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その場で豆から惹く! 脅威のタンブラー
「淹れたてをキープするんじゃなくて、その場で豆を挽くところから始めるんだから美味しいに決まっているでしょ?」
そんな裏ワザというか、ズルいというか。強引な手口で淹れたてコーヒーを飲ませてくれるタンブラーを発見しましたので、使い勝手から味わいまでのひととおり、徹底的に調べてまいりました! その結果をご報告いたします!
わがんせ
コーヒーマエストロ
実勢価格:4120円
[使い勝手]飲むまで5分! 手順はカンタン3ステップ
ケース内に折り畳まれて収納されているハンドミルとフィルターをセットし、20gほどのコーヒー豆を投下します。
そのままハンドルを回します。ハンドルは案外しっかりと安定していますが、大きな音がでます。粒度の設定はちょっとわかりにくく、細かい調整をするのはややメンドウです。
ミルを外すとこんな感じです。
付属のドリップケトルでゆっくりお湯を注ぎます。ケトルが超アツいので、ハンカチか何かを一緒に使うと良いかと思います。コンパクトな形状ゆえか、抽出スピードはゆっくりめです。
ちなみに、このようにタンブラーのフタがケトルになっています。アイデアですね。
濃いめの味わいが好きなら細かく挽いて、ゆっくりお湯を注いでトータル10分程度。せっかちな人はパパッと3分程度で淹れられます。
サイズはおよそ20cm×9cm、重量は95g。ビジネスバッグに入れるのはちょっと大きいかもしれませんが、重量は問題ナシ。サブバッグなどあると便利そうです。
[味わい]神保町の名物珈琲店 店長さんも絶賛する味わい
できたてを飲めるとはいえ、カンジンの味わいはどうなのか? ここでは、編集部員の舌などではなく、東京都神保町の老舗コーヒー店、カフェ・トロワバグの三輪さんに、実際に淹れたばかりのコーヒーをテイスティングしていただきました。
すると……
上々の評価でした!
ラクに注ぎやすいから、初心者でもカンタンに美味しいコーヒーが淹れられそう、というコメントも。味わいは期待以上、といったところでしょうか。
[課題]コレを毎日洗うのは けっこうしんどいです(北島)
淹れるのはそこそこカンタンで、味わいはバッチリ。
ですが、問題もありました。先に触れたとおり、豆を挽く際は大きな音がするので、静かなオフィスではちょっと目立ちそうです。また、ケトルとタンブラーがかなり熱くなるので注意が必要です。
そして、これは検証を通じてもっとも感じたのですが、洗うのが結構メンドウなんです! 特に、フィルターとミルの部分はふつうのスポンジでは手こずります。ここは棕櫚たわしなど、ある程度弾力に富む洗浄アイテムが必要ですね。
[最終結論]玄人向きじゃないけど 「気軽に旨い!」希望ならアリ!
とかく、ディープなファンが多いコーヒーの世界ですので、そういった玄人さんの目から見れば突っ込みたくなる点が多々あるかもしれません。
しかし、事実、シンプルな手順で淹れられて、味わいも折り紙付き。いつでもどこでも、自分が挽いたコーヒーをその場で飲める、というのは、気軽に「ちょっとした幸福感」を味わえるという点で文句がつけようがないのでは。
しかも、これならオフィスはもちろん、近所の公園やアウトドアにもうってつけ! 花見の席などで、どうこれ1杯? みたいな演出をしたらウケること間違いなしです。
ですので、
表題の「そのまま飲めるタンブラーってアリ?」という問いに対する結論は、大いにアリ! でございました!