アウトドアおしゃれなだけじゃない! スキレットの魅力

鋳鉄(ちゅうてつ)製のフライパン「スキレット」をご存知でしょうか。

近年アウトドア・キャンプの調理グッズとして人気を集めているほか、飲食店ではハンバーグやアヒージョ、オムレツといった料理がスキレットに入った状態で提供されることもあり、シンプルな見た目がオシャレと評判です。

ここでは、具体的にスキレットのどこが優れているのか、その特徴を詳しくご紹介します。

蓄熱性に優れホカホカの料理を味わえる!

スキレットは普通のフライパンよりも厚みがあり、一度温まると冷めにくいという性質があります。そのため、調理してそのまま食卓に出せば、料理をアツアツのまま楽しむことができます

うまみを引き出しジューシーに焼き上がる!

鋳鉄製のスキレットはかなり高温になるため、食材に素早く火が通ります。食材の表面についたコゲが水分を中に閉じ込めてくれ、ジューシーな仕上がりになります。

また、肉や卵などを焼くと、きつね色~茶色の焼き目がついて香ばしい香りや風味がでてくる、メイラード反応と呼ばれる現象が起こります。メイラード反応は普通のフライパンでも起こりますが、スキレットの場合はメイラード反応が急速に進むため、香ばしさがより強く感じられます

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

スキレットで調理すると、ひと味違った仕上がりになりますよね。私も普段から愛用しています。

道具を“育てる”楽しみがある

スキレットは、シーズニングというカラ焚き・油を塗る手入れが必要になります。使用のたびにこのシーズニングを行うことによってスキレットの表面に油膜ができていき、やがて使用する油が少量でも食材がコゲつきにくくなります。

錆びたとしてもタワシなどで擦れば落ちるので、きちんとお手入れすることで長く使える相棒になってくれることでしょう。

本記事の末尾でシーズニングの手順について解説しているので、そちらもぜひご覧ください。

アウトドアたくさん種類のあるスキレットはどう選ぶのが正解?

ひと口にスキレットといっても、種類やサイズがたくさんあって、初心者はどれを選んだらいいかわかりませんよね。ここでは、スキレットを選ぶ際にチェックするポイントをご紹介します。

熱源に対応しているか確認しよう

スキレットは、アウトドアでの焚き火調理はもちろんのこと、家庭での普段使いにも活躍してくれます。

ガスコンロやオーブンに対応している商品は多いですが、IHクッキングヒーターの対応/非対応はまちまちです。もしIHクッキングヒーターでの使用を検討しているのなら、事前に確認しておきましょう。

また、スキレットの直径が小さすぎると、ガスコンロの安全センサーが降りずに火が止まることもあるので注意しましょう。

目的に合ったサイズ・容量のものを選ぼう

たとえば、油で煮詰めるアヒージョは直径の小さいタイプ、塊肉を焼くなら直径の大きいタイプ、煮込み料理に使用するなら深型タイプ……といった具合に、どんな料理を作りたいかによって、適したサイズのものを選ぶようにしましょう。

直径10インチ(25.4cm)を超えてくるとかなり大きく、3~4人分のサイズ感です。スキレットを扱うのに慣れていない初心者は、まず6インチ(約15~16cm)の1人用サイズから試してみて、慣れたら大きめサイズに挑戦するというのもアリです。

持ち手が取れるタイプや両手タイプも

オーブンや魚焼きグリルに入れて使用する際は、大きめサイズのスキレットだと持ち手がハミ出て収まりきらない可能性も。持ち手が両手もちになっているタイプや、持ち手を取り外せるタイプなら、オーブン調理や食卓に並べる際もジャマになりにくいです。

フタ付きなら蒸し料理もできちゃう

フタつきタイプなら、蒸し焼き料理も可能。「ロッジ」「キャプテンスタッグ」といった人気ブランドでは、セットや別売りでフタを販売しています。

アウトドア人気のスキレット10製品を徹底検証! テスト項目はコチラ!

