「セブンナウ」ってなに? エリアや配送料は?
セブン-イレブンの店頭のポスターやCMで見かける「7NOW(セブンナウ)」。
「気になってた!」という人もいれば、「そんなのやってたの?」という人もいるかもしれません。
「7NOW(セブンナウ)」とは、専用アプリやブラウザなどから注文すると、最短20分で自宅に商品が届けられるというセブン-イレブンの配達・宅配サービスです。2024年10月現在、全国22の都道府県でサービスが実施されています。アプリの運用もスタートしました。
エリア:全国の半分近くの都道府県に広がっている
首都圏など大都市だけかと思いきや、サービスを導入している都道府県は全国の半分近くに上ります。エリアは今後さらに拡大予定とのこと。お住まいのエリアでもすでに始まっているかもしれません。
セブンナウの対応エリア
北海道、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、広島、山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の一部地域限定
※今後順次拡大予定(2024年10月15日調べ)
配送料:1回の配送につき110〜550円かかる
気になるのは、商品代以外に手数料として配送料・配達料がどのくらいかかるかですよね。
セブンナウでは、会費や登録費は一切かかりません。なので、登録してから一度も使用しなくてもOK。気軽に始めることができちゃいます。
商品代金のほか、1回の配送につき110〜550円(税込)の配送料がかかります。袋代は無料です。
忙しいLDK編集長と主婦ライターがお試し!
配送料はかかるけれど、それ以上に使いたくなる便利さなのでしょうか?
ネットスーパーと似ているけれど、何が違うか気になる!
お店の商品がスマホ注文ですぐに届くというコンビニの新サービス。エリアは意外と幅広く、配送料も高すぎないことがわかりました。
そこで今回、これまで多くの生活に役立つ日用品やサービスをレビューしてきたLDK編集長・高橋と主婦ライター・増山が、仕事と家事で忙しい毎日にどれだけ役に立つのか、本気で使ってみました!
セブンナウでお弁当やアイスを注文してみた!
購入したのはお弁当やホットスナック、アイスなど
まず、ライター増山が注文してみたのは以下の商品です。
- カレー弁当
- モンブラン
- カレールー
- ソフトクリームアイス
- アメリカンドッグ
- 牛乳
- パックご飯
アプリを使った注文方法は?
STEP1:商品を探す
カテゴリーから検索
アプリのトップ画面から、すぐに商品が探せるようになっています。
「ごはん」「スイーツ」などのカテゴリ名をクリックして画面をスクロールします。
弁当からPB商品、日用雑貨まで主要なアイテムが一通り揃っているので、使い勝手はバッチリです!
検索窓にキーワードなどを入れる
「今夜はカレーなのにルーを買い忘れてた!」「こないだ買ったお弁当がおいしかったからまた買いたい」「ラップとトイレットペーパーを切らしてた…」など、目的の商品が決まっている場合、検索窓に商品名やキーワードを入れれば候補が表示されます。
気になる新作スイーツなどもチェックできます。近所にセブンがない人も役立ちそうです!
STEP2:カートに入れる
商品が決まったら、+マークの付いた「カートに入れる」をクリックすれば自動的に商品がカートに追加されます。
STEP3:カートで個数をチェック
カートに追加した後、数量を追加することができます。
ちなみに、カートに入れた時点で在庫が確保されるわけではなく、注文を確定した後に店舗で在庫確認が行われる仕組みになっています。
STEP4:レジへ進む
注文可能金額に達すると、「レジへ進む(最終確認へ)」のボタンがクリックできるようになります。
レジへ進むと、登録した住所の再確認を要求されます。チェックを入れて進み、箸・スプーンの有無や支払い方法を選択し、「注文をする」をクリックします。
この時点で配送料が確定します。今回は、初回限定で1400円引きのキャンペーン中だったため、値引きが行われています。
セブンナウで注文して届くまでにかかった時間は?
「注文確定」になると、配送状況が表示されるようになります。配送会社を選ぶことはできないのですが、セブンイレブンの店舗スタッフが直接配送するほか、Uber Eatsなどの配達員が担当することもあるそうです。
地図で配達員の場所が表示される
アプリを使用している場合、地図で配達員のいる場所がリアルタイム表示されます。配達員のマークが配達員の位置に合わせて地図上を移動していきます。
これを目安に 「まだまだ着きそうもないから、家事を続けよう」とか、「もう着くから準備しておこう」など予測ができて便利です!
ちなみに、「あと○分で到着」という目安も表示されますが、「あと2分で到着」のメッセージのまま数分経過したりしました。こちらの機能は現時点ではまだちょっと精度が低いのかもしれません。
1回目の注文は20分で商品が到着!
