AV機器 2020の総まとめ!最強コスパの家電&デジタル一挙公開

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コロナ禍に見舞われたこの一年間、ネットを疑う家電ガイド『家電批評』ではテストにテストを重ね、数々の掘り出しものを発見してきました。その中には、こんな時代だからこそ生まれたベストヒットアイテムも。

今回は、家電界隈をくまなく巡ってきた取材班が思わずうなった、性能も価格も譲らない注目製品を選りすぐってご紹介します。

AV機器 今年はこんなものがヒットしました

振り返ってみると、2020年3月の緊急事態宣言とともに、コロナ対策グッズが大注目となりました。また、巣ごもり需要で家電でもさまざまなモノが売れました。

今年はこんなものがヒットしました イメージ

▼パナソニック「ジアイーノ」
品薄になりプレミア化。空気清浄機の売り上げもUP。

▼パソコン・周辺機器
テレワーク需要でパソコンや周辺機器が売れ、Webカメラやヘッドセットは特に品薄に。

▼キッチン家電
外出自粛でキッチン家電人気に火がつきました。また感染予防の観点から、体温計やハンドソープの自動ディスペンサーなど非接触家電も人気に。

▼ドライブレコーダー
直接コロナとは関連しませんが、あおり運転の厳罰化で需要がさらに高まりました。

▼Nintendo Switch
大人気ソフト「あつまれ どうぶつの森」の発売に加えて、外出自粛の影響で、Nintendo Switchも大争奪戦に。

▼4Kテレビ
オリンピック需要が期待された4Kテレビですが、延期になっても巣篭もり需要で販売台数は好調。とくにハイセンスでは前年比200%を超える大ヒット。

そのほかにも、夏の猛暑でネッククーラーが売れたり、度重なる台風被害などで防災アイテムが売れるなど、ヒット商品を振り返ってみると今年一年の社会の動きが見えてくるようです。

AV機器 2020年はANCイヤホンが1万円ちょいで買えるように!

さて今回は、ANC搭載アクティブ・ノイキャン完全ワイヤレスイヤホンです。

ソニーの「WF-1000X」シリーズやアップルの「AIrPods Pro」など、これまでのANC完全ワイヤレスはノイズキャンセリング用チップを自主開発できるメーカーの専売特許だったこともあり、高価格帯が主流でした。ところが、米・クアルコムや中国のBestechnicなどが搭載の完全ワイレス向けのチップの販売を始め、イヤホンメーカーにとってANCを完全ワイヤレスに搭載するハードルが一気に下がりました。

その結果、2020年に入り1万円前後のANC対応完全ワイヤレスが登場。格安ノイキャン完全ワイヤレスイヤホンには、スマホメーカーも参戦しています。今回はおすすめの4製品を紹介します。

AV機器 1万円切りANCの代表格 MPOW「X3 ANC」

1万円切りANCの代表格 MPOW「X3 ANC」 イメージ

MPOW
X3 ANC
実勢価格:9880円

ANC完全ワイヤレスイヤホン
重量:約6g(イヤホン片耳) 再生時間:最大6時間(イヤホン単体・ANCオン)、最大7時間(イヤホン単体・ANCオフ)、最大24時間(充電ケース併用時) 充電時間:約2時間 Bluetooth規格:5.0 保護等級:IPX4

▼テスト結果
音質     :〇
ノイキャン効果:△
使い勝手   :◎


MPOW「X3 ANC」は、イヤホンの外側にノイズ測定用のマイクを配置するフィードフォワード方式のANCなのでノイキャンの効きは控えめですが、空調の音など軽めの音を消すには十分役に立ちます。

高音質ではありませんが、重低音にパワーがあるサウンドです。1万円以下でノイキャンつきの完全ワイヤレスを探している人にオススメします。

装着感は上々、しかも防滴仕様!

