2020年の大感動を発表! 「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説

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いろいろあった2020年も、『家電批評』はおうち家電を中心に、4Kテレビや冷蔵庫など大型・定番品まで3521の家電製品をテストしてきました。そこで今回は、使った瞬間に思わず歓声が上がった感動品を総まとめ!「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。

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特に気を張って頑張った一年。ご褒美にもギフトにも早く買えば良かったと思えるベスト家電カタログです!

▼【家電批評 オブ・ザ・イヤー2020】記事はコチラ!

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今回は、本当の音楽好きにおすすめしたいノイズキャンヘッドホンです。

AV機器圧倒的な音質! シュア「AONIC 50」

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王冠アイコン

シュア
AONIC 50(SBH2350)
実勢価格:4万1500円

●重量/334g ●Bluetoothコーデック/aptX、aptX HD、aptX Low Latency、SBC、AAC、LDAC ●ドライバーサイズ/50mm ●周波数特性/20~22,000Hz ●インピーダンス(1kHz)/39Ω

音楽を楽しむ人が増えた2020年、『家電批評』がおすすめするノイキャンヘッドホンがアメリカのオーディオメーカーのシュア「AONIC 50」です。外出先でも高性能なノイキャンと自然なサウンドを楽しめる音楽好きのための逸品です。

ペアリングはスムーズで、対応するブルートゥースのコーデックはiOSで主流のAACやアンドロイドを中心に普及が進むaptX HD、ソニーが主導するLDACなどマニアも納得の充実ぶりです。ブルートゥースだけでなくアナログ接続とUSB-Cによるデジタル接続にも対応します。

圧倒的な音質! シュア「AONIC 50」 イメージ2

特に素晴らしいのがアナログ接続時の音質。ひとつひとつの音をしっかり聴き取れるきめ細かさや広い部屋の中でスピーカーを鳴らしているような立体感のある表現が持ち味です。ただ、音量をしっかり上げると低音の迫力やスピード感も十分感じられるはず。

ノイズキャンセル時はデジタル処理が入るので広がりがタイトになり、やや人工的なサウンドに変化しますが、それはノイズをしっかり打ち消すことを優先しているから。ノイキャン時も低音や高音を過度に装飾しない自然なサウンドで音楽を味わえます。

新色発売に合わせて値下げされました!

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ブラウンとブラックの2色展開でしたが、2020年11月にホワイトが追加。4万3800円前後だった市場価格を4万1500円前後にする価格改定も行われています。わずかでも値下げは嬉しいです。

ベストな理由:騒々しくてもしっかり聴けます

ノイズキャンセリングは「ノーマル」と「最大」の2段階。最大では騒音の大きな電車内でも走行音をかなり抑えてくれるので、楽曲を聴き込むことができます。

また、イヤーパッドは側頭部にかかる圧もそこまで強くなく装着感も良好です。ただ、大きめのヘッドホンなので小柄な人だと少し重たく感じるかもしれません。

ベストな理由:騒々しくてもしっかり聴けます イメージ

音楽再生中は他のお客さんの話し声やBGMも全く聴こえません。

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エンジン音は防ぎきれませんが、ノイキャンONのほうが聴きやすさは断然上!

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走行音も気にせず音楽の世界に入り込めます。うっかり乗り過ごしそうです。

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地下鉄特有の「ゴッー」という音を抑えられます。

ベストな理由:ノイキャンヘッドホンとして圧倒的な音質

▼テスト結果
低音域の質 :16.5/20
中音域の質 :17/20
高音域の質 :16.5/20
ダイナミクス:17/20
装着感   :9.5/10
遮音性   :8.5/10


プロフェッショナルの評価はご覧の通りハイレベル。他製品と比べて圧倒的な音質でした。ノイキャン時とアナログ接続時の両方を加味した得点なので、アナログだけならもっと得点が伸びます。ノイキャンの効き目も「最強のノイズキャンセリングのひとつ」(大澤さん)と高評価。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

アナログ接続時の音質はプロが仕事にも使えるレベル!

大澤大輔 氏
サウンドプロデューサー
大澤大輔 氏 のコメント

贅沢なリビングで音楽を楽しんでいると錯覚するほど

シュアはソニーよりニュートラルなバランスです

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低音や高音を過度に強調しない王道のバランス。解像感が高いのも特徴です。

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低音を重視したバランスなのでパワフルさを感じやすい音作りです。

ベストな理由:外音取り込みなど使い勝手も抜かりなし

「AONIC 50」の外音取り込み機能は想像以上の出来栄え。アプリで外音取り込みを最大にしてみると、音楽のボリュームを下げさえすれば人と自然に会話しながら音楽を聴き続けることができます。

ベストな理由:外音取り込みなど使い勝手も抜かりなし イメージ

ノイズキャンセリングの効き目と外音を取り込む量はAndroid、iOS用のアプリで調整できます。

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USB-Cケーブルでパソコンと接続するとハイレゾ音源(32bit/384kHz)の再生も可能。充電もUSB-Cで行います。バッテリーは最大20時間持ちます。

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右側のハウジングにあるスライダーは3段階で動きます。ノイキャン、オフ、外音取り込みをワンタッチで切り替え可能!

以上、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2020」に選出されたシュア「AONIC 50」の紹介でした。引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、サンロクマルをチェックしてくださいね。

▼ノイキャンヘッドホンの詳しいランキングはこちら

『家電批評』 2021年1月号

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晋遊舎
家電批評
2021年1月号
700円

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