「シンプルでお値頃」は多いですが
それでいて「たわまない」は超貴重

インテリア本を見ていると壁一面を使った本棚がたびたび登場します。ただし、「シンプルでいいなぁ」と思うのは、どれも作り付けのものばかり。家具タイプは余計な装飾があったり、サイズが微妙だったりと「コレだ!」というものがなかなかないんですよね。

そんな中、編集部が見つけたシェルフが上の写真にある組み立て式のマルゲリータです。建築設計事務所が開発、デザインしている製品で、公式サイトから購入可能。ホームページを見る限り、非常にシンプルで良さそう。しかも、天井に合わせて高さを調整してくれるという。コレは確かめなければ。ということで、自腹で購入してチェックしました。

結論からいえば、コレかなりオススメです。

IKEAのような低価格になれてしまった感覚からすると、かなり高いような気もしますが、その価値は十分あります。長年IKEAの定番中の定番本棚Billy(ビリー)を使い続けていた私としては、組み立てのしやすさから安定感まで、あらゆる点でBillyを凌駕していました。

本棚:書斎:収納:たっぷり収納:スタッキング:シェルフ:株式会社倉田裕之 建築・計画事務所:マルゲリータ:壁一面の本棚

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株式会社 倉田裕之/建築・計画事務所
マルゲリータ
壁一面の本棚 奥行350mm
実勢価格:11万8000円+税~
(奥行き250mmは88,000円+税~)

上写真で紹介しているモデルは「壁一面の本棚 奥行350mmの7コマ✕7コマ」で、検証時の購入価格は税込15万5400円でした。(現在は15万8000円+税)

本棚:書斎:収納:たっぷり収納:スタッキング:シェルフ

オフィシャル公式サイトには、ほかにもコミック用やA5判用などバリエーションは様々。今回検証したのは「壁一面の本棚」という商品。奥行き350mmと250mmのタイプがあります。

奥行き350mmタイプと250mmタイプは、奥行きサイズの違い以外に、マスサイズの違いや、床に接する部分の構造など微妙に異なる点があるので、購入する際は要確認です。

(※画像をクリックすると公式サイトが開きます。ちなみに、「商品紹介→公式サイトへの誘導」ってまさに広告サイトの王道みたいですが、この記事「も」広告ナシのガチ記事です!)

とにかくこのシェルフのいい点は
部屋にぴったりサイズであること

とにかくこのシェルフのいい点は、部屋にぴったりサイズであることです。部屋のサイズに合わせて、高さを調整してくれるので、どんな部屋でもオーダー家具のような、壁一面の収納が簡単に実現できます。シンプルなシェルフはネットでも思う程選択肢がなく、このマルゲリータはかなり貴重です!

高さ調整をしてくれるので、この通り床から天井まで全面を有効活用できます。

高さ調整は別料金で、こちらの商品の場合は5000円+税。今回は幸い高さはピッタリだったので、カットはしませんでした。

格安シェルフにありがちな横にグラグラする感じがありませんでした!

最上部は天井ギリギリまで収納として使えるのも、この商品の利点。最上部には横板がない構造になっています。

奥行き350mmタイプでは最下部がこのようになっていますが、奥行き250mmタイプでは、底の横板がなくそのまま床になります。

今回検証したモデルでは、側面のネジは丸見えでした。北欧系インテリアの場合、穴をふさぐフタがついていることが多いのですが、今回はそのままでした。

天井までぴったりフル活用
だから、部屋が超片付きます!

奥行き350mmは収納力は抜群。文庫ならば1マスに2列×3段で180冊以上を収納することができました。

ポリプロピレンスタンドファイルボックス・A4用

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モノクロなら3年分。今回は、無印のポリプロピレンスタンドファイルボックス・A4用(700円)で1年分ずつに分けてみました。

ポリプロピレン小物収納ボックス6段

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無印のポリプロピレンケースシリーズを仕切りと使うのもおすすめです。こちらはポリプロピレン小物収納ボックス6段(2500円)。

約30cm✕30cmの棚はコレクションのディスプレイとしてもうってつけです。

シリーズには、机つきモデルもあります。これはこれでいろいろな活用ができそうですね。なお、シェルフの一番下段をご覧いただくと「奥行き350mmモデル」と異なり横板がなく、そのまま床となるのがわかります。

本棚:書斎:収納:たっぷり収納:スタッキング:シェルフ:株式会社倉田裕之 建築・計画事務所:マルゲリータ:デスク付き本棚

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株式会社 倉田裕之/建築・計画事務所
マルゲリータ
デスク付き本棚 縦7コマ×横7コマ
実勢価格:20万8000円+税

自腹購入&自力組み立てすると
とっても良い商品だと実感します

今回は、編集長の私とアルバイト君の2名で組み立てをしました。縦と横の板をはめ込むだけのシンプルな作りながら、板1枚1枚の重さが結構あるので、作業そのものはなかなかハード。

しかし、格安家具にありがちな、「板がなかなかはまらない」とか、「ネジが固くてしまらならない」といったことはなかったので、組み立て自体はストレスなくできました。

最後に、揺れ止めのブレースを四隅にはめ込みます。最後のものをはめ込むには力がいりますが、安定感は大幅にアップ。横から押してもほとんど横揺れなし。ブレース自体が見た目のアクセントにもなっている点も評価できます。

マス目にピッタリあったオプション箱の豊富さもマルゲリータの特徴です。収納力も抜群でぜひ取り入れたいのですが、4段引き出しが7500円+税、と少々高め。専用ボックスは全体的にもう少し安いとうれしいです。

こちらは「引き出しファイルボックス 1列」。おもちゃやガジェットなど、何でも入ります! こちらは3500円+税と、少々リーズナブルです。

[まとめ]壁一面収納にいろいろと
好きなものを並べるのは超楽しい!

