自転車通勤が急増!通勤スタイルが変化しています
近年注目されている自転車通勤。自転車通勤をしている500人を対象としたアンケート調査では、23%の人がここ数年内に自転車通勤を開始したと回答しました。
▼自転車通勤を始めた時期
また、「流行が始まった後」に自転車通勤を始めた人を対象に、自転車通勤を始めた理由(複数回答可)を聞いた結果、90%以上が公共交通機関を避けるためと答えています。
▼自転車通勤を始めた理由
このように、電車やバスでの密を避けて、感染リスクをを下げられるほか、運動不足の解消などにも一役買ってくれると、自転車通勤を始める人が増えているんです。
特徴が異なる!自転車にはどんな種類があるの?
一言で「自転車」といっても、走る距離や場所によって、オススメできる自転車は異なります。
今回は、クロスバイクに注目した検証を行っていますが、自転車にはどんな種類があるのか少しだけ説明しておきましょう。
クロスバイク
ストレートなハンドルが付いていて、体に負担が少ない姿勢が取れます。タイヤはやや太めで、乗り心地が安定しています。
ロードバイク
長距離ツーリングが快適なロードバイクは、かなり前傾のポジションになります。タイヤは細く、軽快な走りが楽しめます。
マウンテンバイク
マウンテンバイクはフレームが頑丈でタイヤが太く、サスペンションやディスクブレーキを装備。登山道もラクに走れます。
シティサイクル
カゴ付きで買い物に使いやすいシティサイクル。泥除け、カギ、ライトなどを装備。あまり速くはないですが、近所の買い物に便利です。
ミニベロ
ミニベロは短距離の市街地がメイン。タイヤが小さく小回りがきくので、スピードが出せない都市部向きです。
E-バイク
E-バイクはバッテリーとモーターを内蔵していて、スタート時や坂道で漕ぐ際に補助してくれるので坂道や林道でもラクに進めます。
どんな道も大丈夫!通勤に適した「クロスバイク」
このように自転車の種類は様々ですが、なかでも自転車通勤に最も適しているといわれているのが「クロスバイク」です。
クロスバイクはロードバイクとマウンテンバイクのいいとこ取りをした自転車。スピードも安定性もあるタイプで、通勤などの街乗りにも、サイクリングなどにも広く使えます。どんな道でも対応することができて万能なうえ、比較的お手頃な価格で買えるのも魅力的です。
クロスバイク初心者は要確認!ママチャリとの違いは?
広く普及している、スポーツバイク以外の自転車のことを「ママチャリ」と言います。それでは、クロスバイクとママチャリは、どのような違いがあるのでしょうか?
カゴや泥除けなどが付属していないけど後付け可能
自転車で速度を出せるようにするには自転車本体の軽さが大事です。クロスバイクは汎用性の高いタイプの自転車ですが、スポーツバイクでもあるため、速さを出すためにカゴや泥除けなどの付属品がついていないものが多くあります。
スポーツバイクでもロードバイクやマウンテンバイクは付属品の後付けも難しくなりますが、クロスバイクなら後付けしやすいように設計されたタイプが多いです。
ただし、付け過ぎて重くなると走りに必要な力が増えてしまいますので、必要なものをよく考えて後付けをするのがおすすめです。
使える空気入れの種類が違う場合も
クロスバイクのタイヤに使う空気入れは、仏式バルブ用のものしか使えないことがあります。ママチャリは英式バルブ用のものが使われているので、同じ空気入れが使えない可能性があることに注意が必要です。
クロスバイクの中でも、高機能なものに仏式バルブが多く使われています。いざタイヤの空気を入れたいときに使えないと困ってしまうので、どちらのバルブが使われているのかを事前に確認しておきましょう。
通勤クロスバイクで大切な6大ポイントは?
ここからは、通勤用にクロスバイクを選ぶ上で大切なポイントをお伝えします。
それぞれがすべて重要な役割を果たしているうえに、個々人で合う・合わないや好みが分かれることも多いので、スペックだけで判断するのではなく、試乗してみて確かめることも重要です。
ポイント1:ハンドル
幅や太さなどで、安定感や操作性に違いがあります。材質や形状がたくさんありますが、幅が広くて太かったり、端が伸びていて手を固定しやすかったりすると、持ちやすく長距離走行でも疲れにくくなります。
また、衝撃吸収素材を使用しているものだと、とてもラクに運転できます。
ポイント2:フレーム・フォーク
バイク全体の強度や乗り心地に大きな影響を与えます。前輪を挟むフォークや、前輪と後輪を繋ぐフレーム素材には3種類あり、最近ではカーボンタイプのフォークが増えています。
・カーボン(炭素繊維)…振動の吸収、分散効果が高いことが特徴。しかしやや高価になってしまいます。
・アルミ…軽量で加速しやすいのが特徴ですが振動は吸収できません。凹凸のある路面では乗りにくくなってしまいます。
・クロモリ…クロームモリブデンの略で、しなやかなので疲れにくいのが特徴。しかし、やや重いのが難点。耐久性は最も高いです。
ポイント3:タイヤ&ホイール
