留守中に餌やりできない問題は 「自動餌やり機」が解決します
自宅で鑑賞魚を飼育することは、水槽で泳ぐ魚を見ているだけで癒やしになるなどメリットが多いです。しかし、「生き物」を飼っているゆえの問題もあります。
観賞魚の飼育で忘れてはいけないのは「毎日の餌やり」。しかし、仕事をしていたりすると、毎日決まった時間に餌を与えるのはなかなか大変なうえ、手であげるのも手間がかかったりしますよね。
そのうえ、旅行や出張で長期間家を空ける時などは餌やりができないため、心配になります。
そんなときに活用したいのが、毎日決まった時間に適量の餌を与えられる「魚用自動給餌器(自動餌やり機)」。しかし、Amazonで検索してみると、製品数も多く、そもそも何を基準に選べばいいのかイマイチわかりづらかったりします。
そこで今回は、『MONOQLO』編集部が、Amazonで購入できる製品をピックアップして、実際にテストを行いました。
テストを行うのは、下記の8製品です。
①テトラ「オートフィーダー AF-3」
②エーハイム「オートフィーダー」
③ADA「魚自動給餌器」
④Aurara「自動給餌器」
⑤warmtone「オートフィーダー」
⑥warmtone「魚自動給餌器」
⑦I.T outlet「オートフィーダー」
⑧GEX「デジタルフードクロック FC-002D」
この中から、時間通りに作動し餌を適量で与えられる、魚にも飼育者にとっても優しい一品を探します。
使い方はいたってシンプル! ベストな位置に設置しましょう
テストを行う前に、まずは水槽用自動餌やり機の基本の使い方をご紹介します。
STEP1:電池を入れる
単3、単4電池を事前に用意しましょう
まずは自動餌やり機に電池を入れます。ほとんどが単3か単4電池で作動しますのが、本体に付属しているものは寿命が短めなので、事前に新品を用意しておきましょう。
STEP2:餌を入れる
餌の入れすぎには要注意!
電池を入れたら容器を取り外して餌を入れます。このとき注意したのいのが、あまり詰め込まないこと。その方が餌の出が良いです。
STEP3:水槽に設置
水流で餌が行き渡る位置がベスト
あとは水槽のガラス面を挟む形で設置すればOK。水槽内の水流で餌が万遍なく行き渡る位置に付けましょう。適当に設置すると他の機器や水流の関係で餌が一箇所に溜まり、全体に行き渡らないので上手く位置を調整したいです。
自動給餌器の使い方はいたってシンプルなので問題ないかと思いますが、実際にはどんな製品を使えばいいのでしょうか?
そこでいきなりですが、本題のテスト結果を先に発表したいと思います。評価の高かった製品から順に、ランキング形式でご紹介します!
「自動給餌器」おすすめランキング8選
餌を選ばず時間設定も自由にでき餌を湿らせずに保てるエーハイム
- エーハイムオートフィーダー
- 実勢価格: ¥5,630〜
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1位はエーハイム オートフィーダー。どんな餌もスムーズに与えられ、時間設定も自由にできます。唯一のエアー循環機能付きで、餌を湿らせずに保てるのも◎。基本性能はもちろん、細部の作りもしっかりしていてガタツキなどがないので、長く使用できます。
- おすすめポイント
-
- どんな餌もスムーズに与えられる
- 時間設定も自由
- エアー循環機能付きで餌を湿らさせずに保てる
- 幅
- 90mm
- 奥行
- 150mm
- 高さ
- 68mm
- 重量
- 320g
デジタル表示が大きくて見やすく使用感もいいGEX
- ジェックスデジタルフードクロック
- 実勢価格: ¥6,646〜
2位はGEX デジタルフードクロック FC-002D。1日4回まで、好きな時間に餌やりを設定できます。餌のタイプを選ばず、時間設定も自由にできてデジタル表示も大きくて見やすいです。使用感も問題ありませんが、餌の容器の投入口が小さいのがやや難点です。
- おすすめポイント
-
- 1日4回好きな時間に餌やりを設定できる
- デジタル表示が大きくて見やすい
- がっかりポイント
-
- 餌の容器の入り口が小さい
- 幅
- 101mm
- 奥行
- 146mm
- 高さ
- 120mm
- 重量
- 352g
- 型番
- FC-002D
容器が大きく餌も選ばないけど時間設定の自由度が狭いテトラ
- テトラオートフィーダー
- 実勢価格: ¥2,685〜
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3位はテトラ オートフィーダー AF-3。アクアリウムメーカーとして有名なテトラの製品は他と比べ縦方向に大きく、餌の容器も大きめです。どんなタイプの餌でも問題なく給餌できますが、12時間・24時間単位(1日1~2回)という餌やりの時間設定の自由度が狭いのが気になります。
