日帰りで楽しむなら公園キャンプがおすすめ
泊まりでキャンプやバーベキューをするには時間がとれない、ちょっとハードルが高い、そんなときは公園キャンプがおすすめです。
自宅から30分も移動しないような近場でも、芝生や木がたくさんある公園ならOK。いろいろと準備が大変なキャンプよりも、ラクにアウトドアを満喫できます。
デイキャンプの5大快適ツールは?
そこで準備したいのが、公園キャンプを快適にするアイテムです。
公園キャンプの基本アイテム
1:日よけテント
アウトドア気分を盛り上げるのが、屋根のあるアイテム。これだけでピクニックと差がつきます。サンシェードやポップアップテントなら簡単に設営できて撤収も簡単。プライベート空間も確保できます。
2:チェア
ゆっくりくつろぐならチェアも必須。もっと手軽にすませたいならテントは省略して、レジャーシートにテーブルとチェアでも十分快適になります。
3:ローテーブル
お弁当や飲み物をちょっと置ける、折りたたみ式の小さなテーブルがあれば快適度アップ。
4:荷物運びアイテム
駐車場と公園が離れていたり、思いのほか荷物が多くなったりしても、アウトドアワゴンがあれば一度に荷物が運べて重宝。
5:お弁当グッズ
コンビニ弁当でも十分ですが、家で作ったお弁当やスープを温かいまま持っていけるフードポットなどがあると便利。ティータイムに合わせて珈琲や紅茶が飲めるような準備すると気分もよりアガります。
上記のほか、夏は虫よけスプレーや日焼け止めを用意しておくと最後まで快適に過ごせますよ。
日よけテントにはどんなタイプがある?
今回は上記5アイテムのなかの、日よけテントに注目します。
日よけ用のテントには、大きく分けて「ポップアップテント」「折りたたみサンシェード」「組み立てサンシェード」の3つのタイプがあり、それぞれ設営・撤収のしやすさや、適した使用シーンが異なります。
そこでプロといっしょに3タイプを比較し、公園キャンプで使用するのにベストなタイプはどれなのか、各タイプがどんなシーンで活躍するのかを検証してみました。
それでは評価の高かった順に紹介します。
公園キャンプ用の日よけテントのおすすめは?
イーストヒルズ「Instant Shader 標準版 ワンタッチ ビーチテント」
イーストヒルズ
Instant Shader 標準版 ワンタッチ ビーチテント
実勢価格:8999円
※リンク先は色違いの商品ページです
3タイプの比較でもっとも高評価となったのは、折りたたみ式のイーストヒルズ「Instant Shader 標準版 ワンタッチ ビーチテント」です。
3面にメッシュ付きの窓が付いているので、フルクローズしたときでも風通しは良好。内部にポケットが多く、散らかりがちな小物などを整理しておけるのが便利です。
設営:9点
収納袋から取り出し、フレーム上部に付いている紐をギュッと引くだけでラクラク設置。ポップアップタイプよりは力を要するものの、設営スピードは早いです。
快適性:9点
ドーム型なので中は広々。大人2~3人でも息苦しさを感じません。ただしフルクローズ時はフロアシートがウォールとなるため、砂などが内部に入りやすいのが難点です。
堅牢性:8点
フレームが一体型なので堅牢性はかなり高め。多少風に煽られてもビクともしないので安心感があります。とはいえ一体型は、一部が破損してしまうと修復不能になることも。
運搬性:6点
折りたたんで収納できますが、2~3人用モデルともなるとそこそこの大きさに。折りたたみ機構搭載のため、他のタイプよりも重いのが難点でした。
片付け:8点
閉じたフレームに巻き付けて収納するタイプです。サンシェードの頂点部を上下に分割すると、折りたたみ傘のように、シュッと全体がすぼみます。その後は折り畳み傘と同じ要領で、フレームを一段折り、あとはシートをクルクルと巻いていけば完了です。
総合結果:40/50点
▼シーン適正
- 公園 :4.5点
- キャンプ: 4点
- ビーチ :2.5点
- イベント: 3点
混んでいる場所でも周囲の邪魔にならないように設営でき、居住性も高め。若干重量があるものの、公園で使うならこちらの折りたたみ式サンシェードがおすすめです。
WEJOY「簡易テント 公園 2~3人」
WEJOY
簡易テント 公園 2~3人
実勢価格:6600円
次に高評価だったのは、組み立てタイプのWEJOY「簡易テント 公園 2~3人」です。
裏側に銀コーティングが施されたオックスフォード布採用の組み立て式サンシェード。砂除けが付いていて、内部が汚れにくいのもポイントです。
設営:5点
テントのように、シートにフレームを通して組み立てるタイプ。他のタイプに比べ時間がかかるうえ、フレームを取り扱う際に広めのスペースが必要でした。
快適性:8点
張りが強く、壁面が直角近くに立ち上がるので居住性は良好です。このモデルはオープンタイプですが、人目が気になる人はフルクローズタイプを選びましょう。
堅牢性:8点
一般的なソロテントと同じしっかりしたフレーム構造なので、堅牢性は極めて高いです。特にこのモデルは耐風性が高いフォルムなので、風が強い中でも安心して使用できます。
運搬性:9点
