格安でも買いのデジタル家電はある?

格安でも買いのデジタル家電

デジタル家電はどうしても価格が高めですが、Amazonや楽天には「こんな値段で買えるの?」とびっくりするほど格安の製品もたくさん販売されています。

しかし、気になるのがその品質や性能。安いからと購入して失敗したくはないですよね。そこで、本音の家電ガイド『家電批評』がAmazonや楽天で低価格の製品は本当に買って良いものなのか徹底検証しました!

今回取り上げるのはPD充電に対応し、収納や携帯に便利な巻き取り式ケーブルです。

そもそも「PD対応」って?

ケーブルはコネクタの形状だけでなく、給電規格にもいくつか種類があります。現在もっとも高い給電パワーを誇っている規格が「USB Power Delivery」。これを略してUSB PDケーブルと呼ばれます。

Amazonや楽天で買うときは要注意!

PD対応充電とは

しかし、キーワードだけで検索するとPD対応ではないケーブルが多数ヒットするので注意が必要です。あやふやな表記などで判断せず、「PD対応」と明記されたものを選びましょう。

また、PD対応に加え、巻き取り式だとケーブルが邪魔にならず便利です。

PD対応巻き取りケーブル3製品を比較!

ということで、PD対応ケーブルのなかでも携帯性に優れた巻き取りタイプ3製品をピックアップ。充電出力と使い勝手を3製品で比較し、ベストの製品を探しました。

PD対応巻き取りケーブル3製品を比較

なお、充電出力値は、端末に流れ込もうとする電流や電圧の数値から、出力(充電効率)を算出しています。

それでは、テスト結果をおすすめ順に紹介します。

オウルテック「OWL-CBRKCC10-BKRE」

オウルテック「OWL-CBRKCC10-BKRE」

オウルテック
OWL-CBRKCC10-BKRE
実勢価格:2180円

コネクタ形状:USB Type-A (オス)-micro USB (オス)
ケーブル長:120cm
転送速度:最大480Mbps
規格:USB2.0規格準拠 最大2.4A

▼iPad pro11での検証結果
(V):15.11
(A):1.845
出力(W):27.9


▼Andoroidスマホ(AQUOS R2)での検証結果
(V):8.995
(A):1.136
出力(W):10.2


▼使い勝手の検証結果
4/5点


▼総合評価
A


3製品中、1位となったのはオウルテック「OWL-CBRKCC10-BKRE」でした。

オウルテック「OWL-CBRKCC10-BKRE」2

オウルテック(右)は、端子の根本部分に補強の樹脂パーツが取り付けられていて強度も十分です。他製品と比較しても、太さが違うことがわかります。

オウルテック「OWL-CBRKCC10-BKRE」3

巻き伸ばしもしやすく、長さが固定できる場所まで引き出すと『カチッ』と音がします。この機能が意外に便利です。なお、絡まる原因になるので、ケーブルは必ず両側から伸ばして使いましょう。

その他、2製品の検証結果は以下のとおりです。

krow「巻き取り式充電ケーブル」

krow「巻き取り式充電ケーブル」

krow
巻き取り式充電ケーブル
実勢価格:1460円

▼iPad pro11での検証結果
(V):15.05
(A):1.824
出力(W):27.5


▼Andoroidスマホ(AQUOS R2)での検証結果
(V):8.940
(A):1.150
出力(W):10.3


▼使い勝手の検証結果
3/5点

ECOTECT「充電ケーブル」

ECOTECT「充電ケーブル」

ECOTECT
充電ケーブル
実勢価格:998円

▼iPad pro11での検証結果
(V):15.06
(A):1.834
出力(W):27.6


▼Andoroidスマホ(AQUOS R2)での検証結果
(V):8.935
(A):1.143
出力(W):10.2


▼使い勝手の検証結果
2/5点

まとめ

PD対応巻き取りケーブル

以上、PD対応巻き取りケーブル3製品の紹介でした。

今回、専用チェッカーで測定したところ、充電出力はほぼ同じという結果に。よって、使い勝手に優れたオウルテックがベストとなりました。ただし、レビューでは「巻き取った状態でも意外に大きい」との声も多くあり、確かに男性の手のひらにやっと収まる大きさ。カバンの中でも存在感はあります。

気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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