2021年のベストバイを発表! 「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説
2021年も『家電批評』では大型家電や定番家電のほか、生活を楽にする家電にフォーカスするなど、さまざまな家電をテストしてきました。その中で、編集部が特に「買い」だと思ったおすすめの製品を「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。
大切な人へのギフトに、そしてもちろんこの1年を頑張った自分へのご褒美に。ベストバイだらけの家電カタログを参考にしてみてください!
▼【家電批評 オブ・ザ・イヤー2021】記事はコチラ!
U4000円で十分合格! COUMI「True Wireless Earphones COUMI TWS ANC-860」
COUMI
True Wireless Earphones
COUMI TWS ANC-860
実勢価格:3280円
重量/約6.5g 再生時間/5.5時間(NCオン)、7.5時間(通常) Bluetooth規格/5.1 対応コーデック/SBC、AAC
▼テスト結果
低音域の質: 14.25点/20点
中音域の質: 14.25点/20点
高音域の質: 13.75点/20点
ダイナミクス: 15.0点/20点
装着感: 7.0点/10点
遮音性: 7.5点/10点
合計: 71.75点/100点
COUMI「True Wireless Earphones COUMI TWS ANC-860」は、U4000円でノイキャンに対応したイヤホン。
安いながらノイキャンはしっかり効いて街中や電車の騒音を低減してくれました。音は低音強めで高域がやや物足りませんが、この価格帯であれば十分合格点のバランスでした。本体の外側と内側の両方にマイクを備えたハイブリッドタイプです。
ポイント1:格安なのに地下鉄でも静か!
▼ノイズキャンセリングの検証結果
【街中の騒音:○】
人の声や車の走行音などがする路上でで試聴。騒音が遠ざかって減ったような聞こえ方です。
【地下鉄乗車中の騒音:○】
走行音やアナウンス音がする電車内。アナウンスなど中〜高音域は残りますが走行音は低減できました。
ノイズキャンセリングは音質に少なからず影響を与えることがあります。本機もノイズキャンセリングをONにすると、中低域の余韻が長く、少しだけしつこく感じます。うるさくない場所ではOFF推奨です。
ノイズキャンセルの仕組みは騒音を測定するマイクの配置で「フィードフォワード」方式と「フィードバック」方式に大別されます。
イヤホンの外側にマイクがあるのがフィードフォワード方式、内側にあるのがフィードバック方式で、耳の近くで計測するフィードバック方式のほうが高精度にノイズを減らせます。この両方を併用してより効果的なノイズキャンセリングを目指すのがハイブリッドタイプです。
2020年、U1万円を切って話題になったMPOWはフィードフォワードのみのノイズキャンセリングでしたが、COUMIはMPOWより低価格ながらもっとも複雑なハイブリッドノイズキャンセリングを採用。この点だけでもお買い得です。
ポイント2:格安なのに大健闘!音質も合格点
音にはふくよかさがあり、バランスがいいのでとても聴きやすいイヤホンといえます。
音のバランスは低域寄りですが、いろんな種類の音楽に対応できるサウンドでした。
▼音の表現
音の表現は、丸みを帯びさせた広がりがある音像でした。
COUMI「True Wireless Earphones COUMI TWS ANC-860」のスペックは格安中華製イヤホンとは思えないほど高く、Bluetooth規格も5.1を搭載し、Type-Cの接続で急速充電も可能です。
ケースから出すだけでペアリングモードに移行するので初期設定も簡単。タッチ操作もしやすく、格安とは思えない良好な使い勝手です。
ポイント3:IPX7相当の防水性能
イヤホン本体は雨や汗で濡れても安心な防水仕様です(ただし、ケースは防水非対応)。
イヤーピースは独特の形状。3つのサイズが用意されています。市販のイヤーピースとの互換性がないことへの配慮か各サイズともひと組ずつ予備がありました。
以上、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2021」に選ばれた、COUMIのおすすめ格安ノイキャンワイヤレスイヤホンの紹介でした。U4000円とは驚きのおすすめの高コスパ製品です。
なお、今回紹介したものを含め、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2021」に選出された製品は雑誌『家電批評』 2022年1月号で一気に見ることが可能です。
『家電批評』 2022年1月号
晋遊舎
家電批評
2022年1月号
700円
『家電批評』2022年1月号ではスマートフォンから洗浄便座まで、暮らしのすべてを快適にするベストバイ製品がずらっと並んでいます。ぜひチェックしてみてください!