シェラカップ、チタンとステンレスのどちらを選ぶ?

シェラカップとは、ドリンクや料理を入れることができるハンドル(持ち手)が付いた金属製のカップのこと。
お皿やコップとして使うほか、お米を炊いたり鍋代わりにもなります。軽くてコンパクトで持ち運びに便利なので、キャンパーや登山家に愛用されているアウトドアアイテムです。
シェラカップの形状はメーカーによってまちまちですが、だいたい容量は200~300ml。それ以上の底が深い480ml前後のものは「ロッキーカップ」や「深型シェラカップ」「アナルコカップ」と呼ばれています。

上記の写真の左がシェラカップ、右がロッキーカップ。並べてみると右のほうが容量は大きく、底面積があるのが分かります。
用途に応じて好みの素材を選ぼう

シェラカップはステンレスかチタン製が主流となっています。最終的には個々人の好みですが、キャンプでの使い道によって決めるといいでしょう。
「焼く」調理に使うなら焦げにくいステンレス製

ロゴス(LOGOS)
シェラカップ
▼ステンレス製の特徴
- 価格が安い
- サビに強い
- チタンより熱伝導率が高い
- チタンに比べてやや重い
「温める」程度なら耐久性が優れているチタン製

エバニュー(EVERNEW)
チタンシェラカップ
▼チタン製の特徴
- 価格が比較的高い
- サビに強い
- ステンレスより熱伝導率が低い
- 強度があり、耐久性に優れている
あまり火にかけて調理をするのではなく、飲み物を飲んだりする器として使うならばチタンがいいかと。具体的な調理としては「温める」「沸かす」しかないならば、チタンを選びます。またキャンプでは洗剤を使わないことが多いので、どうしても落としたい焦げなどは、固めのスポンジ束子でゴシゴシやりますが、チタンなら万が一、口に入っても安心かな? と。
【結論】シェラカップのおすすめはスノーピーク
360LiFE編集部がシェラカップの検証をアウトドアのプロと一緒に行ったところ、ベストバイ1位はスノーピーク(snow peak)「チタン シェラカップ E-104」でした。
キャンパーから圧倒的な人気を誇るシェラカップです。ハンドルが持ちやすく、重量はわずか37g。それなのに安定感も抜群で非常に使いやすいカップになっています。
ハンドルが持ちやすく軽量
- スノーピークチタン シェラカップ E-104
- 最安価格: ¥2,360〜
シェラカップのテスト方法

