使い切りサイズで手軽に取り入れられるカット野菜
ここ数年、スーパーやコンビニなどで売り場面積を増やしているのが、カット野菜。数種類の野菜が1パックになっていて、忙しくてもちゃんと野菜をとりたい人にとって手軽に料理に使えて便利ですよね。
でも、カット野菜といえば、「栄養がないんじゃない?」「消毒のために薬品漬けなのでは?」いうイメージを持っている方も多いのでは? そこで今回はカット野菜の真実を調べてみましたので、ご紹介したいと思います!
水に流れやすいビタミンも ちゃんと残っています
結論からいうと、水に流れやすい水溶性のビタミンB1・B2・Cでも6~7割以上残っており、ビタミンA・D・E・Kなど脂溶性のビタミンは流されずにさらにしっかり残っています。
また“薬品漬け”については、食中毒を防ぐための次亜塩素酸ナトリウムが使われている場合がありますが、これは水道水にも使われているもの。気になる場合は、サッと洗い流し、さらに加熱すれば、ほとんど分解されます。
千切りキャベツの塩素処理によるビタミンB1・B2・Cの変化はこちら。
▼ビタミンB1(μg/100g)
52.7→32.9
▼ビタミンB2(μg/100g)
25.5→19.5
▼ビタミンC(mg/100g)
38.9→28.8
250ppmの次亜塩素酸ナトリウムで殺菌後も、ビタミンがしっかり残っています。(出典:茨城県工業技術センター研究報告)
薬品が気になる場合は、食べる前にサッと洗い流しましょう。
生鮮野菜と比べれば栄養価は低く、値段も割高になりますが、手間なく手軽に野菜を取り入れたいときは、強い味方になることは間違いありません。上手に使って、ぜひ野菜不足解消にお役立てください!
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