釣りメーカーのテスターがスピニングリールのおすすめを解説
釣りに使用する道具はいろいろありますが、スピニングリールは汎用性があって扱いやすく、ルアー釣りからエサ釣りまで、幅広く楽しむことができるアイテムです。
ところがいざ購入しようと思っても種類が多く、どれを買ってよいのか迷ってしまいます……。
そこで今回は、高性能でコスパに優れた1万5000円以下のリールを厳選、ランキング形式でご紹介します。また、併せてスピニングリールの基礎知識と選び方もしっかりと解説します。
ぜひ、自分に合ったリールを見つけて、釣りの腕を磨いてください。
初心者向けはどれ?スピニングリールの基礎知識
ランキング発表の前に、まずはスピニングリールの基礎知識からご紹介しておきましょう。
最近人気のシーバス釣りやエギング、管理釣り場でのトラウト釣りなどではほぼスピニングリールが使われます。そのため最低でも1~2台は持っておきたいリールです。
スピニングリールの部位
リールは数種類の部品で成り立っていて、部位ごとに名称があります。
以下をご覧ください。
カタログや通販サイトなどで商品を選ぶ際に役立つので、まずはそれぞれの名称を覚えておくことをおすすめします。
そもそもリールの種類は大別して2種類
リールはざっくり分類すると「スピニングリール」と「ベイトリール」の2種類にわけられます。
スピニングリールはベイトリールより仕掛けを簡単に遠くに飛ばすことができ、トラブルも少ないので初心者にもおすすめです。
▼スピニングリールの一例
※画像はAmazonより
アブガルシア(Abu Garcia)
スピニングリール 17
カーディナル II STX2500S
実勢価格:1万980円
スピニングリールは使い勝手が良く、汎用性が高いことが魅力。ルアー釣り、サーフからの投げ釣りや船釣り、磯や堤防での釣りなど、幅広く活躍します。
▼スピニングリールのメリット
・キャスト(仕掛けやルアーを飛ばす)際のライン抵抗が少ないので遠投が可能
・小さい仕掛けやルアーでも投げることができる
・優れたドラグ性能(ラインが切れてしまうことを防ぐための機能)を持っている
▼スピニングリールのデメリット
・ベイトリールに比べ、巻き上げパワーが劣る
・ラインにクセが付きやすく糸ヨレが起きやすい
▼ベイトリールの一例
※画像はAmazonより
ダイワ(DAIWA)
ベイトリール21 PR100
実勢価格:4800円
「ベイトリール」は主にルアー釣りで使われるリールです。
似た形のものに「両軸リール」と呼ばれるものがありますが、厳密には別物。ベイトリールは投げて釣るために作られたもので、両軸リールは船釣りなど投げることをしない釣りを想定して作られています。
ベイトリールはパワーがあり、重いルアーでも飛ばすことができます。また大型魚とのファイトも得意です。扱いに若干コツが必要なため、初心者というよりは、ある程度の経験を積んだ人向けと言ってもよいでしょう。
▼ベイトリールのメリット
・大物とのやりとりが得意
・重い仕掛けを飛ばすのに向いている
・サミング(指でスプールを押さえる)ことで正確なキャストができる
▼ベイトリールのデメリット
・小さめのルアーや仕掛けを投げるのに不向き
・キャストにコツが要る
・メンテナンスがやや面倒
ベイトリールは扱いにコツがいるので、上級者向けのリールです。初心者がいきなり使うと、すぐにバックラッシュに悩まされることになるので注意が必要です。
右巻きと左巻きはどちらを選べばいいの?
ベイトリールはスピニングリールと異なり、ハンドルの左右交換ができない仕組みになっています。つまり購入時に右ハンドルか、左ハンドルか決めなければなりません。
これに対してスピニングリールは左右の交換ができるようになっており、購入時に迷うことがありません。なおスピニングリールでは右利きでも、左ハンドルを使う人が多いのです。
スピニングリールは回転に慣性があるので一定の速度で巻きやすいのが特徴です。一方ベイトにはそれがないので、慣れない人がスピニングの感覚で巻くとぎこちない回し方になってしまいます。そのため利き手で回すほうが良いわけです。
なおベイトリールについて詳しく知りたい方は、ベイトリール10製品を検証したランキング記事をご覧ください。
どんなサイズのスピニングリールを買えばいい?