一見どれも似ていて違いがないように見えるシェラカップですが、実際使用してみると、使い勝手が物によって大きく異なります。
どうせ買うなら自分に合ったものを選びたいもの。そこで今回はアウトドアのプロである義村貞純さんと一緒に以下の項目でテスト。おすすめランキングを決定しました。
※以下の配点は採点比重であり、本記事では比重を計算した星評価になっています。
検証1:持ちやすさ[配点:20点]
![検証1:持ちやすさ[配点:20点] シェラカップおすすめ イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/7/500wm/img_b7590125f9b6ef8d16a4d9bdc8573a5511719.jpg)
シェラカップの第一の目的は、カップとしての使用です。飲み物を飲むときにハンドルが持ちやすいかどうか形状をチェックしました。
持ち手が短いタイプのほうが飲みやすく、長いほうがシングルバーナーや焚き火との相性はよいかと思います。
検証2:安定性[配点:20点]
![検証2:安定性[配点:20点] シェラカップおすすめ イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/500wm/img_b69141df4668178b2782f1ce49b864b918126.jpg)
シェラカップをバーナーに載せたときに、五徳の形状によってはグラグラして不安定な状態になることも。安心して調理や湯沸かしを行うためには、五徳の形状に左右されない安定性が必要になります。
このポイントではいくつかの五徳に実際に載せてみて、カップの安定性をチェックしました。またテーブルに直に置いたときのグラつきも、この項目のチェックポイントとなります。
底のサイズはシェラカップならば、ほぼ変わらないので、ほぼ同じとおもいきや、取手の重量が少なからずバランスに影響します。シングルバーナーとの相性がありますが、4つ五徳のタイプならば相性がいいかと。ガスコンロなどでは、使えない五徳もありますよ。
検証3:細部の作り[配点:20点]
シェラカップは口を当てる部分の形によって飲み心地が決まります。また内側の底の形状によって洗いやすいものとそうでないものに分かれます。今回はそうした細部の作りをチェックしました。
![検証3:細部の作り[配点:20点] シェラカップおすすめ イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/d/3/500wm/img_d322e49db76e8f854efe2a8c1733a36013371.jpg)
たとえば上の写真のようなカップなら底部と側面のつながりがなだらかで、掃除もしやすいと言えます。
キャンプや登山では、食器用洗剤を使わないで、ペーパーで拭き取るなんてことも多いかと思います。今回はマヨネーズを塗って「拭き取り安さ」を検証しました。
検証4:軽量性・コンパクトさ[配点:20点]
![検証4:軽量性・コンパクトさ[配点:20点] シェラカップおすすめ イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/d/7/500wm/img_d7a4e3358a5f87030cbfa897642ed5d513196.jpg)
持ち歩きの便利さに関するポイントです。自重が軽いかどうか、ハンドルは折り曲げてコンパクト収納ができるかどうか、といった点をチェックしました。
同じ性能ならば軽いほうがいいのですが、お湯を沸かす以外の調理に使うとなると、重たいステンレスの素材で肉厚なほうが使い勝手がよかったりします。
検証5:コスパ
最終的に、価格はお手頃かどうか。価格に対して納得の品質になっているかどうかをチェックしました。
シェラカップのおすすめランキング
360LiFE編集部がアウトドアのプロと一緒に行ったシェラカップのおすすめランキングです。1位はスノーピークの「チタン シェラカップ E-104」、2位はスノーピークの「マグ・シェラカップ 310ml E-103」でした。
※リンク先はセット販売のページを含みます。
| 商品 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スノーピークチタン シェラカップ E-104
![]() |
|
チタン |
310ml |
37g |
||||||
新越ワークスユニフレーム 燕三条シェラカップ300
![]() |
|
ステンレス |
300ml |
95g |
||||||
新越ワークスユニフレーム UFシェラカップ300 チタン 668634
![]() |
|
チタン(本体)、ステンレス(ハンドル) |
300ml |
50g |
||||||
スケーターアルミ シェラカップ 折りたたみハンドル 目盛付 300ml イエロー ASC1-A
![]() |
|
アルミニウム合金 板厚0.8mm(本体 アルマイト加工)、ステンレス(止具・ハンドル) |
300ml |
64g(実測値) |
||||||
FIELDOORチタンシェラカップ 300ml
![]() |
|
チタン |
300ml |
44g |
||||||
ブッシュクラフトフォールディングステンレスシェラカップシルバー レギュラー29489
![]() |
|
ステンレス |
260ml |
80g |
||||||
山谷産業 TSBBQ ステンレスシェラカップ 320 TSBBQ-012
![]() |
|
ステンレス |
320ml |
82g |
||||||
エバニューチタンシェラカップFD EBY152
![]() |
|
チタン(本体)、ステンレス(ハンドル) |
310ml |
60g |
||||||
コックンエスケープアウトドア用マグカップ チタンマグ シェラカップ
![]() |
|
チタン |
310ml |
48g |
||||||
テンマクデザインチタンシェラカップ275
![]() |
|
純チタン |
275ml |
36g |
||||||
村の鍛冶屋18-8 ステンレス ブラック シェラカップ 330ml
![]() |
|
18-8ステンレス、シリコン焼付塗装 |
330ml |
95.6g |
||||||
キャンピングムーンステンレス シェラカップ 2点セット
![]() |
|
ステンレス |
310mm |
85g(約 1個) |
||||||
キャプテンスタッグステンレスシェラカップ
![]() |
|
ステンレス、アクリルシリコン樹脂塗装(外側塗装) |
320mm(約) |
85g(約) |
||||||
キャプテンスタッグシェラカップ 真鍮 シェラカップ 320ml
![]() |
|
真鍮(クリアラッカー塗装) (本体)、ステンレス鋼(クロム18%・ニッケル8%)(ハンドル) |
320ml |
109g(実測値) |
||||||
前川金属 マッコリコップ 手付き 11cm
![]() |
|
アルミ |
350ml |
50g |
||||||
ピークス&ツリーズシェラカップ ステンレス ブラック 黒 330ml
![]() |
|
ステンレス、シリコン加工 |
330ml(約) |
98g(約) |
||||||
ピークス&ツリーズ深型 シェラカップ 目盛り付き 燕三条製 300ml 深型ブラック
![]() |
|
18-8ステンレス(クロム18%:ニッケル8%) |
300ml |
90g |
||||||
ロゴスコーポレーションロゴス シェラカップ
![]() |
|
ステンレス |
300ml(約) |
95g(約) |
【1位】スノーピーク「チタン シェラカップ E-104」
- スノーピークチタン シェラカップ E-104
- 最安価格: ¥2,360〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 120mm
- 高さ
- 45mm
- 材質
- チタン
- 容量
- 310ml
- 重量
- 37g
- 型番
- E-104
目盛りもシンプル

