デンマークの匠が技術の粋を尽くし本気で取り組んだ音
「Music 1」は、船の形をイメージしたデザインを採用。スピーカーのスクリーンは、デンマークGabriel社のファブリックを使い、赤、青、灰色など4色のカラーがあります。
DYNAUDIO
Music 1
実勢価格:6万4800円
サイズ:W229×H220×D142mm
重量:1.6kg
出力:40W×2
入力:Wi-Fi、Bluetooth、ライン、USB
DYNAUDIO社は木の特性を生かしながら共振を徹底的に抑えて、色付けのない音を追求しています。そのコンセプトはBluetoothスピーカーにも受け継がれており、この「Music 1」は、重さ1.6kgもあるアルミ合金の頑強なフレームを使った高剛性の密閉型エンクロージャーを採用。
通常、Bluetoothスピーカーでは無線接続の便利さが優先され音質は後回しにされがちですが、「Music 1」の音質にはオーディオマニアも納得でした。
価格は昨年12月に2万円値下げされたため、6万円+税と高級オーディオメーカーにしてはお得。この値段は、ステレオにこだわらずモノラル再生に絞ったことで実現できたと考えられます。
低音が出過ぎないように自動でコントロール
バスレフ型に比較して密閉型スピーカーは低域にクセがなく最低域まで伸びますが強力なアンプが必要です。本機は高音、低音をそれぞれ専用アンプで駆動しています。
周囲の騒音レベルに合わせてイコライジングする機能を搭載しており、スマートフォンなどに専用アプリをインストールしてコントロールできます。
RoomAdaptとNoiseAdapt機能は、専用アプリを使ってON/OFFできます。
周波数特性を自動調整できるのが大きな特徴となっており、主に低域で多すぎる量感を抑えることができます。
ワイヤレスもワイヤード(有線)も対応で接続方法が多彩すぎ!
Bluetoothは高音質なaptX対応で、iPhoneやMacと接続してAirPlayで音楽を飛ばせます。また、NASやネットワークプレーヤーに保存したハイレゾ音源も再生できます。
WiーFiや、AirPlay、インターネットラジオ、DLNAを使ったネットワーク再生にも対応するほか、ライン入力やUSB入力も可能、充電池も内蔵しており、機能に不満はありません。
スマートフォン用のアプリを使えばインターネットラジオやSpotifyなどに接続できるほか、WiーFiでインターネットラジオやDLNAなど使ったネットワーク再生も可能です。
Bluetoothでも伸びる低音が素晴らしい!
Bluetooth接続では低域が膨らまず、低い方まで伸びて大音量もしっかりと再生できました。
USBでデジタル接続すれば本領を発揮してさらに高音質となります。そのほかにライン入力にも対応し、8時間動作するバッテリーも内蔵しています。
音にも価格にも感じられるプロ用ブランドの片鱗
6万円かつモノラルという仕様から見ると割高にも思えますが、高級ブランドならではの高音質で多機能なので、価格にも納得できるモデルでした。充電式なので置き場所も選びません。現行Bluetoothスピーカーではトップレベルのひとつといえるでしょう。