- おすすめポイント
-
- 餌の容器は大きめ
- どんなタイプの餌も問題なく給餌できる
- がっかりポイント
-
- 餌やりの時間設定の自由度が狭い
- 幅
- 78mm
- 奥行
- 100mm
- 高さ
- 100mm
- 重量
- 196g
- 型番
- AF-3
4位: 問題なく給餌できるけど取付部分がガタついた warmtoneオートフィーダー
- warmtoneオートフィーダー
- 検証時価格: ¥1,899〜
5位: 餌容器かがかなり小さめ I.T outlet
- I.T outletオートフィーダー
- 実勢価格: ¥1,415〜
6位: フレークはあげやすかったが他は… 使用感もそこそこのADA
- ADA魚自動給餌器
- 検証時価格: ¥1,599〜
7位: 時間設定が不便… warmtone魚自動給餌器
- warmtone魚自動給餌器
- 検証時価格: ¥2,280〜
8位: 設定時間にズレがありました Aurara
- Aurara自動給餌器
- 検証時価格: ¥1,780〜
以上が今回のランキングとなります。それでは、今回行った3つのテストと、際立った結果を残した製品を紹介します。
テスト①:餌の出方 エーハイムはどんな餌も適量給餌可
餌がしっかりと出るかどうか、3つの餌の形状別にテストしました。
結果がこちらです。
[餌の出方のテスト結果一覧]
フレークタイプはどの製品でも問題なく給餌できましたが、小粒タイプだと餌容器のサイズが小さい製品の場合は詰まったりする事がありました。ちなみに、出る餌の量は全製品とも容器の出口のつまみで調整できます。その中で最も優秀だったのはエーハイムでした。
エーハイムは時間設定だけでなく
餌を新鮮に保てる機能付きで優秀
エーハイム オートフィーダーは、どんなタイプの餌でもつまりなく適量を給餌できます。
唯一のエアー循環機能付きで、後部の通気口から空気が餌容器内に入り循環し、餌の新鮮さを保ちます。湿気に弱いフレークタイプの餌を愛用している人には特に便利です。
テスト②:時間設定 自由に時間設定できるのは3製品
自動餌やり機の要である時間設定をテストしたところ、製品によって時間設定の自由度に差があることがわかりました。
時間を自由に設定できたのはGEX、
エーハイム、warmtone オートフィーダー
エーハイム
warmtone オートフィーダー
GEX
エーハイム、warmtone オートフィーダー、GEXの3製品は時間を自由に設定し、保存することができます。
12or24時間のみの設定だったのは
テトラ、ADA、I.T outletの3製品
テトラ
ADA
I.T outlet
テトラ、ADA、I.T outletの3製品は時間設定が細かくできず、12or24時間のみの設定となっています。
ズレがあったり設定しづらかったのは
warmtone自動給餌器とAurara
warmtone 自動給餌器
Aurara
warmtone 自動給餌器とAuraraは時間のズレがあったりで設定しづらかったです。
飼育魚により餌やりの頻度は変わるので、好きなように時間を設定・保存できる製品が便利です。ただ細かに設定できても、I.T outletのピンを刺すタイプは設定時間が一見では分かりにくい印象でした。
テスト③:使用感 最も使いやすかったのは3製品
総合的な使いやすさを見るべく行った使用感のテストでは、餌容器のサイズが小さいほど、湿気で早く餌の出が悪くなることが判明しました。
使いやすかったのはテトラ、
エーハイム、GEXの3製品
テトラ
テトラは使いやすかったですが、餌容器の回転音が少し気になりました。
エーハイム
エーハイムは使いやすいものの、餌口が遠いことだけが残念。
GEX
GEXは設定画面が大きくて見やすいです。
普通だったのは
ADAとI.T outletの2製品
ADA
ADAは餌調整部のつまみが固かったのがやや残念でした。
I.T outlet
I.T outletは時間設定部が小さすぎて見にくかったです。
イマイチ使いにくかったのは
warmtone2製品とAurara
warmtone 自動給餌器
warmtone 自動給餌器は土台部分がイマイチ安定せず……。
warmtone オートフィーダー
warmtone オートフィーダーは餌容器部分がぐらついていて不安です。
Aurara
Auraraは設定時間にズレが起こりました。
性能的にはエーハイムが優秀ですが、餌出口がほか製品より遠い位置にあるためガラス蓋付きの水槽では使えないことも。場合によってはテトラやGEXもアリです。
以上、魚用自動給餌器ランキング8選でした。1位のエーハイムは基本性能はもちろん、他製品にはない餌容器内へのエアー機能を備えていることも決め手になりました。観賞魚をより大切に飼育するためにも、ぜひ水槽に設置しましょう。