目盛りもシンプルで非常に使いやすくおすすめです。ml以外にoz(オンス)表記があるのも便利です。

またハンドルの長さが比較的短めなので、同じ種類でスタッキングしたときにコンパクトにまとまります。

なお同商品には下記のステンレス製もあり同じくオススメ。重量は100gと2倍以上になりますが、強度も高く、長く使える逸品です。ただし、ステンレス製は通販サイトによって値幅が大きく(中には6000円以上で販売しているケースも)、今回のランキングからは外しました。
スノーピーク「マグ・シェラカップ 310ml E-103」
- スノーピークマグ・シェラカップ 310ml E-103
- 最安価格: ¥1,320〜
スノーピーク(snow peak)「チタン シェラカップ E-104」と同商品のステンレス製。
重量は100gと2倍以上になりますが、強度も高く、長く使える逸品です。
ただし、ステンレス製は通販サイトによって値幅が大きく(中には6000円以上で販売しているケースも)、今回のランキングからは外しました。
- 直径
- 122mm
- 高さ
- 45mm
- 材質
- ステンレス
- 容量
- 310ml
- 重量
- 100g
- 型番
- E-103
あまりにも定番なのですが、比べてみると持ち手のカーブなどが秀逸で持ちやすいです。特に飲み物をいれてコップとして使用される方にオススメです。お米の1合の表示はありませんが、1合180mlとか覚えておけば必要ありません。むしろ、日常で使わないoz表示のほうが迷わず個人的には便利だと思っています。
【2位】新越ワークス「ユニフレーム 燕三条シェラカップ300」
- 新越ワークスユニフレーム 燕三条シェラカップ300
- 最安価格: ¥1,210〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 119mm
- 長さ
- 175mm
- 高さ
- 41mm
- 材質
- ステンレス
- 容量
- 300ml
- 重量
- 95g
容量は少なめ

容量は300mlと10mlほど少なめ。

目盛りはml以外にお米の一合が計れるようになっています。なお底部には金属加工のメッカである燕三条産であることを示したデザインが施されています。
柄(ハンドル)が長いので、カップを調理や湯沸かしで火にかけるときなど火傷しにくいというメリットがあります。また1位商品には及びませんが持ちやすいです。ただしコンパクト性にはやや欠けます。全体的に作りがしっかりしたシェラカップだと思います。シングルバーナーなどではなく、焚き火で使うならこっちが1位。
【3位】新越ワークス「ユニフレーム UFシェラカップ300 チタン 668634」
- 新越ワークスユニフレーム UFシェラカップ300 チタン 668634
- 最安価格: ¥2,630〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 119mm
- 長さ
- 175mm
- 高さ
- 41mm
- 材質
- チタン(本体)、ステンレス(ハンドル)
- 容量
- 300ml
- 重量
- 50g
チタン製なので重量は軽い