今回は、Amazonや楽天で購入可能な人気のスキレット10製品をピックアップ! 事前にシーズニングなどの下処理を行い、ラボで検証テストを実施しました。

厚みを計測

採点項目には含みませんが、蓄熱性に関わると思われる鍋底の厚みを計測。分厚い部分と薄い部分の厚みをそれぞれ4回計測り、平均値を割りだしました。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

ややバラつきはあるものの、厚みがあるほど温まりが遅い反面、熱ムラは少なく、蓄熱性に優れる傾向にありました。

熱伝導・蓄熱性・熱ムラ[配点:各20点]

熱伝導:サーモカメラで中央が180℃になるまでにかかった時間を計測し、速いものに高評価を付けました。もっとも速い商品で1分40秒、もっとも遅い商品では3分6秒かかりました。

蓄熱性:火を止めて10分後の中央の温度を測り、180℃からの下り幅が少ないものに高評価をつけました。

熱ムラ:中央が180℃に達したときの熱画像から、熱ムラが少ないものを高評価としました。

こびりつきにくさ・手入れのしやすさ[配点:各20点]

こびりつきにくさ:料理研究家の桃世さんにスキレットを使って実際に目玉焼きを作ってもらい、目玉焼きのこびりつきにくさをチェックするとともに、使用感も確認してもらいました。

手入れのしやすさ:ノーマルな形状で洗いやすい形状のものは、片手タイプ12点、両手タイプ11点とし、複雑な形状で洗いにくかったものは減点、初回の使用前のシーズニングの手順が簡便なものには加点しました。

それでは、以上を踏まえさっそくスキレットのおすすめランキングへとまいりましょう!

記事1位BESTキャプテンスタッグ「両手スキレット オーバル

キャプテンスタッグ
両手スキレット オーバル UG-3034
実勢価格:1164円

サイズ(約):22.5×12×高さ4cm
重量(約):800g
素材:鋳鉄
底の厚み:厚い部分/4.4mm、薄い部分/3.2mm
対応調理器具:直火・オーブン調理可。IHクッキングヒーター・電子レンジは非対応。
シーズニング:カラ焼き不要。食器用洗剤で洗い、水気を拭き取り自然乾燥させ、乾いたら油を塗る。
※カセットガスコンロ・屋外用簡易ガスコンロでは使用しないでください。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 17/20点
  • 蓄熱性: 15/20点
  • 熱ムラ: 13/20点
  • こびりつきにくさ: 19/20点
  • 手入れのしやすさ: 13/20点
  • 合計: 77/100点

スキレットのおすすめランキング1位は、楕円形が特徴的なキャプテンスタッグ「両手スキレット オーバルでした。

両手タイプのスキレットは持ち手がコンパクトなため、料理をアツアツのまま食卓に並べる際に活躍してくれます。また、ほど良いサイズで、一度に調理する食材の量が少ない場合は、手軽に使えます。横幅があるため、五徳にのせた時の安定感も○。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):2分17秒
蓄熱性(10分後の温度):84℃

熱伝導の速さは10製品中5位という結果に。油が染みている箇所から温まったように見受けられますが、熱ムラもまずまず。スキレットがシーズニングにより育てば、より改善されると思われます。

卵のコゲ付きが残らず、こびりつきにくさも優秀でした。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

ほど良いサイズ感で、朝食などにも手軽に使えそうです!

