文房具大人っぽく字を書きたいなら
「にじみペン」が正解なんです

宛名やメッセージを手書きで書く際、キレイな字を書きたいと思っても、普通のボールペンだと雑に見えがちです。ボールペンは、一定の濃さ・太さでしか書くことができないので、字のクセが隠せません。文字の形が目立ち、下手さが強調されてしまいます。

そこでおすすめなのが「にじみペン」。にじみペンとは、書くと程よくインクがにじんで柔らかい印象に見せてくれる水性ペンのことです。それだけではなく、字の下手さを隠してくれるので、大人っぽく字を書きたいときにとってもピッタリです。

このように筆ペンと比べると、細すぎず太すぎず、キレイで見やすい印象になりますね。また、普通のボールペンだと線の太さは変えられませんが、にじみペンは力の強弱で線の太さを変えることができるんです。

左のように書き終わりに力を抜くとかすれた線になり、右のように最後まで力を入れると太い線が引けます。

ちなみに普通のボールペンだとこのような感じです。比べると、線の違いが出ているのがわかりますね。

しかし、いくら少しにじむペンが良いと言っても、にじみすぎると線が太くなり、文字が潰れる可能性があります。また、ペン先が柔らか過ぎると扱いづらくなってしまうんです。そこで、最強のにじみペンを探すべくテストをしてみました。

文房具丁寧に書いたように見せられる
にじみペン7製品を徹底比較!

今回は以下の3つのテスト方法で、じわっとにじむ7本のペンを比較しました。

●書き心地

7本のペンでそれぞれ「様」と書き、うまく書けるかどうかを確かめました。

●速乾性

書いたあとすぐに人差し指で表面を払い、ヨレてしまわないかチェックしました。

●耐水性

デザート用の小さいスプーンでそれぞれ同量の水を垂らして指でこすり、にじまないか比較しました。

それでは、にじみペン7製品の結果発表です!

S評価ユニボール エアはボールペン感覚で
トメやハライもキレイに書ける!

7製品中、もっとも評価が高かったのは「ユニボール エア」。このペンは、書き方や筆圧によって文字の太さを変えられました。力を入れるとじわっとインクが出て太く書け、力を抜くとかすれまで表現できます。いつも使っているボールペンと同じような書き心地なのに美文字度は抜群です!

三菱鉛筆:ユニボール エア:ペン

三菱鉛筆
ユニボール エア
購入価格:207円

くっきりと出るトメとハライが文字をキレイに見せてくれます。力の強弱もついて、丁寧に書いたような印象に。

書いたあとにすぐ指でこすってみても、指でこする前とほぼ変わりませんでした。速乾性は高いです!

ユニボール エアは、水にはびくともせずほぼ変わりませんでした。今回のテストでは評価の振るわなかった「筆タッチ サインペン」と比べると、耐水性が素晴らしいのがわかります。

A評価ピグマはペン先に慣れれば
文句なしの実力を発揮!

マーカーなどを引いてもにじみにくい、とイラストを描く人にも人気のペンです。線の強弱がつけやすく、ハライもキレイに書けました。ペン先にコシがあり、やや扱いづらいので慣れが必要です。

サクラクレパス:ピグマファイン:ペン

サクラクレパス
ピグマファイン
購入価格:232円

ハライまでキレイに書けます。

書いてからすぐ触ってもOKです!

先が少~しにじんだだけでした。

A-ファンが多いのも納得の老舗
プラマンは耐水性だけが惜しい

発売約30年で、長く愛されているにじみペンの元祖である「プラマン」。インクも濃く、書き心地は最高で速乾性も良いです。ただし、水には弱く、インクがじわっと広がってしまいました。宛名書きには不向きです。

ぺんてる:プラマン:ペン

ぺんてる
プラマン
購入価格:289円

インクが濃く、黒々とした字が書けます。

書いてから乾かす手間なしです!

水には弱かったのが残念でした。

B評価COCOIROのにじみ感は優秀!
ただし水にはヨレてしまった

持ち手のカラーが豊富で、好みに合わせて選べます。弾力のあるペン先で書きやすく、特にハネは勢いよく書けました。乾きも早く、速乾性も合格! 耐水性が低く水でボヤけてしまったのが残念です。

呉竹:ZIG Letter pen COCOIRO 極細ブラック:ペン

呉竹
ZIG Letter pen COCOIRO
極細ブラック
購入価格:552円

上位3本よりやや太い線になります。

乾いていない所がややかすれました。

水には弱く、広範囲にヨレました。

B評価ペン先が固めで書きやすいのに
線の太さがイマイチな筆サイン

ペン先がほどよく固くて書きやすく、狙った線が引きやすいです。ただ、線は太めなので書き心地評価は「◯」。インクの乾きが早く、耐水性も問題ないので、ストレスなく使うことができました。

ゼブラ:筆サイン:ペン

ゼブラ
筆サイン
購入価格:162円

少し筆に近い書き心地になります。

すぐ乾くので触っても平気です!

少しヨレた程度でほぼそのままでした。

B-筆まかせはペン先がやわらかく
扱いづらいのがマイナスポイント

筆の書き味を再現するためにペン先数㎜が柔らかい仕様の「筆まかせ」。慣れないとまっすぐ書きづらく、キレイに書くのが難しいです。速乾性は高いけど水には弱く、インクがはげてしまう部分もありました。

PILOT:筆まかせ:ペン

PILOT
筆まかせ
購入価格:389円

まっすぐ引く線がブレやすいです。

インクはすぐ乾きました!

水でインクがはげてしまいました。

C評価: ペン先がやわらかすぎて書きづらい
筆タッチ サインペン

ペン先がとても柔らかく、筆で書くのに慣れていないとキレイに書けません。線が太くなるので、細かい漢字は潰れる可能性が高いです。速乾性が低く、乾くまで時間がかかってしまいました。

ぺんてる:筆タッチ サインペン:ペン

ぺんてる
筆タッチ サインペン
購入価格 :301円

線が太く、濃いので慣れが必須です。

インクの乾きは遅いです……。

少量の水でヨレて広がります。


以上、にじみペン7製品のランキングでした。ベスト評価の「ユニボール エア」はにじみがほどよく、ボールペンと変わらない使い心地で書くことができました。日頃の宛名や連絡帳の記入に、美文字が書けるにじみペンをぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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福島槙子さん