目盛り付きでサイズも2位商品と同じ。チタン製なので重量は45gほど軽くなっています。価格は若干高くなるので、購入時にどちらを選ぶか迷うかもしれません。
今回は、ソロキャンプが流行っているということで、シェラカップを積極的に調理に使う人が多いかな? 焚き火で温めるかな? と思い、同製品のステンレス製を上位にランキングしました。逆に、飲み物を入れて「温める」もしくは「沸かす」程度であれば、チタン製のほうが軽くて、ワインなども金属臭や味が付かずいいと思います。
【3位】スケーター「アルミシェラカップ 折りたたみハンドル 目盛付 300ml イエロー ASC1-A」
- スケーターアルミ シェラカップ 折りたたみハンドル 目盛付 300ml イエロー ASC1-A
- 最安価格: ¥1,020〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 11.8cm
- 長さ
- 20.5cm
- 高さ
- 4.5cm
- 材質
- アルミニウム合金 板厚0.8mm(本体 アルマイト加工)、ステンレス(止具・ハンドル)
- 容量
- 300ml
- 重量
- 64g(実測値)
- 型番
- 55873-3-ASC1
ハンドルは折りたたんで底部に収納可能

100、200mlの目盛りが付いています。ハンドルは折りたたんで底部に収納可能。コンパクトで持ち運びに便利です。
軽量なアルミ製のシェラカップですね。チタンやステンレスに比べ熱伝導が良いのですぐにお湯を沸かせるのがメリットです。ただ逆に冷めるのも早いので、冬場には飲み物がすぐに冷たくなってしまいますが。直火もOKですが、耐久性はチタンやステンレスに比べ劣るでしょう。焚き火で空焚きをすると溶けちゃうかもしれません。折りたたみ式のハンドルは単体ではコンパクトで便利ですが、数個重ねる場合はうまく重ねられないのが難点です。
【5位】FIELDOOR「チタンシェラカップ 300ml」
- FIELDOORチタンシェラカップ 300ml
- 検証時価格: ¥2,200〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 12.8cm(約 注ぎ口含む)(使用時、収納時)
- 長さ
- 20.4cm(使用時)
- 高さ
- 4.5cm(使用時)
- 材質
- チタン
- 容量
- 300ml
- 重量
- 44g
100と200mlの目盛り付き

カップ内には100と200mlの目盛りが付いています。

ハンドルは折りたたみ式でコンパクトにパッキングできます。

わずか44gと軽量な上、収納袋付きで携帯にも便利です。
注ぎ口があるのは便利ですね。同時に飲み口としても使えます。軽量で折りたたみハンドルなどもしっかりと作られています。底の形状が丸まっているので隅の掃除がしやすいと思います。ただ個体差があるのかもしれませんが、編集部に届いたものはテーブルに置いたとき、若干のグラつきがありました。
【6位】ブッシュクラフト「フォールディングステンレスシェラカップ」
- ブッシュクラフトフォールディングステンレスシェラカップシルバー レギュラー29489
- 最安価格: ¥1,355〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 118mm(約)
- 高さ
- 45mm
- 材質
- ステンレス
- 容量
- 260ml
- 重量
- 80g
- 型番
- 29489
ハンドルが非常に長いのが特徴的

他のカップに比べてハンドルが非常に長いのが特徴的です。焚き火を使った調理や湯沸かしに最適です。

ハンドルは写真のように折り畳んでコンパクトに収納することができます。
裏表が鏡面加工で、油汚れや焚き火調理での外側に付いた煤を落としやすいと思います。落とさない人もいるとは思いますが、そうなるとスタッキングできるというシェラカップの良さがスポイルされてしまうと思います。またピカピカで光を反射させるので、先述のランタンシェードやロウソクのスタンドとしての使い方にもオススメ。自撮りで焚き火と自分って構図的に入れにくいですが、このシェラカップなら、シェラカップに焚き火が映るかもです。
【6位】山谷産業「TSBBQ ステンレスシェラカップ 320 TSBBQ-012」
- 山谷産業 TSBBQ ステンレスシェラカップ 320 TSBBQ-012
- 最安価格: ¥1,430〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 120mm(約)、77mm(約 底面)
- 高さ
- 52mm
- 材質
- ステンレス
- 容量
- 320ml
- 重量
- 82g
- 型番
- TSBBQ-012
口当たりが良く飲み心地が抜群

