パソコン 3つの理由でSSDが急激に安くなった今が買いの絶好のタイミング

3つの理由でSSDが急激に安くなった今が買いの絶好のタイミング イメージ

HDDよりも書き込み速度が早く、近年大容量化してきたSSD。スマホの普及や仮想通貨ブームで、SSDを構成するNANDフラッシュの供給が追いつかず、価格は上昇傾向でした。

それがここ一年ほどで価格が安くなりました。

安くなった理由①
スマホ用のパーツが余っている

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進化が停滞し始めたスマホ。買い替えも少なくなり、需要は世界的に減りつつあります。そのためNANDの需要が減り、SSD価格の下落につながりました。

安くなった理由②
米中の貿易摩擦

安くなった理由②米中の貿易摩擦 イメージ

(C)Laurent Davoust/123RF

米中摩擦の影響でHuawei製品の出荷が減ることからSSD価格はさらに下落するのではないかと推測されています。SSDがもう一段安くなる可能性もゼロではありません。

安くなった理由③
仮想通貨ブームの終了で需要が減った

安くなった理由③仮想通貨ブームの終了で需要が減った イメージ

仮想通貨ブームにより17年にメモリ価格は暴騰。しかし、ブームが終了し、その反動からメモリ価格は急落。SSDも安くなりました。上記の表はその推移です。

以上の理由で過剰供給状態となったSSD。価格は急落しましたが、このような状況を受け、NANDフラッシュの生産は今後削減方向にあります。そのため、需給バランスが変わりSSD価格が反転する可能性も高く、買うなら今が絶好のタイミングかもしれません。

でも、初めてSSDを購入する人は、一体どの製品を選べばいいのかわからないはず。そこで、今回編集部がオススメするのが、内蔵SSDにケースを組み合わせて「外付けポータブルSSD化」するというワザ。コスパ重視の人は必見です!

パソコン 内蔵SSDにケースを装着して外付け化速度も上々でコスパ重視ならオススメ

内蔵SSDにケースを装着して外付け化速度も上々でコスパ重視ならオススメ イメージ

シリコンパワー
SPJ960GBSS3S55B
購入価格:1万3700円

容量:960GB
インターフェース:SATA Ⅲ
規格:2.5インチ
タイプ:TLC

約1TBながら、1万円台前半の価格を実現したのはシリコンパワー。インターフェースはSATA Ⅲを採用していて、交渉でも読み取り560MB/s、書き込み530MB/sの高速になっています。

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Salcar
HDD/SSDケース
購入価格:1180円

サイズ:W80×H125×D15mm
インターフェース:USB3.0
対応規格:2.5インチ

SSDを簡単に脱着できるSalcarのケース。USB3.0対応の端子とボタンだけのシンプルな構造ですが、1000円台と超リーズナブルな価格が魅力です。

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内蔵SSDに外付け変換ケースを取り付け、編集部で実際にテストしてみたところ、既製品と同等以上の速度が出ました。

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SSDとケースの組み合わせで速度は左右されますが、格安なのでコスパ重視ならば試してみる価値アリです。

ちなみに本サイトでは、上で紹介したもの以外で、内蔵SSD(500GB)のテストを行っています。その結果と、トップだったSSDも紹介しておきますので、こちらもチェックしてください。

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サムスン(Samsung)
860 EVO
実勢価格:6990円

容量:500GB 

こちらをケースに入れても、格安外付けポータブルSSDが作れますよ。

以上、SSDを使った小技の紹介でした。SSDの価格が下がりつつある今、HDDからの切り替えを考えていた人はチャンス! 今回紹介した内蔵SSDとケースの合わせ技ならコスパ抜群で、初めての人にもオススメです!