スピニングリールにはさまざまなサイズがあります。釣り方、釣る対象魚によって適する大きさが変わるので、以下の目安を参考にしてみてください。
・トラウト釣り(管理釣り場)⇒ 1000~2000番
・ブラックバス釣り ⇒ 2000~2500番
・アジング(アジ)⇒ 1000~2000番
・シーバス釣り、エギング ⇒ 2500~3000番
・ショアジギング(ヒラメ、青物など)⇒ 2500~4000番
・ウキ釣り(メジナなど)⇒ 2500~3000番
なお、サビキ釣りなどのファミリーフィッシングは2000~2500番、キスやカレイの投げ釣りは通常のものとは異なる「投げ専用」のスピニングリールがおすすめです。
今回のランキングでは汎用性の高い2500番台を中心にラインナップしました。初めて使うならば、2500番台から始めるとよいでしょう。
ドラグ性能が重要です
「ドラグ」は大きな魚が掛かった際、ラインにかかる負荷を緩和するために搭載された機能です。
ドラグは締めたり緩めたりと調整して使いますが、高性能なドラグシステムを持つリールは、魚が走ってもラインが滑らかに出て糸切れを防いでくれます。
ちなみに「ドラグ力 5kg」と表示されている場合は、ドラグを締めきった状態での最大負荷が5kgで、それ以上の負荷がかかると糸が出るということを意味しています。つまり、ドラグの調整が5kgまでできるということになります。
ドラグ性能が高いリールほど糸を切られづらくなります。細いラインを使う時は特に重要な機構になります。
ギア比にも注目!
スペック表には必ずといっていいほど「ギア比」の表記があります。
ギア比とは、簡単に言えばハンドルを1回転したときにスプールが何回転したかを表示しています。表記が「5:1」となっている場合、1回転でスプールが5回転するということを意味します。
ちなみにスピニングリールの場合、通常ギア比が5.5を超えると「ハイギア」と呼ばれます。
▼ギア比が高いリールの特性
一回転あたりの糸の巻き取り量が多く、高速でルアーを引くことができます。またルアーの回収も素早く行えます。
▼ギア比が低いリールの特性
一回転あたりの糸の巻き取り量は少ないものの、巻く力が強くパワーがあります。引き抵抗の強いルアーもラクラク引くことができ、手にかかる負担も少なくなります。また魚とのやりとりもラクです。
どちらを選ぶかは釣りのスタイルによって人それぞれですが、最初はノーマルのギア比を選んでおくとよいでしょう。
また、ネット通販で買う場合は記号にも注目してみてください。
シマノの場合、ハイギアの商品は「2500HG」「2500XG」というように、型番の後にHGやXGという表記があります。ダイワの場合は「2500H」というように、型番の後にHで表しています。そして、シマノのローギア製品は型番の後ろにPGとついています。
スピニングリールの選び方のポイントは?
スピニングリールの基礎知識をおさえたところで、選び方のポイントをお伝えしたいと思います。
スピニングリールは種類が多く、価格帯が広いのが特徴です。高い物では5万円以上するものもあります。安い物になると、ロッドとセットになったもので2000円以下で買えたりします。
最初はどうしても安い商品に手が出がちですが、ある程度のレベルのものを選ばないと、ライントラブルや故障に悩まされることになります。リールはぜひ、安価でも高性能のものを選びましょう。
しかし、数あるリールの中から高性能のものを選び出すのは難しいですよね。
そこで今回は、初心者でも手が出しやすい1万5000円以下のスピニングリールの中から8製品を厳選し、実際にリールを選ぶときに注視したい「重さ」「トラブルの有無」「巻き心地」「コスパ」の4点を徹底チェックしました。
【ポイント1:重さ】軽いリールほど扱いやすい!