部屋の壁一面を余すことなく有効利用でき、シンプルでリーズナブル。それでいて、とても作りがしっかりしているので、歪んだり、たわんだりすることがありません。

シェルフのご機嫌を伺って「詰めすぎかな」とか、「載せすぎかな」とか、余計なことを考えることなく、好きなモノを好きなだけ並べられるのはとても楽しいです。

その上、部屋が超片付くのだから、最高です。

マルゲリータは、安心してずっと使える素晴らしいシェルフでした。

[おまけ]それでもちょっと高い?
でしたら、第一候補はBillyです

ここまでお読みいただいて、マルゲリータの良さはおわかりいただけたかと思います。

同グレードの商品と比べれば、十分リーズナブルなマルゲリータですが、それでも「そこそこでいいから、もっと安いやつ」がご希望という方、いらっしゃいますか?

それなら、やっぱりIKEAです。中でもBillyはオプションやサイズの豊富さで、1番おすすめです。安いなりのウィークポイントを納得できるなら、「買って良し!」です!

私も、この仕事柄あらゆる「棚」を自腹で買って使いましたが、コストパフォーマンスはIKEAのBillyが最強なのは間違いありません。

本棚:書斎:収納:たっぷり収納:スタッキング:シェルフ:IKEA:イケア:Billy:ビリー

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IKEA
Billy(ビリー)
実勢価格:6999円

写真のようにオプションのパーツを組み合わせてコーナーに設置することもできます。ただし、「ピッタリと隙間なく」設置するのは難しく微妙な隙間ができます。その辺も含めての「価格」ということで。

一番ポピュラーな幅80cmタイプ(両サイド)のほかにも40cmタイプのモノ(真ん中)などがあります。収納力はかなりあります。

ということで、10年近くBillyを買い足しては使い続けた私が考えるBillyのダメなところご紹介します。

[コレがBillyのダメなところ]
納得できるなら買って良し!


1.組み立てが難しいです
背面を釘で打ち込む必要があるなど、お世辞にも組み立てが「簡単」とは言えません。大変なだけではなく、しっかりと組み立てること自体、コツが要ります。以前、検証で有料業者に組み立てを依頼しましたが、プロが組み立てたBillyの安定度は格別でした。そのくらい、組み立てる人によって安定度が変わります。

2.棚板がゆがみます
一番のスタンダードタイプ、幅80cmモデルの場合、本の重さで棚板が徐々にゆがみます。これはほぼ確実に起こります。

3.横にグラグラします
横揺れ対策は背面に打ち付けるボードだけです。安定感がないとはいいませんが、抜群ではありません。

一人暮らしなど、とりあえず数年使えればOKという人には、やはりIKEAがオススメです。

無印良品スタッキングシェルフ
vs マルゲリータ壁一面の本棚

正方形のシェルフといえば、無印良品のスタッキングシェルフが有名です。そこで本記事の最後にマルゲリータと無印良品を比較してみました。

マルゲリータの7マス✕7マス仕様は10万円以上するので、ファストインテリア全盛の昨今では高く感じるかもしれません。ただ、同じく正方形のシェルフを発売する無印良品と同じくらいのマス目のタイプを比べた場合、ほぼ同価格で、特別高いということはありませんでした。

また、無印良品のシェルフは高さが5マスまでとなっているので、壁一面収納ならやはりマルゲリータの方が有利といえるでしょう。

マルゲリータの7マス✕7マスは、全部で49マスですので、無印良品のスタッキングシェルフで縦5マス、横10列の50マスシェルフをカスタマイズしてみました。税込み17万2000円となりました。

壁一面にこだわらなければ
無印のシェルフが最有力候補です

無印シェルフ一番の特徴はその組み立てやすさとオプションの豊富さです。実際長い板を組み合わせるマルゲリータに比べて、無印良品のシェルフは1列ずつ足していく仕様です。

具体的には、こんな感じで棚をポールに差し込むので、これなら女性でも簡単です。「壁一面」はいらないという人にとっては無印はおすすめです。

1マスのサイズを比較してみると、こんな感じになります。

マルゲリータの奥行き350mmタイプの場合、1マスは縦横325cmと正方形となります。奥行き250mmタイプの場合は微妙に正方形ではなく、縦の方が10mm長い仕様でした。

一方、無印良品のシェルフは、マルゲリータよりも縦横約5cm程度大きいサイズで、奥行きは285mm。5段の高さを比べると無印は200cmで、マルゲリータは172cmでした。


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