ポータブル電源っていつ使うの?
ポータブル電源とはモバイルバッテリーの大容量版のようなもので、キャンプやアウトドアなどで、調理アイテムや照明などを使用する人に重宝されています。
コンセントのほかUSBポートやシガーソケットなども備えており、スマホを充電したり、カーグッズを動かしたりすることも可能です。
また小型で持ち運びやすいため、災害時の非常用電源として備える人も。災害時以外でも、普段から自宅の電源として、またリモートワーク用の電源としてなど、昨今、さまざまな用途で使われています。
そんななかで発売されたVictorの「ポータブル電源 BN-RF800」は、小型かつハンドル付きで持ち運びのしやすさがウリ。
製品サイトを見てみれば、「もしもの時の予備電源として」「リモートワークでノートPCの電源として」など、キャンプやアウトドア以外にもさまざまな用途が紹介されています。
Victor「ポータブル電源 BN-RF800」の実力は?
Victor「ポータブル電源 BN-RF800」
- JVCケンウッドVictor BN-RF800
- 実勢価格: ¥95,500〜
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2023年6月に発売されたVictor「ポータブル電源 BN-RF800」は、熱安定性に優れ、信頼性の高い「リン酸鉄系リチウムイオン電池」を採用。約3000回の充放電ができます。
充電池容量は806.4Whで、1泊キャンプしても十分な容量があります。
AC出力は700Wで、瞬間最大1400Wを実現。ノートPCやコーヒーメーカーなども使用できるのが特徴です。
充電池容量が500〜1000Whのポータブル電源は、価格が手ごろで持ち運びやすいサイズのため、各社からさまざまな機種が発売されている売れ筋ライン。
果たしてこの製品の実力は?
『家電批評』編集部と専門テスト機関『LAB.360』がガチテストしました!
テスト1:実容量は必要十分なの?
結果:公称値の約77%で、優秀かつ必要十分でした!
100W電球を取り付けたユニットを、ワットモニターを介して、フル充電しておいたポータブル電源で接続。電球を点けて待ち、電球が消えたところでワットモニターの消費電力量を計測しました。
その結果、実容量は620Whで、表示容量の806.4Whと比べると実容量率は76.9%でした。
過去に『家電批評』がテストをしてきた他社のポータブル電源と比べても高めの数値で、実際に使用したときに満足できる容量といえます。
テスト2:本体の充電に時間がかかる?
結果:60分でおよそ半分の容量まで回復した!
ポータブル電源の容量が空になった状態で、ワットモニターを介して壁コンセントから60分間充電。そのときの充電量を計測しました。
その結果充電量は396Whで、表示容量の806.4Whに対する回復率は49.1%でした。
こちらも過去本誌が検証してきた他社のポータブル電源と比べても高めの数値。フル充電時間の目安は2時間余で、公式発表(約2.5時間)はほぼ合っているといえます。
番外編:充電時の騒音もチェック
ネットのレビューで「本体充電中のファンの音がうるさい」という指摘があったので、あわせて確認してみました。
たしかに、熱暴走しているパソコンのような「フォー」という音が気になるにはなります。
ただし、それによって近所迷惑だったり、同じ部屋で眠れなかったりなんてことはないレベル。気になる人は自宅の不在時に充電をしておきましょう。
音に敏感なうちのペットだと、ソワソワと動き出すぐらいの音量です。
テスト3:出力は説明書どおりなの?
結果:ほぼ遜色なしで◎でした!
100W電球を複数取り付けたユニットをAC電源ポートにワットモニターを介して取り付け、電球を点けます。電球が点く最大個数とそのときの出力を記録して、定格通り(700W)の出力があるかどうかをチェックしました。
その結果、AC出力は686Wを表示。700Wの定格とほぼ遜色ない数値ですので、安心して使用することができますね。
テスト4:ポートの種類・数は十分なの?
結果:ACコンセントが3口! 他にもたくさんの電子機器をつなげられる!
ポートの種類と数を調べました。ポートの数が多ければ、さまざまな種類の家電をたくさん接続することができます。
▼対象製品のポートの種類・数はこちら!
ポートの種類 | ポートの数 |
ACコンセント | 3 |
USB-A | 2 |
USB-C | 2 |
シガーソケット | 1 |
ACコンセントは3口もあります。ノートPCや扇風機をつなげ、仕事をしながら涼むようなこともできます
2口あるUSB-AはQualcomm® Quick Charge対応なので、対応しているスマホなら高速充電することができます。
対応するスマホやタブレットが増えているUSB-Cは、同じく2口も搭載しているのはありがたいです。
さらにシガーソケットも1口搭載。カーグッズを動かすこともできます。
災害時でも炊飯器を動かせるので、炊きたてのご飯を食べられるのはうれしい!
テスト5:使い勝手について
結果:表示が見やすく、持ち運びもしやすい
そのほか、細かい使い勝手について検証してみました。
バッテリー残量やW数などを表示する液晶画面は明るく、ボタン表示は日本語表示なので分かりやすかったです。
端子ごとのエリアは枠線で区切られているので、プラグをどこに差したらいいのか迷いにくいです。
左上にはLEDライトが付いているので、暗い場所でも操作がしやすかったです。
ハンドルは太めなので持ちやすく、使わないときは折りたたんで本体に収められるので邪魔になりません。
そのほか、コンセントと家電製品との間に、本製品を常時接続しておくことができるので、急な停電があっても自動給電できる機能が付いています。
自動で満充電に近い状態を保つため、いつでもフル充電に近い状態でスタンバイできるのもありがたいです。50/60Hzどちらにも対応しているので、日本全国で使用可能です。
オプションのポータブルソーラーパネル「BH-SV180」(実勢価格:6万9740円)または「BH-SV100」(実勢価格:4万700円)をつなげれば、電気がない屋外でも充電可能。より長時間電力を確保できます。
「BH-SV180」1枚なら、約8時間でフル充電できるそうです。
Victor「ポータブル電源 BN-RF800」のテスト結果まとめ
最後に、Victor「ポータブル電源 BN-RF800」のおすすめポイントをまとめてみました。
Victor「ポータブル電源 BN-RF800」
- JVCケンウッドVictor BN-RF800
- 実勢価格: ¥95,500〜
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- 実用量
- 本体充電速度
- ポート数・種類
- 使い勝手
▼検証結果
- AC最大出力:定格どおり
以上、Victor「ポータブル電源 BN-RF800」の検証結果でした。
白を基調とした涼しげなデザインで、丸みを帯びた形状がかわいらしいです。液晶画面やボタン表示も見やすく、初めてポータブル電源を使う人にもオススメです。
1泊くらいのキャンプなら家電を使うのに十分な容量で、容量が心配ならオプションのソーラーパネルを用意すれば安心。
コンセントに常時接続しておけるので、急な停電があっても慌てることがありません。
実際の容量や本体への充電スピードも高い評価でした。
カラーが白色基調なので、あたりが暗くなってきても見やすいです。
ポータブル電源の売れ筋ランキングもチェック!
ポータブル電源のAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
そのほかポータブル電源の購入を考えている際は、以下の記事も参考にしてください。
5段階評価だと「4」になります。