ルアー釣りでは何度もキャスト(投げ込み)を繰り返さなければなりません。そのためリールは軽いものでないと手が疲れてしまいます。
またロッドとのバランスという点でも、重いリールはおすすめできません。検証テストでは同じ2500番でも、軽いものの方がより高評価となっています。
(25点満点)
【ポイント2:トラブルの有無】ライントラブルが少ないものを選ぼう
基本的に、高性能のリールはライントラブルを回避できる設計になっているものが多いようです。
そうした作りになっていないリールを使うと、巻きグセやラインブレイクのトラブルに見舞われがちです。今回は山口氏に実際にリールを使ってもらい、ライントラブルの有無をチェックしてもらいました
(25点満点)
【 ポイント3:巻き心地】スムーズに巻けるリールがベスト
スムーズに巻けるリールはルアーを一定の速度で動かすことができます。これは釣果にダイレクトに影響します。また巻き心地のよいリールなら手が疲れることもありません。この点も山口氏に実際にルアーを引いてもらってチェックしました。
(25点満点)
【ポイント4:コスパ】高性能でできるだけ安いものを!
値段の高いリールは高性能ですが、初心者だと手を出しづらいことでしょう。そこで、ドラグ性能や各種機能、扱いやすさなどを総合的にチェック。1万5000円以下でも性能が高いかどうかを基準にコスパの良し悪しを判断しました。
(25点満点)
それではランキングスタートです!
上位機種の機構を惜しみなく搭載した「アルテグラ」
シマノ(SHIMANO)
スピニングリール 21 アルテグラ各種
実勢価格:1万4500円(2500)
自重:225g
ギア比:5.3
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
▼検証結果
- 重さ: 24/25点
- トラブル: 24/25点
- 巻き心地: 24/25点
- コスパ: 25/25点
- 総合得点: 97/100点
第1位は2021年に発売されたシマノの最新のスピニングリール、「スピニングリール 21 アルテグラ」です。
設定番手は1000番から5000番まで全部で11機種。自分のスタイルに合わせて幅広く選ぶことができます。(写真は2500SHG)
最大の特徴は上位機種から受け継いだ機構を惜しみなく搭載している点。
まず巻き心地ですが、18ステラに採用されているマイクロモジュールギアⅡを搭載しており、非常に滑らか、かつ軽やかだと言えます。
とそしてスプールの糸巻き部分の幅が長いロングストロークスプール。こちらも上位機種搭載の機構で、飛距離がかなり向上しています。
他にもハイグレードな防水機能「X-プロテクト」など機能的に文句なしのリールだと言えます。
今年発売のリールです。今回はロングストロークスプールというのを搭載していますが、これは現行の最上位機種「ステラ」と同じもので、この値段でこのスプールというのはかなりお買い得です。全体的にも数年前の最上位機種と変わらないような性能を備えていて、凄く良くできたリールだと思います。中級者以上にもおすすめです。
軽さと強さを兼ね備えた「フリームスLT」
ダイワ(DAIWA)
スピニングリール 21 フリームスLT (2021年モデル)
実勢価格:1万2111円(LT2500)
自重:200g
ギア比:5.3
最大ドラグ力:10kg
▼テスト結果
- 重さ: 24/25点
- トラブル: 24/25点
- 巻き心地: 23/25点
- コスパ: 25/25点
- 総合得点: 96/100点
第2位は同じく今年発売されたダイワの「フリームスLT」。設定番手は1000番から6000番まで全部で13機種。
まず特徴的なのが、カーボンと樹脂のハイブリットとなる、新素材のザイオンV。こちらは上位機種21カルディアにも採用されています。実際持ってみると非常に軽く、耐久性も抜群です。
なおザイオンVはボディだけでなく、エアローターにも採用されており、前モデルより25%も軽量化。初動の軽い回転を実現しています。
