今が一番面白い! 一眼カメラの魅力って?

一眼カメラ

写真を撮るならスマホが断然有利ですが、「一眼カメラ」ってなぜかカッコいいんですよね。ありふれた日常も、カメラで撮ればちょっと特別に。しかも、最近のカメラって、結構いいと思うんです。

そこで、本音の家電ガイド『家電批評』が、本気の趣味として始めるカメラの魅力をお届け。カメラの基本や撮り方、おすすめの機種から周辺アイテムまで紹介します。

今回は、サードパーティ製の外付けストロボから光量重視派におすすめの本格タイプ2選です。

初心者こそ使ってほしい外付けストロボ

外付けストロボ

室内や夜景などで撮影するとなんか暗い……。露出補正や感度アップでもキレイに撮れない……。そんな場合におすすめなのが、外付けストロボです。

外付けストロボは上級者向けで難しいというイメージがありますが、夜景などの暗いシーンでは明るくキレイに撮れますし、料理や小物の撮影ではバウンス撮影でプロのような写真が楽しめます。

カメラメーカーの純正ストロボは、カメラとの連携は完全無欠で機能を発揮しますが、高価なのがネック。その点、サードパーティー製のストロボは安く購入できる傾向にあり、初心者でも入手しやすいです。

プロと一緒に外付けストロボ9製品をテスト

外付けストロボ2

そこで『家電批評』2021年9月号』では、安く購入できるサードパーティー製の外付けストロボ9製品をテスト。初心者でも使いやすいものを探しました。

テストでは、ストロボ選びの最大のポイントともいえるサイズ・光量・発光のチャージ速度などを含めた下記4点に注目しました。

1:チャージ速度

ストロボが発光して次の発光ができるまでの時間をチャージ速度として測定。速いほうが連続撮影に適しており、遅いと次のシャッターチャンスを逃すかもしれません。

2:光の均一性

ストロボの光にムラがあるときれいに写りません。光に明るさのムラがなく、画面四隅まで均等な光が理想です。

3:使い勝手

ワイヤレス機能があると便利です。ストロボを2台以上でライティングする場合は、同時発光をさせるためにワイヤレス機能を活用します。

4:角度調整

ストロボ光を天井や壁に反射させて被写体に自然な光を当てるバウンス撮影には必須です。

外付けストロボ3

左右180度の全方向(片側90度のタイプもある)で上90度に対応している機種は、汎用性があり重宝します。

今回は以上の4点を踏まえてテストした結果高評価となった、光量重視派におすすめの本格タイプの外付けストロボ2製品をご紹介します。

純正より高機能! Kenko「AIフラッシュ AB600-R」

Kenko「AIフラッシュ AB600-R」

Kenko
AIフラッシュ AB600-R
実勢価格:2万6436円

サイズ・重量:W80×D62×H196mm・約470g
ガイドナンバー:60(ISO100)
バウンス角度:左右180度、上120度
チャージ時間:約1.6秒
TTL:対応
電源:単3形乾電池4本
ワイヤレスフラッシュ機能:電波式、光学式

▼テスト結果
チャージ:4点/5点
均一性 :5点/5点
使い勝手:5点/5点
角度調整:5点/5点
総合  :19点/20点


自動でバウンス角度を測定し角度調整をするオートバウンス機能搭載のKenko「AIフラッシュ AB600-R」は、天井と左右の壁3方向で設定可能。光の性質は拡散効果のあるやわらかい光で人物撮影に向いています。

カメラの背面操作部のようで操作性が高い

Kenko「AIフラッシュ AB600-R」2

十字キーとダイヤルで直感的な操作ができ、大画面液晶パネルも視認性が秀逸です。

自由度の高いバウンスが可能

Kenko「AIフラッシュ AB600-R」3

左右180度、上下120度の可動域でどんなバウンスもおまかせ。焦点距離は20~200mmまでと広角から望遠までカバーします。

チャージが速く高機能&コスパに優れたGODOX「V860-II」

GODOX「V860-II」

GODOX
V860-II
実勢価格:2万2000円

サイズ・重量:約W76×D64×H190mm・約430g
ガイドナンバー:60(ISO100)
バウンス角度:左右180度、下7度、上90度
チャージ時間:約1.1秒
TTL:対応
電源:専用リチウムイオンVB-18
ワイヤレスフラッシュ機能:電波式、光学式

▼テスト結果
チャージ:4点/5点
均一性 :4点/5点
使い勝手:3点/5点
角度調整:4点/5点
総合  :15点/20点


GODOX「V860-II」は、1.1秒の驚異的なチャージ速度やガイドナンバー60の大光量。フル充電時の発光回数も650回と心強く、ワイヤレス機能は屋外で100m離れた子機を同時発光するなど、純正ストロボに匹敵する機能を搭載します。

ボタンが大きくてわかりやすい

GODOX「V860-II」2

わかりやすい機能ボタンとダイヤル式の設定は使いやすく、初心者でも安心です。

一般的なバウンス角

GODOX「V860-II」3

バウンスで必要な角度を持っており、不満なく撮影できます。

以上、サードパーティ製の外付けストロボから、光量重視派におすすめの本格タイプ2選でした。

ストロボ選びのポイントであるサイズ・光量・発光のチャージ速度は相関的になっており、光量を上げるとサイズも大きくなる傾向で、チャージ速度は速くなります。一方、サイズを小さくすると光量も小さくなり、チャージ速度は遅くなります。

この3つのポイントに優先順位をつけていくと、よい機種選びができるでしょう。ぜひ、ストロボ選びの参考にしてみてください。

ストロボの売れ筋ランキングもチェック!

ストロボのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

『家電批評』2021年9月号

『家電批評』2021年9月号

晋遊舎
『家電批評』
2021年9月号
実勢価格:700円

『家電批評』2021年9月号では「趣味のカメラは今が一番おもしろい!」の特集を掲載しています。こちらもチェックしてみてください。