スタッフのマークが自宅に重なって、1、 2分後、窓の外に緑色の人影が。ピンポーンとインターホンが鳴りました。
ドアを開けてみると、いつも使っているセブンでお馴染みの店員さんが。にこやかにビニール袋を渡してくれて、さっと去っていきました。その後アプリに「お届けが完了しました」と表示されました。ここまででちょうど20分でした。
ちなみにライターの家から注文した店舗までの距離は、徒歩でおよそ5分ほどです。
「最短20分」のキャッチフレーズ通りでした!
ドアを開けずに受け取りも可能
ちなみに、不在配達は不可ですが、インターホンで応答したあとドアを閉めたまま受けとることは可能です。女性が受け取る場合、防犯対策としてドアを開けずに受け取ったほうがいいかもしれません。
2回目の注文は12分で商品が到着!
ちなみに、一部の店舗のみが対応しているようですが、最短15分での配送も可能とのこと。
今回2度目の注文では、注文からなんと12分で配達が完了しました。道路状況などにもよるかとは思いますが、届くのが遅くてやきもきするということは今回全くありませんでした。
私は自宅から徒歩4分ほどの店舗から12分で届きました。タイミングがいいと最短設定より早く届きました。
アイスやホットスナックの状態は?
そして、気になる商品の状態もチェック。注文通りの品が入っているか、ぐちゃぐちゃに崩れていないか、スプーンなどはちゃんと入っているか、チェックしました。
配達された中身をチェック
商品は、自分で買い物をして持って帰ってきたときと同様、普通のビニール袋に入れて配達されました。
商品は全品しっかり揃っていました。溶けたりこぼれたりしそうなものは、丁寧に小さいビニール袋に入れてくれています。小雨が降る中での注文でしたが、中の商品はきれいな状態です。
お弁当もきれいな状態
ドリンクはしっかり冷えていて、激しく揺れるとこぼれそうなお弁当のカレーもきれいな状態で届きました。ちなみにお弁当の温めには対応していないので、自宅で加熱する必要があります。
ホットスナックも温かいまま
ホットスナックもちゃんと温かい状態で、潰れてもいません!
デリケートなスイーツもいい感じ
崩れやすいスイーツも、きれいな状態です。
アイスも溶けていない!
さすがに厳しいかな?と思ったソフトクリームアイスも溶けたりコーンが割れたりせず、きれいな状態で届きました!
付属品も希望通り
注文時にスプーンなどの有無が選べるので希望したところ、こちらもちゃんと入っていました。ケチャップは1つ多めに入っていましたし、スプーンだけでなく箸も入っていました。
パーフェクトな状態で届いた!
総じて、とても丁寧に届けてくれたという印象で、パーフェクトでした。
なんなら、自分で袋を運んだ時よりもきれいな状態だったように思います。
アイスには保冷剤をつけてくれる
編集長・高橋もアイスを注文。アイスには保冷剤をつけてくれます。
アイスには2パターンのスプーンをつけてくれました。親切です!
セブンナウの配送料の割高感や便利さは?
配送料はUber Eatsやネットスーパーと大差なし
今回ライターが注文した時は、2回とも385円でした。編集長・高橋が注文した時は、330円。東京23区内での1000〜2000円程度の注文金額でこの料金でした。
公式サイトやアプリのガイドに料金設定の仕組みが書かれていないため、商品代で決まっているのか、それとも距離や重さが関係しているのかは不明です。
Uber Eatsやネットスーパーなどと大差なく、納得のいく料金だと感じました。
送料無料キャンペーンが行われたこともあるようですが、基本的には注文金額に関係なく毎回送料がかかります。
店頭と商品価格が異なることがある
最低注文金額は、一部の店舗を除き1000円(税抜)以上。また、注意が必要なのは、店頭と商品価格が異なる「7NOW価格」が設定されている商品があること。
例えば、「野菜生活スムージー グリーンMIX 330ml」の店頭価格は192.24円(税込)となっていますが、7NOWでは213円(税込)となっていました。
配送料+商品価格が1割程度アップする可能性アリ
注文する商品により異なりますが、1回の注文に対し最大でプラス550円の配送料に加え、商品価格が1割程度アップする可能性を頭に入れて買い物をするとよさそうです。
「7iD」アカウントを登録するとより便利
注文は、公式アプリのほか、パソコンやスマホのブラウザからも行えます。会員登録を行わなくても利用は可能ですが、7iDのアカウントを登録するとスムーズに注文が行えます。
時間がないときにさっと使いたいというニーズを考えると、アプリをダウンロードし、7iDのアカウントも登録しておいたほうが便利です。イトーヨーカドーなどのアプリでも利用できます。
7NOW(by セブン-イレブン)をダウンロード!
