ユニークなデジタル家電で睡眠が変わる?
エンタメから仕事や家事まで、暮らしに欠かせない存在となっているデジタル機器や家電。スマートスピーカーやスマホと連動したフライパン、骨電動イヤホンなど日々の生活をより便利に豊かにしてくれる製品が続々と登場しています。
そこで、テストするモノ批評誌『MONOQLO』は、最新のデジタル機器や家電を徹底検証。私たちの毎日にゆとりと楽しみをもたらす「暮らしの助っ人アイテム」を探しました。
寝室グッズといえば枕などが浮かびますが、ちょっと変わったデジタルグッズはいかがでしょうか。
眠りが浅くて悩む人は、デジタルの力で体の習慣を変えれば睡眠が改善されるかも。そこでぬいぐるみ型の快眠アイテム、「ルルド おやすみグースピー」を使ってみました。
呼吸リズムで眠りを誘う ATEX「ルルド おやすみグースピー」
ATEX
ルルド
おやすみグースピー
実勢価格:1万1000円
ATEX「ルルド おやすみグースピー」は、一見ぬいぐるみですが、実は睡眠時の呼吸をガイドする製品。入眠にベストな呼吸リズムで本体が膨らんだり縮んだりし、それに合わせて呼吸することで、心地よい眠りを促します。
ポイント:一番くつろげる呼吸方法を身につけられる
約3.5時間充電で1.5時間ほど駆動。呼吸パターンは2種類で、パジャマ越しでもわかるほどしっかりした動きがあります。
睡眠のプロ、快眠ナビゲーターの見解は?
睡眠のプロ・快眠ナビゲーター結城未来さんの見解は「発想はいい! ただ使用感は気になる点もあり」とのこと。いいポイントと気になるポイントをまとめました。
◎いいポイント
- 抱っこしても枕にしてもいいサイズ感
- 呼吸に着目したコンセプト
- カバーが洗えて衛生的!!
サイズ感がほどよく、抱き枕としても仮眠用の枕として使っても快適です。
また、睡眠が浅い人は呼吸も浅くなりがち。それを解消するために「3秒吸って7秒はく」といった腹式呼吸のリズムに着目した点は新鮮。そのほか、洗えるカバーや自動オフタイマーもいいです。
△気になるポイント
- 膨らみや音量が調整できず、機械音が気になる
- 充電時間が長く、本体も重量感あり
- せっかくの製品コンセプトなのに説明不足感が残念
音量などは調整不可。機械音や圧迫感が気になり、好みが割れそうです。
また、ACアダプター接続でも使えるとはいえ充電時間が長く、忘れたらすぐ使えないのも毎日使うには不便。説明書を読んでもコンセプトがわかりづらく、快眠への期待が高まりにくいです。
質感はもっとフワフワな方が心地いいかも。
睡眠時間が短めのライターが実際に試してみた
それでは、1日の睡眠時間が5時間以下のライターが実際に使用した感想は以下。
抱き枕として使いましたが、体に密着する感覚は悪くないです。電源を入れると、本体のお腹部分が膨らみますが、個人的には膨らみすぎな印象。グッと押される感じがして、ややイマイチ。
見た目の割に重量感のある製品なので、軽い寝心地が好きな人には不向きかも。
音は個人的に無問題でしたが、「シーンとしてないと寝れない」という人は気になるかも。また、使用初日は無理矢理、製品のリズムに合わせて呼吸しようとして却って眠れませんでしたが、慣れると自然と呼吸を合わせられました。
よって、「即快眠できる魔法のアイテム」ではなく、「長期間使って体を快眠できる状態に変える補助道具」的に使うならいいのでは、と思いました。
以上、快眠が得られるぬいぐるみ型の睡眠アイテム、ATEX「ルルド おやすみグースピー」でした。
長時間使ったら、快眠習慣を身につける助けになってくれるかも。気になる方は今回のレビューを参考にしてみてください。
枕の売れ筋ランキングもチェック!
枕のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
深い呼吸で眠りに導く考えはアリ!