ヨーグルトで腸から健康に 厳選3製品をご紹介
「腸活」していますか? 腸から健康を見直すということで、ビフィズス菌や乳酸菌が注目されています。ビフィズス菌や乳酸菌は整腸作用や免疫力を高める効果などがあり、それらの菌を手軽に摂取できるとして、ヨーグルトの人気が高まっています。
ヨーグルトはシリアルやフルーツにかけたり、お料理の隠し味に使ったりと大活躍ですが、各メーカーから様々な商品が発売されています。商品ごとに乳酸菌の種類が異なるので、目的に合わせて選びたいですよね。目的を大きく分けると、美肌や便秘改善などの美容効果、免疫力向上や生活習慣病の予防などの健康効果があげられると思います。そこで、「便秘改善」「ウィルス予防」「生活習慣病予防」に効果を絞り、厳選したヨーグルト3製品をご紹介します。
「LB81菌」 整腸作用で便秘にさよなら!
ヨーグルトの定番と言えばこれ、明治ブルガリアヨーグルト。約40年のロングセラー商品です。お味は控えめなコクで、さわやかな印象です。LB81菌が腸内で善玉菌を増し、1日100g以上摂取することで腸内環境を整えるとして、トクホ(特定保健用食品)の表示認可を受けています。さらに、腸のバリアを強くする効果も期待できます。
明治
明治ブルガリアヨーグルト
LB81プレーン
実勢価格:149円/450g
プレーンのほか、フルーツ入りやドリンクタイプなど20種類以上のバリエーションが楽しめます。
「1073R-1株」 風邪を引きやすい人に
免疫力を高める乳酸菌としてお馴染みのR-1。かつては完売続出だったり販売制限されたりしていましたが、現在はヨーグルト売り場の定番ですよね。寒色系のパッケージが多い売り場で、R-1の赤は目を引きます。
1073R-1株は体内を常時パトロールして、ウィルスに感染した細胞などを攻撃して破壊するナチュラルキラー細胞を強くし、免疫力を高めてくれるんです。インフルエンザや風邪の予防に摂取している人もいるのではないでしょうか。事実、R-1株ヨーグルトを毎日摂取すると、インフルエンザなどの感染症に罹りにくくなるという調査結果が報告されています。
明治
明治プロビオ
ヨーグルトR-1
実勢価格:135円/112g
加糖タイプですが、甘さ控えめのすっきりした味でおすすめです。こちらもフルーツ入りやドリンクタイプなど、バリエーションが豊富です。
「クレモリス菌FC株」 生活習慣病を予防
とろ~り粘りの強さが特徴のカスピ海ヨーグルトは、生きたまま腸に届くクレモリス菌FC株を使用しています。クレモリス菌FC株は、摂取してから2週間経っても体内から検出されると言われるほど、体内に長くとどまることができる乳酸菌です。腸内環境を良好に保って血糖値の上昇を抑制、中性脂肪の低減、生活習慣病を予防など、多くの健康効果が期待できそうです。
フジッコ
カスピ海ヨーグルト
実勢価格:275円/400g
粘りが強い分、お味もクセが強そうですが、実際はコクがあって匂いも気になりません。酸味の少ないまろやかな味わいです。
まだまだあります その他の乳酸菌
乳酸菌は本当に種類が多く、その数は200種類以上もあるんです。以下に主だったものとその効能をご紹介します。
・PA-3株(プリン体を分解)
・LG21株(ピロリ菌撃退)
・N-1株(血中コレステロール値の上昇抑制)
・ガセリ菌SP株(糖分の過剰な吸収を防ぐ)
・乳酸菌シロタ株(免疫バランスを調整)
・プラズマ乳酸菌(免疫細胞活性化)
・BB536株(腸の消化活動活発化)
・KW3110株(アトピー改善)
・GCL2505株(便秘解消)
・プレミアガセリ菌CP2305(便秘解消とストレス緩和)
・ビフィズス菌BY株(有害菌を抑制)
どの乳酸菌にも嬉しい効能がありますよね。乳酸菌同士はケンカをすることがないので、複数のヨーグルトを同時に摂取しても良いかもしれません。食べすぎない範囲で上手に摂取していきましょう。
合わせるのはコレ! 善玉菌を増やせます
ヨーグルト単品で食べても効果が期待できますが、一緒に食べることによって腸内の善玉菌を増やし、さらに効果がアップする食べ物があるんです。それがプレバイオティクスという善玉菌のエサとなる栄養源。おすすめのプレバイオティクスは、サツマイモとハチミツです。
・サツマイモ(食物繊維)
サツマイモや豆などの食物繊維は代表的なプレバイオティクス。お通じが改善される効果が期待できます。
・ハチミツ(オリゴ糖)
消化されにくいオリゴ糖は大腸に届きやすく、便秘の解消にも期待大。甘味がほしいときは、砂糖よりもハチミツや豆乳などがオススメ。
ヨーグルトは商品ごとに使用されている乳酸菌が異なります。購入前に、どのような効果を期待し、その効果をもたらす乳酸菌は何か知っておいたほうが良いですね。パッケージに記載されている乳酸菌が目的のものかどうか、よく確認して新鮮なヨーグルトを選びましょう。また、ヨーグルトの効果は即効性のものではないので、続けることが大切です。食後のデザートをヨーグルトにしてみてはいかがでしょうか。