初心者は最初に標準サイズを使い、不満点があればより細めや太めのタイヤに交換するのがベターです。タイヤサイズの太さによっても性能が変わります。
・細め(23~28C前後)…スピードが出やすいものの、安定性が乏しいため、初心者には難しくなります。
・標準(28~32C前後)…安定感、乗り心地ともに「そこそこ」いいのが特徴です。
・太め(32c~)…坂の上り下りがしやすく、衝撃も抑えやすくなります。
ポイント4:ブレーキ
いくつか種類がありますが、最も制動性に優れているのは「ディスクブレーキ」。なかでも油圧式が性能が高いですが、値段も高くなります。
そしてもうひとつは「Vブレーキ」と呼ばれるもの。軽量、低コストで装備でき、メンテナンスも簡単なのが特徴です。しかし、雨の日は制動力が落ちるのが難点です。
ポイント5:変速機
坂道の上り下りなど、状況に合わせてペダルの重さを変えるためのパーツ。ギアチェンジの段数が多いほど細く調整することが可能です。
ポイント6:サドル
慣れないうちは、長時間座り続けるとお尻が痛くなることも。クッション性のあるものなどあるので合うものを選びましょう。
買っただけではまだ走れない!追加購入必須のパーツ
反射板、ライト、ベルの3つは法律で装備が義務付けられています。追加購入する場合が多いので注意しましょう。
また、運転時の安全や盗難を最優先に考えて、前後ライト/カギ/空気入れ/キックスタンド/ヘルメットなどのオプションは、クロスバイクと一緒に購入しておくといいですね。
乗り心地や安定性をチェック!全11台を検証
今回はそんなクロスバイクを、人気の自転車メーカーから全11台を集めて、検証を実施。自転車のプロとともに、実際に乗り比べ、通勤時に注目すべきポイントをさまざまな角度からチェックし、最も通勤に最適な一台を探しました。
テスト1:乗り心地(25点)
段差や凹凸が多い場所を走行した際に、手やお尻に伝わる振動が辛くないか、長時間乗っていても姿勢が辛くないかななどをチェック。
テスト2:走行性(20点)
加速しやすさや、軽快さをチェック。さらに通勤時はSTOP&GOを繰り返すため、発進時にフラつかないか安定感も評価しました。
テスト3:ブレーキ性能(20点)
信号待ちなど、通勤中はSTOP&GOを繰り返すので、ブレーキの性能は安全性に直結する重要なポイントです。
テスト4:登坂力(20点)
自転車通勤の最大の敵ともされている上り坂を、どれだけラクに上れるか、ペダルにしっかり力が伝わるかなどを確かめました。
テスト5:パーツ(10点)
クロスバイクにはブレーキのほかに、変速機やクランクなどのパーツが搭載されています。それらのパーツが質やコスパなどをチェックしました。
テスト6:コスパ(5点)
単純な価格だけではなく、搭載しているパーツのランクや構成、そのほかのテスト結果が価格に見合っているかを基準としています。
それでは、以上を総合的に評価し、決定したランキングを発表します!
おすすめ1位は FELTの「Verza Speed 40」
FELT
Verza
Speed 40
実勢価格:8万9100円
サイズ:470mm、510mm、540mm
カラー:チャコール、ブラック/ブルー
重量:11.9kg
変速機:3×8
ホイール/タイヤ:700×32C
▼検証結果
ブレーキ(油圧ディスク):★★★★★
フラつきにくさ :★★★★☆
- 乗り心地: 24/25点
- 走行性: 19/20点
- ブレーキ性能: 20/20点
- 登坂力: 16/20点
- パーツ: 9/10点
- コスパ: 4/5点
- 総合得点: 92/100点
今回のランキングで全11台のクロスバイクの中から、堂々のベストバイに輝いたのは、FELTの「Verza Speed 40」でした。
レース用のロードバイクの技術をクロスバイク用に転用して作られたモデルなので、フラットハンドルの安心感をそのままに、まるでロードバイクのようなスピーディーな走行も楽しめる1台。その出来栄えは、プロも大絶賛。
最新技術を用いて、まるでカーボンのように軽く自由な形に変形させられるようになった、太めのアルミフレームと、衝撃に強いフロントフォークを採用することで、軽快さと安定感の両立を実現。
信号が多い都心部を初心者が走っても、安定して走れるうえに、グングンと加速できる走行性は、中~上級者が乗っても、満足できる性能です。
検証したプロの2人も「踏み込んだ分だけ進むので、乗っていて楽しいです」(田中さん)、「フレームの出来がいいので上級者が購入してもカスタマイズして楽しめます」(義村さん)と、6万円台のモデルとしては驚きの完成度だと評価しました。
速さのヒミツ:シマノ製で統一されたパーツの質が高い
油圧式のディスクブレーキで制動性はバツグン。さらに、同価格帯のモデルが搭載しているブレーキよりもワンランク上の性能でコスパが非常に高いです。
ギヤの変速段数は24段。シフトがスムーズなうえに、軽量かつ丈夫な設計のアルミフレームと合わさり、踏んだ分だけ加速が得られます。
この性能でこの低価格は驚きです!
