スマートフォンスマートスピーカー。Amazon vs グーグル、どっちを選ぶ?

スマートスピーカー。Amazon vs グーグル、どっちを選ぶ? スマートスピーカーおすすめ イメージ

話しかけると音声アシスタントが天気を教えてくれたり、音楽の再生や調べ物ができる「スマートスピーカー」。また、同一のネットワークに接続されているスマート家電の操作ち管理も集約する役割もあります。

数ある「スマートスピーカー」の中でも人気なのが、ディスプレイ付きモデル。音声操作に加えタッチ操作も可能なので使い勝手がかなり優れています。

そんなディスプレイ付きスマートスピーカーにAmazon「Echo Show 8 (第3世代)」が登場。

今回、雑誌『家電批評』ではプロと一緒に、ディスプレイ付きスマートスピーカーの定番モデル、Google「Nest Hub (第2世代)」と使い比べて気になる実力を徹底比較テストしました!

ディスプレイ付きの利点は?

ディスプレイ付きの利点は? スマートスピーカーおすすめ イメージ

音だけではなく画面でも情報を確認できるので、聞き逃しなどがなく便利。動画視聴を目的に購入する人もいます。

スマートフォンスマートスピーカーの比較方法は?

チェック1:音質

音楽や動画の視聴を想定して、プロが音質を評価しました。

チェック2:機能性

基本性能や独自機能、対応サービス数などを比較しました。

チェック3:使い勝手

音声アシスタントの賢さや、問いかけに対する反応のよさを確認しました。

スマートフォンAmazon「Echo Show 8(第3世代)」の実力は?

A評価Amazon「Echo Show 8(第3世代)」

  • AmazonEcho Show 8(第3世代)
  • 実勢価格: ¥22,480

総合評価: 4.20

 
音質
 2.50
機能性
 4.50
賢さ
 5.00
反応
 4.00
設定のしやすさ
 5.00

スピーカー単体なら「Echo Show 8」が便利!

今回の検証では、世代が新しくなったことにより以前よりも賢くなったAmazon「Echo Show 8(第3世代)」が、機能性や使い勝手で一歩リードする結果となりました。

また、初期設定においてもAmazon「Echo Show 8(第3世代)」のほうが簡単でわかりやすく、いちいちスマホアプリと連携させなければならないGoogle「Nest Hub(第2世代)」は、あまり初心者向きではありません。

これからスマートスピーカーを使ってみようという人にはAmazon「Echo Show 8(第3世代)」がおすすめです。

しかし、これはあくまでもスピーカー単体で使用したときの話です。他の家電と連携させることも想定した場合、イチからネットワークを構築する人にはAmazon「Echo Show 8(第3世代)」が向いています。

ですが、すでにグーグルホームでスマート家電のネットワークを構築しているという人にはGoogle「Nest Hub(第2世代)」も十分おすすめできる製品です。

おすすめポイント
  1. 音声アシスタントの賢さが向上
がっかりポイント
  1. 空間オーディオの迫力はイマイチ
200mm
奥行
106mm
高さ
139mm
重量
1034g
ディスプレイ
8インチ
画面解像度
1280×800
型番
53-032667

ディスプレイ

ディスプレイ スマートスピーカーおすすめ イメージ

タッチディスプレイの反応は良好。ページの切り替えもサッと行えて、誤操作もありません。

空間オーディオ

空間オーディオ スマートスピーカーおすすめ イメージ

立体的に音が聞こえる、空間オーディオに対応。対応音源をより迫力のあるサウンドで鑑賞できます。

スマートフォンGoogleでネットワーク構築をしているならこちらもおすすめ

B評価Google「Nest Hub(第2世代)」

  • GoogleNest Hub(第2世代)
  • 実勢価格: ¥11,000

総合評価: 3.32

 
音質
 2.10
機能性
 4.00
賢さ
 3.50
反応
 4.00
設定のしやすさ
 3.00

睡眠中の動きと音を検知できる

Amazon「Echo Show 8 (第3世代)」と比べると、初期設定などで手こずる部分はありますが、Googleで家電のネットワークを構築しているのであればGoogle「Nest Hub(第2世代)」も十分おすすめできます。

おすすめポイント
  1. 呼びかけた言葉を文字で表示してくれる
がっかりポイント
  1. 音声アシスタントの賢さはそこそこ
177.4mm(約)
奥行
69.5mm(約)
高さ
120.4mm(約)
重量
558g(約)
ディスプレイ
7インチ
画面解像度
1024×600
型番
GOOGLE NEST HUB 2ND GENERATION

ディスプレイ

ディスプレイ スマートスピーカーおすすめ イメージ

タッチディスプレイの反応は悪くないのですが、Amazon「Echo Show 8 (第3世代)」と比べるとやや反応が遅いかも? と感じることも。

睡眠検知

睡眠検知 スマートスピーカーおすすめ イメージ

睡眠中の動きと音を検知して、睡眠の質を分析。活動量計のように就寝時に身につけなくていいので煩わしくありません。

スマートフォン“できること”はほぼ同じでも細かな差が各所にありました

チェック1:音質

スピーカーとしては正直“そこそこ”です

スピーカーとしては正直“そこそこ”です スマートスピーカーおすすめ イメージ

空間オーディオに対応している、Amazon「Echo Show 8 (第3世代)」のほうが総合的な評価は高い結果となりました。しかし、スピーカーとしての音質は音楽鑑賞などを想定すると、両者ともやや物足りないレベルです。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

Amazon「Echo Show 8 (第3世代)」のほうがレンジが広く解像度も高いですが、中低音が過多でバランスがとれないのが残念です。

チェック2:機能性

Amazon「Echo Show 8(第3世代)」は機能を追加しやすい

Amazon「Echo Show 8(第3世代)」は機能を追加しやすい スマートスピーカーおすすめ イメージ

上の表のように、両製品の基本的な性能はほぼ変わりません。しかし、Echo Show 8はスキル(アプリ)をあとから追加して、機能を拡充できます。

山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

Google「Nest Hub (第2世代)」の睡眠モニターは、置き場所を調整するのが面倒です。

チェック3:使い勝手

「AIの賢さ」ではAmazon「Echo Show 8 (第3世代)」が一歩リード!

賢さ
賢さ スマートスピーカーおすすめ イメージ
賢さ スマートスピーカーおすすめ イメージ2

台風7号が通過した翌日に「台風どうなった?」と、あえて雑に呼びかけてみました。Amazon「Echo Show 8 (第3世代)」はしっかりと台風7号のことであると理解して情報を教えてくれたのに対し、Google「Nest Hub (第2世代)」は質問自体を認識できませんでした。

反応
反応 スマートスピーカーおすすめ イメージ
反応 スマートスピーカーおすすめ イメージ2

両製品とも呼びかけに対する反応は良好で、小声でも起動ワードを聞き取ってくれます。Google「Nest Hub (第2世代)」は画面左上に呼びかけた言葉を文字で表示してくれるので、正確に聞き取ってもらえているか把握しやすいのが便利でした。

スマートフォンスピーカー単体ならAmazon「Echo Show 8」が便利!

以上、Amazon「Echo Show 8(第3世代)」vs Google「Nest Hub(第2世代)」のスマートスピーカー比較でした。機能を見てお気に入りを選んでください。

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