自転車バイクブームでインカムが爆売れしてます!

バイクブームでインカムが爆売れしてます!

バイクで走っていて聞こえてくるのは、エンジン音と風切り音だけ…。ツーリングの醍醐味ではありますが、それだけではちょっと寂しいときも…。そんなバイク移動を劇的に変えてくれるのがインカムです。ヘルメットに装着すれば、音楽を聴いたり、ツーリング中に友人との会話を楽しんだりできます。

じつはコロナ禍により、密を避ける乗り物としてバイクブームが再燃したことも影響して、インカムはここ1~2年で使う人が急増しているといいます。そこで今回は、雑誌『家電批評』がプロっと一緒にインカムの人気商品を徹底比較しました。失敗しないインカムの選び方を押さえて、快適なバイクライフを過ごしましょう!


自転車【選び方】”通話品質”や”取り付けやすさ”などをチェック!

チェック1:インカムの装着しやすさ

チェック1:インカムの装着しやすさ

まずは装着のしやすさをチェック。今回の検証では、取り付けやすさや設定のしやすさを全部試しました。インカムの素人でも簡単に取り付けられるか、という点もチェックします。

チェック2:スピーカーの音の良さ

チェック2:スピーカーの音の良さ

オーディオのプロが実際にインカムで音楽を聴いて実力を比較しました。

チェック3:通信の安定性

チェック3:通信の安定性

インカムで会話をするなら通信の安定性が重要です。グループ通話のテストでは、通信距離なども行いながら採点しました。

自転車
今回のテスト項目

今回は、主要インカムブランドのハイエンドモデル5製品を用意。さまざまなテストに携わるライダー3名が実際に使用して、あらゆる角度から検証を行いました。

【採点項目】
①設定のしやすさ(30点満点)
②走行時の操作性(15点満点)
③自社グループ通話(25点満点)
④他社通話(15点満点)
⑤音楽を聴いた時の音質(15点満点)

それではさっそく、バイク用インカムおすすめランキングの発表です!

第1位サインハウス「B+COM SB6X」

 
サインハウス「B+COM SB6X」
王冠アイコン

サインハウス
B+COM SB6X
実勢価格▶4万403円

SPEC●サイズ・重量(本体)/W106×H45.7×D24.9mm(アンテナ部除く)・53g ●連続使用時間/インカム通話:最大約16時間、携帯通話・音楽再生:最大約18時間(それぞれ単体での使用時) ●電波到達範囲/最大約1.4km ●最大通話人数/6人

総合評価:S

▼評価

総合
評価
設定のしやすさ
(30点)
操作性(走行時)
(15点)
自社グループ通話
(25点)
他社通話
(15点)
音質(音楽用途)
(15点)
82点 24点 15点 17点 15点 11点

通話性:これで間違いなし!

通話性:これで間違いなし!

通話品質をチェックした際には、会話が始まった瞬間「これがベストだ」と皆が口をそろえるほど、ずば抜けてクリアでした。本体ボタンは3つ(後方のボタンはつまみを上下に動かせる)で、複雑な操作もありません。

自社製品同士の通話も、他社製品との通話もほぼ完璧です。通信距離の実測や同時に通話できる人数の仕様で点数を落としましたが、日常利用で問題になることはほぼないはず。

音質:接続・通信が飛び抜けて優秀

音質:接続・通信が飛び抜けて優秀

音楽を聴く用途であれば、ほかのメーカーにもっと高音質なものがありましたが、通話で印象が変わります。B+COMは、通話がクリアで声もナチュラル。会話が途切れるほど離れなければ、ストレスは皆無でした。低音が少なめですが、移動中のBGMとしては十分すぎる音質です。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

音楽も十分高音質ですが、インカムの通話はこれが一番クリアで聴き取りやすいですね。

操作性:少し慣れが必要

操作性:少し慣れが必要
操作性:少し慣れが必要

他社のインカムはケーブルと各ユニットが分離していますが、B+COMは各ユニットまで1本という他社にはない独特な配線です。ヘルメットに装着しやすい反面、充電時には不便を感じました。

操作性:少し慣れが必要
操作性:少し慣れが必要

わかりやすく目的の設定に辿り着けるアプリもあるなか、B+COMは初見だとどこで何の設定ができるのかわかりづらいのが残念。

ベストな理由:クリアな通話が神でした!