記事1位BESTグッドフェイス「グッドプラス スキレット15(木製台付)」

グッドフェイス:グッドプラス スキレット15(木製台付) GP-SWT15:鍋

グッドフェイス
グッドプラス スキレット15(木製台付) GP-SWT15
実勢価格:2000円

サイズ(約):W26.4×D17×高さ4.5cm
内寸(約):内径15×深さ3.6cm
重量(実測):806g
木製台サイズ(約):15.8×15.8×1.4cm
素材:本体/鋳鉄、木台/竹
底の厚み:厚い部分/3.2mm、薄い部分/2.1mm
対応調理器具:直火・IH・オーブン調理可。
シーズニング:シーズニング推奨。中性洗剤でよく洗って水気をふき取り、食用油を塗り広げて数分加熱し鍋肌に油をなじませる。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 19/20点
  • 蓄熱性: 10/20点
  • 熱ムラ: 18/20点
  • こびりつきにくさ: 18/20点
  • 手入れのしやすさ: 12/20点
  • 合計: 77/100点

スキレットのおすすめランキング同率1位は、グッドフェイス「グッドプラス スキレット15(木製台付)」でした。蓄熱性はやや劣るものの、そのほかの項目で優秀だったため上位に食い込みました。

スキレットとぴったりサイズの木製台がセットになっています。箱入りなので、ギフトにも良さそうです。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):1分40秒
蓄熱性(10分後の温度):73℃

熱伝導が10製品中もっとも速く、その分熱ムラも少なめ。蓄熱性は10製品中同率8位でした。

目玉焼き調理後のスキレットには小さな焼けカスが残っただけで、おおむねキレイにはがれました。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

スキレットが温まるのが速いので、忙しい朝に重宝しそうです。

記事3位BESTロゴス(LOGOS)「取っ手がとれるスキレット S」

ロゴスコーポレーション:ロゴス(LOGOS) 取っ手がとれるスキレット S:鍋

ロゴスコーポレーション
ロゴス(LOGOS)
取っ手がとれるスキレット S
実勢価格:3190円

サイズ(約):30×16.5×高さ8cm
内寸(約):16/13.5×3.5cm
収納サイズ(約):20.5×16.5×4cm
重量(約):1.2kg
素材:鋳鉄
底の厚み:厚い部分/4.5mm、薄い部分/3.0mm
対応調理器具:直火・オーブン・IHクッキングヒーター対応。
シーズニング:丸洗い後使用可。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 17/20点
  • 蓄熱性: 12/20点
  • 熱ムラ: 16/20点
  • こびりつきにくさ: 19/20点
  • 手入れのしやすさ: 10/20点
  • 合計: 74/100点

スキレットのおすすめランキング3位は、ロゴス(LOGOS)「取っ手がとれるスキレット S」でした。鍋底に丸い突起が施されており、Amazonの口コミでは「肉の余分な油が落ちるのでいい」と好評でした。

その名の通り、取っ手が取り外しできる仕様になっています。加熱中のスキレットは取っ手まで熱くなってしまうため、動かすときにだけ取っ手を付けられるというのは、火傷が心配な人にとって重宝しそうです。(※加熱中に取っ手を持つ際は必ずミトンやカバーを使用してください)

また、取っ手を鍋の中に入れてコンパクトに収納できるので、アウトドア用に持ち運ぶ際にも便利です。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):1分55秒
蓄熱性(10分後の温度):78℃

熱伝導は10製品中同率3位、蓄熱性は10製品中6位でした。熱ムラは少なめで、優秀な商品です。

焼き面と卵との間に隙間ができたためか、目玉焼きにはブクブクと大きめの気泡ができ、パワフルに加熱されているのがわかります。

丸い突起にこびりつくかと思いきや、目玉焼きがキレイにはがれてくれました。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

使用感がいちばん良いと感じたのが「ロゴス(LOGOS)」でした。ちょっと大きめで重量は1kgを超えますが、スキレットを加熱中に動かすことはそうそうないので、そこまで扱いにくいとは感じませんでした。

