一緒に仕事ができてちゃんと結果を残せたのがうれしい
──今年はまさに大活躍の一年でした! 印象に残っていることを教えてください。
佐久間さん:特にうれしかったのは、テレ東を出てから始めた『トークサバイバー!』(Netflix)などの仕事で、続編を作れたことです。
『トークサバイバー2』では千鳥、『インシデンツ』(DMM TV)ではさらば青春の光、ヒコロヒーさんといった、自分が面白いと思っている出演者にしっかりスケジュールを空けてもらって勝負することもできました。
あとはオードリーやハライチといった好きな芸人と『オドオド×ハラハラ』(フジテレビ系)を始められたのもうれしかったです。
──テレビでは『オールナイトフジコ』のMCにも抜擢され、話題となりました!
佐久間さん:正直、最初は何をすればいいのかわからなかったんです。
それまで出演してもプロデューサーの視点で語ってくださいという役割が多かったのですが、これはMCとして真ん中にいる仕事。一番難しいなと思いました。
でも、出演者の女の子たちを魅力的に見せるプロデューサーだと思うようになってからは、気持ちが軽くなりました。笑いに関してはさらばの森田君とオズワルドの伊藤君がいて安心ですしね。
──先ほどお話しいただいた『トークサバイバー!』のように本業のテレビ以外でも佐久間さんのコンテンツをよく目にする一年でした。
佐久間さん:星野源君、オードリーの若林君との『LIGHTHOUSE』(Netflix)や、極楽とんぼの加藤浩次さん、サカナクションの山口さんとの『加藤浩次と山口一郎のとんぼとサカナ』(Amazonオーディブル)も印象深いです。
そう考えると、ずっと何かしら作ってます(笑)。
昔から知っている人たちとのお仕事ばかりで、浅からぬ縁。こういう縁が切れずに仕事ができているのがうれしいです。それが2023年は立て続けに形になりました。
さまざまなメディアで話題作連発の裏側
──YouTube『佐久間宣行のNOBROCK TV』も大人気で1000万再生超えの動画も登場しました!
佐久間さん:YouTubeは再生数が目に見えるからわかりやすいですよね。すでに再生数で結果を残した人は何をやっていて、自分が勝負できるゾーンで近いのはどういうものか。
そう考えて、「地上波ではできないちょっとハメを外したもの」というコンセプトで始めたんですが、それが正解でもなかった。ここでしか見られないものを作らないとダメなんですよ。
それで、再生数が下がってもいいからと思いつつ、100ボケ100ツッコミや、リアル口喧嘩といった企画をやって、なんとか軌道に乗りました。
お笑いに興味がない人も見られるものにしないと100万再生は超えない。ただ、バズった理由はあまりわかってないですね(笑)。
──テレビと動画配信サービス(VOD)でそれぞれ考え方は異なりますか?
佐久間さん:それぞれ、まったく違う考え方ですね。テレビはまずターゲットのことを考えるけど、そもそも番組によって置かれている状況が異なります。何を指標に結果を出すべきかも検討しますね。
VODもまた考え方が違っています。『トークサバイバー!』はNetflix初のバラエティだったんです。
最初はどうすればいいかわからなかったんですけれど、ドラマには「ここで視聴者が離脱する」「こういうふうに作らないと次の回を見てもらえない」というようなノウハウがあり、それはよく調べました。ほかのクリエイターにも聞いたりして。
そこで自分の中で全8話を見せるんだったらこういう構成かな、という仮説を立ててから、それに見合う芸人さんをキャスティングしていきました。
活躍したと思ってないから、この賞にはびっくり
──今回、このようなご活躍から、勝手に「第一回パーソン・オブ・ザ・イヤー」を贈らせていただきます!
佐久間さん:どんな賞かよくわかってないですが……ありがとうございます。でも、びっくりしました!
活躍したと思ったことがなくて。独立してまだ3年、お仕事を自分にくれた人がクビにならないようにと頑張ってきたその繰り返しで、なんとかやってこれた感じです。
2022年に出版させてもらった『佐久間宣行のずるい仕事術』(ダイヤモンド社)も『トークサバイバー!』も、僕がテレ東を辞めた直後にいただいたお仕事だったんですよ。
お仕事をくれた方たちにちゃんと結果を持ち帰ってほしい、そういう気持ちでやっていたので、自分の手柄だとは思っていません。お仕事をくれた方たちが、みんな「次もやれますね」という状況をなんとか作れた。それの繰り返しでした。
今もほかの新しいコンテンツを作っている最中なので、大体いつも課題が山積みになっています。安心できる状態がないままなので、活躍したという実感がないんですよ。
独立してから、こういった「頑張りましたね」という賞をいただけるのはうれしいですね!
時間のムダを生まない佐久間さんの仕事術
−──いつもラジオで新しいエンタメの話をされていますが、情報はどうやって取り入れてらっしゃるんでしょうか。
佐久間さん:移動中はラジオを聴きます。ラジコかSpotifyをつけっぱなしです。また、0時まで仕事をして眠くなるまでドラマを観るというのが理想。週に1回か2回はそうやってドラマを一気見しています。
地上波が面白いクールはVODのドラマをあまり観れなくなるし、その逆もしかりで、時間のトレードをしているという感覚ですよね。
──時間のムダを生まないということも佐久間さんの技術、才能だと感じました。時短や仕事のために、2023年買って役立ったアイテムがあったら教えてください!