特徴的なのが他と比べて非常に薄い飲み口。口当たりが良く、飲み心地が抜群です。

また別売りになりますが、専用ストレーナーやシリンコンハンドルが用意されているのもうれしいポイントです。
▼シリコンストレーナー

▼シリコンハンドル(装着時)

ハンドルの一部が縁をぐるっと回っているのが大抵のシェラカップの特長ですが、このシェラカップは取手を溶接して、縁が薄いのがいいですね。火にかけてすぐに口に運ぶと、縁が熱かったりするのですが、このシェラカップだとそういったことも少なく、また飲み物も飲みやすいです。縁に細かい砂とか灰とか入ると掃除しにくいのですが、そういう面倒さもありません。ストレーナーは、専用品なので相性バツグンですが、他のシェラカップでも使えそうです。ハンドルが折りたたみじゃないシェラカップとの相性がよさそう。
【8位】エバニュー「チタンシェラカップFD EBY152」
- エバニューチタンシェラカップFD EBY152
- 最安価格: ¥1,782〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 110mm(約)
- 高さ
- 45mm(約)
- 材質
- チタン(本体)、ステンレス(ハンドル)
- 容量
- 310ml
- 重量
- 60g
- 型番
- EBY152
ハンドルストッパー付

またハンドルストッパー付なのもうれしいポイント。食洗機対応型なので後片付けもラクだと言えます。

同じチタン素材の1位商品と比べると、若干重めという感じはします。
取手が折りたためるシェラカップは、たくさん持っていくのではなく、コッヘルなどの他の調理器具プラス1で持っていきたい方にオススメです。軽量化に拘るならば思い切ってハンドルを外して持っていくなんて方法もあります。折りたたみハンドルは、しっかり固定できます。僕はどっちかというと、シェラカップの取っ手はパッキングしにくい感じがしているので「折りたたみ派」です。
【8位】コックンエスケープ「アウトドア用マグカップ チタン マグ シェラカップ」
- コックンエスケープアウトドア用マグカップ チタンマグ シェラカップ
- 検証時価格: ¥2,490〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 125mm(約)
- 高さ
- 45mm(約)
- 材質
- チタン
- 容量
- 310ml
- 重量
- 48g
- 型番
- COOK'N'ESCAPE
チタン製の中でも比較的軽量

サイズが直径125mmと若干大きめですが、重量は48gとチタン製の中でも比較的軽量です。

折り畳み式でコンパクト収納が可能。付属品としてメッシュ仕様の収納袋が付いているので持ち運びに便利です。
底の角に丸みがあり、隅が洗いやすいのが良いと思います。エバニューと比べるとやや、ハンドルの固定が不安定なように思います。
【10位】テンマクデザイン「チタンシェラカップ275」
- テンマクデザインチタンシェラカップ275
- 最安価格: ¥2,850〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 120mm(約)
- 高さ
- 40mm(約)
- 材質
- 純チタン
- 容量
- 275ml
- 重量
- 36g
- 型番
- 4988325123764
ハンドルは比較的短め

ハンドルは比較的短めですが、折り畳むことはできません。

目盛りは100、200ml以外に180mlが付いているのが特徴的。用途によっては便利なのかもしれません。
特長が少ないのでランキングこそ下位ですが、しっかりした作りのシェラカップです。ハンドルも個人的には好きなカーブです。テントとかがテンマクデザインなら揃えてみるのもいいかもしれません。なお目盛りは、CCが大きくて20000に見える!
【10位】村の鍛冶屋「18-8ステンレス ブラック シェラカップ330ml」
- 村の鍛冶屋18-8 ステンレス ブラック シェラカップ 330ml
- 最安価格: ¥1,782〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 幅
- 173mm(最大)
- 直径
- 120mm
- 高さ
- 45mm
- 材質
- 18-8ステンレス、シリコン焼付塗装
- 容量
- 330ml
- 重量
- 95.6g
直接火にかけることができる