初心者から中~上級者まで楽しめます。
安定性のヒミツ:標準的なバイクよりも安定させる工夫が多い
太めのヘッドチューブで耐久性を上げているうえに、フロントフォークのみですが、衝撃を吸収しやすいスチールでできているため、衝撃にも強くなっています。
一般的なハンドルは60cmほどですが、5cmほど長い約65cmとなっていて、安定性を高めています。ハンドル幅は広いほど操作が安定しやすいんです。
また、グリップはグリップエンドが太く、握りやすいつくりに。厚みのある箇所にはゲルが入っていてクッション性があり、長時間走行していても疲れにくいです。
快適さのヒミツ:細かい作りに気を配った設計
泥除け用のフェンダーを取り付けるための穴が設けられています。雨の日なども乗る予定があるなら、取り付けられるのはうれしいですね。
トップチューブ(フレーム上辺のパイプのこと)が斜めに取り付けられていて、乗り降りや、一時停止時など、足が引っかかりにくくて慣れない人にも優しい設計です。
チェーンカバーが標準で装着されているので、繊細なパーツを汚れから守ってくれるほか、靴紐やズボンの裾が巻き込まれて、事故につながるリスクも低くなります。
さらに、タイヤに入っている白いラインは蓄光性で、夜になると見えにくくなる黒い車体の視認性を上げてくれます。
ラクなのに速くて安全な欲張り通勤に!
せっかくの自転車通勤なのだから、スピード感も楽しみたいですよね。さらにそれが乗っていてラクちんで、STOP&GOが多い通勤中でもフラつかず安全に走れるという、FELT「Verza Speed 40」は、まさに通勤の理想を叶えるバイクです。
乗り心地も万人受けしてリラックスできる!
激坂もスイスイ上れる「cannondale」
Cannondale(キャノンデール)
Quick 5
実勢価格:7万9200円
サイズ:SM、 MD、LG 、XL
カラー:Matte BLACK、Emerald
重量:11.9kg
変速機:2×7
ホイール/タイヤ:700×35C
▼検証結果
ブレーキ(機械式ディスク):★★★★☆
フラつきにくさ :★★★★★
- 乗り心地: 25/25点
- 走行性: 18/20点
- ブレーキ性能: 17/20点
- 登坂力: 18/20点
- パーツ: 9/10点
- コスパ: 3/5点
- 総合得点: 90/100点
僅差で今回、2位となったのがCannondale「Quick 5」。1位のフェルトと同様、スピードと安定性を兼ね備えた万能モデルですが、やや安定性の方に比重が置かれている点と、ブレーキをはじめとした、パーツ周りのランクやコスパを加味した結果です。
安定性に比重を置いているといっても、スピードを出せないわけではありません。むしろ、踏めば踏むだけ力が伝わり、グングンと進む楽しさを味わえるので、通勤距離が長く、ある程度のスピードで通勤したい人にも、もちろんオススメ。
ハンドルも緩やかな逆ハの字を描いていて、あまり前傾姿勢にならず、ラクな姿勢で乗れるのもポイントです。
ある程度速いスピードで通勤したい人向け。
フェルトと同様に、泥除け用のフェンダーやスタンドなどのパーツを取り付けるためのダボ穴が事前に開けられているので、通勤で必要に感じた際は追加で購入しましょう。
クロモリフォークで頑丈&安定感◎
機械式ですが、シマノ製のディスクブレーキを採用。制動性は確かなので、軽い雨の日などの走行も安心です。
フロントフォークに「スチール(鉄)」を採用しているので、アルミよりも振動吸収性や耐久性に優れています。
専用のスマホケースを使うと、簡単にスマホをハンドルに取り付けられて、ナビとして使えます。
タイヤやフレームに施されたラインは蓄光製で、夜でも視認しやすいようになっています。
坂や街中でも快適に走れる!
Cannondale「Quick 5」は、衝撃の吸収や、ペダルを踏み込んだときの力を伝えるのが得意なバイク。特に激坂を上るのが1位のFELTよりも得意なため、通勤路に坂が多い人や、路面の状況がよく変わる通勤路の人に適しています。
もちろん、スピードを感じたい人にもオススメ!
また、同等のフレームでブレーキなどをランクアップさせた同社の「Quick 3」は、約9万円とやや高価ですが、専用スマホアプリと連携したりと、さらに進化しているので、気になる人はお試しで乗ってみるのもアリでしょう。
久しぶりでもリラックスして乗れる「GIANT」
GIANT
ESCAPE R DISC
実勢価格:8万3600円
サイズ:XXS、XS、S、M
カラー:ブルー・ダークシルバー、 フォレストグリーン、マットダークシルバー
重量:11.5kgkg
変速機:3×8
ホイール/タイヤ:700×30C
▼検証結果
ブレーキ(油圧ディスク):★★★★☆
フラつきにくさ :★★★★☆
- 乗り心地: 23/25点
- 走行性: 17/20点
- ブレーキ性能: 19/20点
- 登坂力: 17/20点
- パーツ: 9/10点
- コスパ: 4/5点
- 総合得点: 89/100点
3位にランクインしたのは、雑誌『MONOQLO』でもおなじみのGIANTの人気シリーズ「ESCAPE R DISC」でした。
2019年のクロスバイクランキングで紹介した「ESCAPE RX DISC」と比べると、当モデルはスポーティさを抑え、操作性と安定性を向上させた、オーソドックスな性能となっています。
しかし、独自開発の軽いホイールと細めのタイヤを採用するなど、スピード感を楽しむ本格的なサイクリングにも対応できるよう配慮されていました。
もっともオーソドックスなクロスバイクです。
各パーツの完成度が高い!
テクトロ製のディスクブレーキですが、この価格帯で油圧式を搭載しているのは1位のFELT同様、かなりの高コスパ。
今回のクロスバイクのなかでは、やや細め。ある程度スピードを出しつつ、安定性も兼ね備えています。
クッション性に優れたサドルはユニクリップシステム対応なので、別売りのテールライト、サドルバッグ、ワイヤー錠などを装着可能。
チェーンカバーも初めから装着されているので、手入れもしやすいです。
長距離でも無理なく走りきれる!
