2022年のベストバイを発表!「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説
2022年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこで1年の締めくくりとしてテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。
この1年頑張った自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
【家電批評 オブ・ザ・イヤー2022】の記事一覧はこちら
今回は、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2022」においてベスト30にランクインした、戸建てや広い間取りでもすみずみまで電波が届くメッシュルーターTP-Link「Deco X50」です。
TP-Link「Deco X50」
TP-Link
Deco X50
(2ユニットパック)
実勢価格:2万4800円
サイズ:W110×D110×H114mm
通信速度:5GHz/2402Mbps、2.4GHz/574Mbps
有線ポート:ギガビットポート×3(WAN/LAN自動判別)
対応規格:Wi-Fi6(IEEE 802.11ax/ac/n/a/b/g)
「オブ・ザ・イヤー」に選ばれた理由とは
強力な電波で通信が安定、価格も手頃なメッシュルーター
TP-Link「Deco X50」は単体でも複数ユニットでも、安定した速度で通信が可能ということが高く評価されました。
複数のユニットを組み合わせてWi-Fiを行き渡らせるメッシュルーターは、戸建てのような上下を含む広い範囲をカバーするのに有効なものの、複数のユニットを使用するぶん価格が高くなりがちです。
しかしTP-Link「Deco X50」はデュアルバンド合計で最大3000Mbpsの通信速度を持つなど、TP-Linkのラインナップとしてはミドルレンジの製品スペックながら2台パックでエントリーモデル並みの2万円台という低価格。コスパ最強と言えます。
さらに、設置場所を取らないコンパクトさも魅力。メッシュルーター初導入の人にもおすすめです。
なお、メリットとデメリットは以下のとおりです。
▼メリット
- 離れても速度低下が小さい
- コンパクトで設置しやすい
▼デメリット
- WANを含む有線ポートの最高速が1Gbpsまでとなる
【特徴】コンパクトでも3つの有線ポートを搭載
手のひらにすっぽり収まるコンパクトさ
直径が11cm、高さも約11cmと非常にコンパクトなボディを採用。複数のサテライトを設置しても邪魔にならず、インテリアともよく馴染みます。
注意:3ポートを備えるもギガビット止まり
WAN共用となる3つの有線ポートを搭載。デスクトップPCなどと安定した通信が行えるものの、最大速度が1Gbpsのギガビットイーサとなります。
【速度テスト】戸建ての各部屋で実際に計測
テストでは、上の図の2階建ての一軒家の書斎にルーターを設置。書斎、寝室、キッチン、リビングの各部屋でデータ転送速度を複数回計測しました。
TP-Link「Deco X50」の速度テストの結果
▼最大速度
ルーター | サテライト | |
ダウンロード | 809.8Mbps | 309.0Mbps |
アップロード | 397.8Mbps | 123.6Mbps |
▼平均速度
ルーター | サテライト | |
ダウンロード | 778.3Mbps | 282.7Mbps |
アップロード | 307.0Mbps | 119.0Mbps |
テスト結果で特筆すべきは、最高速度と各計測ポイントで記録した通信速度の平均速度との差が非常に小さいこと。階をまたいでも通信速度がほとんど変わらず、安定した通信が行えることが実証されました。
以上、「家電批評 オブ・ザ・イヤー2022」のベスト30にランクインした、低価格かつコンパクトなのに自宅の広い範囲に電波が届くメッシュルーター、TP-Link「Deco X50」の紹介でした。
引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、お楽しみに!
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