“高性能＝超大画面”は古い？高画質の小型有機ELが登場
コロナ禍で自宅で過ごすことが多くなり、コレを機に自宅のAV環境を見直したいという人も多いのではないでしょうか。そこで、雑誌『家電批評』が、いま買うべきオススメのAV家電を紹介していきたいと思います！
今回ピックアップしたのは、リビングの主役である薄型テレビです。
注目したい最新のトレンドは、東芝、ソニー、LGの3社が2020年モデルから相次ぎ投入した48V型有機ELテレビ。これまでのように大きすぎず、価格も20万円前後と狙える範囲になっています。
発光材料に有機物を使う有機ELテレビの映像表示は「自発光方式」。主な解像度は現在の4K液晶テレビと同じく、4K（3840×2160）です。4Kよりさらに上の8K（7680×4320）の開発も進められています。
▼「液晶」と「有機EL」の違いは？ 東芝レグザの3機種を比較した記事はこちら！
今回チェックするのは、2020年8月に発売されたパナソニック「格安4K液晶テレビ」の最新モデル。その実力、性能をレビューします！
画質、音質、画面UIなど全機能を性能評価しました
画質は地デジ、4K放送、UltraHD Blu-rayのスタンダードモードでテスト。音質、画面UI、リモコン操作、音声操作、レスポンスなど全機能をチェックしました。
なお、以下4項目を採点し総合点を算出しています。
画質：35点満点
機能性：30点満点
操作性：20点満点
音質：20点満点
TOTAL：105点
パナソニック「VIERA HX750シリーズ」
［55V型、45V型、43V型］
パナソニック
VIERA
HX750シリーズ
実勢価格：10万3200円（TH-49HX750）
サイズ：W1106×H701×D242mm
重量：約15kg（スタンド含む）
※検証モデル、スペックはTH-49HX750です
▼評価
- 画質: 26/35点
- 機能性: 28/30点
- 操作性: 17/20点
- 音質: 18/20点
- 合計: 89/105点
全録：×
ボイス：×
Wi-Fi：◎
配信：◎
番組表：○
視野角：○
パナソニック「HX750シリーズ」は、実売価格は少し高めですが、パナソニック版の格安液晶になります。
画質は明るさ重視で鮮やかさをプラス。やや画面のドットが見えやすい面もありますが、声のハッキリ聞こえるサウンドに立体音響とサウンドは高評価でした。
IPSパネル採用で格安クラスの中では安心して見られる
機能性：格安ながらIPSパネルで視野角問題ナシ！
パネルはIPS方式。横向きに角度を付けても色変化は少なく、ナナメからでも安心して見ることができます。
映像配信は上位機種と同等で、格安クラスのなかでは高レベル。Netflixの起動速度は1秒台、YouTubeアプリは1度目4秒、2度目以降0.8秒とネット動画のレスポンスも高速です。
「格安4K液晶テレビ」部門でHX750シリーズの順位は？
パナソニック「VIERA HZ1800シリーズ」は、最新４Kテレビのランキングの「４K格安液晶テレビ」部門では総合力で2位にランクインしました！ 惜しくもベストバイの入れ替わりとはなりませんでしたが、安定した実力を見せつけました。
以上、パナソニック「格安4K液晶テレビ」の最新モデルのレビューでした。格安モデルとはいえ、画質、音質、映像配信など上位機種に引けをとらない実力。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
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有機ELパネル製造元のLGによる供給スタートが理由です。