2020年の総決算! ぜったい欲しくなる最新AV家電
外出する機会もめっきり減った今日この頃。家でゆっくり過ごすとなれば、この機会にAV家電類を充実させるのもいいかもしれません。
高画質4Kテレビや憧れのホームシアター、ハイスペックなオーディオ類などを導入すれば、自宅で心ゆくまで映画や音楽を楽しめます。
日々さまざまな最新家電を紹介している雑誌『家電批評』では、みなさんの物欲を刺激するAV新製品をピックアップ。2020年のAV家電大図鑑をお届けします!
サウンドバーってどんなもの?
薄型テレビのサウンドをもっと迫力のあるものにして、映像の世界にもっと浸りたい! そんな願いを叶えてくれるのが、テレビの前に設置するバータイプのスピーカー、サウンドバーです。
ネットを疑う家電購入ガイド『家電批評』では、1万円台の手ごろな機種からハイエンドモデルまで、全12機種をピックアップして、テレビ番組、映画、Bluetooth接続したスマホの音楽という3つの音源で音質を検証しました。
性能評価の方法
49インチの4Kテレビにサウンドバーを接続し、「地デジ放送」「プライム・ビデオの5.1ch 映画」「Bluetoothで聴く音楽」の3項目で音質を検証。各機種のサウンドモードや音質イコライザー(音質の補正や改善に使用する音響機器)も試聴しました。
同じ価格帯でも、音質がよいものと悪いものにかなり差がみられたのがビックリ。スペックだけでは実際の音質が分からないため、1回は視聴しなければ選べません。
今回は、検証した12製品の中から、高評価を得た6製品をご紹介します。
音が最高に気持ちいい! ホームシアターオーディオシステム SC-HTB900
パナソニック
ホームシアターオーディオシステム
SC-HTB900
実勢価格:8万8400円
サイズ・重量:本体:W1050×H78×D129mm・約6.0kg サブウーファー:W180×H408 ×306mm・約5.4kg
入力端子:HDMI×2 光デジタル音声入力
出力端子:HDM×1
▼評価結果
テレビ:8/10
映画 :8/10
音楽 :8/10
総合 :24/30
光デジタル :〇
HDMI :〇
イコライザー:〇
アプリ :〇
リモコン :〇
自動調整 :〇
パナソニック「ホームシアターオーディオシステム SC-HTB900」は、パナソニックの音響向けブランドであるテクニクスの高音質技術を投入した立体音響技術「ドルビーアトモス」対応のサウンドバー。人の声は厚みがあり、映像のBGMまでも抜群の立体感。映画では劇場級の再現性で、空気を振動させる重低音も強力です。
Bluetoothの音楽では、楽器はどこまでも生音らしく、低音のリズムの刻みに合わせて思わず体を揺らしてしまうほど。文句の付け所がない高音質です。
リモコン操作が可能で、本格的に音質を追い込めます。また、 HDMI接続ならテレビのリモコンとも連動させられます。
Wi-Fiを内蔵しており、スマホアプリからサブスクリプションの音楽を再生できます。
ベストバイに匹敵する実力! ソニー「HT-G700」
ソニー
HT-G700
実勢価格:5万6516円
▼評価結果
テレビ:7/10
映画 :8/10
音楽 :8/10
総合 :23/30
光デジタル :〇
HDMI :〇
イコライザー:〇
アプリ :〇
リモコン :〇
自動調整 :〇
ソニー「HT-G700」も立体音響技術「ドルビーアトモス」対応のハイエンドサウンドバー。地デジ放送でも映画のような音空間を作り、映画の立体感、奥行き感も優秀。Bluetoothの音楽はエネルギッシュで、現代的な楽曲向き。
まるで本格オーディオ ポークオーディオ「Signa S3」
ポークオーディオ
Signa S3
実勢価格:3万1063円
サイズ・重量:サウンドバー:W900×H55×D84mm・約 1.8kg サブウーファー:W171×H342×312mm・約5.2kg
入力 端子:HDMI×1 光デジタル音声入力 アナログAUX
▼評価結果
テレビ:7/10
映画 :7/10
音楽 :7/10
総合 :21/30
光デジタル :〇
HDMI :〇
イコライザー:〇
アプリ :×
リモコン :〇
自動調整 :×
ポークオーディオ「Signa S3」は、サラウンド非対応ですが、Hi-Fi(高再現性)オーディオのようなナチュラルな音質。派手さはありませんが、声や楽器の質感も再現でき、通好みの高音質となっています。
4位: 映画の迫力が倍増! ソニー「HT-S350」
ソニー
HT-S350
実勢価格:2万8282円
サイズ・重量:本体:W900×H64×D88mm・約6.0kg サブウーファー:W190×H382×390mm・約 7.8kg
出力端子:HDMI×1
入力端子:光デジタル音声入力
▼評価結果
テレビ:6/10
映画 :7/10
音楽 :5/10
総合 :18/30
光デジタル :〇
HDMI :〇
イコライザー:〇
アプリ :〇
リモコン :〇
自動調整 :〇
ソニー「HT-S350」は、テレビの声がクリアで音質調整の種類も豊富。映画はS-Force PROフロントサラウンド技術で移動感が優秀で、重低音もバッチリ聞こえます。Blutooth の音楽もバランスよく完成度が高いです。
サウンドバーの設置幅は約90cmと、49V型のテレビの横幅にほぼぴったり。サブウーファーはワイヤレスなので、設置場所は自由に選べます。
5位: 3Dサラウンドはオフに! ヤマハ「YAS-209」
ヤマハ
YAS-209
実勢価格:3万1063円
サイズ・重量:本体:W930×H62×D109mm・約2.7kg サブウーファー:W191×H420×4006mm・約7.9kg
入力端子:HDMI×1 光デジタル音声入力×1
▼評価結果
テレビ:6/10
映画 :7/10
音楽 :5/10
総合 :18/30
光デジタル :〇
HDMI :〇
イコライザー:〇
アプリ :〇
リモコン :〇
自動調整 :×
ヤマハ「YAS-209」は、テレビ用にはクリアボイス機能が有効で役者の声がハッキリ聞こえます。映画も臨場感はありますが、3Dサラウンドはエコーがかかりすぎで不自然なので、オフにしておくのがオススメ。
5位: 約1万円の音質とは思えない アンカー「Soundcore Infini」
アンカー
Soundcore Infini
実勢価格:1万999円
サイズ・重量:本体:W880×H56×D90mm・約2.9kg
▼評価結果
テレビ:6/10
映画 :7/10
音楽 :5/10
総合 :18/30
光デジタル :〇
HDMI :×
イコライザー:〇
アプリ :×
リモコン :〇
自動調整 :×
アンカー「Soundcore Infini」は、テレビの声も低音重視のリッチなサウンド。映画もパワフルな重低音で重厚さをカバー。ただHDMIの接続端子がないのは残念。
以上、音を大迫力にしてくれるサウンドバー6選でした。
手軽に臨場感のあるサウンドが楽しめるサウンドバーを導入して、テレビや映画、音楽を納得の高音質で堪能してみてはいかがでしょうか?
『家電批評』2020年11月号
家電批評
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