美しいブラックカラーで、直接火にかけることができます。
キャンプ場でも目立つし、カッコいいと思いますね。若干塗装が剥げないか心配ですが、それを考慮してもキャンパーならひとつは持っておきたくなる商品です。容量が大きめなのも便利ですね。
【12位】キャンピングムーン「ステンレス シェラカップ 2点セット」
- キャンピングムーンステンレス シェラカップ 2点セット
- 最安価格: ¥1,810〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 120mm(約)
- 高さ
- 45mm(約)
- 材質
- ステンレス
- 容量
- 310mm
- 重量
- 85g(約 1個)
- 型番
- S-220-2P
飯盒代わりにもなるのが便利

デュオキャンプ用としてだけでなく、ソロキャンプでも重ねて使うことで、飯盒代わりにもなるのが便利です。
安い! しっかりした作り。使用にはなんの問題もないでしょう。ぴったり同じサイズになるので、2つのうち1つを蓋として使う場合に便利です。写真によっては、鏡面仕上げのように見えるかもしれませんが、梨地っぽくなっています。
【13位】キャプテンスタッグ「ステンレスシェラカップ」
- キャプテンスタッグステンレスシェラカップ
- 最安価格: ¥1,263〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 120mm(約)
- 高さ
- 45mm(約)
- 材質
- ステンレス、アクリルシリコン樹脂塗装(外側塗装)
- 容量
- 320mm(約)
- 重量
- 85g(約)
- 型番
- UH-11
ハンドルは折り畳みができない

色によって実勢価格が異なるので要注意です。ハンドルは折り畳みができません。

写真のように目盛りがかなり細かく刻まれているのが特徴的。調理メインの人には便利だと思われます。なお塗装に関しては特に注意書きがありませんでしたが、直火での変色が気になる人もいるかもしれません。
シェラカップは形が似ているのでコップとして使ったりすると誰のかわからなくなりがち。その点このシェラカップならカラーで見分けられて安心です。キャンプスタイルがカラフルな感じならばいいと思います。個人的には国内で使うのならば、目盛りはこれが決定打かな。
【13位】キャプテンスタッグ「シェラカップ 真鍮 シェラカップ 320ml」
- キャプテンスタッグシェラカップ 真鍮 シェラカップ 320ml
- 最安価格: ¥2,527〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 12cm
- 長さ
- 12cm
- 高さ
- 4.5cm
- 材質
- 真鍮(クリアラッカー塗装) (本体)、ステンレス鋼(クロム18%・ニッケル8%)(ハンドル)
- 容量
- 320ml
- 重量
- 109g(実測値)
- 型番
- UH-66
真鍮のシェラカップってなかなかなくて珍しいですね。見た目が最高です。直火OKなので、キャンプ場で一際映えると思います。ただすぐに熱くなり、冷めるのも早いので、機能的とは言い辛い。価格も高いので、あくまでも見た目重視の商品だと思います。クラッシクなデザインのオイルランタンとかストーブが好きな人におすすめです。
【15位】前川金属「マッコリコップ 手付き 11cm」
- 前川金属 マッコリコップ 手付き 11cm
- 最安価格: ¥358〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 15.4cm
- 長さ
- 12.8cm
- 高さ
- 5.2cm
- 材質
- アルミ
- 容量
- 350ml
- 重量
- 50g
- 型番
- Maekawa metal industry plants
前から気になっていた「マッコリコップ」ですが、シェラカップの仲間に入れてみました。アルミ製なので熱を伝えやすく、また冷えるのも早いのが特徴です。価格が500円を切るので数を揃えなければならないときによいかもしれません。何より恰好をつけず、紙コップのように手軽に使えて、使い捨てじゃないのが◎ですね。
【16位】ピークス&ツリーズ「シェラカップ ステンレス ブラック 黒 330ml」
- ピークス&ツリーズシェラカップ ステンレス ブラック 黒 330ml
- 最安価格: ¥2,100〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 120mm(約)
- 高さ
- 45mm(約)
- 材質
- ステンレス、シリコン加工
- 容量
- 330ml(約)
- 重量
- 98g(約)
持ちやすい形状