組み立て式というと、パーツが多くて荷物が増えるイメージもありますが、実際はどのタイプよりもコンパクトに収納できました。軽くて運びやすいのも魅力です。
片付け:8点
シートからフレームを抜いて、袋に入るサイズにたたむタイプです。抜いたフレームをコンパクトにまとめたら、そこにシートを巻きつければ片付け完了。風が強い場所ではシートが煽られるので、片付けにくいところが難点です。
総合結果:38/50点
▼シーン適正
- 公園 : 4点
- キャンプ: 4点
- ビーチ :2.5点
- イベント:2.5点
公園キャンプでも活躍しますが、設営に広い場所を要するのが難点。堅牢性も快適性も高いので、人が少ない公園で使うなら文句なしです。
タンスのゲン「ENDLESS-BASE テント ワンタッチ 幅200 2-3人用」
タンスのゲン
ENDLESS-BASE テント
ワンタッチ 幅200 2-3人用
実勢価格:6299円
3位になったのはポップアップタイプのタンスのゲン「ENDLESS-BASE テント ワンタッチ 幅200 2-3人用」です。ポップアップテントの基本ともいえるフォルム。フロアシートを出したままでもフルクローズできる仕様です。後方部の窓が大きく、風通しは文句なしでした。
設営:10点
収納袋から取り出し、サッと広げるだけで設置完了という圧倒的なスピード感が魅力。設営に場所をとらないので、混雑した公園でも気軽に使えます。
快適性:6点
大きなメッシュウインドウで風通しは良好。ただしポップアップテントによくある三角形フォルムが、やや狭苦しさを感じることもあり、快適性はやや低くなりました。
堅牢性:4点
風の強い日はフレームがたわむので居住性が低下。ちょっとした圧力で潰れてしまうので安心感も低いです。一応ペグを打てば、安定感はやや増します。
運搬性:7点
薄く収納できるものの、大きさはそこそこのサイズ。徒歩で出かける際は若干荷物になりやすいです。
片付け:7点
サンシェードの頂点部と底部を合わせるように2つ折りに。そのままさらに頂点を内側に押し込むと、自然と円形にまとまります。スムーズに収納するためには、ある程度の慣れが必要です。
総合結果:34/50点
▼シーン適正
- 公園 :3点
- キャンプ:3点
- ビーチ :2点
- イベント:4点
狭い場所でもサッと設営できるので、学校のイベントやフェスなどで使うときは便利。ただし堅牢性が低いので、天候の影響を受けやすいのが難点です。
検証でわかった日よけテントの選び方のポイントは?
今回3タイプの3製品を検証してわかった、日よけテント選びのポイントは以下の2点です。
1:フルクローズできるほうが汎用性が高い
タイプに関係なくチェックしておきたいのが、フルクローズできるかどうか。人目を気にせず着替えなどができたほうが汎用性高くて便利です。
2:夏場に活用するなら
生地チェックは必須
せっかく日よけにテントを使っても日焼けしてしまっては意味なし。暑い季節に使用するなら、生地の遮光性やUVカット率もしっかりチェックしましょう。
ハイモデルにグレードアップするならおすすめ3製品
今回はキャンプをしたことがないビギナーさんにおすすめの日よけテントを紹介しましたが、最近ではキャンプでも活躍できる高性能なサンシェードも増えてきています。より快適性を高めたいのであれば、ハイモデルの購入も考えてみましょう。
それでは、おすすめのハイモデル3製品を紹介します。
ポップアップテントタイプ
コールマン
クイックアップIGシェード
(ネイビー/グレー)
実勢価格:5050円
ポップアップテントタイプのコールマン「クイックアップIGシェード(ネイビー/グレー)」は、防虫効果の高いメッシュ素材を採用したシェード。涼しくなると同時にヘッドスペースが広くなるバイザートップベンチレーションを搭載しているので、息苦しさを感じません。
折りたたみサンシェードタイプ
ロゴス
ソーラーブロック Q-TOP
フルシェード-BA
実勢価格:1万2900円
折りたたみサンシェードのロゴス「ソーラーブロックQ-TOP フルシェード-BA」は、約30秒で組立てられるQ-TOP SYSTEMを採用し、よりラクに素早く組み立てられます。UVカット率99.9%以上、遮光率100%で、夏場の使用にぴったりです。
組み立てサンシェードタイプ
ロゴス
ソーラーブロック
フルパラシェード
実勢価格:9800円
組み立てサンシェードタイプのロゴス「ソーラーブロックフルパラシェード」は、高いUVカット率と遮光性で、明るい昼間でも昼寝がしやすいのが特徴。真夏でも快適に使えます。テントなどにも採用されている魚座型のフレームで、耐風性にも優れています。
以上、公園キャンプにおすすめの日よけテントの比較検証と、グレードアップにおすすめのハイモデル3選でした。使いやすい日よけテントで手軽にアウトドアを楽しんでみてください。
ただし公園によって使用が許可されているものは異なるので、日よけテントを設置していいか事前に公園の公式サイトや、直接問い合わせて確認しておきましょう。
日よけテントの売れ筋ランキングもチェック!
日よけテントのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
使用したいシーンに合った日よけテント選びが大切です!