夏のリビングを快適に！ 接触冷感アイテムのおすすめは？
高温多湿の日本の夏は、何年経験してもやっぱり暑くつらいもの。今年もすでにかなり暑いですが、電気代が上昇傾向にあるので、エアコンをガンガンにきかせるのもつらいところです。
そこで注目したいのが、エアコンの稼働を抑えめにしつつも、リビングを爽快にしてくれる「接触冷感グッズ」。最近ではホームセンターなどで、接触冷感素材を使ったリビングアイテムがたくさん登場しています。
というわけで、雑誌「MONOQLO」編集部では、リビングで使える「接触冷感グッズ」を集めてテスト。冷感性能や使い勝手をチェックしました。
今回は、履くだけで足もとからひんやり快適な「冷感スリッパ」3選です。
接触冷感素材とは？
ラグやクッション、スリッパなどの布製品は夏は熱がこもって暑くなりがち。でも、接触冷感素材なら触れたところがひんやりして快適に過ごせます。
ひんやり感じる生地で夏を快適に
「接触冷感素材」とは、触るとひんやりと感じる生地のこと。
化学繊維ではレーヨンやキュプラがこの接触冷感に優れた性質を持っていて、生地内の水分を素早く吸収・拡散して気化熱を奪ったり、熱伝導率・熱拡散率が高いなどといった特徴があります。
実際に生地に触れると、肌から生地へ瞬間的に熱が移動して冷たく感じます。この移動量は接触冷湿感評価値「Q‒max（W/cm2）」で数値化され、冷感敷きパッドなどの製品に記載されていることもあります。
ちなみに冷たく感じる目安は0.2W/cm2以上とされています。
一日中はいていることの多いスリッパは、夏を快適に過ごす上で最重要ポイント！ 冷感の強さだけでなく、肌触りや脱ぎ履きのしやしさも文句なしの1足を用意しましょう。
冷感スリッパを4項目でテスト
今回は、ホームセンターやネットで人気の「接触冷感スリッパ」3製品を集め、以下の4項目でテストしました。
冷感持続性
ソファカバーを3分間体に密着させて、その前後の体表面温度を計測。表面温度の計測で冷感の持続性をチェックしました。
肌触り
ひんやり感や肌触りの良さを、快眠ナビゲーターの結城未来さんにチェックしていただき、評価をつけました。
脱ぎ履き
冷感スリッパは冷たさも重要ですが、軽さや脱ぎ履きのしやすさも大切。実際に脱ぎ履きして評価しました。
それではまずは、ベストバイに選ばれた製品から発表します！
接触冷感スリッパのおすすめは？
カインズ「もっとひんやり冷感スリッパ」
カインズ
もっとひんやり
冷感スリッパ
実勢価格：598円
▼テスト結果
- 冷感持続性：○
- 肌触り：○
- 脱ぎ履き：○
- 総合評価：A
カインズ「もっとひんやり冷感スリッパ」は、冷たさはもちろん、クッション性があり柔らかく、脱ぎ履きしやすいのが好評で、ベストバイに選ばれました。
軽さに加えて冷感性能も上々！
履くとすぐに感じる冷たさは3分たっても継続しました。ひんやり感もバツグンです。
ヒラキ「ひんやり 接触冷感スリッパ」
ヒラキ
ひんやり 接触冷感スリッパ
実勢価格：748円
▼テスト結果
- 冷感持続性：○
- 肌触り：△
- 脱ぎ履き：○
- 総合評価：B
ヒラキ「ひんやり 接触冷感スリッパ」は、ソールが厚めで土踏まずが盛り上がっていたりと履きやすさに工夫があります。
履いてすぐはひんやりします。
KOCOTA「メッシュ 接触冷感素材 コンフォート スリッパ」
KOCOTA
メッシュ 接触冷感素材
コンフォート スリッパ
実勢価格：2180円
▼テスト結果
- 冷感持続性：△
- 肌触り：△
- 脱ぎ履き：○
- 総合評価：C
KOCOTA「メッシュ 接触冷感素材 コンフォート スリッパ」は、スリッパというよりはサンダルに近く、室内履きとしては重いかもしれません。
メッシュ素材になっているのですが、冷感は微妙でした。
まとめ：涼しくて軽いカインズが新定番！
以上、履くだけで足もとが涼しくなる「冷感スリッパ」3選のご紹介でした。
カインズは軽さに加えて冷感性能もバッチリでした！
カインズ「もっとひんやり 冷感スリッパ」
カインズ
もっとひんやり
冷感スリッパ
実勢価格：598円
いかがでしたか？ 夏の足もとを快適にしてくれる冷感スリッパは、冷たさも重要ですが、軽さや脱ぎ履きのしやすさも大切です。こちらを参考にぜひ夏のスリッパ選びをしてみてくださいね。
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表面温度の計測で冷感の持続性をチェックできます。