リモコンが一家に一台になるそれが学習リモコンです
学習リモコンとは、家庭内にある複数のリモコンを、ひとつにまとめられるというもの。仕組みとしては、事前に各リモコンの信号を学習リモコンに記録させるようなイメージです。テレビ、エアコン、スピーカー、ライトに至るまで、あらゆる家電に対応する、まさに万能リモコンを作れるのです。
ここにある家電、ぜんぶ一つのリモコンでOK
学習リモコンにはいくつかのタイプがあり、液晶付きのリモコンタイプの他に、記録したリモコン発信する母艦を部屋に置くタイプ(操作はスマホ)もあります。
今回はそんな学習リモコン4製品を比較してみました。
簡単登録で外出先からも使えるコスパ最強の「eRemote mini」
「eRemote mini」は、母艦を設置するタイプの学習リモコン。記録させた家電の操作はスマホのアプリで行います。手のひらに載るほどのコンパクトさを実現しつつも、Wi-Fi対応と360°の端子を実装。さらにアプリも使いやすく、複雑な命令も直感的に組めるので隙がありません。
LinkJapan
eRemote mini
実勢価格:6980円
サイズ・質量:53×53×65mm・135g
ソフトウェア:iOS 5.0以上・Android 3.0以上
使い勝手:評価◎
対応OS:iOS・アンドロイド
Wi-Fi:対応
つながりやすさは全製品中最高でした。全方向から操作できるうえに、W-Fi操作も可能なので外出先から操作も可能。電源の消し忘れに対応できるだけでなく、暑い夏にエアコンをつけて部屋を冷やしておくなんて便利な使い方もできます。
小型で置き場所に困らない
母艦を設置するタイプですが、非常にコンパクトなので気になりません。それでいて、赤外線が届きやすい構造になっているので、どこからの操作でも感度は良かったです。
リモコン記録の設定が超簡単です
公式アプリを使って、信号をボタンに対応させるだけで学習は終了。しかも学習・使用・条件設定・時間指定といった動作を1つのアプリで行えるため、非常に使いやすいです。
スマホ不要で本体完結は手軽価格の高さがネックの「ソニー」
ソニー
HUIS-100RC
実勢価格:2万5360円
使い勝手:評価△
対応OS:なし
Wi-Fi:対応
部屋に母艦を置く必要がない本体完結タイプ。画面は電子ペーパーとなっており、省エネが高いです。360℃で信号を拾える「eRemote mini」に比べると、リモコンをどうしても家電に向ける必要が出てしまうので、やや使い勝手は劣ります。
デザイン性も良く、スマホを持たない場合にも使えるのはメリットですが、価格はその分2万円超えとお高めなのがネックです。
つながりにやすさに難がありOSもiPhoneのみ対応の「IRkit」
maash
IRkit
実勢価格:7700円
使い勝手:評価△
対応OS:iOS
Wi-Fi:対応
OSを選び、アプリも複雑。つながりやすさも、ある程度の指向性があるため「eRemote mini」に劣ります。プログラム知識があれば拡張が可能な点など、専門性の高い製品なので、一般家庭には不向きかもしれません。
使い勝手は悪くないがWi-Fi非対応が残念
ラトックシステム
REX-BTIREX1
実勢価格:5281円
使い勝手:評価△
対応OS:iOS・アンドロイド
Wi-Fi:非対応
全方向から操作可能な点は「eRemote mini」と同じですが、つながりやすさではやや劣ります。アプリは使いやすいのですが、Wi-Fi接続に対応せず、外出先からの利用ができないのが残念です。
結果の一覧はコチラです
価格も含めて全項目で優れる「eRemote mini」がベストと言って間違いありません。近日中にeRemote miniを便利に使う活用術も公開しますので、ぜひ検討してみてください。
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