折り畳みはできませんが、ハンドルの長さは52mmで持ちやすい形状になっています。

カップ表面の耐熱温度が300度なので、直火の際は注意が必要です。目盛りは50~250mlと50ml刻みになっています。
キャンプ用品を鉄とかブラックで統一しているオシャレキャンパーにオススメ。こちらはccが小さくて200ccにちゃんと見える!
【17位】ピークス&ツリーズ「深型 シェラカップ 目盛り付き 燕三条製 300ml 深型ブラック」
- ピークス&ツリーズ深型 シェラカップ 目盛り付き 燕三条製 300ml 深型ブラック
- 検証時価格: ¥2,200〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 10cm(外径 カップ部分)
- 高さ
- 5.3cm
- 長さ
- 15.5cm
- 材質
- 18-8ステンレス(クロム18%:ニッケル8%)
- 容量
- 300ml
- 重量
- 90g
深さがあるのでマグカップ替わりに

深さがあるのでマグカップ替わりになります。また固形燃料などを使う際にも役立ちます。

目盛りは50〜250mlの範囲で50刻みと細かく便利です。
深さがあるのでさまざまな用途で使えますが、他のシェラカップと重ねて収納することはできません。黒色で目立つし、通常のシェラカップに比べて中身がこぼれにくいのがよいですね。
【18位】ロゴスコーポレーション「ロゴス シェラカップ」
- ロゴスコーポレーションロゴス シェラカップ
- 最安価格: ¥728〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 125mm(約)
- 高さ
- 43mm(約)
- 材質
- ステンレス
- 容量
- 300ml(約)
- 重量
- 95g(約)
- 型番
- 81285024
1500円を切る価格でコスパもよし

1500円を切る価格でコスパもよく、ファミリーキャンプで人数分購入してもそれほど懐が痛みません。

目盛りは100/200mlで非常にシンプルです。
外側はピカピカなのに、内側は光沢がない感じなのが気になりました。またハンドルがパイプ形状ではなく、平板形状で、火にかけると熱くなりやすいので要注意です。反面火にかけないのであれば、実は手袋をしたままでも力が入りやすく持ちやすいハンドルだと思います。
深型シェラカップのおすすめ
【1位】コールマン「シェラカップ600」
- コールマンシェラカップ600
- 最安価格: ¥1,722〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 13cm(約)
- 高さ
- 6.5cm
- 材質
- ステンレス
- 容量
- 600ml(約)
- 重量
- 150g
- 型番
- 2000026799
取手が持ちやすく全体の作りもしっかりしている

600mlと大容量ですが、取手が持ちやすく、全体の作りもしっかりしています。底が広く安定感があり、少々の揺れでは中身がこぼれません。

100ml単位で目盛りが記されています。お米一合の目盛りが分かりやすい。深型はコッヘル代わりになります。茹でたり煮たり、ふかしたりとさまざまな調理に使えるのが便利です。
このサイズなら1合のお米をなんとか炊くことができます。お湯も2人分沸かせます。作りで言えば、取手がぐるりとカップの縁を回っているので強度も高いと思います。他の深型シェラカップとスタッキングができるのもよいですね。僕は大食いなので、通常サイズのシェラカップにご飯だと足りなくなります。
【2位】NANGOGEAR「シェラカップ 深型 450 2pcs 18-8 ステンレス製」
- NANGOGEARシェラカップ 深型 450 2pcs 18-8ステンレス製
- 最安価格: ¥2,481〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 12.2cm(約 外径)
- 長さ
- 7.5cm(約 底部)
- 高さ
- 5.8cm(約)
- 材質
- ステンレス
- 容量
- 450ml
- 重量
- 130g
- 型番
- 21117
底が広いため安定感がある

