スーパー&コンビニのチョコで冷やして美味しいのは?
常温でも美味しいチョコレートですが、冷やすとさらに美味しくなることから普段から冷やしているという人も多いかと思います。
ということで今回は、ロングセラーで人気を誇る12製品の定番チョコレートを冷やして、チョコレートのプロに食べ比べてもらいました。
5項目で採点しランキングにしましたので、冷やすと美味しくなるチョコレートが知りたい人、どんなチョコレートも冷やして食べているという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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表面がチョココーティングならパキッと食感がアップ!
チョコレートのお菓子にも多くの種類がありますが、プロいわく、冷やすことで美味しくなるのはチョコレートの種類にもよるとのこと。
同じチョコレートのお菓子でも、冷やすとより美味しくなるもの、美味しさが変わらずキープされるもの、イマイチになってしまうものがあることがわかりました。これは今回のテストの大きなヒントになりそうです。
「定番チョコレート」を冷やして香りや食感、後味までチェック!
年間数千種類のチョコレートを食するプロ、チョコレートくんをお迎えして早速テスト開始!
スーパーやコンビニで手に入る定番チョコレート12製品を、冷凍庫で5時間冷やして食べ比べを行います。
テスト項目は、チョコスナックとしての香り、甘みと苦みのバランス、食感の良さ、あと味の良さ、満足感の5つ。配点は各項目10点、合計50点満点で評価の高かったものからランキング形式で発表します。
さて、冷やすともっと美味しくなる定番チョコレートはいったいどの製品なのでしょうか?
1位から一気に結果を発表します!
グリコ ポッキーポキポキと心地よい清涼感が続く
グリコ
ポッキー
実勢価格:129円
内容量:1袋あたり36g
カロリー:1袋あたり182kcal
1位は「グリコ ポッキー」。定番中の定番ポッキーは表面のチョコのコーティングが冷たさを吸収して、口に入れた瞬間からしばらく心地よい清涼感が続きます。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:8/10点
甘みと苦みのバランス :9/10点
食感の良さ :10/10点
あと味の良さ :7/10点
満足感 :10/10点
合計 :44/50点
ポキポキとした食感の良さと満足感が10点満点! 甘みと苦みのバランスも高得点。合計44点で1位でした。
ポッキーのプレッツェルが持つ本来のサクサク感は残しつつ、ポキポキとした食感が加わるイメージです。
定番ポッキーをクラッシュアイスにさすと、ひんや~りが長く続く贅沢デザートに進化! 極細タイプでは、さらに軽やかなポキポキ感が楽しめます。
ロッテ トッポ食感も風味も1本にギュッと凝縮!
ロッテ
トッポ
実勢価格:150円
内容量:1袋あたり36g
カロリー:1袋あたり193kcal
2位はロッテ「トッポ」。冷やすことでプレッツェルとチョコの一体感が増し、ギューッと詰まった感じの食感になります。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:6/10点
甘みと苦みのバランス :8/10点
食感の良さ :10/10点
あと味の良さ :8/10点
満足感 :10/10点
合計 :42/50点
食感の良さと満足感が満点でした。チョコスナックとしての香りが6点だったのが残念です。
冷やすと食感も風味もギュッと凝縮します。
ネスレ キットカットパリッと硬くて落ち着いた甘さに
ネスレ
キットカット
実勢価格:108円
内容量:1箱あたり34.8g
カロリー:1箱あたり192kcal
3位はネスレ「キットカット」。ウエハースのサクサクはそのままに、チョコの甘さが落ち着くので、総合的に冷やした方が美味しいです。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:5/10点
甘みと苦みのバランス :8/10点
食感の良さ :10/10点
あと味の良さ :7/10点
満足感 :10/10点
合計 :40/50点
食感の良さと満足感が満点でしたが、チョコスナックとしての香りが5点とやや低めでした。
パリッと硬いチョコの食感です。
4位: 明治 きのこの山
冷やすと強弱がある食感が楽しい
明治
きのこの山
実勢価格:198円
内容量:1袋あたり74g
カロリー:1袋あたり417kcal
4位は明治「きのこの山」。冷やすことでチョコのビター感が強調され、甘いクラッカーとのバランスがより向上します。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:5/10点
甘みと苦みのバランス :8/10点
食感の良さ :8/10点
あと味の良さ :6/10点
満足感 :7/10点
合計 :34/50点
甘みと苦みのバランスと食感の良さが共に8点。チョコスナックとしての香りは5点とやや低めでした。
強弱がある食感が楽しいです。
5位: 明治 ホルン ミルクショコラ
贅沢リッチで濃厚な味わいに進化
明治
ホルン ミルクショコラ
実勢価格:204円
内容量:1箱あたり56g
カロリー:1箱あたり326kcal
5位は明治「ホルン ミルクショコラ」。チョコクリームは冷やすことで生チョコのような濃厚さが生まれます。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:6/10点
甘みと苦みのバランス :6/10点
食感の良さ :5/10点
あと味の良さ :6/10点
満足感 :7/10点
合計 :30/50点
どの項目も平均的でしたが、食感の良さが5点とやや劣りました。
デザートのようなリッチな味わいに進化します。
6位: ブルボン アルフォート
冷やすことで洗練された味に
ブルボン
アルフォート ミニチョコレート
実勢価格:106円
