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パソコン 無線LAN第6世代「Wi-Fi 6」が登場!

11acの登場から約5年が経過した2020年、満を持して「Wi-Fi 6(11ax)」が登場しました。「IEEE 802.11ax」は第6世代なので、「Wi-Fi 6」となります。

スマホやタブレットなどをたくさん接続しても速度が落ちにくいうえ、電波の伝搬距離を長くしてもつながりやすい性質があります。

無線LAN第6世代「Wi-Fi 6」が登場! イメージ

「Wi-Fi 6」対応製品はまだまだ少ないですが、iPhone 11シリーズの対応をきっかけに徐々に広まってきました。

無線LAN第6世代「Wi-Fi 6」が登場! イメージ2

アップル
iPhone 11シリーズ

無線LAN第6世代「Wi-Fi 6」が登場! イメージ3

ダイナブック
Dynabook Z7/Z8

今回は、そんな次世代を担うWi-Fiの新規格「Wi-Fi 6」ルーター11製品をピックアップし、「速度」「機能」「使い勝手」に注目して、テストしました。

その結果、もっともオススメの製品はこちらでした。

パソコン ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ

BUFFALO(バッファロー)
AirStation
WXR-5950AX12
実勢価格:2万9464円


サイズ:約W300×H195×D75mm
重量:約1580g
推奨の間取り:4LDK、3階建て
対応する規格:Wi-Fi 6(11ax)
アンテナ:5GHz×8、2.4GHz×4
IPoEサービス:対応
メッシュ:非対応

▼テスト結果

  • 実測最大値: 1450.20Mbps
  • 5GHz帯(2階): 19/20点
  • 5GHz帯(1階): 15/20点
  • 2.4GHz帯(2階): 17/20点
  • 2.4GHz帯(1階): 14/20点
  • 接続台数: 4/5点
  • 付加機能: 8/10点
  • 操作性: 4/5点
  • 合計: 81点

バッファロー「AirStation WXRー5950AX12」は、同社初のWi-Fi 6対応モデル。無線も有線もとにかく速いという特徴があります。

転送速度を計測するテストでは、今回テストした11機種中トップの1.45Gbps超えという数字を叩きだしました。現在スタンダードなインターネットの回線速度1Gbps超えに軽々成功しています。

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ2

Wi-Fi 6対応のiPhone 11とWi-Fi 5対応のiPhone 8を本機に接続して、インターネットのスピード計測サイトで比較。すると、3倍近く高速に通信できました。

「WXR-5950AX12」に搭載される外部アンテナは強い指向性を持ち、それぞれが垂直方向、水平方向どちらの向きも調整が可能。電波を集中的に飛ばす方向を自由自在に設定できます。

1階と2階に電波を飛ばすセッティング

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ3

1階から2階というように垂直方向へ電波を飛ばすには、ひと組のアンテナを水平方向に向けるのが効果的です。

満遍なく電波を飛ばすセッティング

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ4

外側の2本を写真のように広げ、中央の2本を上に向けるのが満遍なく電波を飛ばすセッティング。

アンテナの向きは住宅環境によって異なりますが、セットアップガイドのオススメ設定から微調整を加えて最適な設定を見つけてみましょう。

Wi-Fi 6ルーターは続々と発売されていますが、LANポートとやWANポートの両方で10ギガに対応するのはこの「WXR-5950AX12」だけ。2Gbpsを超える回線契約時もWI-Fiルーターがボトルネックにならずフルに回線を活用できるのは魅力的です。

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ5

この2つの端子が「WXR-5950AX12」最大の特徴です。

また、パソコンやスマホ、AV機器などでデータを共有できるNAS(ネットワークストレージ)もルーターによるボトルネックが解消できるため、体感できるほどファイルの読み書きが快適になります。NASにはハードディスクより遅いイメージがありますが、Wi-FiルーターとNASを10ギガで、パソコンとWi-Fiルーター間をWi-Fi 6でつなげばぐっと快適になります。

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ6

QNAP
QM2-2P10G1TA
実勢価格:3万7756円

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ7

QNAP
TS-251B
実勢価格:4万5000円

10ギガ対応に積極的なのが台湾のNASメーカーQNAP。こちらの家庭用モデルTS-251BのLAN端子は1ギガ止まりですが、別売の拡張カード(QM2-2P10G1TAなど)を装着することで10ギガの対応に生まれ変わります。

10ギガ化すると、読み書きの速度にこんなにも差が出ます。

1GのLAN端子で計測

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ8

上限1ギガのLAN端子にNASを接続した場合は書き込み、67.7MB/s、読み込み88.2MB/sという結果でした。

10GのLAN端子で計測

ベストバイはバッファロー「AirStation WXR-5950AX12」 イメージ9

NASを「WXR-5950AX12」の10ギガ対応のLAN端子につなぎ変えると、書き込みも読み込みも100MB/s以上に改善しました。NASでの計測に使用したパソコンはWi-Fi 6に未対応だったため、「WXR-5950AX12」の性能を生かしきれていませんが、10ギガ対応のポテンシャルを感じる結果となりました。

インターネットに接続するWANポートとLANポートの双方で10ギガに対応しているのは特筆ものの「WXR-5950AX12」。おかげで「NURO光10G」などの高速インターネット回線の実力を存分に引き出せます。ハイエンドWi-Fi 6ルーターの中では唯一IPoEに対応するのもポイントで、「ネットを速くしたい」という人にはまさに至高のルーターです。

▼詳しい検証方法とランキングはこちらでご紹介しています。

以上、Wi-Fi 6ルーターのおすすめのご紹介でした。バッファロー「AirStation WXRー5950AX12」は、環境が整えばとにかく爆速です。導入を検討している人は、使用する環境や予算に合わせて、最適な1台を選んでみてください。