他の製品では、通話時に声がこもったり、ノイズが乗ったり、音が割れたりするものもあったなか、B+COMではそれが皆無。通信が切れ出すほど離れなければ、とてもクリアな音で会話ができました。音楽は、低音が少なめではあるものの、総合的には十分高音質。低音の迫力にこだわりを持つ人でなければ、こちらも十分に満足できるでしょう。

まとめ

買うべき理由
・とにかく通話品質が高く友人との会話が弾む
・低音重視でなければ音楽も十分楽しめる
・本体での操作や設定が簡単で初心者にやさしい

見送る理由
・専用アプリや配線が独特

▼サインハウス「B+COM SB6X」の購入ページはこちら

第2位セナ「50S」

 
セナ「50S」
 

セナ
50S
実勢価格▶4万403円

SPEC●サイズ・重量(本体)/W102×H56×D27mm・64g ●連続使用時間/Meshインターコム:8時間、Bluetoothインターコム:13時間 ●通話距離/2km(BluetoothとMeshで1:1の場合)、8km(Meshで6人以上の場合) ●最大通話人数/Bluetooth:4人、オープンMesh:無制限、グループMesh:24人

総合評価:A+

▼評価

総合
評価
設定のしやすさ
(30点)
操作性(走行時)
(15点)
自社グループ通話
(25点)
他社通話
(15点)
音質(音楽用途)
(15点)
77点 22点 9点 21点 13点 12点

通話性

通話性

通話の品質や他社接続ではB+COMが上ですが、通信距離や接続人数ではセナに軍配。総合力ではほぼ互角という結果でした。

音質

低音重視で、カルドに迫るトップクラスの音質でした。通話も音楽もしっかり楽しみたい欲張りな人はコレ。

操作性

操作性

アプリでの登録や設定も、走行中に「ヘイ! セナ」と呼びかけて使う音声操作も快適。特に、Siriなどができないペアリング等を命令できるのが助かります。ただしダイヤル操作は賛否両論で、グローブによっては回しづらいんです…。

戸井田満樹 氏
家電評論家
戸井田満樹 氏 のコメント

アプリの使いやすさは断トツ! 若者ウケがいいのも納得です。

何を目的に買っても満足できる品質!

何を目的に買っても満足できる品質!

通話重視派も音楽重視派も満足いく実力を持つ本製品。アプリの使いやすさや通信距離・接続人数など、B+COMを上回る機能もあります。本体での設定や操作性の弱点を、アプリや音声操作でうまく補っているのも好印象です。

まとめ

買うべき理由
・通話も音楽もハイレベル
・アプリでの設定がしやすい
・通信距離が長く接続人数も多い

見送る理由
・説明書が英語
・操作や設定を本体で全部やりたい

第3位デイトナ「DT-01」

デイトナ「DT-01」
 

デイトナ
DT-01
実勢価格▶2万195円

SPEC●サイズ・重量(本体)/W105×D46.5×H19.4mm・52g ●連続使用時間/約12時間 ●通話距離/1km ●最大通話人数/6人(DT–01同士)

総合評価:A

▼評価

総合
評価
設定のしやすさ
(30点)
操作性(走行時)
(15点)
自社グループ通話
(25点)
他社通話
(15点)
音質(音楽用途)
(15点)
66点 18点 13点 13点 12点 10点

通話性

通話性

インカムの通話品質としては標準的。通話も問題ありませんが、愛用している戸井田さんは「上位と比べると言葉の細部が聞き取りにくい」とコメント。

音質

上位製品と比べると寂しい音。とはいえ、インカムの音としては標準的でしょう。

操作性

操作性

後方に付いているつまみを上下に動かして、音量を変えられるのが便利です。

操作性

マウントから本体を外しやすく、充電時にストレスがないのは地味にうれしいポイント。また、ヘルメットを叩いて操作するなどの独自機能も充実しています。

操作性のよさに目を見張る

今回のテストでは通話品質・音質評価で若干伸び悩みました。しかし、国内メーカーならではの操作のしやすさに加え、通話しながら音楽が聴け、音楽シェア機能も備えるなど、高級機並みの機能が約2万円で手に入るのはかなり魅力的!

