ふせんと言っても いろいろなタイプがあります!
家族への伝言や雑誌のブックマーク、手帳やノートの整理など、日々の生活の中でふせんが必要なシーンは多くあります。最近では、はがれにくさをうたった強粘着やラベル用の全面のりタイプ、見た目が美しいフィルムタイプなどが出てきて機能面が充実するとともに、デザインにも力が入っている印象。だからこそ、「本当に使えるものが知りたい」という人も多いはずです。
今回は東急ハンズやロフト、100均などを回り、シンプルであらゆる場面で使い勝手の良い「実用ふせん」を集めました。サイズと形状により、しおりタイプ、メモ帳タイプ、特殊タイプに分類。書きやすさ、貼りやすさ、はがれにくさ、コストパフォーマンスの4項目を文房具のプロとコミュニケーションのプロとともに、5段階評価をして、本当に使えるふせんを探しました。
検証方法
下記の4つの項目をそれぞれA~Eの5段階に分けて評価。さらに、4項目の平均を出して総合評価としました。
下記の4つの項目をそれぞれA~Eの5段階に分けて評価。さらに、4項目の平均を出して総合評価としました。
書きやすさ
5種類のペンで書き比べてチェック。油性・水性・ゲルボールペンとサインペン、マッキーの5種類のペンで書き比べして紙への引っかかりやにじみを確認しました。
はがれにくさ
貼り付け12時間後までチェック。ホワイトボードに貼り付け、時間経過により反り返りやふせんが落ちてしまわないかを12時間かけてチェックしました。
貼りやすさ
取り出しやすさと貼りやすさをチェック。台紙から1枚ずつ取り出し、紙、冷蔵庫、PCに貼り付けて貼りやすさを検証しました。また、取り出す際にふせんが反り返らないかもチェック。
コスパ
1枚あたりの価格を計算し、それぞれのコストパフォーマンスを評価しました。ロールタイプの場合、1回分を5cmと仮定して計算しています。
今回ご協力頂いたプロはこのお二人です。
文具プランナー
福島槙子さん
文具プランナー。ウェブマガジン『毎日、文房具。』の副編集長。文具のある生活を企画し、ひとりひとりの生活に合った文具の楽しみ方や、主婦向け文具の提案も行っている。
コミュニケーションスタイリスト
吉戸三貴さん
パリ留学が転機となりPRの世界へ。美ら海水族館広報などを経て、コミュニケーションの専門家として活動。著書やさまざまなメディアで「手書き」の良さを伝えている。
結果発表…その前に実用ふせん 最新「基本のき」をご紹介
気になる評価の発表……の前に、まずは「ふせんの基本」についてご紹介!
①メモ帳からマーキングまで
豊富なサイズが揃ってます!
②全面のりや強粘着など
貼る場所もさまざまです
シールやラベルを貼ると、のりが強すぎて跡が残ってしまうことがありますが、ふせんならその心配もなくラベリングできます。
[強粘着タイプ]
キッチンや脱衣所など高温・多湿になる場所ではふせんの力が弱まりがちに。粘着力が約2倍ある強粘着タイプなら自然なはがれ落ちを防ぎます。
③ロールタイプなど
形状が多様化してます
[ふせん以外の使い方ができるロールタイプ]
マスキングテープのように仮止めで使ったり、リボン風にラッピング素材にしたり本来のふせん以外の使い方が充実しています。
[フィルムタイプの切り取るふせん]
透けているので文字の上にも貼ることができるフィルムのふせん。デザインふせんを多く扱うカンミ堂から、ペン型で携帯しやすい「PENtONE」、台紙が自立する「SUTTO」などが登場しています。
[静電気を使った魔法のふせん]
ウインテックから、のりを使わず静電気で貼るフィルふせんが登場。裏面はホワイトボードになっていてマーカーなら何度でも書き直しができます。
以上、実用ふせんの基本でした。それでは結果の発表です。まずは「しおりタイプ」のふせん10種の評価を発表します!