初心者でも、乗車のポジションをより一般的な自転車(シティサイクルやママチャリ)に近くなるよう調整しているので、クロスバイクの軽い、速いという利点を残しつつ、長距離の通勤でも疲れにくい、リラックスした状態で走ることができます。
構成やランクが価格帯と見合った以上のものになっているので、コスパという点では、かなり優秀。カラバリも豊富なので、お気に入りを見つけてみて欲しいですね。
あまり経験がない人でも安心です!
4位: ガンガン飛ばすスピード派に「MERIDA」
MERIDA(メリダ)
GRAN SPEED
200-D
実勢価格:13万2000円
重量:10.4kg
変速機:2×9
ホイール/タイヤ:700×32C
▼検証結果
ブレーキ(油圧ディスク):★★★★☆
フラつきにくさ :★★☆☆☆
- 乗り心地: 22/25点
- 走行性: 19/20点
- ブレーキ性能: 18/20点
- 登坂力: 15/20点
- パーツ: 9/10点
- コスパ: 3/5点
- 総合得点: 86/100点
4位のMERIDA「GRAN SPEED 200-D」は、今回集めた11台の中で最も高額なモデルですが、その実力は本物。普段から自転車に乗り慣れているプロたちは「軽快な走行性と操作性で、走るのが楽しくなる」と大絶賛。
慣れていないと軽い分、STOP&GO時に多少フラついてしまう場合があるので、自転車通勤初心者よりも、今のバイクからの買い替えや、久々の再開を検討している人にオススメ。
一度乗ってみるだけで、まるで乗用車からスポーツカーに乗り換えたときのような感動を味わえます。
反応が良く乗っていてとても楽しいバイクです。
軽さと速さを求めて計算された設計!
特殊な加工のアルミフレームとカーボンフォークによって、軽さを追求。よりスピードを出すのに最適化されています。
ブレーキはもっとも制動性にすぐれる油圧式ディスクブレーキ。加速してもしっかり止まるので安心です。
ハンドル幅は狭めで、グリップが細いので、運転時の感覚はロードバイクに近め。
タイヤの太さは標準的とされている32C。スピードと快適性を両立させるためのチョイスです。
通勤=運動で爽やかな汗とともに出社!
今回のランキングの中で、もっともスピードを出すのに最適化されているモデルのMERIDA「GRAN SPEED 200-D」。踏めば踏むほど加速でき、高速で巡行できるよう重めのギヤもつきます。運動不足解消も目的とした通勤にぴったりな一台です。
軽い走り心地が最高に楽しいです!
5位: あせらずゆっくりの安全派には「MARIN」
MARIN
MUIRWOODS29 SE
実勢価格:7万8375円
サイズ:M、L、XL
カラー:MAT.BLACK、GLOSS.WHITE、MAT.BROWN/GREY、MAT.BLUE/GREEN
重量:13kg
変速機:1×8
ホイール/タイヤ:700×40C
▼検証結果
ブレーキ(油圧ディスク):★★★★☆
フラつきにくさ :★★★★★
- 乗り心地: 23/25点
- 走行性: 18/20点
- ブレーキ性能: 18/20点
- 登坂力: 13/20点
- パーツ: 9/10点
- コスパ: 3/5点
- 総合得点: 84/100点
5位のMARIN「MUIRWOODS29 SE」は、クロスバイクとしては13㎏とやや重めですが、それによって、安定感がうまれSTOP&GOが多い通勤中でもフラつかずに走れます。
また、重いといっても頻繁に坂を登るなどしなければ気になる程でもありません。
太めのタイヤと幅広ハンドルで安定性UP
MARINのハンドルは68~70㎝と他製品と比べても約10㎝ほど長く超幅広。
また、タイヤもかなり太いので凸凹した路面や段差などの衝撃を感じにくく、悪路でも乗り心地がよいです。
テクトロ製の油圧ディスクブレーキを採用していて、重たい車体でも、きっちりと止まります。
スタンドがスムーズに稼働するので使いやすく、故障のリスクも少ないです。
道路状況を気にせず「ゆっくり通勤」に最適!
MARIN「MUIRWOODS29 SE」は、重量もあって安定感バツグンなため、どんどん加速する乗り方よりも、ゆったりとしたペースでの巡行が得意。少し早めに家を出て、段差や凸凹を気にせずのんびり通勤しましょう。
体格が大きい人にもオススメです。
6位: 街中や住宅街もスイスイ走れる「LOUIS GARNEAU」
LOUIS GARNEAU
SETTER9.0DISC
実勢価格:6万2370円
サイズ:370、420、470、520mm
カラー:SKY BLUE、LG WHITE など
重量:11.7kg
変速機:3×8
ホイール/タイヤ:700×28C
▼検証結果
ブレーキ(油圧ディスク):★★★★☆
フラつきにくさ :★★★☆☆
- 乗り心地: 22/25点
- 走行性: 16/20点
- ブレーキ性能: 17/20点
- 登坂力: 14/20点
- パーツ: 9/10点
- コスパ: 4/5点
- 総合得点: 82/100点
6位のLOUIS GARNEAU「SETTER9.0DISC」は、スピードを出すことよりも、重量やフレームの形でバランスを取り、快適な走行や、曲がったり止まったりといった基本的な性能を向上させた構成。
スタンドを取り付けてもフレームに影響が出ないように専用の余白が用意されているので、スタンドなどの後付がしやすいのもポイント。小サイズなら女性にもオススメできるモデルです。
安価なのにシマノ製で統一されたパーツが◎
シマノ製で統一されたパーツは性能がよく、車体とのバランスも取れているので、乗り心地の向上に一役買っています。
また、この価格帯で油圧式のディスクブレーキを搭載していてコスパもバツグン。変速も安定して行えるので、初めてのクロスバイクでも安心です。
街中や小道も経由する住宅街からの通勤に!
