一番メンドくさそうなローラーが 一番簡単に網戸掃除できました!
網戸は大掃除の中でもメンドくさいランキング1位、2位を争う厄介モノ。そんな網戸を簡単にキレイにできる方法はあるのか? 網戸専用の掃除用具から、専用じゃないけど使えそうなアイテムまで、ホームセンターで手軽に買える網戸掃除グッズをテストしました。
その中で今回ベストに選んだのが、ハンディ・クラウンの網戸外さず洗える! お掃除ローラーです。箱の裏を見ると、洗剤を用意したりローラーを浸したりと見るからにメンドくさそうなオーラを放っていましたが、いざ試してみるとそうでもないんです。
洗剤は食器用洗剤を利用するため、専用洗剤など余計な出費はナシ。バケツに洗剤を用意したら、あとはコロコロして、雑巾で拭き取るだけ。液体なので、思ったよりあっさりと泡も取れて、キレイスッキリ。1年間、ずっと放置してしまったような網戸には、特にオススメです。
ハンディ・クラウン
NEW網戸お掃除ローラー
実勢価格:527円
※写真は旧製品です。画像をクリックすると現行製品がひらきます。
まず、ペットボトルのキャップ分の食器用洗剤と500mlの水で洗剤を用意。ローラーに付いた余分な洗剤は、付属のパーツで取ります。
ためらうことなく一気に網戸へ。洗剤の伸びもよく、網戸1枚があっという間です。
最後に雑巾で軽く拭き取って終了。ホントにさっぱりします!
写真だと見づらいですが、掃除後はご覧の通り。窓全開に見えますが網戸です。
事前の取材段階では、いちいち洗剤を付けて掃除するローラータイプよりも、写真のようなワイパータイプの方が遙かにラクそうに見えましたが、実際にテストしてみると、ワイパータイプはシートをセットするだけでも結構手間でした。
こすれば汚れは落ちますが、液体の洗剤で洗うローラーに比べると掃除後のさっぱり感は劣ります。四隅の汚れも取りづらく、網戸の掃除は断然ローラーをオススメします。
キレイになったらコレでキープ 「拭くだけ」系はメンテナンス用に
今回、いろいろな商品を実際にテストして、日々のメンテナンス用と大掃除用では、そもそも適する用具が違うということもわかりました。肉眼でもホコリがハッキリとわかるくらい汚れている場合、拭くだけをアピールする商品では、消費するシートの量も余計に掛かって面倒でした。
しかも、ホコリや汚れを落とそうとすると、それなりに力も必要で、網戸の場合、あまり力を入れすぎるとたわんできて傷める懸念も。拭くだけ系の掃除用品は、月イチなどのメンテンス用として利用するのが良いと思われます。
編集部では、実際にメンテンス用としてどの商品がベストかもテストしました。どの商品もメンテナンスとして考えればどれもアリですが、一番オススメだったのは、金鳥のサッサワイパーアミ戸・窓ガラス用でした。
こちらがサッサ。軽く拭くだけで、かなりホコリがとれました。
サッサと他の商品の違いがこちら。サッサは裏面が凸凹になっていて、4つのラインで汚れを取ります。スポンジタイプで優しく掃除できるのも高評価でした。
一方で、他の商品は縁だけが汚れて、真ん中はキレイなまま。しかも、柄が付いているタイプは力が入りすぎる傾向があり、網戸をたるませてしまうリスクが大きいと思われます。ということで、スポンジ製で接地面が多い「サッサ」がおすすめ!
金鳥
サッサワイパーアミ戸・窓ガラス用
実勢価格:151円
イチバン大事なのは裏面のカタチ! サッサは裏全体でホコリをとります。
帯に短し、たすきに長し 拭くだけ、吸うだけ系は要注意
今回、いろんなアイテムで網戸掃除をしましたが、どれも帯に短し、たすきに長し。特に、「◯◯だけ」とアピールする商品はだけじゃないことがほとんどで、それだけに惹かれて買うのは要注意です。また、ネットにあふれる裏技系も試しましたが、「コレだ!」というものはありませんでした。
やはり、年イチの大掃除には水を使うハンディ・クラウンの「網戸を外さず洗える! お掃除ローラー」が一番オススメです。
パッケージを見ると、色々入ってそうなのですが、実際はローラーと小さいパーツが入っているだけ。洗剤も食器用洗剤を水で薄めて使いますし、ペットボトルで水を計るなど、ちょっと準備が面倒そうですが実際使ってみるとさほどではありません。
洗剤につけてローラーを転がすと、網戸を傷めず軽い力でコロコロできるのは、かなり快適です。また、完璧ではありませんが、この商品には「片面を掛けるだけで一度に両面掃除をすることができる」という利点もあります。
まさに急がば回れ。大掃除にはコレで決まりです。