4位: キャプテンスタッグ「スキレット 16cm」

キャプテンスタッグ:スキレット 16cm UG-3027:鍋

キャプテンスタッグ
スキレット 16cm UG-3027
実勢価格:770円

サイズ(約):28×18×高さ4.5cm
重量(約):1kg
素材:鋳鉄
底の厚み:厚い部分/4.3mm、薄い部分/3.0mm
対応調理器具:直火・オーブン調理可。IHクッキングヒーター・電子レンジは非対応。
シーズニング:カラ焼き不要。食器用洗剤で洗い、水気を拭き取り自然乾燥させ、乾いたら油を塗る。
※ミニサイズのカセットガスコンロ・屋外用簡易ガスコンロでは使用しないでください。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 17/20点
  • 蓄熱性: 10/20点
  • 熱ムラ: 11/20点
  • こびりつきにくさ: 19/20点
  • 手入れのしやすさ: 14/20点
  • 合計: 71/100点

スキレットのおすすめランキング4位は、有名アウトドアブランド・キャプテンスタッグの「スキレット 16cm」でした。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):1分52秒
蓄熱性(10分後の中央の温度):73℃

熱伝導のスピードは10製品中2位でしたが、蓄熱性は10製品中同率8位とイマイチ。熱ムラに関しては、全体的に温まりましたが、外周がやや過加熱気味になりました。

目玉焼きがキレイにはがれ、こびりつきにくさは優秀でした。

4位: キャプテンスタッグ「両手スキレット 16cm」

キャプテンスタッグ:両手スキレット 16cm UG-3031:鍋

キャプテンスタッグ
両手スキレット 16cm UG-3031
実勢価格:710円

サイズ(約):23×17×高さ4.5cm
重量(約):1kg
素材:鋳鉄
底の厚み:厚い部分/4.0mm、薄い部分/3.2mm
対応調理器具:直火・オーブン調理可。IHクッキングヒーター・電子レンジは非対応。
シーズニング:カラ焼き不要。食器用洗剤で洗い、水気を拭き取り自然乾燥させ、乾いたら油を塗る。
※ミニサイズのカセットガスコンロ・屋外用簡易ガスコンロでは使用しないでください。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 13/20点
  • 蓄熱性: 17/20点
  • 熱ムラ: 14/20点
  • こびりつきにくさ: 14/20点
  • 手入れのしやすさ: 13/20点
  • 合計: 71/100点

スキレットのおすすめランキング同率4位には、キャプテンスタッグ「両手スキレット 16cm」がランクイン。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):2分30秒
蓄熱性(10分後の中央の温度):87℃

熱伝導は10製品中8位、蓄熱性は2位でした。温まるのは遅めですが、熱ムラが少なめで蓄熱性に優れています。

目玉焼きを焼いたあと、卵のコゲが少しだけ残りました。

6位: イシガキ産業「鉄スキ スキレット 15cm」

イシガキ産業 鉄スキ スキレット 15cm 品番3889:鍋

イシガキ産業
鉄スキ スキレット 15cm 品番3889
実勢価格:660円

サイズ(約):26.5×16.5×高さ4.2cm
内寸(約):直径15cm、深さ3.5cm
重量(約):880g
素材:鋳鉄
底の厚み:厚い部分/5.0mm、薄い部分/3.9mm
対応調理器具:直火・IH・オーブン調理可。電子レンジやストーブでは使用不可。
シーズニング:初回は中性洗剤で洗浄すること。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 12/20点
  • 蓄熱性: 19/20点
  • 熱ムラ: 15/20点
  • こびりつきにくさ: 12/20点
  • 手入れのしやすさ: 12/20点
  • 合計: 70/100点

スキレットのおすすめランキング6位は、イシガキ産業「鉄スキ スキレット 15cm」でした。購入時の価格がもっとも安かったお手頃な商品で、同メーカーはスキレットの関連商品のラインナップも充実しています。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):2分40秒
蓄熱性(10分後の中央の温度):91℃

鍋底の厚みが10製品中もっとも肉厚で、温まるのに時間がかかりました。一方で、蓄熱性は10製品中1位と優秀でした。

目玉焼きを焼いたあと、少しコゲが残りました。

底面に滑り止めの細かな凸凹があるため、細かな汚れが入り込むとやや洗いにくいかもしれません。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