【評価A+】まさかの100均がベスト! 実力派なのにお値ごろな優秀ふせん
100均で見つけたポストイットがしおりタイプでベストでした。枚数が少ないので、1枚あたりは割高かと思いきや、文具店でポストイットを買うより0.4円も安い結果に! 成績はポストイットそのもので、どの点も劣っていませんでした。
ダイソー(スリーエム ジャパン)
Post-it 強粘着ふせん
購入価格:108円
サイズ:75×25mm
内容量:80枚
1枚あたり:1.4円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ A
はがれにくさ B
コスパ A
にじみもなくキレイ!
「落ち着いたブルーが珍しい色味です」(文具プランナー 福島槙子さん)。
【評価A】ふせんといったらやっぱりポストイット! 書き心地と貼りやすさは優秀です
書き心地と貼りやすさは優秀で、コスパも1枚あたり1.6円と申し分なし。ただ強粘着タイプと比べるとややはがれやすい印象です。
スリーエム ジャパン
Post-it ふせん
カラーキューブ レギュラーシリーズ
購入価格:356円
サイズ:75×25mm
内容量:45枚×5色
1枚あたり:1.6円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ A
はがれにくさ C
コスパ A
第一人者だけある安定した貼り心地。ただし、のりがない面は浮いてしまいました。
【評価A】PCや冷蔵庫より紙への粘着力が強い ポストイットの強粘着ふせん
はがれにくさのテストでは少し反り返りがありました。しかし、さすがは粘着力約2倍をうたうだけあり、ノートなどの紙にはしっかり付きました。
スリーエム ジャパン
Post-it 強粘着ふせん
スタンダードシリーズ ネオンカラー
購入価格:324円
サイズ:75×25mm
内容量:90枚×2冊
1枚あたり:1.8円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ A
はがれにくさ B
コスパ A
浮きは少なめ。ノート整理で頼もしいふせんです。
【評価B】N'sのふせんは 滑らかな書き心地No.1!
ペン先が紙に引っかかることなく気持ちよく書けます。ただ、油性ペンで丁寧に書くと少し文字がにじみました。
クラスタージャパン
N’s
貼ってはがせる ふせん紙
購入価格:108円
サイズ:75×25mm
内容量:100枚×2冊
1枚あたり:0.5円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ C
コスパ A
はがれにくさのテストでは、粘着面以外が浮きました。
【評価B】瓶などのカーブにもピッタリ貼れる ポストイットの強粘着全面タイプ
少し値は張りますが、強粘着のため瓶などカーブした面にもピッタリ貼れて、はがれません。目立つ蛍光カラーで伝言メモの目印になります。
スリーエム ジャパン
Post-it ふせん 全面強粘着タイプ3パッド入り
購入価格:280円
サイズ:76×25mm
内容量:24枚×3色
1枚あたり:3.9円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ C
はがれにくさ A
コスパ B
9割が接着面です。
【評価B】好きな色から使える 画期的なクラスターのPitta
5冊のパッドをくっ付ける天面に付いたのりが強く、取り出しにくさの原因になっているようです。書き心地とコスパは及第点。
クラスタージャパン
Pitta ふせんの匠
好きな色から使えるふせん
購入価格:208円
サイズ:75×25mm
内容量:20枚×5色×2冊
1枚あたり:1.0円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ C
コスパ A
最初からめくれてしまいました。
【評価B】スタロジーのふせんは 小さくて文庫のしおりにぴったり
小さい割に粘着面が広いため台紙から1枚を取り出すのにひと手間必要。油性ペンは多少にじみますがインクの乾きは速いです。フィルムがピッタリ付きはがれにくさは合格。
ニトムズ
STALOGY
書けるふせん 3色
購入価格:540円
サイズ:50×15mm
内容量:50枚×3色
1枚あたり:3.6円
[評価]
書きやすさ B
貼りやすさ A
はがれにくさ B
コスパ B
粘着面が広め。濃い色が目立つからマーキングにぴったり。
C評価: 【評価C】コクヨのラベルメモは
表面コートがインクを弾いて書けず……
表面が加工されていてサインペンを弾いてしまい、ボールペンだと文字がかすれます。また、紙が厚くて取り出しにくいのも残念。
コクヨS&T
粘着メモ ドットライナー ラベルメモ
購入価格:334円
サイズ:74×25mm
内容量:100枚×2冊
1枚あたり:1.7円
[評価]
書きやすさ D
貼りやすさ C
はがれにくさ C
コスパ A
ドットのりがまばら……。全面のりなのにはがれやすく、使いどころに悩むふせんです。
C評価: 【評価C】キャンドゥのふせんは
いつの間にかはがれそう!
