“ファン付きレインウェア”とは?
近年、建設現場などで涼しいと人気なのが、「ファン付き作業服」です。しかし、雨の中で使えないという欠点がありました。
そこで登場したのが「ファン付きレインウェア」です。気温の高い時期でも着ていて快適で、雨にも濡れないなら便利ですよね。
今回は、そんなファン付きレインウェア、Asahicho「9206 空調服®GORE-TEX レインジャケット」を編集部員が実際に使ってみたレビューをお届けします。
Asahicho
9206 空調服®
GORE-TEX レインジャケット
実勢価格:5万4780円
素材:ポリエステル100%
Asahicho
51030 GORE-TEX レインパンツ
実勢価格:1万1781円
素材:ePTFEラミネート(混率:表側ポリエステル100%・裏側ナイロン100%)
Asahicho「9206 空調服®GORE-TEX レインジャケット」
Asahicho「9206 空調服®GORE-TEX レインジャケット」は、野外作業時など、雨の中でも服の内部の熱気を外に逃すことで涼しく過ごせるファン付きレインウェアとのこと。バッテリー駆動のファンが2個ついています。
テストでは、「防水機能」「涼しさ」「使い勝手」の3項目を検証しました。それでは順に結果を紹介します。
テスト1:防水性能
防水テストでは、1時間シャワーを浴び続け、中に着た服の濡れ具合を確認しました。
フードやパンツなどのつなぎ目からは、浸水はほぼありませんでした。
手や足は裾が若干濡れた程度。
裏生地内からポケット内に漏れがあり、ポケットに入れていたスマホは濡れました。それ以外はほぼ濡れず、高評価といえる結果になりました。
注目ポイント
素材は防水性の高いゴアテックスを使用。
二重の生地で水の侵入を防ぎます。
テスト2:涼しさ
涼しさテストでは、製品を着て10分間運動をした際の体の表面温度を測定。
また、通販で人気のある通常のファン付き作業着のアイリスオーヤマ「クールウェア CNS-L1-H」や、『MONOQLO』過去ベストのレインポンチョとも涼しさを比較しました。
それでは涼しかった順に紹介します。
▼アイリスオーヤマ「クールウェア CNS-L1-H」
アイリスオーヤマ
クールウェア CNS-L1-H
実勢価格:9980円
アイリスオーヤマ「クールウェア CNS-L1-H」は吸風口が大きく、大風量が服の中に流れてきます。もはや寒いレベルでした。
▼Asahicho「9206 空調服® GORE-TEX レインジャケット」
Asahicho
9206 空調服®
GORE-TEX レインジャケット
実勢価格:5万4780円
Asahicho「9206 レインジャケット」はアイリスオーヤマのファン付き作業服よりも風量は少し控えめですが、服内部の風や、背中や腕から頭に流れる風が涼しくて気持ちいいです。
注目ポイント
首などのすき間から風が抜けます。
袖からも風が抜けていきます。
▼カジメイク「ハイポンチョ」
カジメイク
ハイポンチョ
実勢価格:2980円
カジメイク「ハイポンチョ」はファンが付いていないため、運動時の熱気が排出されずにこもりました。
テスト3:使い勝手
Asahicho「9206 空調服® GORE-TEX レインジャケット」は防水も涼しさも両立した優秀な製品なものの、惜しかったのがファンの干渉です。
腰の部分にファンが2個ついているので、リュックを背負ったり椅子に座ったりすると吸風口を塞ぐために、風が来なくなってしまいました。
体の動かしやすさとしては、ストレッチ生地ではないものの、雨天の中で作業をするには全然問題ナシ。裾部分の太さを調節できるなど、こまやかな工夫もされていました。
【まとめ】バツグンの快適さに感動するアイテムです
検証の結果、Asahicho「9206 空調服®GORE-TEX レインジャケット」は、大風量の通常のファン付き作業服と比べても遜色のない涼しさを、フードの影響で頭の先までしっかりと感じられました。
ポケット内部の濡れやリュックとの相性など惜しいポイントはいくつかあるものの、雨でもファンが使えるのは画期的です。
結論としては、「涼しいレインウェアなので高いけど正直欲しい!」バツグンの快適さに感動しました。ただし、ファンとの干渉が改善されること、そして、もっといろいろなシチュエーションで使えるようになると嬉しいです。
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