お洗濯問題のベストアンサーを紹介
見て見ぬフリしたくなる衣類のガンコ汚れやクリーニングに出すまでではないけれど洗いたい大物、干してもなかなか乾かない洗濯物たち……。日々のお洗濯の悩みは尽きないですよね。
そこで、雑誌『LDK』がプロと一緒に見つけたアイテムやテクニックなど、洗濯問題を解決するベストアンサーをお届けしちゃいます!
縮む&伸びるニットの正しい洗い方って?
おうちで洗うと、伸びたり縮んだりしてしまうウールニット。1回失敗してしまうと、もうこわくて洗えなくなっちゃいますよね。
洗濯機でウールニットを洗うのはNG。「常温手洗い+脱水3分」なら、伸びも縮みもしませんよ。
ウールニットは洗う温度と脱水が重要!
大抵の人がぬるま湯で手洗いすると温度が高すぎてニットを縮ませているんです。冷たいかも……と感じるくらいの温度でやさしく手洗いするのがベスト!
STEP1:常温(20℃)のぬるま湯につける
20℃くらいの常温水に洗剤を溶かして、やさしく押しながらしみ込ませます。
STEP2:押し洗い&つまみ洗いをする
洗い方は押し洗い&つまみ洗いで。もみ洗いは毛玉の原因にもなるのでNG!
STEP3:洗濯機で脱水してOK!
ネットに入れて洗濯機へ。脱水しないほうが型くずれしてしまうので、通常脱水を3分かけてしっかり水分を飛ばしましょう。
「縮まない水温」と「伸びない脱水時間」をテスト!
今回、縮まない水温と伸びない脱水時間を見つけるため、実際にウールニットを洗濯して検証を実施。
それぞれ、裄丈と着丈の伸び縮みをチェックし、A~Cの3段階で評価しました。
【水温】20℃が適温でほぼ縮まない!
まずは、水温の検証結果から、ベストだった順にご紹介します。
【A評価】水温20℃
▼検証結果
裄丈:変化なし
着丈:-1.5cm
通年の平均的常温で、手洗いしてつらくない20℃なら、ほぼ縮みがありません。手ざわりもふんわりやわらかく仕上がって、買ったばかりとほぼ同じ状態でキープできました。
【B評価】水温30℃
▼検証結果
裄丈:-0.5cm
着丈:-2cm
洗濯表示にある30℃ジャストで洗った結果、縮みが見られました。洗濯表示の温度は洗える最高温度なので、それよりも低い温度にしたほうがいいことが発覚しました。
【C評価】水温38℃
▼検証結果
裄丈:-1cm
着丈:-2cm
ぬるま湯だからいいよね、と使ってしまいそうなお風呂の残り湯は完全アウトな温度
着丈が2㎝も縮んでしまって、手ざわりも硬くゴワつきのある仕上がりになりました。
【脱水時間】水分が多いとニットが伸びてしまう!
続いては、脱水時間の検証結果をご覧ください。
【A評価】普通脱水3分
▼検証結果
裄丈:+0.5cm
着丈:変化なし
普通脱水で水けをしっかりとばしておけば干してもほとんど伸びませんでした。脱水は衣類に遠心力がかかるだけなので、ニットが傷んだり伸びたりしないので安心してください。
【B評価】タオルに包んでソフト脱水1分
▼検証結果
裄丈:+1.5cm
着丈:+0.5cm
タオルが水分を吸ってくれるのでソフト脱水だけよりマシですが 、普通脱水に比べるとやはり水分が残ってしまうため、袖が元より1.5cmも伸びてしまいました。
【C評価】ソフト脱水のみ1分
▼検証結果
裄丈:+2.5cm
着丈:-0.5cm
脱水後もポタポタとしずくが落ちるような状態。ずっしり重く干した時点で伸びそう、と思ってしまうほど! 袖は一番伸びているし、乾くのにも時間がかかりました。
ベストアンサーは「水温20℃の手洗い+脱水3分」
ウールニットをおうちで洗って失敗してしまったという人も、これからは「水温20℃の手洗い+脱水3分」を意識して試してみてくださいね。
ピンチハンガーの上に平置きしてスペースを確保!
ニットは平置きで干すのがお約束。だけどそんな場所は見当たらないし、専用ハンガーもない! そんなときはピンチハンガーの上がベストポジションに。
上下に風が通るので、乾きも早く場所もとらないので一石二鳥です。
ちなみに『LDK』がおすすめするピンチハンガーはこちらです。
使いやすいピンチハンガーはニシダ
ニシダ
すぐ取れ角ハンガー プラ40・S
実勢価格:2580円
過去に使いやすいピンチハンガー7製品を比較してベストバイとなったのが、ニシダの「すぐ取れ角ハンガー プラ40・S」。引っ張るだけで外れるハンガーで、ピンチから一つずつ外す手間を無くしてくれます。
しっかり洗濯物を固定してくれつつ、引っぱったらスルンと抜けるのが気持ちいいです!
▼目からウロコの洗濯ハンガーの記事はこちら
以上、ウールニットの失敗しない洗い方のご紹介でした。
新しい洗濯方法を身に着けて、日々の洗濯悩みを解決していきましょう!
直射日光は避けて日陰干ししてください。