書き味がよく、コスパはいいものの、薄い蛍光ピンクのふせんは視認性が低く、好みが分かれるところ。
キャンドゥ(ハピラ)
貼ってはがせる
見出しやメモ・伝言に使いやすい! 蛍光
購入価格:108円
サイズ:75×25mm
内容量:100枚×3色
1枚あたり:0.4円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ E
コスパ A
テスト開始2時間後には反り返ってしまいました。めくれすぎて取れそうです。
C評価: 【評価C】業務用サイズのニチバンのふせんは
1枚あたりは安いが性能もそれなり
水性ペンで書くと少し弾きます。貼りやすさは満点ですが、めくれ上がってしまい、書いてある文字が正面から確認できないほどはがれます。
ニチバン
付箋 ポイントメモ
購入価格:1282円
サイズ:75×25mm
内容量:100枚×4色×5冊
1枚あたり:0.6円
[評価]
書きやすさ B
貼りやすさ A
はがれにくさ E
コスパ A
今にもはがれそう!!
以上、しおりタイプ10製品の評価でした。
続いて、メモ帳タイプ17製品の評価を発表します!
【評価A+】N'sの貼ってはがせるふせんは コスパもよくて使いやすい!
滑らかな書き味が32製品中1位! 貼りやすさでも場所を選ばず優秀。はがれにくさも合格点なうえ、コスパもよくて言うことなしです。5本のペンどれを使ってもなめらかに書くことができました。
クラスタージャパン
N’s
貼ってはがせる ふせん紙
購入価格:108円
サイズ:75×75mm
サイズ:100枚
1枚あたり:1.1円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ A
はがれにくさ B
コスパ A
下側は軽く浮く程度。ペンを選ばずノンストレスで書けます。
はがれにくさのテストでは12時間後もめくれることなくキレイに貼り付いていました。「親しい間柄ならちょっとしたメッセージのやり取りにも◎」(コミュニケーションスタイリスト 吉戸三貴さん)。
【評価A】ポストイットのノートは ストレスなく書けて貼れる!
書きやすさ、貼りやすさ、はがれにくさとまんべんなく優秀。強粘着や全面のりと比べると、はがれにくさで劣りますが、申し分なくキレイに貼り付きます。
スリーエム ジャパン
Post-it ノート 654RP-YN
購入価格:302円
サイズ:75×75mm
内容量:100枚
1枚あたり:3.0円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ A
はがれにくさ B
コスパ B
強粘着よりはめくれますが、基本を押さえた優等生です!
【評価A】100均のメモ帳タイプはこれが正解! どのペンでも書きやすい!
つるつるした紙なのにどのペンを使ってもスムーズに書き込めて、速乾です。コストは最安値のものの2倍はしますが、100均メモ帳のベストふせんはこちらです!
キャンドゥ(ハピラ)
貼ってはがせるふせん
大切な伝言やメモに最適 イエロー
購入価格:108円
サイズ:75×75mm
内容量:150枚
1枚あたり;0.7円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ A
はがれにくさ C
コスパ A
粘着力は弱め。水性インクを使っても速乾でにじみません。
【評価B】ポストイットの強粘着ノートは バランスのとれた実力が魅力!
