温湿度計とは?
新型コロナウイルスの影響で、温度や湿度に敏感になっている方も多いのではないでしょうか。それ以外でも、シーズンによっては花粉の飛散、喉の乾燥、熱中症対策など、気温と湿度の状態は気になりますよね。
そんなとき、温度と湿度を同時に計れる温湿度計(おん しつどけい)があると便利です。しかし、温湿度計とは具体的にはどういったものなのでしょうか。
室内の温度・湿度を測れます
温度と湿度を同時に計測できるので、寝室やリビングなど気になる所に1台あるだけで活躍します。
スマホと連携可能な製品もあります
スマホと連携させて、部屋の温湿度がリアルタイムで離れた所からでもチェックできます。
エアコンの風が当たらない所に設置します
温度や湿度は、日当りや風当たりによってすぐに変動します。これらを避ける場所に設置しましょう。
温度と湿度を毎日はかることは花粉やウイルス、熱中症対策に役立ちますが、部屋の温湿度を測った後、温度管理で何をするかが大事になります。
今回は、Amazonで人気の温湿度計8製品を集めて比較検証を実施しました。テストをしたのは以下の8製品で、アナログではなくデジタル表示のものを集めています。
無印良品「デジタル温湿度計」
TANITA「温湿度計」
SEIKO「セイコークロック 置き時計 01」
SwitchBot「温湿度計」
dretec「O-271」
Govee「デジタル温湿度計」
Therm Pro「温度計 デジタル」
Therm Pro「小さい温度計 デジタル」
この中から、最も使いやすいデジタル式温湿度計を探すべく、比較テストを敢行しました。まずはその結果を照会します。
【テスト1】温湿度計測機能比較
まずテストしたのは、温湿度計の計測機能。温湿度計の基本的な機能ですが、テストの結果はどれも合格点でした。
テスト1:計測機能
密閉したアクリルボックス内に全商品を等間隔で並べ、一定時間間隔で表示される温湿度を監視・記録しました。
無印良品「デジタル温湿度計」計測機能テスト結果
▼テスト結果
温度:19.8℃
湿度:24.0%
TANITA「温湿度計」計測機能テスト結果
▼テスト結果
温度:19.8℃
湿度:24.0%
SEIKO「セイコークロック 置き時計 01」計測機能テスト結果
▼テスト結果
温度:19.8℃
湿度:20.0%
SwitchBot「温湿度計」計測機能テスト結果
▼テスト結果
温度:19.9℃
湿度:24.0%
dretec「O-271」計測機能テスト結果
▼テスト結果
温度:19.5℃
湿度:24.0%
Govee「デジタル温湿度計」計測機能テスト結果
▼テスト結果
温度:19.4℃
湿度:25.0%
Therm Pro「温度計 デジタル」計測機能テスト結果
▼テスト結果
温度:19.2℃
湿度:25.0%
Therm Pro「小さい温度計 デジタル」計測機能テスト結果
▼テスト結果
温度:19.4℃
湿度:23.0%
以上のように、精度はどの製品も誤差の範囲内。目安として使えるアイテムでした。
【テスト2】付加機能比較
続いてテストしたのは、付加機能。アプリ連携や視認性、設置の安定性やその他の機能について評価しました。
結果は、商品毎に文字盤の大きさや設置方法に大きな差がありました。アプリ対応機種はスマート家電との連動を念頭に作られているためか、本体の表示画面は小さいです。しかし、留守番をする子どもの部屋の温度を遠隔で確認できるなどの便利さもあります。
無印良品「デジタル温湿度計」付加機能比較
▼テスト結果
- アプリ連携: なし
- 視認性: ◯
- 設置の安定性: ◎
- その他の機能: 特になし
無印良品「デジタル温湿度計」は、マットな質感の塗装でおしゃれですが、ディスプレイが光を反射しやすいので、明るい場所が苦手です。
縦6.7×横4cm。暗いと小さい文字盤が見にくいです。
金属板を折って作られた足は安定感が高いです。
TANITA「温湿度計」付加機能比較
▼テスト結果
- アプリ連携: なし
- 視認性: ◎
- 設置の安定性: ◯
- その他の機能: 時計、快適指数表示、マグネット
TANITA「温湿度計」は、カラーバリエーションが豊富。その日の最高気温・最低気温を計測する機能もあります。
縦9.3×横5.2cm。文字盤が大きく視認性が高いです。
磁石で張りつける商品。立てないほうがよいかも。
SEIKO「セイコークロック 置き時計 01」付加機能比較
▼テスト結果
- アプリ連携: なし
- 視認性: ◎
- 設置の安定性: ◎
- その他の機能: 時計
SEIKO「セイコークロック 置き時計 01」は、シンプルな白一色で、部屋の雰囲気を選ばずに置けます。上部にバックライトボタンあり。
縦5.9×横22cm。バックライト付きで夜も見えます。
横長で底面も広く枕元に置いても倒れません。
SwitchBot「温湿度計」付加機能比較
▼テスト結果
- アプリ連携: あり
- 視認性: ◯
- 設置の安定性: ◯
- その他の機能: マグネット
SwitchBot「温湿度計」は、筐体が小さく、文字が細いため、遠くからは見えにくいです。しかし、アプリの使い勝手は非常に良いです。
縦3.9×横3.9cm。細いデジタル文字は見にくいかも。
こちらもマグネットで張り付けることができます。
dretec「O-271」付加機能比較
▼テスト結果
- アプリ連携: なし
- 視認性: ◯