ギアは滑らかな回転がより長く続く「タフデジギア」を採用。スムーズな巻き心地でノイズレスな回転を実現。繊細な釣りにも使えるリールです。
他にもリール内部への海水や埃の侵入を防ぐダイワ独自のテクノロジー「マグシールド」や、高性能ドラグ「ATD」など、中級以上でも使える超おすすめのモデルです。
とくにATDはラインの滑り出しがスムーズで、魚の引くスピードに追従してブレーキがかかるシステム。初心者でも慌てることなく大物とのやりとりができます。
軽さと強さというコンセプトの下で作られた、非常に使いやすいリールだと思います。とくにローターと素材が特徴的。ドラグも大きくて回しやすかったり、滑らかでスムーズな巻き心地だったりと、非常に優れた機能を備えていて、初心者が使うには十分過ぎるリールです。
軽量で巻き心地もスムーズ!コスパに優れた「レガリス LT」
ダイワ(DAIWA)
レガリス LT各種
実勢価格:8489円(LT2500S-XH)
自重:205g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:10kg
▼検証結果
- 重さ: 24/25点
- トラブル: 23/25点
- 巻き心地: 22/25点
- コスパ: 25/25点
- 総合得点: 94/100点
第3位は通販サイトでベストセラー1位を獲得したダイワの「レガリスLT」。番手は1000から5000まで11機種発売されていて、今回は 「LT2500S-XH」で検証を行いました。
こちらは2019年に出たモデルで、2位商品と同じくLT(LIGHT TOUGH)という新しいコンセプトに基づいて作られています。重量が205gと軽量で扱いやすく、巻き心地も非常にスムーズです。防水機能にも優れており、安心して使えます。
「LT2500S-XH」は軽やかな形状のエアローターを搭載。また2位商品と同じくATDも搭載しています。初心者でドラグ調整に慣れていなくても使いやすいリールとなっています。
値段が手頃で、軽量かつコンパクト。それでいて耐久性に優れています。ハイエンド機種と比べれば機能は多少劣りますが、肝心な部分の機能に関してはほぼ揃っていると思います。
4位: 大型ドラグで細かな調整も可能 シマノ「リール 17 サハラ」
シマノ(SHIMANO)
リール 17 サハラ
実勢価格:6806円(2500番)
自重:250g
ギア比:5.0
最大ドラグ力:9.0kg
▼検証結果
- 重さ: 20/25点
- トラブル: 23/25点
- 巻き心地: 21/25点
- コスパ: 23/25点
- 総合得点: 87/100点
第4位はシマノの「リール 17 サハラ」。大径タイプのドラグノブを持つリールで、細やかなドラグ調整が可能で、突然魚が掛かってもうまく対応できます。
今回は2500で検証しましたが、番手は1000番から5000番台まで全12機種となります。
ウォームシャフトがドライブギア上部に配置されており、重心がロッドと近くなって一体感があります。「リール 17 サハラ 2500」は疲れにくく、扱いやすいリールといった印象です。
こちらも安価なリールですが、必要最低限な機能は付いているので初心者におすすめです。2017年のモデルなので決して新しくはないのですが、最近は3~4年周期でモデルチェンジが行われるので、まだまだ現役と言えそうです。
5位: 替えスプール付きでライン交換がラク「カーディナル II STX」
アブガルシア(Abu Garcia)
スピニングリール 17 カーディナル II STX各種
実勢価格:1万980円(2500S)
自重:261g
ギア比:5.1
最大ドラグ力:6kg
▼検証結果
- 重さ: 20/25点
- トラブル: 20/25点
- 巻き心地: 19/25点
- コスパ: 24/25点
- 総合得点: 83/100点
第5位のアブガルシア「スピニングリール 17 カーディナル II STX」には、本体スプールとは異なるカラーの替えアルミスプールが付いています。
異なった太さの糸を巻いて持ち歩けます。また、ライントラブルが起きたときにすぐ糸を替えることができるので非常に便利!