LOUIS GARNEAU「SETTER9.0DISC」は、大きな道でも快適に走れますが、初心者でも簡単に扱える乗り味で、街中や小道などのスピードを出しにくい場所でもキビキビと走れます。住宅街などに住んでいる人にも適しているでしょう。
坂を登る際もペダルに力を伝えやすいです。
7位: 約10kgの超軽量バイク「FUJI」
FUJI
RAIZ Disc
実勢価格:7万3260円
サイズ:15、17、19、21、23
カラー:Matte Fire、Matte Black など
重量:10.8kg
変速機:2×8
ホイール/タイヤ:700×32C
▼検証結果
ブレーキ(油圧ディスク):★★★★☆
フラつきにくさ :★★☆☆☆
- 乗り心地: 22/25点
- 走行性: 16/20点
- ブレーキ性能: 17/20点
- 登坂力: 15/20点
- パーツ: 8/10点
- コスパ: 3/5点
- 総合得点: 81/100点
7位のFUJI「RAIZ Disc」の最大の特徴は、かなりの軽量であること。4位のメリダ(9万円)とほぼ同じ重量で、この価格帯で販売されているモデルは珍しいです。
その軽量さを生かしたスピード感は直線を気持ちよく走るのに向いていて、大きな道路や開けた場所を走って通勤するのなら、かなりの爽快感。
その一方で、路面の凸凹がやや苦手だったり、発進時に慣れていないとフラつく可能性があったりと、クロスバイクの運転に慣れていれば問題ない程度だが弱点もありました。
加速しても思いどおりに動ける&止まれる!
ハンドル幅をやや狭くして、軽快性をアップ。加速時もキビキビと動けます。
ブレーキは油圧式で、スピードを出しても制動性が高いので安心。
直進性が高く走っていて気持ちいい!
通勤では広い道路や直進の多い経路を選ぶ
直進時の軽快さやスピード感が爽快なので、できるだけ大きな道路を選んでどんどん加速したいところ。路面の凸凹はやや苦手なので、キレイな道だとなおよいです。
ダイレクトな操作感も楽しめます!
8位: 幅広ハンドルで安定走行が魅力の「MASI」
MASI(マジィ)
SPECIALE OTTO
実勢価格:6万720円
サイズ:49、51、53、56
カラー:Steel
重量:11.9k
変速機:1×8
ホイール/タイヤ:700×30C
▼検証結果
ブレーキ(キャリパー):★★☆☆☆
フラつきにくさ :★★★☆☆
- 乗り心地: 21/25点
- 走行性: 15/20点
- ブレーキ性能: 16/20点
- 登坂力: 14/20点
- パーツ: 7/10点
- コスパ: 4/5点
- 総合得点: 77/100点
8位のMASI「SPECIALE OTTO」はクラシカルなデザインが特徴。もちろんオシャレなだけではなく、衝撃を吸収しやすいクロモリフレームや、安定性が増す幅広のハンドルを採用するなど、安定性の面で工夫がされています。
ブレーキや変速機などのパーツはシマノ製で統一されている点も、評価のポイント。また、荷台や泥除けも追加で装着できるので、利便性をみても優秀なバイクです。
デザインだけで選ぶ価値があります!
スピードは出さずゆったり乗ろう!
70cmと幅広のハンドルで、安定感がアップ。ハンドルも高く、リラックスできます。
ディスクブレーキと比べると、制動性はやや劣りますが、実用では十分です。
街並みを眺めながらゆっくり通勤がオススメ
MASI「SPECIALE OTTO」は、スピードを出して軽快に走るというよりは、街中や市街地を安定して心地よく走る方が向いています。デザイン性が高いので、オシャレにキメて通勤してみましょう。
坂道は少し苦手なので、避けるのが無難。
8位: 都心部でも安心の乗り心地「GIOS」
GIOS(ジオス)
MISTRAL DISC MECHANICAL
実勢価格:7万2600円
サイズ:430、480、520
カラー:GIOS BLUE、BLACK
重量:11.7kg
変速機:3×8
ホイール/タイヤ:700×32C
▼検証結果
ブレーキ(機械式ディスク):★★★★☆
フラつきにくさ :★★★☆☆
- 乗り心地: 20/25点
- 走行性: 15/20点
- ブレーキ性能: 17/20点
- 登坂力: 14/20点
- パーツ: 8/10点
- コスパ: 3/5点
- 総合得点: 77/100点
同率で8位のGIOS「MISTRAL DISC MECHANICAL」は、長年販売を続けてきた定番モデルに今回新しく、ディスクブレーキを搭載したモデルが登場。よりブレーキ性能が向上して、スピードを出した際も安全に停止できるようになりました。
定番モデルについにディスクがつきました!
スピードも出せるけど走行中は安全!