粘着面がしっかりホワイトボードに付き、はがれにくさもまずまず。長期間貼るなら、強粘着ふせんがオススメです。書き味もよく、キレイに文字が書けます。
スリーエム ジャパン
Post-it 強粘着ノート
購入価格:334円
サイズ:75×25mm
内容量;90枚
1枚あたり:3.7円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ B
コスパ B
粘着部分が幅広。高温多湿な場所にもオススメ!
【評価B】大判ラベルにはポストイットが便利! 価格がネックだけど使いやすい
全面のりのふせんで迷うのはめくる方向。この製品はめくれる側面を角丸にしてわかりやすくしています。書き心地やはがれにくさがいいので高額でも納得。
スリーエム ジャパン
Post-it ノート 全面強粘着タイプ
購入価格:345円
サイズ:76×76mm
内容量:24枚×2冊
1枚あたり:7.2円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ A
コスパ D
9割超えの粘着面! 全面のりで使いやすさ◎。
【評価B】ニチバンのメモは 大判サイズの割に粘着面は弱め
書きやすさや貼り付けやすさに支障はありません。ただ、大判サイズの割に粘着面が小さいので、はがれやすい点が足を引っぱりました。
ニチバン
付箋 ポイントメモ
購入価格:985円
サイズ:110×75mm
内容量:100枚×5色
1枚あたり:2.0円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ C
コスパ A
大きさに対して粘着面は狭めです。
【評価B】クラスターのPittaは 天面のりが強く丸まってしまう
天面のりがはがれにくいので少し取り出しづらい。書きやすさとコスパはいいので、一時的に貼り付ける伝言メモにはちょうどいいです。
クラスタージャパン
Pitta ふせんの匠
好きな色から使えるふせん
購入価格:248円
サイズ:75×75mm
内容量:20枚×5色
1枚あたり:2.5円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ C
コスパ A
接着面もめくれてしまいました。
【評価B】セリアのふせんはコスパ抜群の実力派 突出した欠点がなく優秀
黒との相性がいい薄いイエローで、黒い文字が非常に読みやすいです。どのペンでもなめらに書けてにじみもありません。
セリア(エコー金属)
STICKY NOTE YELLOW
購入価格:108円
サイズ:75×75mm
内容量:150枚
1枚あたり:0.7円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ C
コスパ A
水性インクでも乾きが速く、にじまないのは高評価。
C評価: 【評価C】コクヨの貼ってはがせるメモは
使えないペンがある!
ドットライナーののりを使用したふせんで反りにくいとうたっているものの、実際には丸まってしまいガッカリ。インクは水性も油性も乾きが遅いのが難点。
コクヨS&T
貼ってはがせるメモ
ドットライナー ラベルメモ
購入価格:345円
サイズ:74×74mm
大容量:100枚
1枚あたり:3.5円
[評価]
書きやすさ D
貼りやすさ B
はがれにくさ C
コスパ B
油性ペンでもにじんでしまいました。
C評価: 【評価C】プリントインフォームのふせんは
雑多な部屋の中でも視認性は抜群!