引き心地はスムーズで合格点。ブラックバスやトラウトのルアーゲーム、堤防のエギングなどさまざまな釣りに使える汎用性の高いモデルです。また、アブガルシア独自のロケットスプールリップで、スプールからラインが滑らかで均一に放出できます。
安くて替えスプールが標準で装備されているところが魅力です。そういった意味でコストパフォーマンスに優れているので、上位に入れされて頂きました。
6位: 入手しやすい初心者向けの「カーディナル3」
アブガルシア(Abu Garcia)
カーディナル ( Cardinal )3 SX各種
実勢価格:3670円(SX2000)
自重:226g
ギア比:5.2
最大ドラグ力:3kg
▼検証結果
- 重さ: 20/25点
- トラブル: 20/25点
- 巻き心地: 19/25点
- コスパ: 23/25点
- 総合得点: 82/100点
第6位は5位と同じシリーズのアブガルシア「カーディナル3」。こちらは2000番ですが、5位商品よりも入手しやすいので、初心者用としてランキングに入れておきました。
5位と同じく変えスプ―ル付きなので、ファミリーフィッシングなどでさまざまな釣りをするのに便利です。
こちらも3000円台で替えスプールが付いているので非常にリーズナブルです。性能は値段なりですが、初心者が使うのには良いと思います。
7位: ライン付きですぐに釣りができる シマノ「アリビオ」
シマノ (SHIMANO)
アリビオ各種
実勢価格:5730円(1000/2号糸付)
自重:215g
ギア比:5.2
最大ドラグ力:2.0kg
▼検証結果
- 重さ: 19/25点
- トラブル: 21/25点
- 巻き心地: 18/25点
- コスパ: 23/25点
- 総合得点: 81/100点
5位はシマノの「アリビオ」。1000番から4000番まで5機種ありますが、現在は1000番だけが手に入りやすい状況です。
1000番はアジ、メバル、ハゼ、キスなどに使えます。機能はAR-Cスプールを搭載しており、ルアーや仕掛けを投げるときの糸のトラブルを防止します。
ちなみに、ライターの田代氏もちょい投げ用にアリビオを使用しているということで、「1000」「2500」と「3000」の両方を試してみました。さすがに巻き心地では上位機種に劣りますが、十分に使えるレベルです。
性能的には上位機種との差はだいぶありますが、糸付きなので初心者でもすぐに釣りをすることができるので、その点はおすすめです。
8位: 3000番で227gと軽さが魅力!ピシファン「CarbonX 3000」
ピシファン(Piscifun)
CarbonX各種
実勢価格:6550円
自重:227g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:10kg
8位はピシファンの「スピニングリール CarbonX 3000」でした。
シリーズは500番~4000番の8機種ですが、2500番がないので今回は3000番で検証。スプールは精巧な鳥の巣のような中空デザインになっていますが、剛性の高いカーボン素材が使われており、耐久性に優れたモデルです。
10+1シールドボールベアリングと3層炭素カーボンワッシャーを組み合わせることで実現した最大ドラグ力10kgも魅力。細かなドラグ設定が可能です。レビューでは「巻きが軽い」「自重が軽く扱いやすい」などの高評価なものが多く見られました。
3000番では軽さが魅力の機種ですが、値段がそこそこするので8位にランクインとなりました。同じぐらいの値段でも上位機種のほうが機構的に優れているので、コストパフォーマンスの面がやや足を引っ張ってしまいました。
おわりに
以上、初心者におすすめのスピニングリールのご紹介でした。
今回紹介したリールは1万5000円以下ですが、ダイワやシマノのリールには高額なモデルに搭載されていた機構が採用されています。
ういう意味では、安価でも基本的な性能は高級なモデルと変わらない部分があります。なので、初心者ならば1万5000円以下からスタートしてもまったく問題ありません。
あとは軽さや巻き心地など好みがあるので、よく吟味して自分に合ったリールを見つけてください。
ネット通販で購入する際は、ライントラブルが多いか少ないかなどはレビューでチェックするとよいでしょう。ただし巻き心地などは好みがあるので、レビューは参考にしづらい面があります。そのためトラブルが気になる人はシマノやダイワなど、有名メーカーのリールを買うのが無難です。
またドラグ力や自重などはスペック表で確認できるので参考にしてください。
今回監修いただいた、山口氏が所属する横浜発のフィッシングアパレルブランド「irie fishing club(アイリーフィッシングクラブ)」のInstagramのオフィシャルアカウントがコチラです。
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釣り人ならではの遊び心と実用性満載の商品が並んでいます! ご興味のある方はぜひチェックしてみてください
糸ヨレに関しては、高性能機種はかなり解消されています。逆に安いノーブランドのリールなどは糸ヨレが起きやすいです。