2021年春に登場!Apple新製品を紹介
2021年春に登場したAppleの新製品。iMacやiPadProは「M1」仕様に進化、さらに噂のAirTagも発売されるなど注目を集めています。
そこで、テストするモノ批評誌『MONOQLO』では、新製品はどこが進化したのか、スペックはどうなのかなど、専門家に解説してもらいました。
今回は、MacBook Pro超えの価格も納得の進化を遂げた「iPad Pro」のご紹介です。
ストレージもUSBもスピードアップ!「iPad Pro」
iPad Pro
▼実勢価格
11インチWi-Fiモデル:9万4800円~
11インチWi-Fi+Cellularモデル:11万2800円~
12.9インチWi-Fiモデル:12万9800円~
12.9インチWi-Fi+Cellularモデル:14万7800円~
サイズ・重量:W178.5×D5.9×H247.6mm・466g(11インチWi-Fiモデル)、W214.9×D6.4×D280.6mm・682g(12インチWi-Fiモデル)
チップ:8コアApple M1チップ
ストレージ容量:128GB~2TB
もともとハイスペックだった「iPad Pro」ですが、M1チップを搭載して、モンスター級の超ハイスペックマシンになりました。12.9インチモデルの液晶パネルには、注目されていたミニLEDバックライトも搭載されています。
どこが変わった? 新iPad Proの主なトピック5つ
最大構成だとMacBook Proを超える価格になるiPad Pro。2021年iPad Proの主なトピック(11インチ、12.9インチ共通)は以下の5つです。
トピック1:M1チップ
2020年モデルと比較して処理能力が最大50%アップ、グラフィックス性能が最大40%アップしました。
トピック2:ストレージ
これまでラインナップされていなかった2TBが追加され、ストレージ自体の速度もアップしました。
トピック3:RAM
RAM(メモリ)の容量も公開。128~512GBモデルは8GB、1~2TBモデルは16GBを搭載しています。
トピック4:Thunderbolt
USB-CポートがUSB 4対応のThunderboltポートに進化。有線接続だと最大40Gbpsでの通信が可能になっています。
トピック5:センターフレーム
ビデオ通話などの際に、被写体が移動しても真ん中に映してくれる機能を搭載しました。
では、レベルアップしたiPad Proの注目ポイントをもう少し見ていきましょう。
注目ポイント1:12.9インチのディスプレイがスゴすぎ!
ミニLEDを採用したバックライト搭載が搭載されています。これにより、Apple純正モニター「Pro Display XDR」に迫るパフォーマンスを実現したそう。約60万円するモニタークラスのパフォーマンスです。
注目ポイント2:純正キーボードに「ホワイト」が追加
11インチと12.9インチのそれぞれに用意されているMagic Keyboard。これまではブラック1色のみでしたが、新たに「ホワイト」が追加されました。汚れないかちょっと心配ですが、Apple Pencilやシルバーの本体と相性がよさそうです。
プロはどう見た? iPad Pro新製品
さて、iPad Proの新製品をプロはどのように見たのでしょうか。AV機器ジャーナリストの小寺信良氏とフリーライターの小枝祐基氏の2名の専門家に解説していただきました。
HDRの表示には十分すぎるスペック
注目は12.9インチの「Liquid Retina XDR」。HDRの表示には十分すぎるスペックです。標準仕様でMacBook Airの価格を超えるタブレットは、HDR映像制作として使うユーザーには機材のコンパクト化をもたらします。
おそらく今後、このiPadだけで撮影、編集したショートムービーが数多く登場するでしょう。多くの作品がスマートフォンで消費されている現在、制作機材はこれで十分なのかもしれません。
基本性能の向上で活用の幅が一層広がりそう
iPadはすでにパソコンライクな使い方ができますが、これまではMacと比べると、例えばデータのコピーに時間がかかったりしていたので、基本性能の向上で活用の幅が一層広がりそう。できれば、16GBメモリを搭載する1TB以上のモデルを選びたいところです。
なお、新型ディスプレイ採用の12.9インチモデルに注目が集まっていますが、現状でも十分画面はきれい。迷う理由が画面の差だけなら、購入を急がず店頭で確認してからでもよいかと思います。
以上、以上、Appleの最新「iPad Pro」のご紹介でした。
M1仕様になってストレージもUSBもスピードアップした本機。気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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