ひと回り小さなサイズでも蛍光色がよく目立ちます。ただ、PCなどのつるっとした場所には貼りにくく、手で撫でつけても不安が残りました。
プリントインフォームジャパン
付箋紙 info notes
ブリリアントキューブ 4色
購入価格:540円
サイズ:50×50mm
内容量:60枚×4色
1枚あたり:2.2円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ E
はがれにくさ C
コスパ A
イエローの視認性は優秀でしたが、粘着面からはがれてしまいました。
C評価: 【評価C】無印らしいふせんだけど
デザイン性重視のためか使い勝手は悪い
ペン先が引っかかったり、文字がにじんでしまったりします。おしゃれなクラフトふせんが好きならいいですが、粘着力も弱くはがれやすいので実用性はイマイチ。
無印良品
クラフト付箋紙
購入価格:200円
サイズ:75×75mm
内容量:100枚
1枚あたり:2.0円
[評価]
書きやすさ C
貼りやすさ A
はがれにくさ D
コスパ A
無印らしいナチュラルカラー。粘着面からはがれてしまいました。
C評価: 【評価C】キャンドゥのふせんは
強粘着なのにやや難あり
台紙から取り出しにくく、力が必要。また反り返ってしまうと粘着していない部分が浮いてしまい、はがれやすくなります。紙のザラつきは細ペンだと気になる程度。
キャンドゥ(ハピラ)
貼ってはがせるふせん
ダンボールやデスク周りに最適 強粘着
購入価格:108円
サイズ:75×75mm
内容量:80枚
1枚あたり:1.4円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ C
はがれにくさ D
コスパ A
ペンは太ペンがおすすめです
C評価: 【評価C】キャンドゥの貼ってはがせるふせんは
書き心地はイマイチ
全面のりの粘着力が強く、丁寧に取り出しても丸まってしまいます。ペンケースなどにしまって使う人はほかのふせんより縦横が1mmずつ大きい点も注意。
キャンドゥ(ハピラ)
貼ってはがせるふせん
ピタッと貼れる 全面のり付タイプ
購入価格:108円
サイズ:76×76mm
内容量:100枚
1枚あたり:1.1円
[評価]
書きやすさ C
貼りやすさ D
はがれにくさ C
コスパ A
9割が粘着面。書き心地もいまいちでした。
C評価: 【評価C】セリアのふせんは
天面のりで取り出しにくい
サインペンは弾いてしまい、マッキーは紙の凹凸に引っかかって書きにくいです。天面のりの力が強いので取り出す際にもストレスを感じます。
セリア(協和紙工)
FIT MEMO
貼ってはがせるメモ ばらけないパステル大1冊入
購入価格:108円
サイズ:75×75mm
内容量:20枚×4色
1枚あたり:1.4円
[評価]
書きやすさ C
貼りやすさ B
はがれにくさ C
コスパ A
粘着面からめくれてしまいました。
C評価: 【評価C】ダイソーの激安ふせんは
お値段なりの実力でした
各色100枚も入った大容量でお得感満載! 実際にコスパ最高ですが、書き心地の今一歩感やはがれやすい点を考えると購入はオススメしません。
ダイソー
4カラー ふせん
購入価格:108円
サイズ:76×76mm
内容量:100枚×4色
1枚あたり:0.3円
[評価]
書きやすさ C
貼りやすさ A
はがれにくさ D
コスパ A
反りは撫でても戻りませんでした。
D評価: 【評価D】スタロジーの半透明ふせんは
1枚約10円の価値があるかは微妙
流行のノート整理にうれしい、下地が透けて読めるふせんですが、水性系のペンは使えません。ほぼ全面がのりで、粘着力は強く反り返ることはありませんでした。
ニトムズ
STALOGY
半透明ふせん 無地
購入価格:485円
サイズ:50×50mm
内容量:50枚
1枚あたり:9.7円
[評価]
書きやすさ C
貼りやすさ B
はがれにくさ B
コスパ E
90%のりがびっしり! 水性ペンは使えませんでした。
D評価: 【評価D】静電気でくっ付けるふせんは
書き心地が微妙でした
カラー面は従来のふせんとして、水性ペンもOK。ただし、ペン先が滑りすぎて書き心地は微妙。裏面はホワイトボード用マーカーなら何度も書いて消せます。
ウインテック
magnetic
NOTES tesla amazing
購入価格:864円
サイズ:100×70mm
内容量:100枚
1枚あたり:8.6円
[評価]
書きやすさ C
貼りやすさ A
はがれにくさ C
コスパ E
ヌラヌラした書き心地です。
以上、メモ帳タイプの評価でした。
最後に、ペン型や掲示板型、ロール型など話題のものや目を引いた特殊タイプ5つの評価を発表します。
【評価A+】ヤマトのロールふせんは カットしやすいテープとカラーがグッド!
