ドン・キホーテ史上最高スペックのノートPC登場!
ドン・キホーテの情熱価格ブランドより登場したPC、「MUGA ストイックPC5」。
通称、「ドンキPC」と呼ばれているノートPCです。前モデルのドン・キホーテ(情熱価格)「「MUGA ストイックPC4」からどう進化したのか、気になりませんか?
というわけで今回、雑誌『家電批評』編集部がガジェットライターの功刀 友如さんと一緒に、ドン・キホーテ(情熱価格)「MUGA ストイックPC5」を徹底チェックしました!
テスト方法は?
ガジェットライターが実機を実際に使って検証。以下の8項目で採点し評価しました。
基本性能
基本スペックと各種ベンチマークの結果で性能を評価。
画質
動画や写真を表示して、色みや視野角などを評価。
音質
動画と音楽でスピーカー性能や音の広がりを評価。
操作性
キーボードやタッチパッド、独自機能の使い勝手を評価。
インターフェース
インターフェースの豊富さや通信機能の性能を評価。
連続使用時間
YouTube動画を連続再生して、連続使用時間を検証。
携帯性
持ち歩きやすさや重量感などを含め、携帯性を評価。
コスパ
機能や性能に対する価格でコスパを評価。
それでは、早速、テスト結果を見ていきましょう。
情熱価格「 MUGA ストイックPC5」の実力は?
情熱価格「MUGA ストイックPC5」
- 情熱価格MUGA ストイックPC5
- 検証時価格: ¥43,780〜
- 基本性能
- 画質
- 音質
- 操作性
- インターフェース
- 連続使用時間
- 携帯性
- コスパ
インテルN100搭載でドンキ史上最高スペックのノートPC
情熱価格(ドン・キホーテ)「MUGA ストイックPC5」は、「ド」の文字が目立つ箱はドンキ感しかありませんが、中身はかなりシンプルでスタイリッシュ。ロゴすらありません。パッと見ではメタルボディにも見えますが、残念ながら格安PCの部類なので、そこはやはり樹脂製です。
ユーザーのニーズに可能な限り応えたというスペックは、第12世代インテルCPUを搭載し、8GBメモリ、ストレージも256GBのSSDを搭載しています。高性能な機種と比べると、ベンチマークテストの結果は相当見劣りするものの、ネットやメール、文書の作成程度ならば、意外と軽快です。
フルHDのディスプレイも自然な色みで、そのへんの下手な格安ノートより断然キレイ。音質はちょっと厳しいですが、ネット動画も十分楽しめます。
使い勝手はというと、残念ながらキーボードがかなりクセモノ。「エンター」キーが右端にないため、慣れるまでは誤入力しまくり……。右側の「シフト」キーがないのも痛い。
とはいえ、4万円強という価格を前提にすると「想像以上にまとも」という実感。例えば、子どもに持たせる初めてのPCといった用途にハマりそうです。
- 幅
- 323.4mm
- 奥行
- 219.9mm
- 高さ
- 19.9mm
- 重量
- 1460g
- OS
- Windows 11 Home
- ディスプレイ
- 14.1インチ(1920×1080px)
- CPU
- Intel Alder Lake N100(4コア・最大3.40GHz)
- メモリ
- LPDDR5 8GB
- ストレージ
- 256GB SSD
- グラフィックス
- Intel UHD Graphics 24EU
- 通信
- Wi-Fi 6・Bluetooth 5.2
- インターフェース
- USB 3.0、USB-C(PD対応)、HDMI、3.5mmイヤホンジャック
- バッテリー
- 通信 USB 3.0、USB-C(PD対応)、HDMI、3.5mmイヤホンジャック
箱はドンキ感満載でも中身はスタイリッシュ!
インターフェースは左側面にまとめられており、右側面には何もなし。microSDスロットが廃止されたのは残念です。
前モデルのドンキPCと基本スペックを比較!
▼テスト結果
基本性能
格安PCとしてはまともですが決して高性能ではありません。
画質
色味が自然で、思ったよりはキレイ。暗部は弱いです。
音質
音量を大きくすると粗さが目立ち、うるさく感じます。
操作性
タッチパッドはたまに反応が鈍い瞬間があります。
インターフェース
前モデルより端子が少ないのが非常に残念です。
連続使用時間
YouTube連続再生での使用時間は5時間16分でした。
携帯性
軽くはありませんが、持ち歩きづらさは感じません。
コスパ
この性能でこの価格なら、コスパはかなり高めです。
「MUGA ストイックPC5」詳細チェック!
Check1:性能
ゲームには向かないけれどネットやメールなら十分
ストレージ性能測定:CrystalDiskMark
ストレージはSSDですが、速度はそこそこ。5年前ぐらいに「500MB/s出ればそれなりにサクサク」と言われていましたが、そのあたりの速度です。
3D性能測定:3DMark
グラフィックスはCPUに統合されているGPUが担ているため、予想どおりの非力さです。まずゲーム用途には向かないでしょう。
基本性能測定:Geekbench 6
高性能PCと比べるとスコアの桁が違いますが、同じCPUを搭載している機種と比べると、なかなかいいスコアです。
Check2:画質
高画質ではないがディスプレイは健闘
フルHDのディスプレイは、思った以上にキレイで色みも自然。視野角も広めです。ネット動画もフルHDであれば、カクカクせずに楽しめます。
画面はそこそこキレイで視野角も広い
高精細ではないけれどフルHDでそこそこキレイ。
視野角もけっこう広め。
Check3:操作性
右側のキー配列が微妙で強度も不安
キーボード自体の打ちづらさは感じませんが、キー配列がクセモノです。特に右側のキー配列が独特で、「Enter」や「Backspace」が使いにくい。右の「Shift」も欲しいです。
慣れるまで打ち間違いが多そう……
「Enter」が端になくて右「Shift」も省略。
打鍵感はそれなりにいいがチープな感じは拭えず。
Check4:コスパ
確かに高コスパ!でも軽くはない
箱にコスパを追求とありますが、確かにコスパは高めです。なお、Windowsの設定画面でわかりますが、本機を製造しているのは、格安PCで知られる中国のCHUWI(ツーウェイ)で、「GemiBook XPro 14インチ」が本機の仕様と酷似。もっとも、CHUWI製品と異なり、本機はキーボードが日本語化されているなど、より使いやすくなっています。
メーカーのウリどおり確かにコスパは高い
作っているのは格安PCで知られるツーウェイ。
箱の裏面に書いてあるほど軽くなく重量感があります。
重量が約1.5kgあるので、決して軽くはありません。持ちづらい形状ではありませんが、エッジが手のひらに割と当たります。
まとめ:価格を前提にすると想像以上にまとも
以上、ドン・キホーテ(情熱価格)「MUGA ストイックPC5」のレビューでした。
4万円強ながら、インテルN100搭載という高スペックな「ドンキPC」。気になる人はチェックしてみてください。
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キーのストロークは深めですが、ガシャガシャとうるさめ。強く押すと本体全体がやや歪むので、チープさは拭えません。