ベストスーツケースを徹底的に探したら スーツケース選びのポイントがわかった!

今回、編集部では日常で使用する機会が最も多いであろう、「航空機に持ち込めるコンパクトなサイズ」で、かつ、セキュリティ面を考慮し、ハードケースタイプのベストバイを徹底調査。ネット通販などで人気を集める4000円程度のモノから5万円クラスの超高級ブランドまで、15点のスーツケースを集め、40km歩いたり、32段の階段から落としたりと様々なテストをしました。

そんなベストスーツケース探しの中で判明したのは、スーツケース選びには9つのポイントがあるということ。ちょっと数が多いのですが、この9点に着目することで、移動しやすくて、使いやすくて、おまけにタフな、実に都合が良いスーツケースを見抜くことができるのです。過酷なテストをくぐり抜けたベストスーツケースについては、後日しっかりとご紹介することにして、本記事ではそんなテストでわかったスーツケース選びのポイントを紹介しましょう。

とはいえ、専門的な知識はぜんぜんいりません。爪がくい込むくらいタイヤが柔らかいか。ハンドルのバーは角張っているか。カギが出っ張っていないかなど、売り場で5分くらいで確かめられるものばかり。ぜひ、ご活用ください。

まずは、スーツケース選び9つのポイントを 導き出した6つのテスト項目を紹介します

スーツケース選び、9つのポイントを紹介する前に、どのようなテストを行ったのかを簡単にご紹介しましょう。このテスト結果は、近日中にご紹介しますので、しばしお待ちください。

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テスト1:実際に引いて歩いてみれば、その差は歴然でした。

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テスト2:電車の発進・停車時は、目を離すとどこかへ転がっていってしまうモノも。

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テスト3:荷物の量はもちろん、詰めやすさの差も歴然。使いやすさについてももちろん調査。

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テスト4:すべてのスーツケースに同量の荷物を詰めて、その使いやすさを確認。

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テスト5:スーツケースのタフさはいかなるものか。テストの結果、注視すべき脆い部分が判明。

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テスト6:もっとも破損が多いというキャスターの対衝撃テスト。タフなやつは超タフでした。

取材とテストでわかった! 売り場良品を見つける9つのポイント

ポイントの数が若干多いかもしれないが、時間にしたら5分程度。足回り、持ちやすさ、荷物の詰めやすさ、頑丈さは、これだけ押さえておけば大まかに把握できる。あとは好みのデザイン、財布事情に合わせた価格で絞り込めばOK。試しに店頭で触ってみれば、各スーツケースの違いをご理解いただけるはず。

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タイヤはグレードが上がるほどやわらかくなり、安定した挙動になります。

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キャスターの位置がボディの外辺に近いほど操作性が安定。リモワはかなりでっぱっていてスムーズに移動ができました。

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長方形のボディのモデルは、キャリーバーが短いと重さを感じやすくなりました。ボディに対するバーの長さで、感覚がずいぶん変わります。

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省スペースを優先し、取っ手と本体との間のスペースが狭いと扱いにくい。

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取っ手の素材も重要。やわらかかったり革が巻かれたりなどの工夫があるものは◎。

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スーツケースは電車の中に放置すると、すごい勢いで転がります。この悩みはブレーキで解決!

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最もフラット化が求められるのはロックのパーツ。どこかに引っかけて破損した場合、カギがかけられなくなってしまう可能性があります。

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キャスターが本体にめり込んでいるような構造だと、本体底部と地面との距離が近く、底面を傷つけてしまうことも。

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細かい荷物もこぼさない、両サイドを閉じられるタイプがベスト。ポケットの数よりも、こちらを優先して選択してみては。

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スーツケースがいっぱいになる前に、重量制限を超えてしまうことも。容量より重量を優先しましょう。

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[貫通型]本体の容量はそのまま。余分なパーツがないため、重くならない点も◎。
[セパレート型]本誌+A4サイズのノートPCもおさまるが、その分、本体内部が圧迫されます。

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過酷なテストでも、最後まで無事だったキャリーバーのほとんどが四角形に近い形状、つまりリブがあるものか、塗装されているものでした。

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底面側のカバーをめくると、キャリーバーを収納する骨の部分が見えます。普通じゃ見えない部分のつくりが良いモデルは、やはり強いという結論に。

以上、9つのポイントをチェックして 売り場でベストスーツケースを見つけよう!

以上、9つのポイントがテストをしてわかった良いスーツケース選びのポイントでした。売り場で選ぶ際には、ぜひチェックしてみてください。なお、機内持ち込み可能な15点のスーツケースをガチンコテストした結果は、近日ご紹介します。