画像も動きも捨てずに済むプレイ体験がついに実現!
とうとう発売されたソニー「PlayStation 5 Pro(PS5 Pro)」。その名のとおり、PS5の強化版となる家庭用ゲーム機です。
PS5と比べると本体サイズは大型化され、ストレージも2TBにアップ。さらに、グラフィック性能が大幅に向上しました。しかし、12万円という家庭用ゲーム機としては高すぎる価格が大きな話題に。
最大の特徴はグラフィック性能の大幅な向上。とはいえ、「PlayStation 5(PS5)でも十分キレイでは?と思った人も多いでしょう。
確かにその通りですが、PS5はほとんどのゲームで「画質優先」か「動き優先」かの選択を迫られます。解像度を上げると表示フレーム数が下がり、逆に動きを滑らかにすると画質が落ちます。ハード性能が限られているので仕方ありませんが、この選択はゲーマーには苦渋の選択といえます。
そして、これを解消できるのが「PS5 Pro」というわけです。画質も動きも捨てずに楽しめるその実力、「高すぎる」といわれる価格に見合うのかを実機で検証しました。
PlayStation 5 ProとPlayStation 5で体感はどの程度違うか比較
今回、PS5 Proの実力を検証するにあたり、比較対象としてPS5も用意。2台でいろいろと設定を変えながら同じゲームをプレイしました。
検証した2名はいずれもゲーマーなので、PS5 Proには並々ならぬ感心がありましたが、「そんなに違うのかねぇ?」というのが検証前の本音です。
モンハン新作の購入を検討中なので、PS5 Proの性能は気になります。FPSのゲーム経験から評価しました。
Q. PlayStation 5 ProはPlayStation 5と何が違う?
A. PlayStation 5 Pro(PS5 Pro)グラフィック性能が大幅に強化されました。ハードウェア構成はほぼ同じですが、グラフィック性能はPS5の2〜3倍に向上しています。
PS5では多くのゲームで開始時に「グラフィック」か「パフォーマンス」かを選択する必要がありました。しかし、PS5 Proはどちらも両立が可能。さらに、AIを使った高画質化の「PSSR」など、PS5 Pro限定の新機能も搭載されました。
PS5 Pro
PS5
ソニー「PlayStation 5 Pro」の実力は?
ソニー「PlayStation 5 Pro」
- ソニーPlayStation 5 Pro
- 実勢価格: ¥119,280〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥119,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥119,280〜
- 総合評価
- 幅
- 388mm
- 高さ
- 89mm
- 奥行
- 216mm
- 重量
- 3.1kg
- ストレージ容量
- 2TB
- CPU
- AMD Ryzen Zen 2
- GPU
- AMD Radeon RDNA 2ベース
- メモリ
- GDDR6 16GB + DDR5 2GB
- SSD
- 2TB
- 型番
- CFI-7000B01
ソニー「PlayStation 5(新型)」
- ソニーPlayStation 5
- 実勢価格: ¥60,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥79,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥60,000〜
- 幅
- 358mm
- 高さ
- 96mm
- 奥行
- 216mm
- 重量
- 3.2kg(約)
- CPU
- AMD Ryzen Zen 2
- GPU
- AMD Radeon RDNA 2ベース
- メモリ
- GDDR6 16GB
- SSD
- 1TB
- 型番
- CFI-2000A01
肉眼でわかるほど画面に差が出た!
【画質】超キレイなままでもヌルヌル動く!その相乗効果は想像以上
PS5 Pro
PS5
正直、検証前は「明確に伝えられるほど差が出なかったら、誌面どうしよう……」という心配ばかりしていました。しかし、PS5 Proのゲーム画面を見た瞬間、思わず声が出るほどの差が。
動き優先のパフォーマンスモードでは全体の画質がまるで別モノで、細部はさらにその差が顕著に。上の写真でも、細い黄色のラインを見れば滑らかさが別次元。PS5は線がガタガタです。
視界を動かした際の周囲の状況把握が別次元!
