じずに使用できそうです。上位機種に近い天面でマイクロビーズの肌当たりは痛みがありませんでした。
もし痛ければ、自分でゆっくり回すなど当たり具合の調節もしやすいです。
【2位】パナソニック「ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT8B」
- パナソニックラムダッシュ 3枚刃
- 実勢価格: ¥23,000〜
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- 深剃り
- 剃り味
- 肌当たり
- キワ剃り
- 持ちやすさ
- 静音性
- 替刃コスパ
- 本体コスパ
- 使い勝手(充電)
- 使い勝手(重さ)
- 剃り速度
低価格帯の電気シェーバーでおすすめランキング第2位は、A評価のパナソニック(Panasonic)「ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT8B」でした。
電気シェーバーに求められる性能を過不足なく搭載し、深剃り性能で高い評価を受けた一台です。
シェーバー初心者の方におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 根元からスパッと剃れる
- 替え刃が安くコスパ抜群
- 上下左右に動くヘッド
- がっかりポイント
-
- 沈み込みが少しかたい
- 幅
- 72mm
- 奥行
- 52mm
- 高さ
- 168mm
- 重量
- 185g(約)
- タイプ
- 3枚刃
- 駆動
- 往復式
- 洗浄器
- ○
- 水洗い
- ○
- お風呂
- ○
- 型番
- ES-LT8B
ヒゲの剃り心地は抜群!機能性も高くて大満足
同社の上位機種モデルと同じようなヘッドの可動域で、顔の凹凸にフィットし、伸びたヒゲをしっかり処理してくれます。
持ちやすさも良好で「グリップが細すぎないので、かえってそれがシェービング時に動かしやすい」と、男性美容研究家の藤村さんも絶賛しました。
ヘッドが柔軟に動くため、剃り残しへの対処も簡単。もしヘッドが動きすぎて狙った箇所に押し当てられないときは、ヘッドのロック機能を使えばしっかりと当てられます。
ただし、刃の沈み込みが弱く肌当たりが強いので、敏感肌の人は気になるかもしれません。
剃り味
前後の深剃り刃で根元からヒゲを処理し、中央のトリマー刃で、ヒゲを処理しやすい短さにカットします。
▼パナソニック「ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT8B」
▼日立「RMH-F470B」
剃り味は素晴らしく、さすが。ウィッグ用のカーラーで硬い人工毛を剃る検証を行った際にも、根元からスッパリ鋭利にカットできました。カミソリに近い剃り心地でおすすめです。
肌当たり
刃の沈み込みに関しては、硬いバネを押している感覚があり反発を感じます。バネは上位機種より貧弱かもしれません。
押しつける感覚があり、肌弱な人は抵抗がありそう……。
上下左右に稼働するヘッドで速剃り達成!
左右だけでなく上下にも可動するヘッドを搭載。アゴ下などの曲面にも、最適な角度でヒゲにアプロ―チできます。
シェーバー初心者におすすめの理由
刃の枚数が3枚と少ないため、上位モデルより深剃り性能は劣るものの、グリップの握りやすさ、剃り心地のよさ、ヘッドの可動域の広さと、高い性能でした。
替え刃も約4000円で2年使えるなど、ランニングコストも抜群。
洗浄機や掃除用ブラシなど付属品も充実し、ミドル並みの機能で初めての電気シェーバーにおすすめです。
【3位】ブラウン「密着シリーズ5 充電式シェーバー」
- ブラウン密着シリーズ5 充電式シェーバー
- 実勢価格: ¥7,980〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥8,500〜
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- 深剃り
- 剃り味
- 肌当たり
- キワ剃り
- 持ちやすさ
- 静音性
- 替刃コスパ
- 本体コスパ
- 使い勝手(充電)
- 使い勝手(重さ)
- 剃り速度
低価格帯の電気シェーバーでおすすめランキング第3位は、A評価のブラウン(BRAUN)「密着シリーズ5 充電式シェーバー」でした。
2022年に登場したBRAUNのシリーズ5の入門機にあたるモデルです。1万円を切る価格の安さが魅力ですが、検証の結果かなりの高性能を秘めていると判明しました。
中高生におすすめの一台です。
- おすすめポイント
-
- 価格以上の深剃り性能
- 短時間で剃れる
- 圧倒的な安さ
- がっかりポイント
-
- ヘッド固定で肌当たりイマイチ
- 幅
- 64mm
- 奥行
- 51mm
- 高さ
- 166mm
- 重量
- 173g
- タイプ
- 3枚刃
- 駆動
- 往復式
- 洗浄器
- 水洗い
- ○
- お風呂
- ○
- 型番
- 51-W1200s
コスパ最強で手に入る機能性能抜群のブラウン
特筆すべきは、素早く剃れるパワフルさ。本製品の刃は、網刃の面積がかなり広くなっているため、短時間でも効率よく剃れるのです。
