「新生活様式」にピッタリな3年ぶんのベストバイを大発表！
このコロナ禍で「新生活様式」になったことで感染対策グッズやテレワーク用品など、今までは注目度がそれほど高くなかった製品にも注目が集まっています。そんななか、テストするモノ批評誌『MONOQLO』では常に読者の皆さんの生活が良くなるような製品を探して紹介し続けてきました。
そこで、今の暮らしをもっと楽しむために、この約3年間で見つけた「新生活様式」にピッタリなベストバイを大発表します。
BOSEの人気ヘッドホンの新旧モデルを比較検証！
雑誌『MONOQLO』2020年12月号でベストバイを獲得したBOSEのノイキャンヘッドホン「NC700」。直接の後継機ではありませんが、2021年に新モデル「QC45」が登場し、人気を集めています。
そこで今回は、「NC700」と「QC45」を聴き比べて検証しました。どちらを買うべきか、その悩み解決します。
オンライン会議でも活躍してくれる BOSE「NC700」
BOSE
Noise Cancelling Headphones 700
実勢価格：3万9800円
サイズ・重量：W16.5×H20.3×D5.1cm・0.25kg
バッテリー持続時間：最大20時間
充電方法：USB-C
雑誌『MONOQLO』2020年12月号でベストバイに輝いたBOSE「Noise Cancelling Headphones 700」。ノイズキャンセリングや立体オーディオ、タッチ操作と新技術が満載のフラッグシップモデルです。
中身が進化した新モデル：BOSE「QC45」
BOSE
QuietComfort（R）45 headphones
実勢価格：3万600円
サイズ・重量：W15.24×H18.4×D7.62cm・0.24kg
バッテリー持続時間：最大24時間
充電方法：USB-C
BOSE「QuietComfort（R）45 headphones」は、人気のQCシリーズの見た目はなるべく変えずに中身を進化させた最新モデル。
固定ファンが多いモデルのため、新モデルでも物理ボタンは健在。従来の操作性を継承しています。
「QC45」は折りたためるので、「NC700」よりもコンパクトに持ち歩けます。
▼「NC700」と違うポイント
- 4500円ほど安い
- 物理ボタン操作
- 折りたたみ可能で持ち運びがコンパクト
さて、ここからは2製品を聴き比べてわかったことを解説していきます。
音質：「QC45」の音の完成度は高い
▼QC45の音の傾向
- 音のバランス：中音重視
- 音場感：どちらかといえばワイド
- 音の表現：どちらかといえば迫力系
▼NC700の音の傾向
- 音のバランス：低音重視
- 音場感：どちらかといえばタイト
- 音の表現：迫力系
音質は明らかに「QC45」のほうが上です。「NC700」は以前のBOSEを彷彿とさせる量感過多とも思えるほどの低音重視で、ボーカルがザラザラしてしまい気味です。
これに対し、「QC45」は歯切れがよく、低域のレスポンスも抜群。低音は適度な量感で解像度も中高域で揃っており、違和感なく聴けます。量感不足も感じません。ボーカルもなめらかで心地よく、音楽のジャンルを問わず楽しめます。
マイク：素人目にみても「NC700」のほうが優秀
▼マイク仕様
- QC45：○
- NC700：◎
ビデオ会議などで重要となるマイク性能は、フラッグシップモデルの「NC700」のほうが優秀です。
「QC45」は、優れたボイスピックアップのマイクアレイ搭載で十分聞き取りやすいのですが、そもそもの搭載マイク数が違うためか、「NC700」のほうが会話だけをしっかり拾ってくれます。
「NC700」のマイク数は合計8つ。6つをアクティブノイズキャンセリング（ANC）に使用し、4つを音声認識に使用（2つはANCと共有）します。
ノイキャン：「QC45」のほうが若干強いが誤差の範囲
ノイズキャンセリング性能に関してはどちらも優秀ですが、若干「QC45」のほうが効果が強く感じます。
外音取り込みの性能にも大きな差はありませんが、「QC45」はノイズキャンセリングのON／OFFの切り替えのみ。一方、「NC700」はノイズキャンセリング強度を11段階で細かく調整できるため、このあたりでモデルの差を付けているようです。
以上、BOSEの人気ノイズキャンセリングヘッドホンで過去にベストバイになった「NC700」と新製品「QC45」の比較でした。
新製品の「QC45」は、音の完成度が高くノイキャン性能も優秀。マイクは「NC700」より一歩劣るものの十分な性能でした。音楽や動画、テレワーク、外出時も含めてどんな場面でも使えておすすめです。
気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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