STOP&GOが多くても制動性が高く、きっちり止まれる機械式ディスクを採用しています。
タイヤは32Cで標準的な太さ。走り出しなどもフラつきにくいです。パーツはシマノ製で統一されているので、安定性もあります。
短い通勤距離を軽快に走りたい人に
GIOS「MISTRAL DISC MECHANICAL」は、安定性重視のマジィと違い、スピードを出したい人に向いているタイプ。乗り心地は軽快で、自然と前傾姿勢になるように設計されているので、スピード感を楽しめます。
しかし、通勤する際には、慣れていないと長時間前傾姿勢をキープし続けることは難しいので、まずは短距離の走行で慣れるところから始めましょう。
変わらない乗り心地に安心します!
10位: 破格の高コスパバイク「ブリヂストンサイクル」
ブリヂストンサイクル
TB1
実勢価格:5万4980円
サイズ:420、480
カラー:スノーホワイト、ピュアレッド など
重量:15kg
変速機:3×8
ホイール/タイヤ:700×32C
▼検証結果
ブレーキ(Vブレーキ):★★★☆☆
フラつきにくさ :★★★☆☆
- 乗り心地: 18/25点
- 走行性: 14/20点
- ブレーキ性能: 16/20点
- 登坂力: 13/20点
- パーツ: /810点
- コスパ: 5/5点
- 総合得点: 74/100点
10位はブリヂストンサイクル「TB1」でした。ネット通販の売り上げランキングでも人気の1台ですが、特筆すべきはコスパのよさ。
多くのクロスバイクは初めに購入した際にベルやライト、反射板などの法律上、装備していなければならないアクセサリーがついていない場合が多いですが「TB1」はそれらすべてが装備されているうえに、鍵や泥除けのフェンダーまでついていて5万円を切る価格はほかにはない強みです。
乗り心地や走行性は、クセが少ないので、ママチャリやシティサイクルから違和感なく乗り換えできる点もうれしいですね。慣れるまでこのモデルに乗る選択肢も十分に考えられるでしょう。
通勤でも十分走れる性能です!
買ったらそのまま乗って帰れる!
反射板と鍵、泥除けは標準装備。追加で購入、自分で装着の必要がありません。
自動点灯のライトとベルもついていて、ライトはダイナモの発電で作動するので便利。お店で購入して、そのまま乗って帰っても問題ありません。
自分の通勤に必要な要素が理解できる!
ブリヂストンサイクル「TB1」は、クロスバイクの乗り心地としては、まさにオーソドックス。このバイクに乗れば、自分が通勤用バイクに求めるものが、速さなのか、安全性なのかの基準にできます。
まずはこのモデルで通勤の感覚をつかもう。
11位: 整備もしやすく安全性も◎「サイクルベースあさひ」
サイクルベースあさひ
PRECISION SPORTS-K
実勢価格:5万2980円
サイズ:430mm、470mm、510mm
カラー:マットブラック、コーラルオレンジなど
重量:11.4kg
変速機:3×8
ホイール/タイヤ:700×28C
▼検証結果
ブレーキ(Vブレーキ):★★☆☆☆
フラつきにくさ :★★★☆☆
- 乗り心地: 17/25点
- 走行性: 15/20点
- ブレーキ性能: 15/20点
- 登坂力: 13/20点
- パーツ: 7/10点
- コスパ: 4/5点
- 総合得点: 71/100点
11位はサイクルベースあさひ「PRECISION SPORTS-K」。こちらもママチャリに近い乗り心地ですが、タイヤが28Cと細めなので、慣れないとやや安定しないように感じるものの、その分軽快に走ることができます。
乗り心地や走行性は合格点です!
軽量性を追求して走行性をアップ!
従来のモデルと太さは変わらないですが、軽量化してさらに走りやすくなりました。
珍しいVブレーキのモデル。雨がひどい日でもなければ、しっかり止まってくれます。
初めての自転車通勤のお供に!
サイクルベースあさひ「PRECISION SPORTS-K」は、ブリジストン同様、ママチャリに近い乗り心地。こちらのほうが、全体的に軽快な作りなので、安定性を重視するか、軽快な走行性を重視するか、好みで選びましょう。
ママチャリよりは断然快適に走れます!
以上、自転車通勤にオススメのクロスバイク11選のランキングでした。
プロが個人的にオススメするクロスバイク6選
さて、ここからは、今回検証した製品のなかでプロが個人的にオススメするクロスバイクを6製品ご紹介します。
安全重視派に「MARIN」
MARIN
MUIRWOODS 29
実勢価格:7万8375円
MARIN「MUIRWOODS 29」は、車体はやや重いですが、その分安定感が増しています。70cmの幅広ハンドルで、ゆっくり走っていてもバランスを崩さず走行が可能。タイヤもクロスバイクとしてはかなり太めで、段差や路面の凸凹もものともしない、安心して乗れるバイクです。
タイヤが太く制動力があって安心です!