モーターもかなりパワフルなので、ある程度雑に剃っても対応できます。
今回の検証ではクセ毛のヘアカーラーで剃る速度の検証を行ったため、剃り時間がかかっていますが、ヒゲが硬く直毛の人なら十分剃り切れるはず。
ヘッドが固定なので肌当たりはイマイチですが、とにかく素早く、しかししっかりヒゲを剃りたい人にはおすすめです。
剃り味
※写真右側:ブラウン「51-W1200s」、写真左側パナソニック「ES-LT8B」
網刃面積は検証したエントリーモデル中最大。他機種の外刃と比較すると、面積が圧倒的に広いことがわかります。
この面積の広さにより、効率よく、短時間でヒゲを剃ることができます。もちろん、深剃り性能も十分。
また、トリマー刃が複雑な形状でヒゲをキャッチしやすいです。
肌当たり
ヘッドはグリップと一体型となっており、上下どころか左右にも稼働しないため自分で顔を手を動かしましょう。
顔の凹凸に刃が追従しないので、押さえつけながら剃ります。肌が弱い人は注意です。
肌が弱い人はなるべく押さえつけず剃りたいところです。
T字カミソリ感覚で持ちやすい形状
背面の凸部が他製品より大きいです。これにより、T字カミソリのような鉛筆持ちで、顎下も剃りやすいんです。
中高生におすすめの理由
まず目が行くのはその価格。これまでの検証で1万円以下の電気シェーバーとなると、どうしても一段劣るイメージがありましたが、本製品はそのシェービング性能において上位機種と互角の成績でした。
予算が少なく、あまり時間をかけずに思いっきり剃り上げたい学生にはピッタリのおすすめモデルです。
防水加工で水洗い可能なため、お手入れもラクにできます。
【4位】日立「RMH-F470B」
- 日立RMH-F470B
- 実勢価格: ¥8,759〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥8,759〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥8,880〜
- 深剃り
- 剃り味
- 肌当たり
- キワ剃り
- 持ちやすさ
- 静音性
- 替刃コスパ
- 本体コスパ
- 使い勝手(充電)
- 使い勝手(重さ)
- 剃り速度
低価格帯の電気シェーバーでおすすめランキング第4位は、B評価の日立(HITACHI)「RMH-F470B」です。
モーターのパワーが強力で、短時間で剃り終わります。ただ、ヒゲを引きちぎる感覚がありました。
- 型番
- RMH-F470B
T字カミソリと電気シェーバーの違いは?
T字カミソリと電気シェーバーはそれぞれに一長一短があるので、理想は2つの併用。
平日はT字カミソリと電気シェーバーを交互に使い、ヒゲを整え、休日はヒゲを剃らず肌を休める日にするといいでしょう。
ここでは、それぞれのメリットやデメリットを紹介します。
T字カミソリ
- ◯:深剃りしやすい
- ◯:細かく剃りやすい
- ×:肌当たりがキツめ
- ×:ドライ剃りは無理
電気シェーバー
- ◯:ドライ剃り可能
- ◯:肌当たりはやさしめ
- ×:剃り残しが出やすい
- ×:価格は高め
電気シェーバーの人気メーカーは?
電気シェーバーには、シェア世界一の「フィリップス」、昭和世代にはモーニングリポートでおなじみの「ブラウン」、幅広いラインナップを誇る「パナソニック」という3大メーカーがあります。
自分にとって最高の1本を選ぶためにも、それぞれのメーカーの特徴も抑えておきましょう。
【フィリップス】言わずと知れた世界シェアNo.1
3大メーカー中、唯一の回転式を採用しているフィリップス。肌のうえを回転させるという独特の剃りかたは独特ですが、肌に優しくハマれば手放せなくなります。
【ヘッドのタイプ:回転式】3つの刃を備える回転式/180°回転するヘッド/肌に優しくヒリヒリしにくい
【ブラウン】道具としての美しさをもつシンプルなデザイン
ドイツメーカーらしい質実剛健さと、美しいデザインが所有する満足感を与えてくれるブラウン。網刃のなめらかさは圧倒的で、深剃りもしっかりできます。
【ヘッドのタイプ:往復式】美しいドイツの工業デザイン/さわればわかるなめらかな網刃/洗浄機はアルコールを使用
【パナソニック】扱いやすく深剃りもしやすい
実用に振った造りで、実際に使ってみるとすきがないと感じられるのがパナソニックです。深剃りに強く、内刃と外刃を個別に交換できるリーズナブルさは魅力的です。
【ヘッドのタイプ:往復式】圧倒的な深剃りを実現/見た目に反して柔軟なヘッド/内刃と外刃を別に交換可能
まとめ:どれを買っても後悔しにくい!
以上、電気シェーバーのおすすめランキングでした。いかがでしたか?
低価格帯の1位は、1万円台でありながら上位モデルとそん色のない肌当たりを実現したフィリップス(Philips)「X5012/05」でした。
結果、A評価以上は各製品、性能が向上していてどれを買っても後悔しにくいでしょう。
今回のランキングを参考に、ぜひ気持ちよく剃れる1台を見つけてみてくださいね。
電気シェーバーの売れ筋ランキングもチェック!
電気シェーバーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
自身のヒゲの毛質は、土日のお休みに伸ばして確認してみましょう。