紙テープなのでペンを選ばずなめらかに書けます。視認性のよい蛍光色で雑多な部屋の中でも目立って大切な伝言を見逃しません。今回テストしたロールタイプの中では断トツでテープカッターの切れ味がよく、貼り付けまでがスムーズでした。
ヤマト
テープノフセン オレンジ
購入価格:345円
サイズ:15mm×10m
内容量:200枚分
1枚あたり:1.7円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ B
はがれにくさ A
コスパ A
全面のりでめくれず。ロール型の中で唯一ストレスなくテープカットすることができました。
リボンのようにラッピングするとオシャレ!「マスキングテープの代用にも使えます!」(コミュニケーションスタイリスト 吉戸三貴さん)。
【評価B】テープの引き出しが固い スタイリッシュなスタンド型ふせん
幅広な紙テープは、全面のりのメモとしても使え、大事な用件を書いてもふせんがはがれてしまう心配がありません。ただ、テープの引き出しが固いのが唯一の欠点です。
プリントインフォームジャパン
付箋紙 Rolls50
購入価格:486円
サイズ:50mm×10m
内容量:200枚分
1枚あたり:2.4円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ C
はがれにくさ B
コスパ A
幅広な全面のりのガムテープのようなロールふせんです。
【評価B】ダイソーのロールふせんは詰め替え可 お気に入りを入れても◎
大きめのテープカッターに4色のテープが入ってお得感満載。テープの引き出し時に他の色が巻き込まれると戻すのが面倒ですが、貼り心地や耐久性は合格点です。
ダイソー
ロールふせん
購入価格:108円
サイズ:1.25cm×6m
内容量:120枚分×4色
1枚あたり:0.2円
[評価]
書きやすさ A
貼りやすさ C
はがれにくさ B
コスパ A
はがれにくさは合格です。
C評価: 【評価C】ペンケースの中でも汚れないが
ペンを選ばなければならないのが難点
ペンサイズのケースにふせんを内蔵した、ペン感覚で持てるフィルムふせん。SUTTOと同じリフィルでも、本体代を含めるとこちらのほうが1枚あたりのコスパはいいです。水性ペンの乾きが遅いため、書き込みは油性ペンを使うのが無難です。
カンミ堂
PENtONER
Film Fusen ペンと持つ、ふせん。
購入価格:799円
サイズ:42×12mm
内容量:70枚×3色
1枚あたり:3.8円
[評価]
書きやすさ D
貼りやすさ B
はがれにくさ A
コスパ B
粘着面が中央に!
D評価: 【評価D】小さな掲示板のようでかわいいけど
書き込みはミシン目に注意
その名の通り、デスクに立てて置けるふせん。目を引く見た目ですが、中身はよくあるフィルムふせんです。1枚のサイズが小さく書き込みしにくいところが欠点。
カンミ堂
SUTTO Film Fusen スッと立つふせん
購入価格:669円
サイズ:42×12mm
内容量:70枚
1枚あたり:9.6円
[評価]
書きやすさ E
貼りやすさ B
はがれにくさ A
コスパ E
ふせんに書くときは油性で書き込んで!
以上、実用ふせんのランキングでした。
ふせんの代名詞ポストイットがしおりタイプの1位になりましたが、販売店はまさかのダイソー。少量入りでもクオリティは優秀です。
メモ帳タイプのN'sは本当に書き心地がよく、108円という低価格ながらも高クオリティを実現し、プロ2人から「一番書きやすいふせん」と絶賛でした。
特殊タイプは欠点が見当たらなかったテープノフセンが1位に。マスキングテープやリボンの変わりになる優れものです。
どれもコスパがいいので、それぞれのタイプのベストバイを買いそろえてみてはいかがですか?