スピード派には「MERIDA」
MERIDA
GRAN SPEED 200-D
実勢価格::13万2000円
MERIDA「GRAN SPEED 200-D」は、特殊な加工を施したアルミフレームとカーボンフォークによって、軽快な走り心地と操作感を実現しています。
クロスバイクの中でも、よりロードバイクに近い設計で、速く走ることを追求したい中~上級者にもオススメできるバイクです。
よりロードに近い本格志向のクロスバイクです。
クセが少なく乗りやすい「GIANT」
GIANT
ESCAPE R DISC
実勢価格:8万3600円
GIANT「ESCAPE R DISC」は、乗り心地はクセがなくオーソドックスですが、リラックスしたポジションで乗車できるので、長距離の通勤でも快適に走ることができます。細めですが安定性を損なわないタイヤも良いですね。
タイヤが太めで安定する「cannondale」
cannondale
Quick 5
実勢価格:7万9200円
cannondale「Quick 5」は、太めのタイヤと、頑丈さと振動の吸収性に優れたクロモリフレームでバツグンの安定感。坂道を登るのが得意で、どんな道でも走れる万能バイクです。
慣れてなくても乗りやすい「FELT」
FELT
Verza Speed 40
実勢価格:8万9100円
今回ベストバイのFELT「Verza Speed 40」。スピード感も安定性もバランスが良い万能バイクですが、ペダルを踏めば踏んだだけ加速してグングン進む感覚はぜひ体験してみてほしいです。
軽くてグングン加速できる「FUJI」
FUJI
RAIZ
実勢価格:7万3260円
FUJI「RAIZ」は、凸凹や段差にはやや弱いですが、非常に軽快で、直線や広い道路などを加速して走行するのが得意なモデル。価格帯もお手頃なので、オススメの一台です。
2万円前後のクロスバイクおすすめは?
ここからは、番外編のランキングをお届け。もっと手頃な価格でクロスバイクを購入したいという人のために、2万円前後のオススメモデルをご紹介しましょう。
すべてをこなす優等生!ANIMATO「SURFY」
ANIMATO
SURFY A-20-W
実勢価格:2万2800円
サイズ:縦570×横1700mm(サドルの高さ790-935mm)
重量:13.6kg
適用身長:約155cm以上
変速:SHIMANO外装7段変速
【採点結果】95/100点
ベストバイとなったのはANIMATO「SURFY A-20-W 」。日常の使いやすさをとことん追求した傑作で「乗り心地」「小回り」「坂道」の3項目で満点を獲得しました。
何といってもハンドルがちょうどいい高さで乗車時に前傾姿勢になりすぎず、乗っていて疲れません。走りの軽さと安定感を両立できるため、ストップ&ゴーが頻繁にある普段使いに必要な要素が全部詰まった製品です。
普段使いなら前傾になりすぎない方が楽です。
走行時の軽快さ、10~20分程度乗り続けたときの疲れにくさなど、安定感がすべてバランス良く、安くて良いクロスバイクとしてはほぼ完成型といえるでしょう!
めちゃくちゃ飛ばさなければ使い勝手○です。
ガンガン走る人向け SPEAR「SPC7007」
SPEAR
SPC7007
実勢価格:2万5800円
サイズ:縦510×横1760mm(サドルの高さ810-960mm)
重量:13.5kg
【採点結果】84/100点
細めのタイヤで転がりの軽さはANIMATOより上だったのはSPEAR「SPC7007」。総合力であと一歩及びませんでしたが、大健闘の一台でした。長距離での快走感を求めるスピードライダーには向いています。
見た目の高級感があり、ビジュアル面では良く見えましたが、乗り心地などで得点を下げました。しかし、長距離を走りたい人にとってはベストバイ超えです!
平均点はクリアのPANTHER「クロスバイク」
PANTHER
クロスバイク
実勢価格:2万6900円
サイズ:縦560×横1710mm(サドルの高さ840-980mm)
重量:14kg
【採点結果】75/100点
ベストバイの「ANIMATO SURFY」と同じ26インチ&タイヤが太めで、乗り心地は2位の「SPEAR SPC7007」上々だったのがPANTHER「クロスバイク」です。フレームの安定感もしっかりありました。ハンドルが上下昇降し、身長によって調整が可能なので、小柄な人も安心して乗りこなせます。
「PANTHER」は、こちらのイエロー以外にもカラー展開が豊富なのも魅力。色で選びたいという人にはいいかもしれませんね。
4位: 軽快さに欠けるRaychell「CR-7007R」
Raychell
CR-7007R
実勢価格:2万1665円
サイズ:縦550×横1710mm(サドルの高さ800-990mm)
重量:13.4kg
【採点結果】68/100点
残念ながら特筆すべき魅力なし……といった評価となったのがRaychell「CR-7007R」。4製品の中では最も特長が見出しづらく、小回りは効くのですが走行感が重いせいか坂道でも走りにくかったです。あえて買うにはちょっと微妙かもしれません。
疲れなくて乗りやすいE-バイクおすすめランキング6選
続いてご紹介するのは、スポーツタイプの電動アシスト自転車「E-バイク」のおすすめランキング6製品。E-バイクは、ペダルを漕ぐときに、モーターの力で脚力を補ってくれる(人力と電動補助の比率は最大1:2)ため、女性でも気軽に楽しむことができます。
最新のE-バイクのおすすめランキングはこちらです
パワフルに楽しめる トレック「ヴァーヴ プラス」
トレック(TREK)
ヴァーヴ プラス
実勢価格:14万1818円