料理の温度をしっかりキープしてくれるのは嬉しいですね。

7位: 内海産業「オシャレで便利なスキレット」

内海産業:オシャレで便利なスキレット:鍋

内海産業
オシャレで便利なスキレット
実勢価格:889円

サイズ(約):24.2×15.5(内寸15)×高さ3.2cm 底面は約φ12cm
重量(実測):639g
素材:鋳鉄
底の厚み:2.8mm
対応調理器具:直火・IH・オーブン調理可。
シーズニング:食器用洗剤で充分に洗い、食用油を少量入れ、弱火で5分ほど加熱する。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 17/20点
  • 蓄熱性: 15/20点
  • 熱ムラ: 12/20点
  • こびりつきにくさ: 12/20点
  • 手入れのしやすさ: 12/20点
  • 合計: 68/100点

スキレットのおすすめランキング7位は、内海産業「オシャレで便利なスキレット」でした。サイズに「直径約15cm」とありますが、底面の直径が約12cmのため、ほかの製品よりも小ぶりな印象です。

使う五徳によってはスキレットを置いたときにグラついて安定しにくいかもしれないので、対応サイズを事前に確認しましょう。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):1分55秒
蓄熱性(10分後の温度):84℃

サイズが小さく底面の厚みも10製品中もっとも薄いため、熱伝導は10製品中同率3位と速かったです。その薄さのわりに蓄熱性も10製品中同率3位と健闘しました。

小ぶりですが、目玉焼きとウインナー1,2本を焼くくらいのスペースはあります。

卵のコゲが鍋底に残ってしまいました。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

火の通りもいいし、何回かシーズニングして育てれば使いやすいスキレットだと思いますよ。

8位: ロッジ「スキレット 6 1/2インチ」

ロッジ:スキレット 6 1/2インチ L3SK3:鍋

ロッジ
スキレット 6 1/2インチ L3SK3
実勢価格:1873円

サイズ(約):26×16.5(内径15.5)×高さ3cm
重量(約):880g
素材:鋳鉄
底の厚み:厚い部分/3.7mm、薄い部分/3.1mm
対応調理器具:直火、IHクッキングヒーター、ハロゲンヒーター、オーブン、食器洗浄機
シーズニング:慣らし済み(大豆油) 初めて使うときはタワシなどで軽く洗ってから使用すること。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 14/20点
  • 蓄熱性: 11/20点
  • 熱ムラ: 10/20点
  • こびりつきにくさ: 16/20点
  • 手入れのしやすさ: 14/20点
  • 合計: 65/100点

スキレットのおすすめランキング8位には、アメリカのキャストアイアン(鋳鉄)メーカー・ロッジの「スキレット 6 1/2インチ」がランクイン。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):2分17秒
蓄熱性(10分後の中央の温度):76℃

熱伝導は10製品中7位。中心が温まるのが遅く、外周が過加熱になりました。

こびりつきにくさは優秀でした。

9位: スケーター「取っ手の取れる2WAY蓋付きスキレット」

スケーター:取っ手の取れる2WAY蓋付きスキレット INFW16:鍋

スケーター
取っ手の取れる2WAY蓋付きスキレット INFW16
実勢価格:2745円

サイズ(約):20×17.5(内径11.7)×高さ4cm(フタ・ハンドルを含む)
内寸(約):直径14×深さ3cm
重量(約):800g
素材:本体・フタ/鋳鉄、ハンドル/フェノール樹脂・ステンレス鋼
底の厚み:厚い部分/3.2mm、薄い部分/2.9mm
対応調理器具:直火、IHクッキングヒーター(200V)、電気プレート、ハロゲンヒーター、シーズヒーター、ラジェントヒーター
シーズニング:要

▼テスト結果

  • 熱伝導: 15/20点
  • 蓄熱性: 9/20点
  • 熱ムラ: 17/20点
  • こびりつきにくさ: 12/20点
  • 手入れのしやすさ: 10/20点
  • 合計: 63/100点