容量は450ml。底が広いためバーナーに載せても安定感があります。

目盛りが細かいのも嬉しいポイント。450mlはスタバのグランデサイズ(470ml)とほぼ同量です。
2個セットのお得なカップです。450mlと1位商品に比べ容量は少ないですが、さまざまな調理に使えると思います。他の深型とスタッキングもできます。ただ若干とハンドルが握りにくかったのが残念でした。
以上深型シェラカップのおすすめでした。続いて紹介するのはセット商品のベストバイです。
シェラカップセットのおすすめ
【1位】キャプテンスタッグ「シェラカップ CS ステンレスシェラカップ 320ml シルバー(ヘアライン加工)&シェラカップ調理器セット」
- キャプテンスタッグシェラカップ CS ステンレスシェラカップ 320ml シルバー(ヘアライン加工)&シェラカップ調理器セット
- 最安価格: ¥1,960〜
- 持ちやすさ
- 安定性
- 細部の作り
- 軽量性・コンパクトさ
- コスパ
- 直径
- 119mm(約 大根おろし・エッグセパレーター)、98mm(約 薬味おろし・スライサー)
- 高さ
- 28mm(約 大根おろし・エッグセパレーター)(取り付けフック含まず)、25mm(約 薬味おろし・スライサー)
- 材質
- ステンレス、プラスチック他
- 容量
- 320ml
いろいろと考えられたセット商品ですね。なんか最近の鹿番長(キャプテンスタッグ)ってアイデア商品が多くって大注目です。すぐ100円ショップにマネされちゃいますが、モノはキャプスタのほうがしっかりした作りになっているので、できればこっちをチョイスしたいものです。コンパクト収納が可能だからじゃまになりません。スライサーやおろし器なんて必要なの⁉ と思うかもしれませんが、もちろんなくても困りませんが、あると何かと重宝します。ただサイズが小さいので若干の使いづらさはありますね。
シェラカップの使い方
シェラカップはさまざまな使い方ができる万能アイテムです。具体的な使用法をいくつか見ていきましょう。
使い方1:カップや皿として使う

シェラカップはハンドルが付いているため、飲み物を入れるカップとして使うことができます。直接火にかけて湯沸かしにも使えるので非常に便利。また食材を入れる皿としても使用可能です。
使い方2:調理器具として使う

シェラカップはクッカーとしても使用でき、「蒸す・煮る・焼く」の調理が可能です。ベーコンやウインナーの加熱はもちろん、目玉焼きやアヒージョを作る、フタをしてシューマイを蒸かすなど、アウトドアでもさまざまな料理のバリエーションが楽しめます。
使い方3:米が炊ける

写真のように2つ重ねることで飯盒(はんごう)に早変わり。だいたい0.5合の米を炊くことができます。
使い方4:計量カップとして使う

シェラカップの内側には目盛りが付いています。キャンプやアウトドアだけでなく、日常生活でも計量カップとして使うことができます。
使い方5:お玉やランプのリフレクター代わりにも!

ハンドルが付いているのでお玉として使用可能。また写真のようにランプのリフレクター代わりにするなどなど、アイデア次第でさまざまな用途で使えます。
シェラカップのメリット
メリット1:スタッキングができる

メーカーによって形状が微妙に異なりますが、違うメーカー同士でもほとんどのシェラカップはまとめてスタッキング収納ができます。数が多くても輸送時に場所を取らず非常に便利です。

また取手固定型は無理ですが、ハンドルが折り畳めるタイプなら、写真のようにコッヘルに入れてコンパクトに持ち運ぶことが可能です。
メリット2:メンテナンスが簡単

ステンレスやチタンなどの錆びにくい素材でできているので、手入れが簡単です。また取手が付いているので使用後は洗ってロープに吊るし乾かすだけでOK。
メリット3:軽量で持ち運びに便利

シェラカップは軽いものではわずか30gと抜群の軽量性を誇ります。複数持参してもたいした重量にならず携帯性に優れています。
シェラカップのお手入れ方法

シェラカップはスタッキングできるので、重ねて運ぶことが多いかと思いますが、ステンレス製のシェラカップだと、十分に乾いていないと錆びることがあります。
義村氏は「キャンプ場や登山などでしっかり洗ったり、十分に乾かすを徹底しようとすると、せっかくの時間がもったいないと思っている」とのこと。
下水処理が不十分なキャンプ場も少なくないので、家庭に持って帰ってからしっかり洗剤を使って洗って乾かし、しまうようにしましょう。
以上、シェラカップのおすすめランキングでした。
使い勝手の良いものを選んでキャンプを楽しんでくださいね。



























火にかけて積極的に調理に利用するならば、ステンレスのほうが焦げにくく使いやすいです。具体的には、「焼く」「炊く」があるなら、僕はステンレスを使います。