クロスバイク初心者に! 入門機を2万以下で発見
クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクの良さをクロスオーバーさせた中間的な機能を持つ自転車です。活用の幅が広いので、シティサイクルを卒業して初めてスポーツバイクに挑戦するために購入するものとしてはピッタリ。そんな街中を快適に走れるクロスバイクが、Amazonで2万円を切る価格で売られているのを発見しました!
この記事で紹介する3台は、メーカー希望小売価格では倍以上の金額が付けられたものばかり。それがAmazonなら2万円以下の格安で手に入れることができます。となると、気になるのはその性能です。そこで、自転車のプロ2人に検証を依頼。自転車雑誌ライター・田中弾さんに3台を前述の観点を踏まえて乗り比べてもらい、アドベンプロダクツ代表・義村貞純さんにはベストに選ばれた1台をじっくりとチェックしてもらいました。
[ベストバイ] 街中で快適! 入門編に最適なANIMATO
ベストバイに選ばれたのは、ANIMATOの「SURFY A-20-W」。田中さんと義村さんも2人揃って、「ストップ&ゴーを余儀なくされる街乗りに、マッチした一台」と評価しました。アップライトなポジションで取り回しが良く、ペダルを漕いだ時の自転車の進みも快適でした。
Amazonレビューはまだ少ないものの、プロ太鼓判の逸品です!
ANIMATO
SURFY A-20-W
実勢価格:1万8800円
【総合評価S】
漕ぎ心地 5pt
乗りやすさ 5pt
振動吸収性 5pt
直進安定性 4pt
ブレーキ性能 3pt
曲がりやすさ 5pt
「下手に軽量化を狙っているモデルより剛性あり!」(アドベンプロダクツ代表・義村貞純さん)
「街乗りは間違いなくいける。安心して乗れます」(自転車雑誌ライター・田中弾さん)
[ここがスゴイ]
ラクな姿勢で走れるハンドル
ハンドルは一文字型のフラットバーではなく、より体に近い位置で握るライザーバー。上体を立てた姿勢で走れるので初心者でも安心です
[ここがスゴイ]
フレームに剛性感あり
重量約13.6Kgとヘビー級ではありますが、スチールフレームの剛性感は値段の割にしっかりしていて、適度にしなやかさがありました
[オススメ②]大きめサドルが◎ 女性にもオススメの一台
「21Technology」のクロスバイクは、横幅の広いサドルを採用し、最低サドル高を約770mmまでグッと低く設定。そのため、身長170cm以下の人や女性にも乗りやすい仕様となっています。泥除けフェンダーも前後に標準装備され、シティサイクルのような気配りも兼ね備えています。「しっとりした落ち着く乗り心地です」(自転車雑誌ライター・田中弾さん)
21Technology
Crossbike[CL266]
実勢価格:1万6800円
【総合評価A】
漕ぎ心地 4pt
乗りやすさ 5pt
振動吸収性 4pt
直進安定性 4pt
ブレーキ性能 3pt
曲がりやすさ 3pt
※170cm以上の体型の場合の評価は、「漕ぎ心地」が1pt、「乗りやすさ」が2ptという評価に変わります
[ここがスゴイ]
大きめのサドルで快適
横幅が広く、厚めのサドルが特徴。長時間のサイクリングでもお尻が痛くならないように考慮されています
[ここがスゴイ]
ハンドルは横幅狭め
ハンドルは、他と比べてやや横幅狭め。この点も女性が乗るのに適していると感じられる要素でした
[オススメ③]ハンドル位置を 調整してカスタムが楽しめる!
ハンドルバーとフレームをつなぐステムに可変システムを採用しているので、体型や乗り方に応じて調整することが可能。調整次第で長距離走行向きにもなる、幅広く楽しめる一台です。「15kmほどの長い距離も走りたくなります」(自転車雑誌ライター・田中弾さん)
GRAPHIS
GR-001 クロスバイク 26インチ
実勢価格:1万8980円
【総合評価B】
漕ぎ心地 3pt
乗りやすさ 4pt
振動吸収性 3pt
直進安定性 5pt
ブレーキ性能 3pt
曲がりやすさ 3pt
[ここがスゴイ]
可動式ステムを搭載
上体を起こしたアップライトな姿勢から、上体を伏せた前傾姿勢に変更することもできます。目的に合わせて調整すれば街乗りから長距離サイクリングまで対応可能に
[ここがスゴイ]
タイヤは太めを装備
基本はスポーティーに走れる仕様ですが、安定感のある太めのタイヤを装備しています。細いタイヤに変えればよりシャープな走りを楽しめます
いかがでしたでしょうか? 「いきなり高い自転車に手を出すのは不安」という方は、まずはAmazonの格安入門機種を試してみてはいかがでしょうか。