7NOW:デリバリー/宅配/出前
住所を登録
ダウンロードしたアプリを開くと、まず住所を聞かれます。住所のポイントにピンを落として「自宅」を選択しました。ちなみに、会社など自宅以外の場所も登録できます。
続いて、7iDのアカウントを新規登録します。
支払い方法などを登録
登録がスムーズにいけば5分から10分程度で操作が完了し、注文が可能になります。
過去に登録済みの人は事前に確認を
ところが、人によってはここで落とし穴が。主婦ライターは、過去に7iDのアカウントを作っていることをすっかり忘れており、新規登録をしようとしたところ、すでに登録があることが判明。
パスワードを忘れていたため、何度かトライしたり、他のメールアドレスで再度登録したりと、かなり時間がかかってしまいました。
急いでいるときに使うケースも多いので、「使ってみようかな」と思った段階で早めに登録作業を済ませておいた方がよさそうです!
まとめ:ネットスーパーを上回るメリットとは?
今回、LDK編集長・高橋、主婦ライター・増山がそれぞれ徒歩4〜5分程度の店舗に注文してみたところ、注文から12〜20分で届き、商品状態も合格点でした。
ただ、店舗で購入するよりも割高感は否めませんでした。
メリット1:ネットスーパーより圧倒的に早い配達までの時間
何よりありがたさを感じたのは、多くのネットスーパーに比べ圧倒的に早い配達までの時間です。
スマホでポチッとして、15〜30分程度で近所の店舗から欲しい商品が手元に届くのは便利です。
メリット2:地域によって早朝深夜の注文もOK
地域によっては朝7時や深夜1時半までの注文も可能なので、「翌朝の朝食の材料を買い忘れてた!」というときにも役立ちそうです。
どうしても家を出られないというシチュエーションで便利です!
早朝、深夜の注文も可能なのがありがたい!
デメリット:商品価格が店頭より少し高めになる
送料のほか、商品価格が店頭より少し高めになるケースがあることを考えると、単にラクだから使うというより、「すぐに必要なものがあるのに、家を出られない」というシーン限定で使うのが現実的そうです。
使いたいシチュエーションは?
- 自分や家族が発熱してしまい食べ物を届けてほしいけれど、Uber Eatsに食べられそうなメニューがない
- 家族から「今夜は夕飯はいらない」と言われていたのに、急遽「やっぱり家で食べる」と言われた
- 夕飯を作る時間がないので、子供をお風呂に入れている間に夕飯を届けてほしい
- すでに夕飯の支度を始めていて、材料を煮込んでいる途中でカレールーがないと気づいた
- ごはんを炊き忘れていたのでパックごはんがほしい
- 帰宅したら日用品が切れていたけれど、ネットスーパーでは配達時間が間に合わない
忙しかったり体調不良で、近くの店舗にさえ買い物に行くのもできないときってありますよね。
小さい子どもがいる家庭では助かるシーンが多いかも。
「お気に入り」を活用すれば探す手間がなくなる!
また、ぜひおすすめしたいのが、「お気に入り」機能を使うこと。商品画像の近くにあるハートマークのお気に入りボタンを押しておけば、「お気に入り」欄から一覧できます。
スーパーで買ってもあまり値段が変わらない牛乳やレトルト食品、惣菜などのほか、よく切らしがちでいくつあっても困らない日用品をお気に入りに登録するのがおすすめ。
急きょ必要なアイテムが出たとき、1~2品では注文金額に届かなかいことがありますが、そんなときに「お気に入り」からアイテムを追加すれば、無駄なく注文金額を満たせます。
「お気に入り」機能を活用してムダのないお買い物ができれば、帰り道や近所にセブンがある人も、価格に納得がいく使い方ができそうです。
早朝深夜対応可能なエリアの拡大に期待
朝仕事に向かう前の時間に対応可能な地域が拡大すると、さらに便利になりそうです。職場などで予約注文をして帰宅時に受け取れるようになるなど、使うシチュエーションは広がります。
まだまだ始まったばかりのセブンナウ、これからに期待したいと思います!
気になる人は、ぜひ使ってみてくださいね。
ネットスーパーはすっかり当たり前になりましたが、コンビニでもデリバリーが始まっているんです。
コンビニはPB商品が優秀なこともあって、スーパー並みに利用している人も多いのでは?
忙しい毎日、デリバリーサービスで少しでも買い物の時間が減らせたら便利かも!