スキレットのおすすめランキング9位は、スケーター「取っ手の取れる2WAY蓋付きスキレット」でした。

10製品唯一のフタ付きで、蒸し焼き調理も可能。また、こちらのフタはひっくり返してフライパンとしても使えます。素手でも持てる持ち手(ハンドル)は取り外し可能で、長さがあるので本体を支えながら調理したいときに便利です。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):2分11秒
蓄熱性(10分後の中央の温度):72℃

熱伝導は10製品中6位とまずまずで熱ムラも少なめですが、蓄熱性は10製品中最下位でした。

油が外周に流れたためか、少しコゲが残ってしまいました。

10位: ロッジ「スクエア スキレット 5インチ」

ロッジ:スクエア スキレット 5インチ:鍋

ロッジ
スクエア スキレット 5インチ
実勢価格:1990円

サイズ(約):25×12.7(内径11.7)×高さ4.5cm
重量(約):800g
素材:鋳鉄
底の厚み:厚い部分/3.9mm、薄い部分/3.0mm
対応調理器具:直火、IHクッキングヒーター、ハロゲンヒーター、オーブン、食器洗浄機
シーズニング:慣らし済み(大豆油) 初めて使うときはタワシなどで軽く洗ってから使用すること。

▼テスト結果

  • 熱伝導: 9/20点
  • 蓄熱性: 15/20点
  • 熱ムラ: 9/20点
  • こびりつきにくさ: 14/20点
  • 手入れのしやすさ: 11/20点
  • 合計: 58/100点

スキレットのおすすめランキング10位は、ロッジ「スクエア スキレット 5インチ」。四角い形状がおしゃれなスキレットです。

熱伝導(中央が180℃になるまでかかった時間):3分06秒
蓄熱性(10分後の中央の温度):84℃

中心部が温まるまで10製品中もっとも時間がかかり、外周は過加熱気味に。蓄熱性は10製品中同率3位と健闘しました。

こびりつきにくさはまずまずですが、四角い形状は角を狙いづらく、洗うのがやや大変でした。

アウトドアスキレット調理に役立つキッチングッズはコチラ!

以上、スキレットのおすすめランキング10選でした。

ここでは、スキレットを扱う際に用意しておきたい便利グッズをご紹介します!

ミトンや持ち手カバーは必ず用意しよう

スキレットを加熱すると持ち手まで熱くなるため、ミトンや持ち手カバーなどのアイテムは必須。なるべく耐熱温度の高いものを選ぶといいでしょう。

サティア(SATIA):キッチンミトン:キッチン用品

サティア(SATIA)
キッチンミトン
実勢価格:1580円

サイズ:H30.5×W18cm
耐熱温度:260℃
素材:シリコン/コットン

手の部分がシリコン性のSATIA(サティア)「キッチンミトン」は、女性向けに小さめのつくりになっています。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

シリコン製だと硬くて使いづらいかな? と思ったのですが、このミトンは小回りがきいて握りやすく、手の小さい私でもブカブカにならなかったです。ちなみに、普段オーブン調理をする際は、軍手の上に耐熱グローブを重ねて使用しています。

ロッジ:マックステンプ ハンドルミット1PC HHMT:キッチン用品

ロッジ
マックステンプ ハンドルミット1PC HHMT
実勢価格:1190円

サイズ:H15.5×W8cm
重量:35g
素材:ヘビーデューティーパイロテックス素材(ヘビーコットン)

ロッジ「マックステンプ ハンドルミット1PC HHMT」は、今回用意した片手タイプのスキレットの持ち手すべてにスッポリはまってくれました。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

スキレットを加熱中に、カバーをハンドルにつけっぱなしにするのはNGです。運ぶときや調理中に支える必要があるときなど、ハンドルカバーはスポット的な利用にとどめましょう。

返してよし・おさえてよしのプレスターナーが大活躍!

