三脚があれば、ブレずにイメージ通り撮影できます!
カメラ三脚の役割は「カメラを撮りたい位置と方向に固定」すること。手持ち撮影ではブレてしまうような、長時間構図を固定する必要がある撮影では必須といえるアイテムです。
しかし、カメラ三脚とひと口にいっても、数千円の簡易三脚から10万円超えの本格三脚まで種類はたくさんで、どれを選べばいいかわかりませんよね。大事なのは「どこで」「どんなカメラで」「何を撮るか」。目的に合致し、かつ日常的な用途でも使える三脚を選ぶようにしましょう。
三脚の選び方
三脚選びで一番大事なのは「どんなシーンで使いたいか」です。旅先で風景や集合写真を撮りたいときは携帯性、夜景などカメラを固定して最適なタイミングを待ちたいというときは頑丈さと高さを重視するといった具合に、シーンに合わせて最適なものを選びましょう。
選び方1:三脚の高さと最低高
カメラ三脚は、自分の目線の高さに合っていることが重要です。三脚を一番高く伸ばしてカメラをセットしたとき、ファインダーが目の高さにくるものを選びましょう。
三脚の高さは目線を基準に選ぶ
夜景撮影は三脚のセンターポールを上げないのが基本(上げるとブレやすい)なので、センターポールを使わない高さも考慮しましょう。
低さ(最低高)も重要
また、花など低い位置でのマクロ撮影では、脚を大きく開いて低くできることも重要です。
選び方2:雲台の種類
カメラを取り付ける部分を「雲台」といいます。雲台にはネジ1つを緩めるだけで全方向に動かせる「自由雲台(ボール雲台)」と、左右の傾きと前後の傾き、そして回転をそれぞれコントロールできる「3WAY雲台」があります。
自由雲台
3WAY雲台
画面が斜めにならないよう、しっかり水平・垂直にしたい場合は、それぞれが独立して動きます。風景写真を撮るなら、3WAY雲台をおすすめします。
選び方3:三脚の材質
三脚の材質は、大きく分けてカーボンとアルミの2種類があります。
カーボン製
カーボン三脚は高価ですが、軽くて剛性があり、ハイエンド三脚の主流です。
アルミ製
一方、アルミは安価で壊れにくいのが特徴です。同じ三脚シリーズでもアルミ版とカーボン版を用意していることもあるので、予算に応じて選びましょう。
今回は、カメラ三脚の人気10商品をピックアップ。「耐荷重」「最低高」「操作性」「高さ」「安定感」の5つの項目をテストして比較しました。
それでは、おすすめカメラ三脚ランキングの発表です!
【安定感重視】風景・夜景向きおすすめ5選
まずは、風景・夜景を撮影するのにおすすめなカメラ三脚を紹介します。安定性を重視する人は、こちらのラインナップから検討してみてはいかがでしょうか。
カメラ三脚のおすすめ比較表
プロと一緒に実際に使ってみた、カメラ三脚のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||
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マンフロット190プロアルミニウム三脚4段+RC2付3ウェイ雲台キット
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1730mm |
80mm |
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ジッツオマウンテニア三脚GT3532+雲台GHF3Wキット
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1725mm |
276mm |
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ハスキーセミショート4段ヘッド一体型#1007
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1870mm |
670mm |
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レオフォトLX-284CT+XB-38
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1563mm |
113mm |
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レオフォトLS-284C+LH-30
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1505mm |
65mm |
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ベルボンUT-43Ⅱ
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1460mm |
247mm |
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SIRUI小型アルミ5段三脚T-005SK+B-00K SET
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1440mm |
170mm |
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マンフロットbefree GT アルミニウムT 三脚キット
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1640mm |
430mm |
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ジッツオトラベラー三脚 GT1545T+雲台 GH1382TQDキット
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1635mm |
324mm |
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スリックエアリーM100
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1241mm |
165mm |
【1位】マンフロット「190プロアルミニウム三脚4段+RC2付3ウェイ雲台キット」
- マンフロット190プロアルミニウム三脚4段+RC2付3ウェイ雲台キット
- 実勢価格: ¥29,000〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥29,000〜
- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
カッコよさと操作性が両立、コスパも抜群
風景・夜景向きカメラ三脚のおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのは、マンフロット「190プロアルミニウム三脚4段+RC2付3ウェイ雲台キット」。
高さ、安定感、操作性のバランスがよいカメラ三脚。使いやすい4段のレバー式ロックと、脚を動かしやすい構造が◎。イタリアンデザインの雲台は、見た目のカッコよさと使いやすさを両立させており、コスパは最高クラスです。
- 素材
- アルミ
- 重量
- 3100g
- 全高
- 1730mm
- 最低高
- 80mm
- 耐荷重
- 12kg
- 縮長
- 620mm
- 段数
- 4段
- タイプ
- 3WAY雲台
- 型番
- MK190XPRO4-3W
ベストの理由:真上からの撮影もできる!