内容量:1箱あたり59g
カロリー:1箱あたり316kcal
6位はブルボン「アルフォート ミニチョコレート」。全粒粉ビスケットの素朴さがより強調され、冷やしたチョコとの相乗効果で洗練された味になります。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:5/10点
甘みと苦みのバランス :5/10点
食感の良さ :6/10点
あと味の良さ :6/10点
満足感 :6/10点
合計 :28/50点
チョコスナックとしての香り、甘みと苦みのバランスが共に5点。その他の3項目は6点でした。
冷やすことで意外な旨さが生まれます。
7位: ユーラク ブラックサンダー
食感も風味も前後で変わらず
ユーラク
ブラックサンダー
実勢価格:30円
内容量:1袋あたり21g
カロリー:1袋あたり112kcal
7位はユーラク「ブラックサンダー」。ザクザクしてワイルドな食感はそのままで、食感も風味も冷やす前の状態をキープしていました。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:5/10点
甘みと苦みのバランス :5/10点
食感の良さ :7/10点
あと味の良さ :5/10点
満足感 :5/10点
合計 :27/50点
食感の良さが最も高い7点でしたが、その他の4項目はすべて5点でした。
いつもの味をそのまま維持しています。
8位: 明治 ガルボチョコ
独特の口溶けでメリハリが出る
明治
ガルボチョコ
実勢価格:108円
内容量:1袋あたり42g
カロリー:1袋あたり237kcal
8位は明治「ガルボチョコ」。口に入れた一瞬だけ硬い感じがするものの、ガルボ独特のふわっとした口溶けでメリハリが出ます。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:4/10点
甘みと苦みのバランス :5/10点
食感の良さ :6/10点
あと味の良さ :5/10点
満足感 :6/10点
合計 :26/50点
どの項目もイマイチ伸び悩みましたが、チョコスナックとしての香りが4点と低かったのが惜しい!
食感の変化は楽しめます。
9位: 明治 たけのこの里
バランスがやや微妙なので常温で
明治
たけのこの里
実勢価格:198円
内容量:1袋あたり70g
カロリー:1袋あたり391kcal
9位は明治「たけのこの里」。クッキーがメインなので、チョコのバランスはやや微妙になっていました。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:4/10点
甘みと苦みのバランス :7/10点
食感の良さ :5/10点
あと味の良さ :5/10点
満足感 :2/10点
合計 :23/50点
満足感は2点。冷やさない方が美味しいという結論になりました。
どちらかといえば常温がおすすめです。
10位: ロッテ コアラのマーチ
チョコが固くなって食感も悪い
ロッテ
コアラのマーチ
実勢価格:108円
内容量:1箱あたり50g
カロリー:1袋あたり266kcal
10位はロッテ「コアラのマーチ」。冷やすことでチョコが固くなり食感も△。甘さも強調され、全体の味のバランスが崩れてしまいます。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:4/10点
甘みと苦みのバランス :5/10点
食感の良さ :4/10点
あと味の良さ :5/10点
満足感 :4/10点
合計 :22/50点
チョコスナックとしての香り、食感の良さが4点。冷やさない方がいいことから満足感も4点と低かったです。
冷たくするメリットなし!
10位: ロッテ パイの実
冷やすとパイの実の魅力が激減
ロッテ
パイの実
実勢価格:162円
内容量:1箱あたり73g
カロリー:1箱あたり397kcal
同じく10位はロッテ「パイの実」。パイ生地の香ばしさが冷やすことで激変。サクサク感も弱くなり、パイの実の魅力が激減します。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:5/10点
甘みと苦みのバランス :5/10点
食感の良さ :4/10点
あと味の良さ :6/10点
満足感 :2/10点
合計 :22/50点
あと味の良さは6点と悪くありませんでしたが、満足感が2点で足を引っ張りました。
冷やすと妙にしっとりします。
12位: 森永製菓 パックンチョ
冷やすと魅力がなくなって意味なし
森永製菓
パックンチョ チョコ
実勢価格:108円
内容量:1箱あたり47g
カロリー:1箱あたり234kcal
12位は森永製菓「パックンチョ チョコ」。サクサクとした軽快な薄いビスケットとチョコの共演が魅力なので、冷やす意味はありません。
▼テスト結果
チョコスナックとしての香り:3/10点
甘みと苦みのバランス :5/10点
食感の良さ :5/10点
あと味の良さ :4/10点
満足感 :3/10点
合計 :20/50点
チョコスナックとしての香りと満足感が低く3点。甘みと苦みのバランスと食感の良さはまずまずでした。
常温の方が断然美味しいです。
以上、冷やして美味しいチョコレートランキング12選でした。ベストバイはグリコの「ポッキー」。冷やすことでプレッツェルとチョコの一体感が増し、食感も風味もギュッと詰まった感じの食感になっていました。
テストでわかったのは、どの製品も冷やして必ずしも美味しくなるわけではないということ。常温で美味しいものはそのままでOK。美味しい状態でいただきましょう。
※商品画像は誌面掲載当時のもののため、現在のものとパッケージが異なる場合があります。
チョコレートを冷やして食べるにあたっての基本法則として、表面がチョコレートでコーティングされたものは、食感がアップするなど、比較的冷やすメリットを感じやすいです。ビスケットメインのものや、チョコが中に閉じ込められているものは、チョコ以外の風味が損なわれるので、常温で食べるのがおすすめです。