装着感は上々、しかも防滴仕様! イメージ

格安機ながら、イヤーチップはソフトとハードの2タイプ(各3サイズ)が付属。好みに合わせて選べます。

装着感は上々、しかも防滴仕様! イメージ2

凹みの部分がセンサーになっていて、タッチでひととおりの操作が可能。どこを押すかわかりやすく、誤操作しにくい点は◎です。

装着感は上々、しかも防滴仕様! イメージ3

急な雨にも耐えられる生活防水レベル(IPX4)の設計。汗をかくようなシーンでも問題なく使用できます。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

高級機に比べれば音質もノイキャンも一歩譲りますが、音楽リスニングに通用する実力は十分備えています

AV機器 臨場感のあるサウンド オッポ「OPPO Enco W51」

臨場感のあるサウンド オッポ「OPPO Enco W51」 イメージ

オッポ
OPPO Enco W51
実勢価格:1万4364円

ANC完全ワイヤレスイヤホン
重量:約3.95g(イヤホン単体)、約55.5g(充電ケース) 再生時間:最大約3.5時間(イヤホン単体・ANCオン)、最大約4時間(イヤホン単体・ANCオフ)、最大約24時間(充電ケース使用時) 充電時間:約80分 Bluetooth規格:5.0

▼テスト結果
音質     :〇
ノイキャン効果:◎
使い勝手   :〇


電車内の騒音や街中の雑踏で抜群の効果を発揮するオッポ「OPPO Enco W51」のANC性能は、とても1万円台の製品とは思えない性能。また、包み込まれるような臨場感のあるサウンドも見逃せません。マイク性能がよく、イヤーピースが豊富なのもポイントです。

臨場感のあるサウンド オッポ「OPPO Enco W51」 イメージ2

充電ケースの端子は今時の製品らしくUSB-C。さらにQi充電にも対応します。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

ほとんどの音に対してノイキャンが効く!

AV機器 派手めのサウンドが特徴 ファーウェイ「HUAWEI FreeBuds 3i」

派手めのサウンドが特徴 ファーウェイ「HUAWEI FreeBuds 3i」 イメージ

ファーウェイ
HUAWEI FreeBuds 3i
実勢価格:1万1336円

ANC完全ワイヤレスイヤホン
重量:約5.5g(イヤホン単体)、約51g(充電ケース) 再生時間:最大約3.5時間、最大14.5時間(充電ケース使用時) 充電時間:約1時間 Bluetooth規格:5.0

▼テスト結果
音質     :〇
ノイキャン効果:〇
使い勝手   :◎


ファーウェイ「HUAWEI FreeBuds 3i」は、音の情報量が豊富で、派手なサウンドが特徴です。低音のパワーも十分にあるので、洋楽などにとくに向いています。また、ノイズキャンセリング効果は電車内の騒音からエアコンの音まで、幅広く感じられます。

派手めのサウンドが特徴 ファーウェイ「HUAWEI FreeBuds 3i」 イメージ2

充電ケースは小ぶりですが、充電を満タンにしておけば最大で14.5時間再生できます。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

装着検知機能が付いているのは便利です

AV機器 アウトドアに最適 ドン・キホーテ「UNNOISE T1 ANC-TWS1」

アウトドアに最適 ドン・キホーテ「UNNOISE T1 ANC-TWS1」 イメージ

ドン・キホーテ
UNNOISE T1
ANC-TWS1
実勢価格:9878円

ANC完全ワイヤレスイヤホン
重量:約5.4g(イヤホン単体)、約49g(充電ケース込み) 再生時間:最大約6時間(イヤホン単体・ANCオン)、最大5.5時間(イヤホン単体・ANCオフ) 充電時間:約70分

▼テスト結果
音質     :×
ノイキャン効果:△
使い勝手   :〇


ドン・キホーテ「UNNOISE T1 ANC-TWS1」は、音質評価は残念でANCも「電車の走行音などでは効果を体感できた」(折原氏)程度でしたが、操作性はまずまず。IP56で防塵防水性能は高いので、アウトドアでちょっと音楽を聴く用に最適です。

アウトドアに最適 ドン・キホーテ「UNNOISE T1 ANC-TWS1」 イメージ2

耳の穴に入る部分が短いため、低音がどうしても抜けていってしまいます。

折原一也 氏
オーディオ&ビジュアルライター
折原一也 氏 のコメント

片側2ボタンで音量操作できる点は評価

以上、1万円前後で買える格安のANC搭載アクティブ・ノイキャン完全ワイヤレス4選でした!

オッポとファーウェイはイヤホンの内側と外側の両方にノイズ測定用のマイクを持つハイブリッド方式のANCを採用しており、価格は1万円を超えますが、ノイキャンの効きはMPOWを上回ります。コスパで選ぶならMPOW、ノイキャンならオッポとファーウェイという結果でした。

スマホメーカーは「使い勝手も上々」(折原氏)とのこと。安くて良いANCイヤホンを探しているなら、ぜひ検討してみてくださいね。

家電 『家電批評』2020年12月号

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家電批評
2020年12月号

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