佐久間さん:簡単、時短という意味ではカルディ「チュモッパの素」。おにぎり作りに活用していて、めちゃくちゃ助かっています。
ほかにも、買ってよかったというアイテムがいくつかありました。ロジクールのトラックボールなんて一度使ったら、もう戻れないですよ!
佐久間宣行さんの活躍を支えるずるい4アイテム
HUION「KAMVAS 13 液晶ペンタブレット」
- HUIONKAMVAS 13 液晶ペンタブレット
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一度使ったら手描きには戻れない!
本に描くマンガ用に買ってみたらびっくりするほど便利だったというHUION「KAMVAS 13 液晶ペンタブレット」。
慣れないマンガ制作も、こちらのおかげでサクサクこなせたそう。娘さんセレクトの逸品です!
- 幅
- 366.5mm
- 奥行
- 11.8mm
- 高さ
- 217.4mm
- 重量
- 980g
- 型番
- JP-GS1331-Black-Stand
DJI「DJI Pocket2」
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- 実勢価格: ¥39,400〜
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アタッチメント豊富なクリエイターモデル
DJI「DJI Pocket2」は、YouTubeの制作の裏側の撮影などに使用中という小型ジンバルカメラ。ポケットに入るサイズで超コンパクトです。今後、ここからサブチャンネルが生まれるかも!?
- 幅
- 38.1mm
- 奥行
- 30mm
- 高さ
- 124.7mm
- 重量
- 117g
- 駆動時間
- 約140分(1080p/24fpsでの動画撮影時の参考値)
- 充電時間
- 73分(5V/2A USBアダプター 使用時)
- 型番
- POCKET 2
ロジクール「ERGO M575Sワイヤレス トラックボール」
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- 実勢価格: ¥7,000〜
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腱鞘炎対策に購入しました!
買ってみたら感動したというのがロジクール「ERGO M575Sワイヤレス トラックボール」。
「それまで普通のマウスを使っていたんですが、腱鞘炎になってしまって、トラックボールに替えたんですよ。これはすごく快適ですね」と、佐久間さん。
編集作業など超ハードなデスクワークを、このトラックボールが支えています。
- 幅
- 100mm(約)
- 奥行
- 48mm(約)
- 高さ
- 134mm(約)
- 重量
- 145g(約)
- 接続方式
- Unifying、Bluetooth
- ボタンの数
- 5
- バッテリー持ち
- 単三電池1本で最長24カ月(Unifyingレシーバー使用時)
- 保証期間
- 1年間無償保証
- 型番
- M575S
カルディ「チュモッパの素(韓国おにぎり)」
- カルディチュモッパの素(韓国おにぎり)
- 実勢価格: ¥1,380〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥1,380〜
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子どもも大喜びの味を超簡単に作れる!
カルディ「チュモッパの素(韓国おにぎり)」は、「小学生や中学生のお母さんたちは全員知っているんじゃないかな」と佐久間さんが話すほどの人気商品で佐久間さんも愛用。
チュモッパとは韓国風のミニおにぎり。白いご飯にこちらを混ぜるだけで、簡単に手間なく本場クオリティのチュモッパが完成します。海苔の風味と漬物の酸味が絶妙です!
- 内容量
- 85g
- 型番
- a-ii-705-1
佐久間さんが選ぶ芸人オブザイヤーは?
──最後に、超難しい質問ですいませんがお聞きしたい! ずばり、佐久間さんから見て、今年一番輝いていた芸人さんは誰だったでしょうか?
佐久間さん:うーん。もちろん結果を出している芸人さんはたくさんいますが、本当に自分の力で地位を築いたというと、さらば青春の光の森田君ですね。
2023年は押しも押されもせぬという印象でした。テレビのゴールデンでも深夜でもYouTubeでも人気。単独ライブもたくさん人を呼べますからね。まさに八面六臂の活躍。そして、森田君は経営者でもある。かなりスゴいと思います!
佐久間さんに選出された森田さんは、「佐久間さんのほうが、裏方史上前代未聞のえげつない売れ方をしてるので、若干恥ずかしいですが、毎回呼ばれる度に右も左も分からず変な汗かきながら死に物狂いで頑張ってたゴッドタンの演出家と今色んな番組をやらせていただいてるのが嘘みたいです。ここまで褒めたからには森東が一生食いっぱぐれ無いようにお願いします。また面白そうな企画一緒にやりましょう。」と話していました。
──プロデュサー佐久間宣行ここにありという、圧倒的存在感の一年でした。来年のご活躍も今から楽しみです!
佐久間宣行さんが手がける今ホットな作品
オドオド×ハラハラ
(画像引用) https://www.fujitv.co.jp/odoodoharahara/
毎週木曜20時放送、フジテレビ系のバラエティ番組。23年10月に放送開始し、MCオードリー、ハライチが挑戦する「芸能人 言わない一言GP」などチャレンジ企画が面白いと初回放送から大好評!
トークサバイバー 2
(画像引用) https://about.netflix.com/ja
「トークが面白いと生き残れるドラマ」として22年にNetflixで大ヒットした新感覚バラエティ。その新シーズンが23年10月にスタート。佐久間さんのラジオに千鳥が登場し、裏話を披露したことも話題を呼びました。
おわりに
以上、『MONOQLO』が2023年パーソン・オブ・ザ・イヤーに選出した佐久間宣行さんへのインタビューでした。
大谷翔平さんでも藤井聡太さんでもなく、『MONOQLO』のベストは佐久間宣行さんです!