2020年の総決算! ぜったい欲しくなる最新AV家電

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なかなか出かけづらい今日この頃。家でゆっくり過ごすとなれば、この機会にAV家電類を充実させてしまうのもいいかもしれません。

高画質4Kテレビや憧れのホームシアター、ハイスペックなオーディオ類など、いま導入すれば自宅で心ゆくまで楽しめてしまいます。

日々さまざまな最新家電を紹介している雑誌『家電批評』では、そんなみなさんの物欲を直撃してしまいそうな、オーディオ&ビジュアルの新製品をピックアップします。

最新Bluetoothスピーカー10点をプロが採点

今回は注目のBluetoothスピーカー10点を集め、音のプロがチェック。「高音域」「中音域」「低音域」「解像感」「迫力」を各20満点として編集部と採点して比較しました。

▼テスト方法
個室にスピーカーを縦置きまたは横置きにして、ジャズのライブ・音源、J-POP、ロックを聴きました。そのうえで、高音域・中音域・低音域の音がきちんと出せているか、音の解像度が高いか、迫力があるかを識者と編集部で採点しました。

今回は、総合得点で1位には届かなかったものの、高評価だった製品を4製品紹介します。それぞれに特徴がありますのでお気に入りを見つけてみてください!

誰にでもおすすめできるUltimate Ears「BOOM 3」

誰にでもおすすめできるUltimate Ears「BOOM 3」 イメージ

Ultimate Ears
BOOM 3
実勢価格:1万4818円

2018年9月20日発売
サイズ・重量:W73×H184×D73mm・608g フル充電時間:2.75時間
防水・防塵:IP67 バッテリー:約15時間 Bluetooth:非公開 対応コーデック:SBC

▼テスト結果
高音域:18.0/20
中音域:19.0/20
低音域:19.0/20
解像感:17.0/20
迫力 :18.0/20
合計 :91.0/100


Ultimate Ears「BOOM 3」は、低音域の量感があり、音量とともに低音・中音・高音がバランスよく上がるのはさすが。音のリッチ感がマーシャルより少し落ちますが、360度スピーカーとして性能が高いです。

前回テストでも52製品中で最高得点を獲得し、文句なしの第1位となった製品で、バランスの良さや使い勝手、デザインなどから誰にでもおすすめできる逸品です。

▼今回の新製品チェックの1位はマーシャルでした

ボーカルが華やかなJBL「Flip5」

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JBL
Flip5
実勢価格:7964円

2019年10月4日発売
サイズ・重量:W181×H69×D74mm・約540g 充電時間:2.5時間
防水・防塵:IPX7 バッテリー:約12時間 Bluetooth:4.2 対応コーデック:SBC

▼テスト結果
高音域:18.0/20
中音域:18.0/20
低音域:19.0/20
解像感:16.0/20
迫力 :18.0/20
合計 :89.0/100


JBL「Flip5」は、ボーカルのきらびやかさはさすがJBLです。家庭内で使う程度の音量だったらまったく問題ありませんが、低音域を響かせようとボリュームを上げるとひずみが出てしまいます。

塊感がある音を楽しめるソニー「SRS-XB33」

塊感がある音を楽しめるソニー「SRS-XB33」 イメージ

ソニー
SRS-XB33
実勢価格:1万9800円

2020年7月3日発売
サイズ・重量:W246×H97×D106mm・約1.1kg 実用最大出力:30W(15W+15W) フル充電時間:約5時間
防水・防塵:IP67 バッテリー:約24時間 Bluetooth:5.0 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC

▼テスト結果
高音域:17.5/20
中音域:17.5/20
低音域:18.5/20
解像感:16.5/20
迫力 :17.0/20
合計 :87.0/100


ソニー「SRS-XB33」は、音に塊感があり、サイズが大きいので低音にも迫力があります。

もっとも、解像度がやや足りていないのと、ボーカルよりも低い音域が音を濁らせてしまうような感じがあり、ボーカルが際立つ音楽を聴くと少し耳障りに聞こえてしまうかもしれません。また、ボリュームを下げると個々の音がわかりにくくなってしまいます。BGMを軽く流しておくのにはオススメのスピーカーです。

全体的にソフトな音作りで、ジャズのピアノソロはよく響いていました。音に厚みがありますが、解像度がやや足りず、音が塊な感じがします。迫力はありますが、広がりは少し物足りないところ。環境音楽など雰囲気を味わう系の音楽に向きます。

ポイント:サイズが大きく音に迫力あり

ポイント:サイズが大きく音に迫力あり イメージ

XB23よりもふた回りほど大きいサイズ。重量は約1kgとそこまで重くなく持ち運べます。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

サイズが大きいので、低音の迫力がありますがソフトなのが◎。量感も十分です

音の粒立ち感が際立つソニー「SRS-XB23」

音の粒立ち感が際立つソニー「SRS-XB23」 イメージ

ソニー
SRS-XB23
実勢価格:1万592円

2020年7月3日発売
サイズ・重量:W76×H218×D76mm・約580kg 実用最大出力:14W(7W+7W) フル充電時間:約4時間
防水・防塵:IP67 バッテリー:約12時間 Bluetooth:5.0 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC

▼テスト結果
高音域:17.0/20
中音域:17.0/20
低音域:17.5/20
解像感:17.0/20
迫力 :16.5/20
合計 :85.0/100


ソニー「SRS-XB23」は、BATT/STAMINAボタンを押し続けてスタミナモードに切り替えるとバッテリーが約12時間もちますが、音がとてもチープになるのでオススメしません。

駆動時間は短くなりますが、エクストラバスモードで「音の粒立ち」「ソフトな低音・中音域と抑え気味な高音」というバランスがいい音を楽しんでください。

XB-33が「音の塊感」を強調するなら、こちらは「音の粒立ち感」を際立たせます。BATT/ STAMINAボタンを押し続けてエクストラバスをオンにすると、中低域の解像度も上がり、バランスがいい音になります。低音がボーカルの邪魔をしません。

音の粒立ち感が際立つソニー「SRS-XB23」 イメージ2

アプリ「Sony Music Center」で音のバランスを調整するなどさまざまな操作が行えます。

以上、小さくても実力派揃いの新作Bluetoothスピーカーをご紹介しました。プロも唸る逸品揃いなので、気になった人は、ぜひ購入を検討してみてください。

『家電批評』2020年11月号

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家電批評
2020年11月号

特集「AV家電大図鑑」のが掲載された『家電批評』2020年11月号はこちらから購入できます。気になるオーディオ&ビジュアルの新製品を紹介していますのでぜひチェックしてみてくださいね。