活用できる撮影シーンは限られますが、真上からの撮影にも対応しています。
【1位】ジッツオ「マウンテニア三脚GT3532+雲台GHF3Wキット」
- ジッツオマウンテニア三脚GT3532+雲台GHF3Wキット
- 実勢価格: ¥185,455〜
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- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
こちらに評価内容を記載して下さい。
同じく風景・夜景向きカメラ三脚のおすすめランキング1位は、ジッツオ「マウンテニア三脚GT3532+雲台GHF3Wキット」。
堅牢性と軽さを求めるならコチラ。値段は他のカメラ三脚よりも1桁上ですが、その分作りは頑丈。脚の固定はナットロック式を採用し、固定部を回転させると簡単に伸縮できます。
クオリティの高さとデザインのよさはさすがフランス製といったところ。プロのカメラマンにも人気です。
- 素材
- カーボン
- 重量
- 2840g
- 全高
- 1725mm
- 最低高
- 276mm
- 耐荷重
- 13kg
- 縮長
- 1445mm
- 段数
- 3段
- タイプ
- 3WAY雲台
ベストの理由:雲台を傾けても水平器が上を向く!
付属の雲台は水準器の向きを変えられます。使いやすさと機能はピカイチです。
【3位】ハスキー「セミショート4段ヘッド一体型#1007」
- ハスキーセミショート4段ヘッド一体型#1007
- 検証時価格: ¥94,490〜
- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
シンプル&頑丈だからプロも愛用
風景・夜景向きカメラ三脚のおすすめランキング3位は、ハスキー「セミショート4段ヘッド一体型#1007」。
世界中で使われている人気のカメラ三脚です。無骨なデザインで古いタイプの三脚ですが、構造がシンプル&頑丈な作りで、多くのプロカメラマンが愛用しています。
ただし、低い位置の撮影には不向きです。
- 素材
- 航空機用アルミ合金
- 重量
- 3600g
- 全高
- 1870mm
- 最低高
- 670mm
- 縮長
- 710mm
- 耐荷重
- 10kg
- 段数
- 4段
- タイプ
- 3WAY雲台
- 型番
- hs1007
おすすめの理由:堅牢感のある台座
雲台の安定感は抜群で、ギュッと締めればびくともしません。重い機材でもピタッと留まります。
【3位】レオフォト「LX-284CT+XB-38」
- レオフォトLX-284CT+XB-38
- 実勢価格: ¥59,400〜
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- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
優れた耐荷重と抜群の携帯性
風景・夜景向きカメラ三脚のおすすめランキング3位は、レオフォト「LX-284CT+XB-38」。
耐荷重に優れており、ヘビー級の機材も余裕で載せられます。脚は反転収納でき、携帯性が抜群な本格派です!
- 全高
- 1563mm
- 最低高
- 113mm
- 耐荷重
- 10kg
- 型番
- LX-284CT+XB-38
【3位】レオフォト「LS-284C+LH-30」
- レオフォトLS-284C+LH-30
- 実勢価格: ¥45,320〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥45,320〜
- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
ローアングルの撮影に最適
同じく風景・夜景向きカメラ三脚のおすすめランキング3位は、レオフォト「LS-284C+LH-30」。
センターポールがない構造が特徴。ローアングルに強く、花などの撮影に最適です。
- 全高
- 1505mm
- 最低高
- 65mm
- 耐荷重
- 10kg
- 型番
- LS-284C+LH-30
【携帯性重視】トラベル向きおすすめ5選
続いて、比較的持ち運びがラクなトラベル用におすすめなカメラ三脚を紹介します。携帯性を重視したい人はこちらのラインナップから選んでみてはいかがでしょうか。
【1位】ベルボン「UT-43Ⅱ」
- ベルボンUT-43Ⅱ
- 実勢価格: ¥26,406〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥31,320〜
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- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
ひねって伸縮できてコンパクトに収納
トラベル向きカメラ三脚のおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのは、ベルボン「UT-43Ⅱ」。
「UT」シリーズは、150cm近い全長ながら収納時には縮長30cm以下になるほどコンパクトで、トラベル用としておすすめです。三脚の先をひねってロックと解除ができる構造で、サッと立てられて、小さく収納できるのが便利。
- 素材
- マグネシウム
- 重量
- 1080g
- 全高
- 1460mm
- 最低高
- 247mm
- 耐荷重
- 2kg
- 段数
- 6段
- タイプ
- 自由雲台
- 型番
- 437082
おすすめの理由1:バッグに入る小ささ
ペットボトル用のポケットがあれば入ってしまうサイズです。
おすすめの理由2:脚は回転させて伸縮
三脚の脚を回転させるとロックがフリーになり、伸ばしたり縮めたりを瞬時に行えます。
【2位】SIRUI「小型アルミ5段三脚T-005SK+B-00K SET」
- SIRUI小型アルミ5段三脚T-005SK+B-00K SET
- 実勢価格: ¥13,860〜
- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
シンプルな構造で初心者向け
トラベル向きカメラ三脚のおすすめランキング2位は、SIRUI「小型アルミ5段三脚T-005SK+B-00K SET」。
雲台が小さく構造もシンプルで、初心者向けの三脚です。コンパクトに収納できるため、トラベル用におすすめです。
- 全高
- 1440mm
- 最低高
- 170mm
- 重量
- 1100g
- 型番
- T-005SK+B-00K
【2位】マンフロット「befree GT アルミニウムT 三脚キット」
- マンフロットbefree GT アルミニウムT 三脚キット
- 実勢価格: ¥27,200〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥29,800〜
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- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
優れた耐荷重と手ごろな価格が魅力
同じくトラベル向きカメラ三脚のおすすめランキング2位は、マンフロット「befree GT アルミニウムT 三脚キット」。
手頃な価格ながら耐荷重12kgの頑丈さがあり、しっかりとした自由雲台を装備した、トラベル向きのカメラ三脚です。
- 全高
- 1640mm
- 最低高
- 430mm
- 重量
- 1850g
- 型番
- MKBFRTA4GT-BH
【2位】ジッツオ「トラベラー三脚 GT1545T+雲台 GH1382TQDキット」
- ジッツオトラベラー三脚 GT1545T+雲台 GH1382TQDキット
- 実勢価格: ¥85,322〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥85,322〜
- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
軽く伸縮も滑らかだが価格は高め
同じくトラベル向きカメラ三脚のおすすめランキング2位は、ジッツオ「トラベラー三脚 GT1545T+雲台 GH1382TQDキット」。
価格が他社製品とは1桁違いますが、その分カーボン製の脚は軽く、伸縮も滑らかでデザイン性が高いです。
- 全高
- 1635mm
- 最低高
- 324mm
- 重量
- 1450g
【2位】スリック「エアリーM100」
- スリックエアリーM100
- 実勢価格: ¥14,890〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥14,890〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥16,199〜
- 耐荷重
- 最低高
- 操作性
- 高さ
- 安定感
レバーロック式で素早い操作が可能
同じくトラベル向きカメラ三脚のおすすめランキング2位は、スリック「エアリーM100」。
レバーロック式で素早く操作でき、脚の開閉機構も良好です。ただし、雲台が小さいのでミラーレス向きです。
- 全高
- 1241mm
- 最低高
- 165mm
- 重量
- 895g
- 型番
- 107232
三脚と一脚の違いは?
ここまでおすすめのカメラ三脚を紹介してきましたが、カメラの知識をより深めたいという人のために、さらに別のアイテムも紹介しましょう。
それが、三脚とは似て非なる「一脚」というアイテムです。
※画像はAmazonより
こちらが一脚です。
三脚と一脚にはともにカメラを取り付けて使う道具ですが、それぞれメリットとデメリットがあり、役割も異なります。両者の違いを知るため、役割やメリットとデメリットについて以下にまとめました。
- : 役割: メリット: デメリット
- 三脚: カメラを固定し手ブレをなくす: ISO感度が低くても高画質な写真が撮れる: 重さがあり本体も大きいので持ち運びが大変
- 一脚: 手持ち撮影の補助: コンパクトで持ち運びに向いている: 自立しないので安定感はない
三脚は風景や夜景などを撮る際に使う製品ですが、一脚はあくまでも手持ち撮影の補助に使う製品です。
カメラ別の三脚を選ぶポイントは?
最後に、一眼レフ・デジカメ・スマホの3つに分け、それぞれの撮影に適した三脚を紹介します。
一眼レフで使う三脚のおすすめ
一眼レフカメラで使う三脚はやはり、ある程度本格的な製品が人気です。カメラ本体の重さに加え、レンズの重さもしっかり固定できる三脚で、十分な効果を狙いましょう。
反対に、安定感の弱い製品を使用すると、三脚を使うメリットが失われてしまうので、耐荷重などには十分注意して選んでください。
ビデオカメラで使う三脚のおすすめ
子どもの運動会などで、せっかく撮影したのにブレブレの映像では、がっかりしてしまいますよね。動く被写体を撮影するときにも三脚が役立ちます。
ビデオカメラでの撮影を想定して三脚を選ぶ場合は、可動部分にオイルやグリスが封入された「フリュード機構」の製品が便利です。
ゆっくりと滑らかにカメラを動かせるので、微調整がスムーズ。動きの速い子どもでも、撮影しやすくなっています。
スマホで使う三脚のおすすめ
最近ではスマートフォンのカメラも、一眼レフに負けないほどのクオリティを誇ります。さまざまなアプリを駆使することで、スマートフォンとは思えない本格的な写真を撮れるようになりましたよね。
スマートフォンで撮影する際にも、三脚を使用することで撮影の幅が広がります。その際には、できるだけ軽量な三脚を選ぶと持ち運びがラクになりますよ。
おわりに
以上、カメラ三脚のおすすめ人気ランキングでした。
「堅牢性と軽さが欲しい」「とにかく安いのが欲しい」「軽くて持ち運びやすいのがいい」など、目的ごとに選択すべき三脚が変わっていきます。写真を撮影するうえで、自分の重視する要素をはっきりさせてから、製品を選ぶようにしましょう。