①確かに心疾患のリスクが 高まるという報告はあります
マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸は、液状である植物性油脂に水素を添加し、固形化する際に発生するもの。トランス脂肪酸を摂りすぎると、心疾患系の病気のリスクが高まるという報告があります。
②ただ、日本人の摂取量は 今のところ問題ないようです
世界保健機関(WHO)が定めた1日のトランス脂肪酸摂取量は、総摂取カロリーの1%未満。つまり1日に1900kcal摂取する大人の場合は2g未満となります。日本人の1日の平均摂取量は総摂取カロリーの0.3%。WHOの基準値を下回っています。
※食品安全委員会「食品中に含まれるトランス脂肪酸」評価書より
③心配な人は、なるべく 摂取量を減らしましょう
トランス脂肪酸は、さまざまな加工食品に含まれているため、摂りすぎには注意が必要です。例えば8枚切り(約50g)の食パンにネオソフトを塗ると、約0.095gのトランス脂肪酸を摂取したことになります。大人の場合、摂取基準の約20分の1です。
※農林水産省「食品中の脂質及びトランス脂肪酸含有量(範囲)」より
編集部独自調査で判明した トランス脂肪酸が少ないマーガリンはコレ!
では、実際にトランス脂肪酸含有量が少ないマーガリンはどれなのか? それを調査すべくスーパーやネット通販などで比較的購入しやすいマーガリンを20製品ピックアップ。原材料やパッケージには記載されていないトランス脂肪酸の含有量を、メーカーに問い合わせるなどして調査しました。
今回は、10gあたりの含有量を調査、その量が少なかったマーガリンを紹介していきます。なお、含有量は調査時の値になりますので、その点はご容赦ください。
【第1位】小岩井 マーガリン ヘルシータイプ トランス脂肪酸:0.034g/10g
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小岩井乳業
小岩井 マーガリン ヘルシータイプ 180g
実勢価格:309円
トランス脂肪酸:0.034g
【第2位】パン屋さんのおいしいマーガリン トランス脂肪酸:0.05g/10g
月島食品工業
パン屋さんのおいしいマーガリン 200g
実勢価格:309円
トランス脂肪酸:0.05g
【第2位】帝国ホテル ホテルマーガリン トランス脂肪酸:0.05g
帝国ホテルキッチン
ホテルマーガリン 200g
実勢価格:379円
トランス脂肪酸:0.05g
4位: 【第4位】発酵バター入りマーガリン
トランス脂肪酸:0.06g/10g
トップバリュセレクト
発酵バター入りマーガリン 160g
実勢価格:213円
トランス脂肪酸:0.06g
5位: 【第5位】小岩井 マーガリン 醗酵バター入り
トランス脂肪酸0.068g/10g
(画像をクリックすると購入ページへ移動します)
小岩井乳業
小岩井 マーガリン 醗酵バター入り 180g
実勢価格:300円
トランス脂肪酸:0.068g
6位: 【第6位】軽やかな口どけ テーブルソフト
トランス脂肪酸:0.07g/10g
トップバリュ
軽やかな口どけ テーブルソフト 320g
実勢価格:158円
トランス脂肪酸:0.07g
7位: 【第7位】雪印ネオソフト
トランス脂肪酸:0.08g/10g
雪印メグミルク
ネオソフト 320g
実勢価格:303円
トランス脂肪酸:0.08g
以上となります。ぜひ、マーガリン選びの参考にしてみてください。なお、360.lifeではトランス脂肪酸に加えて、味やコストパフォーマンスなどを総合評価したベストバイランキングも紹介中。ぜひ、そちらもご覧ください。
▼360LiFEで公開中のバター・パンのおすすめ紹介はこちら
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