- 設置の安定性: ◯
- その他の機能: 快適指数表示
dretec「O-271」の右下の快適度表示は、熱中症やインフルエンザ注意報など細かい環境を教えてくれます。
縦6.3×横6.3cm。文字は大きく見やすいです。
背面スタンドは強度も高く、しっかり立ちます。
Govee「デジタル温湿度計」付加機能比較
▼テスト結果
- アプリ連携: あり
- 視認性: △
- 設置の安定性: △
- その他の機能: 特になし
Govee「デジタル温湿度計」は、楕円形の独特のデザイン。画面が小さいため少し見づらいです。アプリ前提の商品で華氏表示もできます。
直径3.7cm。表示粋が狭く文字も細いです。
同梱スタンドは、安定しない上とれやすいです。
Therm Pro「温度計 デジタル」付加機能比較
▼テスト結果
- アプリ連携: あり
- 視認性: ◯
- 設置の安定性: ◯
- その他の機能: 特になし
Therm Pro「温度計 デジタル」は、快適指数表示が7段階と細かいですが、間の微妙な指数が快適なのか、素人では判断がつきづらいです。
縦6.3×横6.3cm。バックライト付きで文字は見やすいです。
背面スタンドを使えば、しっかり接地します。
Therm Pro「小さい温度計 デジタル」付加機能比較
▼テスト結果
- アプリ連携: あり
- 視認性: ◯
- 設置の安定性: ◯
- その他の機能: 快適指数表示、マグネット
Therm Pro「小さい温度計 デジタル」は、小型商品のなかでは一番視認性が高いですが、アプリ連携はなし。快適度表示は気持ち程度です。
縦3.9×横3.6cm。太字で見やすいですが、そもそも小型です。
小さいながらも背面スタンドはしっかりしています。
それでは、以上の比較テストを元にしたベストバイ製品を紹介します。
【おすすめ温湿度計】SEIKO「セイコークロック置き時計01」|大きな文字盤で見やすく目覚ましにもなる
セイコータイムクリエーション
SEIKO
セイコークロック
置き時計 01
実勢価格:1881円
サイズ:横148×縦85×奥行53mm
重さ:240g
ベストバイに輝いたのは、SEIKO「セイコークロック置き時計01」。文字が太くて大きいため数値が見やすく、時計としても便利。底面が幅広で安定感があるため、倒れにくいのも嬉しいポイントです。寝る前、加湿・除湿機をかける基準にしましょう。
目覚ましとして寝室にも置ける
ワンタッチで点灯するバックライトを搭載しているため、暗くても視認性◎。
【おすすめ温湿度計】SwitchBot「温湿度計」|スマホ連携ならコレがおすすめ
Wonderlabs
SwitchBot
温湿度計
実勢価格:1980円
サイズ:横30×縦85×奥行110mm
重さ:90g
スマホとの連携なら、SwitchBot「温湿度計」もおすすめ。24時間部屋の温湿度を記録し、アプリに送ってくれる。子ども部屋やペットの室温管理をするなら最適です。
スマホで確認できて便利!
1日の温度変化がグラフで表示されます。
【おすすめ温湿度計】無印良品「デジタル温湿度計」|シンプルさが抜群
無印良品
デジタル温湿度計
実勢価格:1990円
サイズ:横55×縦83×奥行41mm
重さ:63g
無印良品「デジタル温湿度計」は、デザインの魅力と、温湿度表示に機能を絞ったことで人気です。
【おすすめ温湿度計】TANITA「温湿度計」
タニタ(TANITA)
温湿度計
実勢価格:1670円
サイズ:横75×縦132×奥行30mm
重さ:168g
TANITA「温湿度計」は、遠くからでも確認できる文字のサイズが魅力的。時計機能も付いています。
【おすすめ温湿度計】dretec「O-271」|快適度を表情で表示
ドリテック(dretec)
O-271
実勢価格:1000円
サイズ:横81×縦81×奥行17mm
重さ:70g
dretec「O-271」は、計測した温湿度を元に、快適度を大きく表情で示してくれます。
【おすすめ温湿度計】Govee「デジタル温湿度計」|キュートな卵形
Govee
デジタル温湿度計
実勢価格:2699円
サイズ:横110×縦155×奥行35mm
Govee「デジタル温湿度計」は、アプリと連携する温湿度計。サイズがコンパクトで目立たず置けます。
【おすすめ温湿度計】Therm Pro「温度計 デジタル」|バックライト付き
Therm Pro
温度計 デジタル
実勢価格:1588円
サイズ:横82×縦99×奥行17mm
重さ:120g
Therm Pro「温度計 デジタル」は、スポーツ用品のような外装。快適度指数がアナログ風に表示できます。
【おすすめ温湿度計】Therm Pro「小さい温度計 デジタル」|小さいながら文字大きめ
Therm Pro
小さい温度計 デジタル
実勢価格:999円
サイズ:横55×縦66×奥行15mm
重さ:48.7g
Therm Pro「小さい温度計 デジタル」は、鶏卵と同じくらいの大きさでありながら、正確に温湿度を計測します。
【まとめ】便利な温湿度計で快適な部屋作りを
以上、温湿度計のおすすめ8選でした。ベストバイのセイコーは、表示の文字が大きいためパッと見でも数値が読み取りやすいです。また、安定感のある支えによって、多くの人が不自由なく使える製品といえます。よりよい環境維持に、温湿度計がおすすめです。
加湿器で湿度を上昇させ、その間の変化も確認しました。