キッチン“家電大賞”肉焼きオーブン
ホントの実力は?

取り外しできるロティかごで、肉などを回転させながら遠近赤外線ダブル加熱で炙り焼きする“360度回転ロティサリーグリル”機能がめっちゃ目を引く「NB-RDX100」。

パナソニック
ロティサリーグリル&スモーク
NB-RDX100
実勢価格:2万27049円
(記事初出時:4万3263円)

外寸:W405×D416×H280mm
庫内寸法:W270×D290×H112mm
本体重量:8.6kg(焼き網使用時)

わかりやすく言いますと、ローストビーフや……

スモークサーモンといったご馳走を……

自宅で簡単に作れるキッチン家電なんです。

日本の白物家電では異例な機能がウケたのか、雑誌「GetNavi」(学研プラス)とニュースサイト「家電 Watch」(インプレス)が共同で実施し、読者の投票のみで決定する「家電大賞2017」において、グランプリとキッチン家電部門大賞をダブルで受賞したそうです。

(パナソニック公式サイトより)

投票した方の声を拾いますと「360度回転式はいままでにない」「画期的アイディア!」なんて珍しさを評価する声が多いんですが……。

確かに、パナソニックという日本を代表するブランドが、「肉焼き特化型オーブン」という尖った製品を販売すること自体が素晴らしいです。でも、実用性はどうなんでしょう。

たとえば、ロティかごが小さすぎて肉を小さく切らないと入らないとか、美味しいけど使った後の手入れがすごく大変とか、燻製はできるけど煙やニオイがめっちゃ出てマンションじゃ無理……なんてことはないんですかね?

そこで、我々の出番です。ロティサリーグリル機能、燻製機能、グリル機能、トースター機能にオーブン機能、手入れのしやすさや使い勝手。すべてを徹底的に、忖度なくテストしようじゃありませんか! その結果「買い」ならば、360.lifeとしてもメチャ推ししたいと思います。

というわけで、一連のテストを行ったのですが……内容があまりにも多かったため、今回は前編として「ロティサリー」と「スモーク」の評価をお伝えします!

キッチン[テスト①]ローストビーフ&焼豚
見た目も味も大成功でした!

“科学する料理研究家”さわけんさん、そして料理家の風間章子さんをお招きし、まずは実際に「ロティサリー」を用いてローストビーフと焼豚を調理していただき、その過程と味わいを評価していただきました。

【テスト内容】
オートメニューの「ロティ」で「焼き豚」「ローストビーフ」の仕上がり「中」を選択。付属のレシピ本通りの分量で調理して仕上がりを見ました。

ちなみに、調理中は見た目もかなり派手。

なんとも説得力のあるビジュアルです。

できあがりは「見かけ倒し」どころか、両識者から絶賛される出来映えでした!


【焼豚】

所要時間:1時間2分50秒
評価:S

「まわりが香ばしく焼き上がり、中は火が通りすぎずしっとり。お店の味ですね」と食のプロが太鼓判。調理に1時間以上かかる点が気になるかもしれませんが、「火加減を見ずに放っておいてもできるのが素晴らしい!」と、それ以上のメリットがある、との評です。

【ローストビーフ】

所要時間:42分35秒
評価:A

芯温を計測したところ57.3℃。表面に焼き色はありませんが、肉の旨味を存分に感じられる焼き上がりです。食のプロたちからは、「ミディアムな焼き上がりで歯切れもよく、ここまで美味しく作れるなら何も問題はありません!」と、こちらも絶賛を博していました。


【結論①】ロティサリー調理は
レストラン並みに仕上がります

オートロティの焼き豚とローストビーフは、「仕上がり中」でもしっかり火が通ります。回転させながら遠近両赤外線でじっくり焼くからこそ出せる、肉本来の旨みと甘みや香りにうっとりです。回転するロティは、識者も思わずスマホでムービーを撮るほどパワーがある光景でした。

「煮豚をフライパンで転がして焦げ目を付ける家庭の焼き豚とはまったく違う、回転させながら炙るからできる香ばしい焼き豚です!」(風間さん)

見栄えも味わいもレストラン並み。コレは確かに何かしらの賞に輝いても納得してしまう実力でした。

キッチン[テスト②]ちょっとメンドウ…
でもスモークも超ウマい!

ロティサリー調理に続いて、もうひとつのウリであろうスモーク調理にもトライしました。

【テスト内容】
説明書の「くんせいモード」にある分量と焼き時間を参考に、「低温」では明太子とチーズ、「高温」では卵とサーモンを燻しました。

スモーク調理前は、煙がエラいことになったら大変だなぁ……と、不安視する向きがありましたが、その点は“あまり気にならない”レベルでした。が、それより目立ったのはスモークの準備がメンドウだということ。

くんせい網をくるんだり、くんせい容器にフタをしたりとアルミホイル使いまくり。面倒だし、専用フタは付けてほしかった……という前置きはそろそろにして、実食評価の様子がこちらです。


【明太子(低温)】

所要時間:16分
評価:A


燻製香がピリ辛の明太子にマッチ! たらこ一粒一粒にしっかりとした香りがあり、火も通りすぎずしっとりと仕上がりました!

【チーズ(低温)】

所要時間:20分
評価:A


6Pチーズが高級スモークチーズに変身! キレイな飴色に仕上がった潤いあるチーズはおつまみにピッタリの濃厚な燻製香でした。

【卵(高温)】

ゆで卵を14分。しっかりと閉じ込められた燻製香が黄身からも感じられ、ふんわりでした。

【サーモン(高温)】

所要時間:25分
評価:A


生サーモンを燻したところ、サーモン本来の甘みと燻し加減がベストマッチ!


【結論②】スモークは
お酒が欲しくなる魅惑の仕上がり

オート調理機能はありませんが、説明書記載の食材ごとのくんせい時間を目安に燻したところ、どれもまさにプロの味。煙はほとんど出ませんでした。

多少のニオイとアルミホイルを活用しなければならないメンドウ感はありますが、出来上がりはスペシャルです!

キッチン[前半のまとめ]ここまで
全部美味しかったです!

ロティサリーとスモークは、いずれも食のプロから思わず笑みと驚きがこぼれる素晴らしい機能であることがわかりました。ガチでレストランの味が楽しめます。ここまでの評価は、まさに“大賞”の名にふさわしいものであります!

といったところで、そろそろ長くなってまいりましたので後編へ続きます。ただ、「お、これ良さそうだな」と思っても、ポチるのはもうちょっとガマンしていただきたいところです。なぜなら、ぶっちゃけ「どうなのこれ」と思わせる部分もあるからです。

後編はこちらより