サイズ:XS、S、M、L
カラー:Deep Dark Blue
最大航続距離:約100km
最長充電時間:2.5時間
ホイール/タイヤ:700×42C
ブレーキ:油圧ディスク
変速機:1×9S
【採点結果】48.4/50点
6台のE-バイクで堂々の第1位に輝いたのは、トレックの「ヴァーヴ プラス」です。ボッシュの電動アシストユニットを備えたこの機種は、ゼロスタートや巡行中にペダルを踏むと、どの速度域(時速24㎞以下)でも力強いアシストがかかり、最もパワフルな走りを披露しました。
心地良い走りのクロスバイクが、電動アシスト化でさらに快適になっています。身体に伝わる振動が少なく、ハンドリングも素直で乗りやすいため、万人が楽しめます。E‐バイクの最初の一台として、自信を持ってオススメできるクオリティの高さです。
大容量バッテリーの搭載 「ジャイアント エスケープ RX-E プラス」
ジャイアント(GIANT)
エスケープ RX-E プラス
実勢価格:28万円(税抜き)
サイズ:445(XS)、485(S)
カラー:アイスグレイ、ブラック
最大航続距離:約90~225km
最長充電時間:5時間30分
ホイール/タイヤ:700×32C
ブレーキ:油圧ディスク
変速機:1×10S
【採点結果】43.1/50点
2位は、フレームと一体化する大容量バッテリーを積んでおり、航続距離200㎞を超えるアシスト性能を実現した、ジャイアントの「エスケープ RX-E プラス」です。スタイリッシュかつスポーティで、ロードバイク並みの走りを楽しみながらロングライドできます。
今後E‐バイクの流行りとなりそうなのが、フレームと電動アシストユニットを一体化させたデザイン。「エスケープ RX‐E プラス」も同様で、近未来的なフォルムが目を引きます。踏み込み始めから力強さを感じ、モーターとの一体感もあります。
街乗りもロングライドもこなせる ヤマハ「YPJ-EC」
ヤマハ(YAMAHA)
YPJ-EC
実勢価格:17万2980円(税抜き)
サイズ:430/463/530mm
カラー:Mat Dark Gray、Pure White
最大航続距離:約89~222km
最長充電時間:3時間30分
ホイール/タイヤ:700×35C
ブレーキ:ディスク
変速機:2×9S
【採点結果】40/50点
3位のヤマハ「YPJ-EC」は、標準モードで航続距離109km、プラスエコモードなら222kmの走行が可能。クロスバイクらしい快適性を残しながら、ややスポーツ寄りの乗り味になっており、街乗りもロングライドもOKなのが特徴です。
ドライブユニットがジャイアントと同じヤマハ製ですが、総合的な乗り味を評価すると、モーターの力強さがある分、より滑らかに漕げる印象です。
4位: 穏やかな乗り心地のルイガノ「アセント e-スポーツ」
ルイガノ(LOUIS GARNEAU)
アセント e-スポーツ
実勢価格:33万円(税抜き)
サイズ:410mm
カラー:LG WHITE
最大航続距離:約115km
最長充電時間:5時間
ホイール/タイヤ:20“X1.95”
ブレーキ:油圧ディスク
変速機:1×10S
【採点結果】33.9/50点
ルイガノ「アセント e-スポーツ」はシマノの電動アシストユニットを搭載しており、最長115㎞走行できます。小径車で狭い路地でも取り回しがしやすいうえ、距離をきっちり走れるのも高評価。
アシストは穏やかな印象で、誰もがなじみやすい感じ。街中をゆったり楽しみたいのんびり派の人にピッタリです。
小径車にシマノのドライブユニットを載せたモデルで、街乗りでも距離を走りたい人に向いています。コンパクトで女性もまたがりやすく、前カゴも付けられるので、重い買い物袋を運ぶときや坂道が多いときに助かります。
5位: コスパが優秀なパナソニック「ジェッター」
パナソニック(Panasonic)
ジェッター
実勢価格:17万5000円(税抜き)
サイズ:440/490mm
カラー:B、K、N
最大航続距離:約58~85km
最長充電時間:約5時間
ホイール/タイヤ:700×38C
ブレーキ:ディスク
変速機:1×8S
※リンク先は新型モデルの商品ページになります。
【採点結果】32.2/50点
パナソニック「ジェッター」は、航続距離58~85kmのシティライド向けバイク。街乗りには必要十分なパワーで、加速や坂道で鋭さも感じることができます。電動アシスト車を、15万円というコストパフォーマンスで味わえるお値打ち品です。
街乗りのアシストに照準を合わせていて、パワー自体はそこそこに留まっています。その代わりに、価格が15万円と超リーズナブル。家の近くに坂があり、クロスバイクでも躊躇しそうなときには候補になりそうです。
以上、番外編として格安クロスバイクとE-バイクのオススメランキングをお届けしました。
【さいごに】各ブランドのバイクはどれもハイレベル!
今回の目玉だった10万円以下のクロスバイクおすすめランキング11選では、通勤をテーマに乗り比べましたが、上位の3台はどれもスポーツバイクらしいスピード感と、長い距離を走る際に気になる安定性や快適さを両立させたバランスのよい万能タイプのバイクとなりました。
下位となってしまったバイクも、自転車の性能としては一般的なママチャリやシティサイクルと比べて数段上の性能なので、もしも今、一般的な自転車で通勤をしていて、買い替えを検討している場合はどのモデルでも候補として検討して良いでしょう。
まだまだ続きそうな、新しい通勤様式に乗り遅れないためにも、買い替えや購入を検討している人は、この記事を呼んで、自分に合った通勤クロスバイクを選んでみてくださいね!
クロスバイクならどんな道でも大丈夫!