貝印:SELECT100 プレスターナー DH3120:キッチン用品

貝印
SELECT100 プレスターナー DH3120
実勢価格:982円

サイズ:29×6×3.5cm
本体重量:80g
素材:ステンレススチール

よくしなる貝印「SELECT100 プレスターナー」は、面の中央部に角度がついているため、小さめサイズのスキレットでも食材の下に差し込んで返しやすいです。また、食材を上から押して焼き目を付ける際にも活躍してくれますよ。

小ぶりサイズのたわしがフチの汚れをかき出す

亀の子束子西尾商店:亀の子たわし パームチビッコP 2個セット:キッチン用品

亀の子束子西尾商店
亀の子たわし
パームチビッコP 2個セット
実勢価格:704円

サイズ(約):5×3×7cm
素材:パーム(ヤシの実の繊維)・針金

亀の子「パームチビッコP」は、普通のたわしよりもひと回り小さく小回りがきくため、スキレットのフチの汚れをこそげ落としやすいです。

小さなスキレットを使うならミニ五徳も便利です

直径の小さなスキレットをガスコンロで使用しようとすると、五徳の上でガタついてしまうことも……。そんなときは、五徳の上にのせるミニ五徳を使うのもオススメです。

イシガキ産業:五徳サポート:キッチン用品

イシガキ産業
五徳サポート
実勢価格:770円

サイズ(約):φ14×高さ0.8cm
素材:鉄鋳物(焼付け塗装)

アウトドアスキレットのお手入れ「シーズニング」の手順

ここでは、スキレットのお手入れ=シーズニングの手順をご紹介します。

まず、スキレットを初めて使うときに行う基本のやり方から見ていきましょう。ただし、製品によってはカラ焚き不要だったり、加熱時間も異なるため、取扱説明書に記載されている手順に従ってお手入れしてください。

初回のシーズニング

①初回のみ洗剤で洗い、錆止め剤を落とす。
②水気を拭き取り、強火でカラ焚きして水分を飛ばす。
③火を止めて5分くらい冷まし、キッチンペーパーを使って食用油をスキレット全体(内側だけでなく外側や取っ手にも)に塗る。
④弱火で約5分、煙が落ち着くまで熱する。
→③、④を数回繰り返す。

⑤鉄の匂いを取るため、スキレットの内側に食用油を塗り、野菜クズ(ネギ、玉ねぎ、ニンジンの皮など)を炒める。
⑥しばらく冷まし、粗熱を取ってから熱湯から徐々に温度を下げて水洗いする。この際、洗剤は使わないこと。
⑦カラ焚きして水分を飛ばす。
⑧スキレットに油を塗って弱火で約5分加熱する。
⑨粗熱を取る。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

熱々のスキレットにいきなり水をかけてしまうと、ヒビ割れなどの原因になり危険です。必ず粗熱を取ってから洗ってくださいね

調理に使用した後のお手入れ

・しばらく冷まし、粗熱を取ってから熱湯から徐々に温度を下げて水洗いする。この際、洗剤は使わないこと。
・カラ焚きして水分を飛ばす。
・スキレットに油を塗って弱火で約5分加熱する。
・粗熱を取って、新聞紙などに包んで保管する。

アウトドアおわりに

スキレットの検証を終え、桃世さんは「突出して使いづらいと感じる商品はなかった」と振り返ります。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

なかにはこびりついてしまったものもありましたが、調理時は怖がらずにしっかり加熱してあげれば大丈夫。シーズニングを重ねていけば、どれも使いやすくなると思いますよ。

スキレットの使用に際して、ミトンやハンドルカバー、耐熱性に優れた鍋敷きといったグッズを用意したり、火傷しないように注意を払ったり、シーズニングを行ったり……と、たしかに手間のかかる部分はあります。が、それを補って余りあるほどの「おいしい!」という感動が待っているはず。

ぜひスキレットを食生活に取り入れて、いつもと違うおいしさや、映える料理の楽しさを堪能してみてはいかがでしょうか。