戸井田満樹 氏
家電評論家
戸井田満樹 氏 のコメント

普段使っている慣れ親しんだ製品。価格と性能のバランスがよいコスパモデルです。

まとめ

買うべき理由
・走行中の操作がしやすい
・多機能なのに価格が安い

見送る理由
・通話や音楽の品質にこだわるなら別の選択肢も
・全ての設定を本体だけで設定する

4位: カルド「PACK TALK BOLD JBL」

4位: カルド「PACK TALK BOLD JBL」
 

カルド
PACK TALK BOLD JBL
実勢価格▶4万480円

SPEC●サイズ・重量(本体)/W85×H48×D25mm(アンテナ除く)・59g ●連続使用時間/13時間 ●通話距離/1.6km ●最大通話人数/15人(DMC)

総合評価:A

▼評価

総合
評価
設定のしやすさ
(30点)
操作性(走行時)
(15点)
自社グループ通話
(25点)
他社通話
(15点)
音質(音楽用途)
(15点)
64点 16点 9点 16点 9点 14点

通話性

通話性

通話は比較的良音ですが、「低音はもう少しカットしたほうがいい」と原田さん。通話品質はまずまずで、声の輪郭もしっかりしています。ただし、通話品質はB+COMのほうが上でした。

音質

音質

JBLサウンドの再生能力は、テストした全員が絶賛するほど優れています。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

低音から高音までしっかり。「バイクでここまで必要?」と感じるほどの高音質でした。

操作性

操作性

ボタンが小さく固すぎという意見が続出。ただし、冬用グローブ着用時は押しやすく感じました。ダイヤル操作は文句なし。ただし、配線が太く装着はやや手間。アプリでの設定はしやすいですが、本体の操作はボタンがかなり押しづらいため得点は伸びず。

音楽好きのソロライド派に

サウンドをJBLが担当しているだけあって音質は極上。通話重視ならほかの選択肢もありそうですが、音楽を聴くことにおいては、間違いなくベスト。ソロで音楽を聴くのがメイン用途ならオススメです。本体はやや操作しづらいので、アプリや音声操作を積極的に使いましょう。

まとめ

買うべき理由
・バイク用としては出色の高音質
・ハイレベルなアプリの使い勝手

見送る理由
・通話品質を重視するならほかの選択肢も
・本体でのグループ通話設定が複雑

5位: MIDLAND「BTMESH R」

5位: MIDLAND「BTMESH R」
 

MIDLAND
BTMESH R
実勢価格▶3万2700円

SPEC●サイズ・重量(本体)/W89×D21×H51m・60g ●連続使用時間/Bluetoothインカム通信:最大20時間、メッシュ通信:最大12時間 ●通話距離/最大3km ●最大通話人数/10人

総合評価:B

▼評価

総合
評価
設定のしやすさ
(30点)
操作性(走行時)
(15点)
自社グループ通話
(25点)
他社通話
(15点)
音質(音楽用途)
(15点)
50点 15点 6点 13点 8点 8点

通話性

デフォルトでは声がこもって聞こえるので、アプリで要調整です。また、他社接続の説明が不足していて苦労しました。

音質

低音よりの音で中〜広域は少なめですが、音質はまずまず。

操作性

操作性

全体的にボタンが硬く、特に本体上の「+」「–」ボタンは相当力を入れる必要あり。

操作性

アプリで設定できる項目が非常に多いから、自分の好みに調整しやすいんです。

音よりも距離や見た目優先ならあり

テストではボタンの押しづらさや操作のわかりにくさが響き、スコアは伸びませんでしたが、通信距離やバッテリーの持続時間では強みあり。評価には反映されていませんが「デザインが一番好み」(戸井田さん)という意見も。

岡野 学 氏
ライター・編集者
岡野 学 氏 のコメント

私のような「バイクに乗るたびに充電するのが面倒」というものぐささん向きです。

まとめ

買うべき理由
・充電の回数を抑えられる
・通信距離を気にせず会話できる

見送る理由
・通話や音楽の品質にこだわるなら別の選択肢も
・固いボタンに慣れる自信がない

【番外編】amazonで人気の格安品も大健闘でした!

【番外編】amazonで人気の格安品も大健闘でした!
 

LEXIN
LX-B4FM
実勢価格▶9899円

ここまでハイエンドモデルを紹介してきましたが、Amazon人気ナンバーワンの格安インカムと比較。音楽も通話も「意外とできる」ものの、案内音声が爆音で調整も不可。Amazonで買った3台全て、テープ留め用マウントが欠品していたのも残念です。「Yahoo!ショッピング」の正規代理店で買うべきでしょう。

自転車おわりに

いかがでしたか?とにかく通話ができてBGM代わりに音楽を流せればいい人は、1万円以下の格安品でも十分。ただ、ある程度の機能や使いやすさを求めると、選択肢に入ってくるのは2万円台のデイトナあたりから。

ビーコムやセナ、カルドは、その2倍程度の投資が必要になりますが、通話や音楽のクオリティは数段アップ。弱点も少なくなっていきます。とにかく快適なインカムがほしい人はぜひ検討してみてください!

また、360ではインカム以外にもバイク用品の記事を公開中です!ご興味のあるかたはぜひチェックしてみてくださいね。