食品雑貨本当にお買い得?
スーパーの思惑に乗せられているかも

日々の買い物で利用する店が決まってくるように、買い物の順番も決まっている人が多いかと思います。まずは必要なものからとか、鮮度の関係ない日用品からとか、その日の買い物の内容から決めることがあるかもしれません。

売り場の棚の配置には、スーパーの思惑が反映されているんです。
それさえ知っていれば、無駄にお財布のヒモを緩めることが防げるかもしれません。お買い物の前に是非ご覧ください。

食品雑貨左回りの陳列は
心地よく買い物できる

どこのスーパーへ行ってもだいたい商品の配置ってあまり変わりませんよね。ほとんどのスーパーは、左回りに買い物できるような棚の配置になっているんです。というのも『心臓は左胸にあるから、人は左回りだと心地よく買い物できる。陸上のトラックも左回り』という、深層心理に基いているから。中には、敷地や出入り口との関係で、チェーン店でも店舗によって右回りのお店もありますが、棚の並び順はほぼ同じです。

配置についても売り場の鉄則が2つあります。1つめは、買い物がスタートする入り口付近に、果物や野菜を配置すること。これは、季節感を視覚的に演出しやすく、購買意欲を刺激するためなんです。2つめは、鮮魚と精肉は店の奥に配置すること。共に鮮度命! なので、気温の変化が少なく、バックヤード(倉庫もしくは商品仕分けなどを行うところ)に近い場所に配置することが望ましいからなんです。

左回りに気持ちよく買い物をすると、スーパーの思惑通り、いらない物までなんとなく買ってしまうことがあるかもしれません。わざと右回りをしたら、無駄使いしないかも。

食品雑貨「エンド」と「突き出し」を狙え?
チラシの目玉は両端に集中

「エンドと突き出しにお買い得商品アリ!」という格言、 「スーパーの裏技」で紹介されがちなので、聞いたことがある人もいるかもしれません。ところで「エンド」と「突き出し」ってどの部分かご存じですか?


・エンド:陳列棚の端のこと。チラシの目玉商品など。ただし安いとは限らないので、値段を確認すること

・突き出し:通路から突き出して商品が並べられている場所。お店が早く売りたいものを陳列している



エンドと突き出しには、お買い得商品が置いてあると思っていませんか? 実際、目立つ値札があったり、POPがあったりしてお得な商品に見えますよね。そこがスーパーの狙いで『早く売りたい物』『季節感があるもの』を置くこともあるんです。例えば、夏だと麦茶やそうめんが、冬は鍋の素やポン酢が並んでいます。決してお買い得商品ばかりではないので、値段のチェックはしっかりして下さいね。

食品雑貨お得じゃないかも・・・・・・
島陳は店の推し商品

島陳(しまちん)とは、陳列棚以外の場所に作られた島のようなスペースのこと。わざわざスペースを設けるぐらいなのでお買い得商品と思いきや、そうではありません。並べる商品は完全に店舗の都合で、月ごとの重点商品です。例えば、プライベート・ブランド(PB)がある場合はPBの新商品だったり、問屋やメーカーさんが推してきたものを並べたりします。

違う系列のスーパーでも、同じ新商品が島陳に山積みになっているのを見たことがありませんか? その場合、『島陳コンテスト』が催されているかもしれません。『面白い陳列をしてたくさん新商品を売ってくれたら表彰します』というメーカーさんなどが主催するコンテストで、スーパーが入賞を狙って島陳の写真を送るんです。つまり、島陳されるのは問屋やメーカーさんが推してきた商品であり、必ずしも、お買い得とは限りません。島陳には大人の事情がいっぱいなので、手を伸ばす前に冷静な判断が必要です。


いかがでしたか? もしかしたらスーパーの思惑に乗せられて、無駄な買い物をしていた人もいたかもしれません。お馴染みのスーパーでは、普段から値段をチェックしていれば、突き出しや島陳に惑わされることもなくなるはず。突き出しや島陳はお買い得というイメージは捨てて、買い物の際は冷静な判断をして、お財布のヒモを安易に緩めないように気をつけましょう。