PS5 Pro
PS5
「APEX」で画質優先にすると、PS5は60fps以下に低下。しかし、PS5 Proでは常に120fpsをキープ。
高画質と滑らかな表示の相乗効果は思った以上に大きく、視点を大きく動かしても周囲が認識できます。
高画質か滑らかな動きかはPS5でも片方は選べてたので、大差ないだろうとナメてました。でも、双方の相乗効果こそが最大の武器。APEXでは状況把握の度合いが別次元です。
肉眼で見てもはっきりわかるほど画面の動きが滑らかに。カメラワークや、操作しているキャラクターがPS5よりもヌルヌル動くので、操作が上手くなったように感じられます。
Proモード対応はもっとキレイ!PS4ゲームの高画質化でも差が!
「PS5 Pro Enhanced」に対応したタイトルなら、PS5 Pro専用の高品質モードでプレイできます。なお、PS4のタイトルもPS5以上に高画質化されます。
ゲーミングPCのほうが安いはウソ!
【コスパ】PS5 Proと同等のスペックのゲーミングPCだと20万円以上に
プロセッサー/AMD Ryzen 5 5600X相当 約2万円
グラフィック/AMD Radeon RX 6800相当 約8万円
メモリー/32GB 約1万5000円
ストレージ/2TB SSD 約2万円
マザーボード/Socket AM4 約1万5000円
光学ドライブ/ブルーレイドライブ 約8000円
PCケース/電源付属 約4万円
OS/Windows 11 Home 約2万円
ゲーミングキーボード 約1万円
PC用ゲームパッド 約5000円
ゲーミングモニター/144Hz対応 約5万円
総額28万3000円
快適に使えるメーカー製も同スペック以上だと高額
プロセッサー、グラフィックボード、メモリー、SSDの主要パーツだけでざっくり計算しても、すでにPS5 Proの価格を超えます。快適なプレイ環境構築に最低20万円はかかりそうです。
PS5 Proの価格が発表された直後、「高すぎてゲーミングPCのほうが割安」という意見が多く出ましたが、これは完全に見当違い。PS5 Proと同等となると主要パーツだけで、もうPS5 Proの価格を超えます。
さらに必要なものを足していくと、20万円以上に。PCなのでゲーム以外にも使えますが、家庭用ゲーム機の手軽さと快適さを代用できるとは到底思えません。
PS5からの移行は意外と簡単です
PS5の拡張SSDはそのまま移行できる!光学ドライブ利用可
外装カバーを外せば、拡張用SSDスロットがすぐ見えるのはPS5と同様。PS5から抜いた拡張SSDをここに挿せば、そのまま使えます。
SSDスロットは外装カバーを外せばすぐに現れますが、カバーを外すのが意外と大変でした。念のためYouTube動画を見ながら作業しましたが、カバーが意外と外れず、力を入れたら壊しそうな気がして正直、恐怖です。
PlayStation Plusのクラウドサービスを利用すれば、セーブデータやゲーム設定を同期可能です。でも、ソフトは再ダウンロードが必要です。
- ソニーPS5 デジタル・エディション Ultra HD Blu-ray ディスクドライブ
- 実勢価格: ¥21,680〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥23,887〜
2023年発売の新型PS5 デジタル・エディション用のアクセサリーとして販売されているブルーレイドライブなら、PS5 Proでも利用可能です。
ディスクドライブが使い回せるのは有り難い。ただ、私が所持しているのは初代ディスクドライブ版なので、恩恵を受けられず残念です……
まとめ:これから買うならPS5 Proはアリ!
以上、ソニー「PlayStation 5 ProH4」の紹介でした。
なにより気になるのは、やはり「画質」。そこで同じゲームをPS5 ProとPS5で比較したところ、画面を見た瞬間、ハッキリと差を認識できました。
動き優先モードでは画質がまるで違い、画質優先モードでは動きの滑らかさが別次元。正直、誌面で差を伝えにくいのがもどかしいほど!
しかも、高画質と滑らかな動きを両立して終わりではありません。その相乗効果で、高速移動時や視点移動時の周囲の把握レベルが大違いです。
これは「勝てる」ハードだと確信しました。まあ実際はウデが追いつかないので勝てませんが……。
これから買うならPS5 Proはアリ。PS5からの買い替えはタイトル次第です。
ぜひ記事を参考にしてみてください。
ゲームの売れ筋ランキングもチェック!
ゲームの売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
普段からPS5でゲームしてますが、さほど不満は感じないので、興味はありますが高すぎるとも思っています。