穴だらけの格安ワイヤレスでも ロジクールは一味違いました
どれも同じに見えてしまいがちなキーボード。でも、ワイヤレス対応の格安モデルでは細かな部分で弱点があることが多く、それが意外にも普段の使い勝手に大きく関わります。
その点、ロジクールは、好みもありますが、深くしっかりしたストロークがある打鍵感が素晴らしく、キータッチが強い人にはありがたいです。キーピッチも程よく広いので2キー同時押しが起こりづらいのも高評価。
手前に向かってふくらみがあるデザインで押しやすさも向上させており、まさに「神バランス」キーボードといえます。
ロジクール
K270
実勢価格 1980円
サイズ・質量:W18×D155×H450mm・472g
USB規格:USB2.0 ●最大フォルダ数/400
「UNIFY」対応でこの価格は安い。
格安品ですが、ロジクール独自の無線技術である「UNIFY」にも対応しています。設定用のドライバ不要で対応機器6台までを同時に使い分けることが可能です。
ライバル製品と比べても 欠点らしい欠点がありませんでした
ロジクールと同じくAmazonでレビュー数が多く、高評価なエレコムとバッファロー製品、低評価レビューの多かったサンワサプライ製品、レビューそのものが少なかったサンワダイレクト製品と合わせて計5台のキーボードを使ってみて比較したところ、欠点らしい欠点が見当たらなかったのはロジクールの製品だけでした。
ファンクションキーの配置や打鍵感がキモ
打鍵感はストロークが浅すぎたりタッチが軟らかすぎるものが多かったです。構造の問題もあり、ガチャガチャと音がするものもあります。ファンクションキーの配置はピッチがほとんどなかったり、逆に広すぎていると、続けて文字を打ち込みづらく、長文入力が嫌になる場合もあります。
すき間なく並ぶ「Fn」キーが 少し使いづらいバッファロー
コンパクトボディに110キーを収めたことで、ファンクションキーが犠牲となったデザイン。ゆとりのない配置でやや使いづらかったです。また打鍵感そのものは決して悪くはありませんが、反応は少し鈍いのでキーを強めに打ってしまいがちになります。それに比例してで打鍵音が大きくなってしまったのが残念です。
バッファロー
BSKBW10SBK
実勢価格:1240円
エレコムは接続は一発でかんたん! でも、硬すぎるキーと大きな音が弱点
ストロークを深くとっているので本体はかなり厚めですが、奥行きなどはコンパクト。接続も一発OKで準備は簡単。ですが、実際に打ってみると反応がかなりシビアでした。深いところまでしっかり押し込まないと反応しないので、浅いキーに慣れた人には厳しい印象。打鍵音も大きく耐久性が心配になります。
エレコム
TK-FDM063TBK
実勢価格:1418円
しっとり打鍵感が好みの分かれる サンワダイレクト
接続は3回目のリトライでようやく認識するなど、少し不安。キー配列はベーシックで、キーのピッチは狭めながら最近のものとしては順当です。見た目以上にストロークが深いのですが、タッチはむしろ軟らかめでしっとりした印象。それなりの反発が欲しい人には向かないかもしれません。打鍵音は比較的静かでした。
サンワダイレクト
400-SKB023
実勢価格:1500円
サンワサプライは レビューどおりの音のうるささがBad
モバイル並みのボディにフルキーボードを収めた意欲作だが、無理やり入れ込んだキー配置に疑問が残ります。実際、ホームとバックスペースの打ち間違いが何度か起こってしまいました。アイソレーションキーをウリにしていますが、それにしてもゆとりがありません。高音と低音が同時に響く独特の打鍵音もうるさく感じました。
サンワサプライ
SKB-WL13W
実勢価格:1701円
買ったパソコンに付属していた窮屈な有線キーボードを使っている人は、一度格安のワイヤレスキーボードに挑戦してみてはいかがでしょうか。わずか2000円の出費でも作業のはかどり方は段違いかも。ぜひお試しください。