芋とカッティングにこだわれば 究極ポテト一丁あがり!
みんなが大好きフライドポテト。時にはたべきれないほどの量を前にしてみたいもの。そんな子どものような夢って、実はカンタンに叶うんです。ポイントは芋とチョッパー。この2つにこだわって、食べきれないほどのポテトを量産してみましょう!
[芋編]ブドウ糖&デンプンが重要 最適なホッカイコガネを選ぶ!
フライドポテトにする芋にも、実は向き不向きがあります、と教えてくれたのはジャガイモ博物館の館長、浅間和夫さん。「ポイントはブドウ糖含有率が低く、デンプン値が16~19%であること。このふたつが揃うと、キレイな黄金色に揚がり、荷崩れしにくく、食感もホクホクになります」とのこと。また、細長い形状をした芋ほど最適なのだとか。
その条件を満たす芋こそが、ホッカイコガネなのです。
ホッカイコガネ
長円形型のシルエット、かつ16%と最適なデンプン値です。立派なフライドポテトになる要素を備えています。
では、ほかのジャガイモはどうなのか見てみましょう。
男爵いも
円形状のものが多いので、サイズ的に厳しさがありますが、入手のしやすさ、加工のしやすさはありますので、手始めにはうってつけです。
メークイン
糖度が高いので、揚げると焦げてしまいがち。フライドポテト向きとはいいにくいですね。
いかがでしょうか。ホッカイコガネがいかにフライドポテトとしての才能にすぐれているか、おわかりいただけたのではないでしょうか。ただし、ひとつだけ問題があります。ホッカイコガネは実店舗では入手がちょっと難しいのです。ネット通販等で、必要な量をお求めになるのがベストでしょう。
ちなみに、検証用のホッカイコガネはJA士幌町から取り寄せたものです。
[チョッパー編]切れ味鋭く 芋をカットできるのはコレ!
ジャガイモの選定に続いて「いかにフライドポテトっぽくカットするか」という点について検証を加えます。ここで皆さんに、ある大前提をお伝えします。それは、ジャガイモは想像以上にめっちゃ硬いということ。4製品のチョッパーを試したところ、2つはもうほとんどダメでした(腕なりコツなりがあるかもですが)。
難敵ジャガイモを見事にカッティングできたチョッパーはこちらのふたつ。高い方が切りやすいですが、900円のポテトチョッパーでも問題ありませんでした。
プログレッシブ
ジャンボポテトカッター GPC-3664
実勢価格:4800円
ジャガイモをセットして……
レバーを惹くと、ジャガイモが飛び出します!
もっともカッティングがラクだったのが、こちらのポテトカッターです。レバーを引いてジャガイモを押し出すタイプで、台座にしっかり吸着したり、カットサイズを変更できるなど、仕上がりが光りました。毎日使うなら絶対こっちです。
パール金属
ポテトチョッパー C3799
実勢価格:856円
ジャガイモをケースに入れて
力を込めて上から押し込むと
キレイにカッティングできました!
ケース中央の刃の上にジャガイモを設置し、上から押し込むタイプです。刃がケースに収納されているので、安心感があります。たま~に使うなら、コレでOK!
均一サイズだから 火の通りもよし!
「具材のサイズが揃っていると、火の通りが良く、美味しく揚がります。フライドポテトらしい形状が、じつは大変重要だったわけです。
こうして揚がったフライドポテトの味は、表面は香ばしく、中はムッチムチ。ジャガイモの味を100%引き出した、究極の味! ぜひみなさんも、夢のポテト生活を楽しんでみてください!
ジャガイモ博物館
浅間和夫さん
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